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2018年 06月 04日

愚かなるイ課長のカギ引き取り

過去、国内外で様々な愚行を繰り返してきた愚かなるバカモノ・イ課長。
しかし、今回またやってしまいました。タクシーにカギを落としてきて
しまったのでございます。

オフクロと乗ったタクシーを降りる時、「小銭あるかな?」ってんで
ポケットをごそごそやった時。あの時に落ちたのだ。もっと高さがあれば
「チャリン!」って音で気付いたはずだが、シートに滑り落ちたのは
気がつかんかった。どこまでバカなんだ。

幸い領収書をもらっていたことと、その領収書をオフクロが捨てずに持っててくれた
ことのおかげでタクシー会社や車番が判明し、電話したらその車番のドライバーに
すぐ連絡してくれて、同じ特徴のカギの忘れ物があることが判明。それに違いない。
「明日取りに行きます」というところまで話をつけた。それが昨夜の話。

さて、今日行ってきましたですよ。
二日連続で江戸から下総まで国境越え。疲れるぜ。
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バンコクの北バスターミナルに落とし物を探しに行ったのを思い出すなぁ。
あの時は愚かなる自分を罰するために、駅降りてからバスターミナルまで
炎天下を延々と歩いたっけ。普通の人はそんなことはしない。

今日も自分を罰した。
交通費を最小化するために岩本町まではセコく通勤定期を利用(笑)。
乗り換えが面倒?それが何だ。愚か者は苦しんで学習しろ。

十分想像されるように、タクシー会社の本部って交通至便な所にはない。
今回、カギを見つけてくれたタクシー会社は船橋駅から東武野田線に乗り換え、
三つめの馬込沢という駅から徒歩20分の場所。それも当然徒歩で行くのだ。

中学生ン時から社会人2年目くらいまで約10年間船橋市民だったイ課長だが
東武野田線に乗ったのは数えるほどしかない。何十年ぶりだろう。高校生の時に
柏から乗った時は単線だった記憶があるが・・・(今調べたら、イ課長が
社会人なりたての頃に複線化してたようだ)。
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馬込沢からはカンカン照りの田舎道をひたすら歩く。
田舎道ったって、ラオスの織物村まで歩いた時に比べりゃすごい都会の道だ。
ガンガン歩く。還暦近くてもイ課長は「健脚商売」なのである(笑)。
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実はこの時、手ぶらだった。ちょっとこれはオトナとして気がひける。
スムーズにカギを見つけてくれた乗務員さんや電話で対応してくれた担当者には
感謝したい。そこで、途中のコンビニで焼き菓子セットを購入。
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やれやれ。はい着きましたー。うわータクシーだらけだ、当たり前だが。
コンビニの買い物を含めて、ちょうど20分くらいだったかな。
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カギの受け渡しはモノの10分で終了。
タクシーはいっぱいいるけど、愚かなる自分への罰として、帰路も当然徒歩だ。
往路で道の感じはアタマに入ってるから気分的にはラク。ラオスに比べれば
都会的な田舎道をまたまた健脚商売。やたらモダンな交番があった。
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府中から京王線に乗ったのが12時39分。府中に戻ってきたのが5時ちょっと前。
その間ほとんど道草食わなかったから、往復4時間ちょっとかけて落としたカギを
取ってきたわけだ。長い道のりだった。

しかしカギをあのまま失ってたらオオゴトだった。
カギを見つけてくれた乗務員の方、電話ですぐドライバーと連絡をとってくれた方、
そして領収書を捨てずにいてくれたオフクロにはこの場を借りて改めて御礼を
申し上げるイ課長なのである。

 

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by tohoiwanya | 2018-06-04 00:06 | 日本での私生活 | Comments(0)
2018年 02月 21日

愚かなるイ課長の(軽度の)ドジ

知識と経験は人生の財産であり、ヒトが行動する時の重要な判断指標になる。もちろん
旅行でもそうだ。初めてで右も左もわからない状態と、「ここは来たことがある」という
経験と知識を有した状態とでは、ミスを犯す確率は雲泥の差がある・・・はずだ。

だがしかし、時として知識と経験がヒトを間違った判断に導くこともある。
本日はそういう教訓を含んだ、極めて教育的な話をしたい(笑)。ミャンマーではなく
バンコクでの話。

昔、バンコク観光の鉄板三大スポットとして以下の3つを挙げたことがある。

 ①ワット・プラケオと王宮
 ②ワット・ポー
 ③ワット・アルン

②は2013年、①は2015年に征服した。で、未踏の③を今回見に行こうと思ったわけ。
4年がかりの3カ所制覇。市内観光ツアーなら半日で3つ回れるのに(笑)。

①②③はわりと固まって立地してて、チャオプラヤ川を船で行き、Tar Tienっていう
停泊所で降りるのが近い。それは知ってた。何せ①②は行ったことあるんだから。
イ課長には知識と経験があるの。わかってんの。

ただし、Tar Tien停泊所は川の東岸なので、①②は船を降りたらそのまま歩いて行けるけど、
川の西側にある③だけは別の渡し船に乗り換える必要がある。その辺も重々承知してた。
知識と経験があるんだってば。
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ところが当日、船に乗ると意外なことに船はいきなりワット・アルン側の西岸に停まった。
ありゃ?ワット・アルンを見る観光客が多いんで、コッチ側にも臨時停車・・いや停船か?
いずれにしても、1回渡し船に乗る手間が省けるのはありがたい。

で、ワット・アルンをたっぷり見学して(それについてはいずれ書く)、さて帰路。
帰りは本来の停泊所がある向こう岸まで、渡し船に乗った。船賃は3.5バーツ。
約12円くらいか。5分もありゃ着く。ただし乗るまでにはけっこう並んだ。
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で、向こう岸。再びチャオプラヤ・エクスプレスで川を下って・・と、ここで初めて
イ課長は「あれ?」と思った。船を待つ乗客が一人もいないんだよ。いつもは観光客で
混み合ってるはずの停船所がない。おかしーな?最低限の知能を有する人ならここで
気が付いただろう。だが愚かすぎるイ課長は「ひょっとすると・・?」と疑ってみる
ことさえしなかった。「停船所は東岸」という知識と経験に支配されてたのだ。
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奥の土産物屋のオバさんに「サパーン・タクシンに行く船は?」と聞いてみた。
すると「そっち、そっち」と川の方を指してジェスチャーで教えてくれる。そうだよねぇ?
この川っぺりに停船所があるんだよねぇ?しかし何度探しても見つからない。依然として
ひょっとすると・・?」とは考えてもみないオオバカモノ。

すると、ある英語の看板が目にとまった。コトここに至ってはじめてイ課長は気付いた。
えええ?そ、そういうことだったの???!!
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Tar Tien停泊所、閉まってんの?!チャオプラヤ・エクスプレスはワット・アルン側から
乗らなきゃイカンのかよ。道理で・・・往路の船が向こう側に停まった理由がやっとわかった。
あれは「臨時停船」だと決めてかかってたが、そうじゃなかったんだ。うわーイ課長バッカでー。
乗らなくていい渡し船に乗って、来なくていいコッチ岸にわざわざ移動してきたなんて・・。

しょうがない。再び渡し船に乗り、西岸に戻る。往復の渡し船代は完全なムダ。
ま、そりゃ往復で7バーツ(25円くらい)ではあるけどさぁ・・。
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船の上でイ課長は考えたよ。さっきの土産物屋のオバさんのジェスチャーのことを、だ。
あれは「そっち、そっち」じゃなく、「向こう岸、向こう岸」って教えてくれてたんだな。
だが「停船所は東側」と思い込んでるイ課長にはそのジェスチャーも読み取れなかった。

ニンゲン、多少は知識と経験を疑ってかかる姿勢、「以前と同じとは限らないぞ」という
柔軟な視点を忘れてはイカンという教訓ですな。知識と経験だけに頼って行動してると、
時にはこういう落とし穴に落ちる。

チャオプラヤ・エクスプレスの Tar Tien 停船所。ガイドブック等の地図ではおそらく
川の東側に停船所が描かれてるんじゃないかと思う。しかし昨年8月時点では停船所は
従来とは反対側の西岸に移動です。現在もまだその状態が続いてる可能性は十分あります。
これからバンコクに行く方はご注意いただきたい。
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「ワット・アルン行くには東岸で降りて渡し船だろ?そのくらい知ってら~い♪」という
知識と経験の奴隷となったイ課長は、大変キマリの悪い思いで、さっき降りたばかりの
渡し船に再び乗らなければならなかったのである。てやんでぃ。大ぇしたことじゃねぇ!
こんな小っちぇドジが怖くて一人旅が出来るかってんでぃ!・・・と自分を慰めながら。

 

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by tohoiwanya | 2018-02-21 00:01 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(2)
2017年 11月 15日

愚かなるイ課長のホテル予約

11月下旬にまた出張することになった。今度は大阪。しかしアポはまた午前中。
当日行っても間に合わないから、今度も大阪に前泊が必要だ。

大阪のホテル予約となると、名古屋みたいなわけにはいかない。とにかく混んでるからね。
2015年に泊まった時も市内は全然ダメで、甲子園だの堺だの、周辺都市に泊まるしかなかった。
外人観光客ひしめく大阪でホテル予約が極めて困難なのは承知しておる。とりあえず宿泊まで
あと10日以上ある。早めにホテルだけは予約しておかねヴァ。

国内出張ではいつも「じゃらん」を利用してるんだけど、じゃらんだと大阪市内のホテルは
厳しいかもなぁ・・カプセルホテルか、1泊2万円なんてホテルばっか表示されて困った経験がある
イ課長としては、「じゃらんだと、今回もダメかも」という先入観があった。

この際、海外ホテル検索で愛用してるBooking.comで大阪のホテルを捜してみっか。
このサイトで国内ホテルを予約したことはないが、検索してみたことは数度ある。
翌朝の移動を考えれば天王寺・阿部野橋あたりのホテルにしたいのだが・・どうかな?

お?天王寺駅前のアパホテルが2万円のところ8,500というキョーイの割引。ほんま?
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ここは来日観光客ブームになる前に泊まったことがある。部屋は9㎡というキョーイの狭さだが
この際そんなこと言っとれん。しかも喫煙部屋20,000円が8,500円という超割引ときた。イ課長も
Booking.comでは今や「フリークエント・トラベラー」。ヘビーユーザーだから優遇して割引物件を
紹介してくれたのか?さっそくサクサクと予約した。Booking.com、さすがだぜ。

宿を確保してホッとしたところで、「じゃらん」では同じアパホテルがいくらか調べてみた。
昨今の外国人旅行者景気でアパホテルも1万、2万なんて超強気の価格設定らしいから、
本当にシングルで2万円くらいするのかも・・・。
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   え?・・・7,870円?!

うっそ。Booking.comより安いやん。これはちょっとマズい。
出張である以上、会社経費による宿泊だ。いちいちチェックされることはないけど、
同じホテルがより安く泊まれるとなったら、やっぱそっちから予約しないとなぁ・・。

しょうがないので、さっき予約したばかりのBooking.comの方をキャンセルし、改めて
じゃらんの方から予約しなおした。もちろん同じ日付、同じ9㎡の部屋で、サクサクと
予約が進行すると、やがてじゃらんの画面に表示された金額は・・・。

  シングルルーム 9㎡ 8,500円

ここで初めてイ課長は自分の愚かさに気づいた。
念のため、デスクの引き出しから電卓を取り出して計算してみた。
  
  7,870×1.08(消費税)=8,499.6


 
おんなじやんか!!


ああああ、お前は何てドジでバカで間抜けでオッペケペーなんだイ課長。
自分で以前にこんな記事まで書いておきながら、自分で引っかかるなんて!ヴァカーッ!!

まぁ同じ値段なんだし、また予約し直すのも面倒だから、そのままにした。
しかし同じ値段なのにキャンセルしてしまったBooking.com殿にはまこと申し訳ないことを致した。
面目次第もござらぬ。愚か者がしでかした不始末と思って、なにとぞお見逃しのほどを・・。

 

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by tohoiwanya | 2017-11-15 00:18 | 国内出張・旅行 | Comments(4)
2017年 06月 18日

夫婦間の相互補完的関係について

大聖堂の続きの前にもう一つ小ネタを。
何かの論文みたいな標題だが、内容はごくクダラナい記事であることを最初におことわしておく。

1991年3月に新婚旅行で訪れたロンドンを、2016年6月の銀婚旅行で再訪した今回。
ロンドンは91年当時とかなり変わったわけだけど、それ以上に変わったのは人間の方、
つまりトホ妻とイ課長の年齢と肉体だ(笑)。25年という年月はバカ夫婦の肉体をも
容赦なく衰えさせる。

旅先で最も重要な身体機能の一つは歩くことで、これだけは幸いなことに二人とも
まぁ何とかなってる。だが足腰以外となるとだいぶ怪しくなったのは否定できない。
たとえば脳機能の方で極めて重要な記憶力や認識能力はどうか?
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ロンドン到着早々、こんなことがあった。
空港からヒースロー・エクスプレスに乗ってパディントン駅に無事到着。あとはホテルまで
歩けばいいわけだが、その前にネット予約した鉄道切符の発券を済ませておきたかった。

カバンから予約確認書類を取り出し、機械にクレジットカード入れて所定のコードを入力・・
あれ、うまくいかない・・コードがおかしいんじゃないの?ヘンだな、ちょっとこれ持ってて。
もう一度・・あれ?またダメ。この機械壊れてんじゃねぇ?向こうの機械でやってみよう。

もう一度機械にクレジッ・・・・・あれ?て、定期入れは?
ねぇ定期入れどうした?さっき渡したよね?え?持ってない?いやだってさっきこれ持っててって・・
ええ?渡されてない?そんなヴァカな。だってオレのズボンのポケットにはないぜ?えええ?
も、もしかしてスラれた?えええええ??!!

真っ青になってズボンのポケットやらカバンやら地面やら探したけどないものはない。
ロンドン到着早々クレジットカード入り定期入れをスラれたわけ?うわーもう目の前真っ暗。
だが1分後に定期入れはイ課長の尻ポケットでも左右のポケットでもカバンでもなく、
太もものポケット(カーゴパンツだったのだ)から発見された。

そりゃね、確かに大事には至らなかったけどね、こういうことがあると「オレのアタマじゃもう
自力で海外旅行なんてムリなんじゃ・・」と悲観したくもなる。バカだバカだとは思っていたが、
ここまでバカだったのかオレわ!!ただでさえ乏しい自信をますます喪失するぜ。
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トホ妻はトホ妻でやはり衰えは隠せない。ヤツの場合、大きな問題になるのは「目」だな。
目が悪くなって(さらに、いちいちカバンからメガネを取り出すのが面倒で)、何か読む時は
イ課長を「自分の目代わり」にしたがる。亭主を盲導犬か読書用ルーペと思ってるらしい。

たとえばノドが乾いたから水がほしいとトホ妻がいう。
近くにあった店でボトル入りの水を買おうとするけど、水の種類っていっぱいあるじゃん?
するとこういうことになるのだ。

こっちは・・えー・・・スティルウォーターって書いてある。これは?・・何も書いてないな
この辺のヤツは?
これは・・・ああ、ガスって書いてある。ガス入り・・・こっちは・・うーん・・ガスかな?
これは?
えー?(めんど臭ぇなぁ) ・・うーん・・・書いてない・・わかんない
炭酸じゃないのが欲しいのよ、さっきアナタがスティルウォーターって言ったヤツ、どれ?
どれって・・その辺だったよ、自分で選びゃいいじゃん自分で飲むんだから!
読めないんだからしょうがないでしょ、どれ?さっきスティルウォーターっていったヤツ!!

といった具合に、初老夫婦の慈愛に満ちたやりとりがソコここで繰り返されることになる。

今回の銀婚旅行では大聖堂の日とかグリニッジ観光とか、イ課長の好みが優先された見学先も
多少あったけど、昔だったらそういう時トホ妻は別行動で自分の行きたいところに一人で行っただろう。
だが今回、トホ妻は旅行中すべてイ課長に帯同した。そうなった理由の一つは明らかにトホ妻の
「視力不安」にあると推察される。ブルーベリーでもバカ食いさせるか。
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トホ妻の視力問題に関してはイ課長が補完的機能を果たしているのは間違いない。
イ課長の記憶力(ないし行動認識力?)問題はトホ妻がいるおかげで助かってるというブブンは
今回はあまりなかったけど、過去にはある。

大昔にイスタンブールで、やはり定期入れ紛失(なぜオレはよくなくすのだ?)騒ぎになった時
「ベッドとベッドの間に落ちたのでは?」とトホ妻が指摘し、ベッドを動かしてみたらホントに
落ちてたなんてことがあったのだ。少なくとも探し物の能力についてはイ課長よりトホ妻の方が
高い(この能力、イ課長は病的に低い)。そして、イ課長はモノをよくなくす。そういう意味では
トホ妻もイ課長の「ダメな機能」を補完しているといえるだろう。

まぁ相互補完くらいだったらまだいい。「支え合う初老夫婦」と言っていえなくもない。
しかしこれが「相互看病する老夫婦」とか、「相互介護する後期高齢者夫婦」になると
もう海外旅行どころじゃない。ま、いずれはそうなるわけだが・・。

とりあえず当面の問題は8月の旅行だよ。
視力はまだ大丈夫だけど、よくモノをなくしたり、しまった場所を忘れちまう初老男の一人旅。
相互補完してくれる相手のいない旅。果たして無事に帰ってこられるのであろうか?

 

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by tohoiwanya | 2017-06-18 00:39 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(4)
2017年 01月 13日

ドイステープに登るには

さてだ。
激走ソンテウを降りた乗客たちは駐車場で一時解散・・といってもどうせ全員ドイステープに
行くに決まってんだけどさ。
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だがここでイ課長は間違えた。チェンマイに行こうが火星に行こうがバカはバカなのである。
ドイステープが駐車場からさらに高いところにあるっていうのは想像ついたんだけど、
どこからどうやって登るのかよくわかんなくて、ウロウロしちゃったんだよね。

これが登り口?いやこれはあの金色の巨大お坊さん像を見るための階段っぽいよな?人も少ないし。
じゃ、ドイステープに登る階段はどこなの?どうもよくわからない。
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しょうがないから、いかにもこれからドイステープに行くという風情の 欧米人の後をついてった。
すると彼らはまず入場券とケーブルカーのチケットを買ってるではないか。え?あ、そうなの?
何だかわかんないけど、登り方を知らないイ課長も同じようにチケットを2種類買ってついていく。
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ははー。これがケーブルカーね。なるほど。ふーむ。意外に近代的なんだねぇ。
オラまたてっきり、金毘羅様みたいに階段をヒイハアいいながら登るんだと思ってただに。
写真じゃ水平に(もしくは垂直に)見えるだろうけど、これ、実はナナメの斜坑なのだ。
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はーい。頂上に着きました。そんなに長い距離じゃなく、アッという間に着いた。
さて、これからいよいよキラビヤかなドイステープの本体に進撃するわけだが、どっから入るんだ?
上に行っても再びウロウロするバカ男。
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するとどうよ。ちゃんと地上からの階段あるじゃん!!
えーー?じゃナニ?さっきのケーブルカーはもしかして足腰の弱いジイサマ&バアサマ向け?
くぁー!みっともねぇ。そんなモノに乗るために20バーツも無駄遣いしちまったぜ。階段があるなら
徒歩で登ったのに!バカタレ!自分!(そこまで騒ぐなよ、60円なんだからさー)
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この階段の入口、どこにあったんだろ?気が付かなかったなぁ・・段数としちゃ大したことなさそう。
ルアンパバーンのプーシーの丘よりラクなんじゃないか?みなさん、ドイステープに行ったら
足腰の丈夫な方は階段でいきましょう。ケーブルカーで行くなんて達成感がなくてつまらん。

さて、階段見落としミスはいいとして、ドイステープの本体はどこからドウ行けばいいのか?
と思ってると、何やら大量の靴が脱ぎ棄てられた場所がある。どうやらここから先は屋外ではあるけど
お堂ってことになるようで、土足厳禁みたいだ。イ課長も靴を脱ぐ。脱いだ自分の靴が盗まれるのを
心配する様子の人は誰もいないから、イ課長も心配するのはやめた。
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おっとーーー。さっそく出ました。
ドイステープといやぁ、お約束で出てくるのがこのピカピカ輝く黄金の仏塔。眩しすぎる。
全てのタイ人が「チェンマイに行ったら一度はお参りしたい」と思っている由緒ただしきドイステープに
ようやくイ課長も来たわけだ。長生きはするもんじゃのう。
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ここは何しろどこを見てもキラキラ・ピカピカの場所なんだけど、
登ってくるだけでだいぶ長くなったから、詳細なご紹介は次回だ(ヲマエなぁ~~また続き物かい)。


 

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by tohoiwanya | 2017-01-13 00:04 | 2015.09 ラオス・タイ旅行 | Comments(2)
2016年 05月 18日

スワンナプーム空港の危険なワナ

ついでだからこの話も書いておこう。時系列的には前回記事の続きといっていい。
ANAさんに乗って無事到着したバンコク・スワンナプーム空港での話。

この空港も2012年インド出張の乗り換え以来、何度か利用した。
どんな感じの空港かも大体わかってる・・はずだった。だがイ課長はこの空港で危うくヘンな飛行機に
乗りそうになったのだ。それはスワンナプーム空港のあるシステムに起因する。
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ANA機を降り、まず真っ先に立体版乳海撹拌を心ゆくまで鑑賞したイ課長。
まだ時間はたっぷり余ってるが、まぁとりあえずヴィエンチャン行きが何番ゲートから出るか
確認しておかなきゃ。イ課長が乗るのは9:45発のバンコク・エアウェイズのヴィエンチャン行き。
フライトNo.はPG943だったのである。

んんーーーー?
9:45発バンコク・エアウェイズは確かにある。しかし羽田行きのわけないし、フライトNo.も違う。
9:45発のヴィエンチャン行きもあるけど、エティハド航空なんて関係なさすぎだ。
イ課長の乗るヴィエンチャン行きはドレなのだ?
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あ?もしかして9:35分発っていうコレ?出発が10分早まったのか?ラオ・エアラインの表示だけど、
バンコク・エアウェイズがラオ・エアラインと共同運航してるっていうのはあり得る話だ。
そこで9:35発ヴエンチャン行きが出るっていうD8Aのゲートそばで待つことにした。
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しばらく待ったら搭乗ゲートに係員が現れた。一応念のために確認しておくか。
ボーディングパスを見せて「私が乗るのはこのヒコウキであろうか?」と聞くと、首をヨコに振るではないか。
えッ?違うの?だって、それらしきフライトっつうたらこれくらいしか・・・スワンナプーム空港から
ヴィエンチャン行きの朝の便が3つも4つもあるとは思えないんだが。

またモニターの前に行ってヴィエンチャン行きを捜してみた。
コトここに至って、イ課長は「スワンナプーム空港の危険なワナ」にようやく気付いたのである。
この空港の出発案内モニター、一つのフライトをコードシェアしてる全航空会社のフライト情報を
律儀にぜ〜んぶ表示するのだ。しかも英語とタイ語、交互に。

仮にアナタがA、B、C3社の共同運航による東京行きの便に乗りたいとする。だがアナタの持ってる
チケットにはA社のロゴとフライトNo.しか印刷されてない(イ課長のチケットもそうだった)としよう。
つまりアナタは自分が乗る便がコードシェア便かどうか知らないわけだ。

スワンナプーム空港のモニターはどうやらこういう順序で表示されるみたいなんだよね。

①A社ロゴとA社フライトNo、行き先TOKYO ⇒ ②A社ロゴとA社フライトNo、行き先โตเกียว
③B社ロゴとB社フライトNo、行き先TOKYO ⇒ ④B社ロゴとB社フライトNo、行き先โตเกียว
⑤C社ロゴとC社フライトNo、行き先TOKYO ⇒ ⑥C社ロゴとC社フライトNo、行き先โตเกียว


②④⑥は表示としてほとんど意味を持たない。行き先が解読できないんだから(笑)。
頼りは①③⑤だが、③と⑤に別の航空会社+別のフライトNoが表示されるから、見る者はここで
「自分の乗る便とは違う」という勘違いのワナにはまるんだよ。アナタがモニターを見た瞬間に運良く
①が表示されてれば正しい情報を取得することができるけど、それにはけっこう幸運を必要とする。

上記①〜⑥の表示が5秒間ずつ表示されるとしよう(実際もたぶんそんなもんだった)。
そうすると一回りするのに30秒。その間アナタが正しい情報を得ることができるのは5秒間だけ。
残り25秒間は行き先が読めないか、異なるエアライン&フライトNo.表示か、その両方か、だ。

イ課長の場合、さっき見たエティハド航空のEY 7714っていうのが、自分の乗るべき便だったわけだが
そんなのわかんねぇよー。こっちはバンコク・エアウェイズがエティハドとコードシェアしてることすら
知らないで、Bangkok AirwaysのPG 943だけ探してるんだから。だがこの空港の案内モニターでは
自分が探してるフライトの表示をイッパツで運良く目にする確率はかなり低い。

実際にはイ課長が乗るべきヴィエンチャン行きはエールフランスともコードシェアしてたみたいなのだ。
ほら、エールフランスのロゴも表示されてる。当然フライトNoもまた異なる。3社共同運行だから上に書いた
6パターンの表示ってことになる(他にもコードシェアしてたのかもしれない)。
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まぁ要するに変化するモニターの表示を気長にじぃ〜〜ッと見てればいいってことなんだけど、
世の中気の長い乗客ばかりではない。イ課長みたいにセッカチなヤツだって多い。

昨今は複数エアラインによるコードシェアなんてごくありふれてる。
成田もこんな表示方法だったのかもしれないけど、自国語表示が日本語だから問題なかったと思われる。
欧米の空港の場合、自国語表示でもアルファベットだから、さほど問題を感じなかったと思われる。
だがスワンナプーム空港みたいに自国語表示がまるっきり読めないとワナにハマる危険性は高まる。
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しかしこのコードシェア=共同運航ってのもクセモノだよねぇ。
たとえばフランクフルト行きの便がANAとルフトの共同運航なんていうのはよくあるパターンで
イ課長も何度も乗った。発着地それぞれの航空会社同士の共同運航っていうのは想定しやすい。
これがアダとなってイ課長はラオ・エアラインとのコードシェアなんだと思っちまったわけだが。

よりによってバンコク〜ヴィエンチャン間のフライトでエールフランスとエティハドですかぁ?
まぁラオスは旧フランス植民地だからエールフランスが一枚噛んでるってことなのかもしれんが、
エティハドに至ってはもうムリっす。意外な相手すぎる(笑)。しかもこっちは自分の乗る便が
コードシェアかどうかすら知らんときた。間違えやすいよ、これは。

とりあえず、スワンナプーム空港で出発便モニターを確認する時は、少し・・いや、かなーり気を長くして、
じーーッとモニターを眺め続けた方がよろしいのではないかと思うのである。老婆心ながら。

 
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by tohoiwanya | 2016-05-18 00:22 | 2015.09 ラオス・タイ旅行 | Comments(2)
2016年 04月 08日

愚かなるドジの後始末 その2

警官詰め所をあきらめたイ課長は仕方なくインフォメーションカウンターの方に行って、
そこにいた若い男性係員にイ課長が何を探しているのか、ヘボ英語で説明し始めた。
彼もイ課長と同程度の英語レベルだったようで、そのおかげでコミュニケーションは
意外に良好で(笑)、イ課長の言いたい主旨は伝わった。
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もう一つ幸いだったのは、この時イ課長がシェムリアップで予約した時のバスのチケットを
まだ持ってたことだ。ここに書かれてることの多くがタイ語みたいで、これを見せながら
シェムリアップからバンコクに昨日着いたと言えば、対象となる国境越えバスは一つしかないから
相手も状況を把握しやすかったんだと思う。
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若い男性係員はかなり長い時間をかけてどこかに電話をしていた。
そこからかなり長い時間待たされると、今度はすごく太ったオバさん職員が現れた。
体格からして明らかにエラい責任者っぽい(笑)。再び彼女に状況を説明したわけだけど、
すでに状況を飲み込んだ若い男性係員がタイ語で補足してくれるし(意味はわからんが)、
さっきも言ったようにチケットの現物があるから、彼女も意外にスムーズに状況を理解してくれた。

ここから彼女はそこにあった電話で、さらに自分の携帯も使ってあちこちに電話し始めた。
どうやら国境越えバスの運行会社、さらにイ課長が予約したシェムリアップのナタカン旅行社にも
電話していたと思われる。いやーこんなに一生懸命捜索してくれるとは思わなかったなー。
携帯電話代だってかかるだろうに・・いろいろご面倒をおかけしてしまいまして・・・。
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この太ったオバさん責任者、あまり英語が得意でないようで、電話の途中で時々イ課長に
質問するんだけど、タイ語で聞いてくる。そうなるとこんどはイ課長がわからない。

すると何と、そばの窓口でたまたまバスのチケットを買おうとしていた見知らぬタイのご婦人が
見かねて通訳してくれた。英語の上手な人のようだ。太った女性責任者、たまたま通訳になったご婦人、
そしてイ課長による3人のやり取りはこんな感じ。

責「(携帯で話しながらイ課長に)กระเป๋าที่คุณจะต้องนำเงินคือสิ่งที่ไม่มีรูปแบบ?」
婦「(英語で)あなたがお金を入れていた財布はどのようなものでしたか?」
イ「(英語で)あー財布ではありません。エンヴェロープ(封筒)です」
婦「おー...ในขณะที่เขาได้นำเงินในซองจดหมายมากกว่ากระเป๋าสตางค์」
責「(携帯で話してる相手に)และฉันซองมากกว่ากระเป๋าสตางค์」

こんな調子だから一つの質問&確認にも時間がかかる。
太った女性責任者は粘り強くあちこちに携帯で問い合わせてくれるし、たまたま居合わせたために
通訳を強いられたご婦人も「あんまり時間がないんだけど・・」と言いながらもギリギリまで
イ課長をなんとか助けようとしてくれた。あーなんてイイ人たちなんだろう。

ここに来たときは自己処罰、ヤルだけのことはヤレ、という半分ヤケクソ的な気分だったけど、
こうやって何人ものタイ人の善意に接して、スサんでいたイ課長の心がだんだん軽くなっていく。

この太った女性責任者は結局バス会社だのシェムリアップだの、あちこちに長電話してくれて、
ナンだカンだで軽く1時間くらいイ課長のために尽力してくれた。
そして最後にとうとう彼女は首を振って言った。

「見つからないわ」

オーケー。わかった。ありがとう。
インフォメーションにいた若い男性係員に話をしてから、すでに2時間くらい経過したはずだ。
イ課長としてヤルだけのことはやったし、アナタがたはそれ以上にやってくれた。落し物をした
バカな外人・イ課長のためにだ。本当にありがとう。サンキュー。コープクンカッ(プ)。

万一お金が出てきた場合に備えてイ課長の携帯番号を教えたけど、もう金は完全に諦めがついた。
でも記念?のために、最初イ課長に対応してくれたインフォメーションの若い男性係員と、あちこちに
問い合わせてくれた女性責任者の写真は欲しい(残念ながら通訳をしてくれたご婦人はすでに
バスに乗るために去ってしまっていたのだ)。そこで頼んでみたらニッコリOKしてくれた。
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イ課長はこの二人の名前を知らない。メールアドレスとかも聞かなかったから、残念ながら
写真を送ることもできない。この場を借りて深い感謝とともに掲載させていただきます。
สองพนักงานของสถานีขนส่งสายเหนือขอขอบคุณเป็นอย่างมาก

前にも書いたけど、この後、複雑な通路を通って最初に来た市バス乗り場に戻ったら、さっき
警察の前まで案内してくれたオッサンに再会したわけだ。手を上げて彼と挨拶を交わしたときは
イ課長のスサンでた気分もだいぶ回復したよ。お金は見つからないけど、タイ人の善意には
たっぷり接することができた。何度も言うけど、どうもありがとうタイのみなさん。
最初は自己処罰のつもりだったけど、あのバスターミナルに行って良かったなぁと今でも思っている
イ課長なのである。ขอบคุณมาก!

 
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by tohoiwanya | 2016-04-08 00:08 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
2016年 04月 05日

愚かなるドジの後始末 その1

これは前回記事の後日談にあたる話なんだけど、この後始末はバンコクにおいて特に忘れがたい
出来事でもあるので、ぜひ書いておきたい。

金をなくしたとわかった時は ⇒慌てふためいてひたすら探す ⇒見つからずボーゼンとメシ食い
⇒海外キャッシングによるリカバリー という展開で終わった。

それでも翌朝目覚めた時のイ課長の気分はスガスガしいものとはいえなかった。
そりゃまぁ一応バンコクであれこれ観光活動できる程度のバーツ現金は確保した。
しかしあの落し物をどうするのだ?ほっとくのか?10万円分くらいの外貨が入ってんだぞ?

国境越えバスの車内でなくしたことは確実なんだから、バスを降りた北バスターミナルまで行って、
警察に届けるなりナンなりしろよ。ひょっとすると誰か拾って落し物として届けてくれてるかもしれんだろ。
その時、落とし主がいなきゃ逆に問題だ。とりあえず行くだけは行って、警察に届けろ。


正義の声がそう言った。言ってることは正しい。外国でそんなことするのって、むかぁ~し台湾で
定期入れを落として以来だけど、やっぱやらないわけにはいかないよな。しかし一方で悪の声も聞こえた。
しかもこの時の悪の言い分にはけっこう説得力があったんだよ。

誰かが拾って届けてくれるぅ?出てくるわけねぇじゃん!ここは日本じゃない、東南アジアだぜ?
大体北バスターミナルって、昨日バス降りた時もタクシー使ったくらい、ドえらく不便な場所だろ?
あんな不便なとこに行って貴重な一日をムダにするより、落とした金のことはスッパリ忘れて遊ぼうぜ?
とりあえずタイバーツの現金は確保できたんだからさぁ。


うーむ、なんという強烈な誘惑。「もういいや」と思ってバンコク観光するかって気になってくる。
貧しいカンボジア人(もしくはタイ人)がアレを拾って警察に届ける可能性なんて、おそらく
ニュートリノより小さいはずだ。行くだけ無駄だろうなぁ・・・さてどうすっかなぁ・・?

結論から言うと、イ課長はやはり北バスターミナルに行くことにした。
「落し物として届けられてる」という可能性に期待したわけではない。大枚入った現金封筒をなくすという
大失態を犯した自分を罰するために行ったという方が近い。セルフ・パニッシュメント。自虐の詩。
ダメでもナンでもとにかくやるだけのことはやってからあきらめろ。バカモノめが。

自己処罰である以上、メトロを降りたあとは不便なバスターミナルまでひたすら歩いた。
処罰なんだから歩くのが当然だろ!タクシーだぁ?ゼイタク言うんじゃねぇ!(ピシーッ!!)
セルフ灼熱地獄の刑。逆八甲田山。いやーーーホント暑かったんだよ、この時は。
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休むべき日陰もあんまりない道をひたすら歩く。ホコリっぽい道を大型ダンプやバスが行きかう。
汗でびっしょり濡れたところにホコリをたっぷり浴びるから、落語の「船徳」に出てくるセリフじゃないけど
ほとんど「人間の安倍川モチ」状態。ヲラ文句言ってねぇで歩けイ課長!
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この道路ってのがさぁ、まるっきり人間フレンドリーじゃなくて、そこらじゅう工事やってる上に
向こう側に渡る信号とか横断歩道みたいなものもないときた。大型車の間をぬって必死になって
アッチに渡らなきゃならん。ああ・・せっかくバンコク来たのに何の観光もせず、こんな所で
安倍川モチになってるワタシ・・ええ、自分が悪いんですよ、誰のせいにもできませんよ。
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ようやくバスターミナルに着いた時はすでにクタクタ。
しかし大変なのはこれからだ。スジからいえば落し物相談窓口みたいなところをまず探すべきだろう。
でも、ここはてっとり早く警察を探した方がいいよな。ここはバンコクでも指折りの
巨大バスターミナルだから、中に警官詰め所みたいなのがあるだろ、きっと。
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ここから警官詰め所までどうやって行ったかについては、実は以前に書いてる
「ポリスオフィス」と言ってそこらにいたオッサンに連れてってもらい、案内料としてチップを払った。
彼が連れてきてくれた警官詰め所がコレ。しかしご覧のように無人である。
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しばらく待てば警官が来るのかと思って待ってたんだけど、警官が現れる様子はまったくない。
ったくもう〜、何のための詰め所なんだよ。ホンモノの警官がいなくて看板だけなんて、文字通り
看板倒れってヤツじゃねぇか。

どうしようか・・・?フと目を転じると、そこにインフォメーションのカウンターがあった。
もうしょうがねぇ。ここまで来たら金が見つかるかどうかより「とにかくヤルだけのことはヤッタ」と
言えるまでヤルのだ。それが自己処罰なのだ。さぁトットと行けイ課長!(ピシーッ!)
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ここからイ課長の現金紛失に関する長~い捜索活動が始まることになるわけだが、
すでにここまでで充分長くなってるから、続きは次回だ。

  
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by tohoiwanya | 2016-04-05 14:59 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(2)
2016年 04月 03日

愚かなるイ課長のドジ 東南アジア編③

ずいぶん前に書いた記事で言及した話をいよいよ書こう。

一人で海外旅行や海外出張してると「モノをなくす恐怖」が通奏低音のようにずっとつきまとう。
バカ丸出しのイ課長、実は心配性の小心者でもあるから、そういう恐怖は旅行終了まで去らない。

最も恐ろしいのは「パスポートをなくす(落とす、盗まれる)恐怖」だよな。これが現実になったら
もうその瞬間にオワリ。その後の予定はすべてご破算で現地日本大使館なり領事館なりに駆け込む
ことになるはずだが、幸いにしてイ課長はこの経験は今のところない。

次なる恐怖は?
昔だったら「航空券をなくす恐怖」あたりだろうけど、最近はEチケットが当たり前になってるから
パスポートNoとか予約番号とかが分かればこれはたぶん何とかなるだろう。昨今であればむしろ
「クレジットカードをなくす恐怖」の方が海外じゃ深刻。

あと、古典的なものとしてやっぱ「現金をなくす恐怖」っていうのもある。
D.C.出張の時、最後に通訳さんに払うための3,000$キャッシュをなくしちゃイカンというプレッシャーは
大変なもんだった。あの時は仕事のストレスより金をなくせないというストレスでシラガが増えた(笑)。

東南アジアで愚かなるイ課長が犯した大ドジその③.その大失態とは、まさに
現金をなくす」ことだったのである。ああなんてこと・・・
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コトの始まりはバンコクのホテルに着き、手持ちの現金をタイバーツに両替しようとした時だ。
この時イ課長は過去の海外出張以来死蔵し続けているドルやポンドやユーロ等の欧米系外貨を
かなり持参していた。それを使って東南アジアでの現地活動費にあてようと思ってたわけ。

その外貨を入れといた封筒がソックリなくなっている。がぁーーーん!
しかも封筒を入れておいたカバンのポケットのジッパーが開けっ放し・・・あ・・ということは・・。

シェムリアップからバンコクへの国境越えバスの中のシーンが思い出された。
バンコクに着いたらタクシー乗ったりしてすぐバーツを使うから、イ課長はあらかじめ日本で少しだけ
タイバーツ現金を作っておいた。バスがタイ領内に入ったところで、しまっておいたそのバーツを
サイフの中に移そうと思って、狭いバスの座席でカバンからゴソゴソ現金を取り出し、財布に移した。

カバンのジッパーを閉め忘れたのがこの時であるのは間違いない。バスの中で長々と現金をイジクるのも
ナンだから、ついそそくさとバッグを床に置いたんだよ。その時にジッパーを閉め忘れたに違いない。
床の上のバッグが倒れ、バスの振動につれて金を入れた封筒がポケットからすべり落ちて・・・
ああ、ああ・・・ソレに違いないワ。

かすかな救いだったのは、盗まれた可能性がまずないということだ。
国境越えバスの座席の隣りは日本人の若者で、前後もその友達グループ。イ課長がボンヤリしてる間に
彼らがイ課長の足元にあるカバンに手を伸ばしてスリ取るなんて不可能で、イ課長がジッパー閉め忘れた
バッグのポケットから封筒が滑り落ちた・・という以外には考えられないのだ。

この時の被害金額、正確にはわかんないけどドル少量とポンドがけっこうたくさん、さらに
メッタに使わない200ユーロ札が2枚(今のレートならこれだけで4.5万円以上)あったはずで、
おそらく総額は10万円を超えていたと思われる。

誰も責められない。自分の愚かさを呪うしかない。
落とした金はそりゃ惜しい。しかしどうせ日本で死蔵していた外貨を失ったと考えればこっちの方は
まだあきらめもつく。ニンゲン、他人のミスを許すのは難しいが自分のミスを許すのは簡単なのだ。
むしろ問題は、今いるこのバンコクであと三日間どうやって過ごすか、だよ。

ホテル代は最初からカード払いのつもりだったから、まぁこれはいい。
しかしバンコクで飲み食いしたり、買い物したり、マッサージしたり、スカイトレイン乗ったり、
女を買ったり男を買ったり、土地やビルを買ったりするには(やや誇大な表現があります)
現金がないと困る。それを自分の不注意で落としてしまったのである。イ課長の心境としては
「お金をなくしたショック」より、「ここで旅は一巻の終わりかも」ということの方がショックだった。

さっきも言ったように日本で作っておいたわずかな(日本円で1万円分の)タイバーツがあるにはある。
バスターミナルからホテルに来るまでの交通費で少し使った、その残りの金で3泊4日乗り切って、
最後に空港までタクシーで行くのは、そりゃさすがにムリだろー。

3泊4日間ホテルに閉じこもってドコにもいかず、マッサージも買い物せず、カップヌードルだけ食って
過ごせば、あるいは可能かもしれないけど、そんなの哀しすぎる・・・。

ボーゼンとした心を抱えたまま、バンコクで何度か行ったことある食堂で鶏肉バジル炒めゴハンと
シンハービールを飲みながらこれからの身のふり方を考えた。わずかにあるタイバーツで帰国日まで
生き延びようと思ったら「食堂でメシとビール」なんてゼイタクもできなくなるわけだが、
それはあまりにも情けない。何とかならんか?
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その時、シェムリアップの遺跡見学ツアーのランチで日本人男性旅行者と交わした会話が電光のごとく
イ課長の頭の中にひらめいた(ピカーーン!!)


  キャッシング!


     金借り!


そうだよ!その手があるじゃん。
実はイ課長はこれまでのジンセイで海外キャッシングって一度もやったことがなかったんだよ。
たまたま数日前にカンボジアでキャッシングの話を聞いたから、それを思い出したわけだけど、
そうでなきゃまず絶対思いつかなかったよ。何しろ生まれてから一度もやったことないんだから。
あの時たまたまキャッシングの話をしてくれた彼には(お名前を存じ上げないが)深く感謝したいのである。

バジル炒めご飯を食い終わったイ課長はさっそく持ってたクレジットカードをアソーク駅のATMに突っ込み、
タイバーツ現金を引き出す(=借りる)ことに成功した。
これで残りのバンコク滞在中、とりあえずフツーに飲んだり食ったり、スカイトレインや国鉄乗ったり、
マッサージ屋行ったり、女を買ったり男を買ったり、土地やビルを買ったりできるぜ。
(誇大な表現があります。ちなみに下の写真がイ課長を救ったアソーク駅のATM)
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タイのATM(バンコクじゃ街中にある)なんて初めて操作したわけだけど、何とかなった。
現金引き出せた時は心底ホッとしたよ。はぁはぁ・・。
 
というわけで、最後の大失態は経済的には大損失をこうむったけど、結果的には何とかリカバーできた。
しかし、何度も言うけどあのツアーのランチタイムでキャッシングの話題が出たのはまったく僥倖以外の
何物でもない。あの話を聞いてなかったら、すなわちキャッシングという方法を思い出さずにいたらと思うとゾッとする。

イ課長がなくした欧米系外貨がはいった封筒、間違いなく国境越えバスの床に落ちたはずだ。
車内清掃の担当者とか、バス会社の職員あたりが見つけた可能性が高い。

カンボジアのマッサージ屋のお姉さん、自分のサラリーは月80$、約1万円弱と言っていた。
あの封筒に入ってた金を10万円とすると、拾ったカンボジア人(あるいはタイ人?)は、おそらく
自分の年収近い金額がつまった封筒を拾ったことになる。それもまたスゴすぎる話だ。

その拾い主のジンセイがその後どうなったか?家でも建てたか?土地でも買ったか?(無理ムリ)
はたまた酒色放蕩三昧にふけったか?ヤクに溺れて破滅したか?手堅く貯金したか?

・・・イ課長には想像するしかないのである。
 
 
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by tohoiwanya | 2016-04-03 00:18 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(4)
2015年 10月 09日

愚かなるイ課長のドジ -東南アジア編②-

さてだいぶ間が空いてしまったが、2014年東南アジア旅行ネタに戻ろう。
とりあえず自らのバカさ加減を冷静に見つめる記事で再開するか。

「こんなバカでも海外一人旅ができるなら、オレ(あたし)にも絶対できる」と
多くの読者に自信を与え続けている?愚かなるイ課長の大失態シリーズ。
本日は以前に紹介した三つの大失態のうちの②だ。経済的に少し損したっていうヤツ。

この話は順序だてて書いていくと途中で数字がいっぱい出てきてかえってわかりづらい。
イ課長の大失態の本質が何だったかをいきなり最初にズバリと言っておいた方がいいだろう。
それはナニかというとだね、




現地通貨の交換レートを(おそらく)3倍ほど間違えて認識してた   ということなのだ。


現地通貨とはカンボジア・レアルのことで、ベトナムからバスで国境を越えるとき、余ったベトナム・ドンを
路上両替のオバちゃんに交換してもらったのがコトの始まり。カンボジアじゃ米ドルが流通してるらしいから
てっきり米ドルと交換してもらえると思ってたら、1$札10枚に加えて見たこともないボロボロの札束が
交じってるじゃん。うわー、これカンボジアの通貨かい?わかんねぇよ。
(下の写真はCambodia Todayというサイトの画像を拝借)
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バスの中でガイドブックを開いてレートを確認したんだけど、この時、愚かなるイ課長は
いくつかの大きなミスを一度に複合的に犯す。

ミス①そもそもレートの確認が非常にイイカゲンで、何リエルが何円かっていう計算を暗算でテキトウにやった
(ちなみに、イ課長は小学生時代から算数が苦手だったが、一方で珠算は3級までとったので、
 未だに無理に暗算で片付けようとすることが多い)
ミス②オバちゃんからもらったドル札が10枚あるのは確認したけど、リエルは枚数が多いから
 ロクに数えなかった。1万リエルだったと思うんだが、ひょっとすると2万リエルだったかも・・。
ミス③「巨大数の国ベトナム」の隣りにある貧しい国カンボジアだから、カンボジア・リエルもベトナム・ドン同様
 巨大数通貨だろうという先入観があった。

今となってはこの時どういう脳内計算が働いたかを説明するのは無理だけど、この時イ課長の脳内では
100リエル=1円くらいである、という計算結果が出た(これは間違っている)。

プノンペンには1泊しかしなかったし、現地通貨を使ったのはお寺のお賽銭500リエルだけだったから
さほど問題はなかった。急に不安になりだしたのはシェムリアップに移動して、コンビニで缶ビールを
買ったときだ。米ドルで払ったらお釣りをカンボジア・レアルでよこす。うわ、また来た。

レアル札を見たイ課長がオタオタしてると店員が教えてくれた。「1000レアルが25セントなのよ」。
へぇーそうなんだ。この時初めてイ課長のアタマの中に正しい「レアル換算基準」が形成されたことになる。
1000レアルがクォーター(1/4ドル=25¢)、4000リエル=1$ってのは意外とわかりやすいよな。


            ・・・・・ん?  


イ課長は今までなぜか100リエル=1円、つまり1000リエル=10円と思ってた。 
1000リエルが実際には25¢の価値があるとしたら約30円ってことだから、3倍違うやん。

ってことぁ、「あの時払ったお金」もぜーーんぶ3倍多かったってワケか?!
どういうお金かというとだね・・・

あの時払ったお金① プノンペンのお寺であげたお賽銭
500レアル札あげた。12.5¢ってことになる。しかしイ課長はこれを5円くらいと思ってたのだ。
「ご縁があるように」で5円のお賽銭って日本でもよくやるじゃん。しかし実際は15円。
他がぜんぶ100リエル札だったことを思えばカンボジアじゃけっこうフンパツ賽銭だったんだろう。
しかしまぁこのくらいなら問題にするほどではない。
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あの時払ったお金② プノンペンの義兄弟・ルイに渡したお金
問題はこっちだ。
すでに書いたようにイ課長は空港でヤツと別れ際「使わないからあなたに与えます」と言って
残ってたレアル紙幣をぜんぶルイにあげた。上記お賽銭500リエルを引いた残り、おそらく
9,500リエルあげたはずだがひょっとすると19,500リエルだったのかもしれない。

イ課長自身は1$弱のつもりだった。9$という取り決めにそれだけ足して、当初ヤツが提示した
10$に近づけてあげた・・と思い込んでた。しかし3倍間違えてたとすると実は3$近く、コトによると
5$くらいあげたかもしれないのだ。当初のヤツの提示価格よりずっと多い(笑)。
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イ課長は空港までのトゥクトゥク代をケチくさく値切っておきながら、最後には向こうの提示価格より
多くドンと払ってくれた太っ腹な(バカな)客ということになる。

おい、ルイ。
おめぇがイ課長をブラザーと呼んでいいか?って聞いてきたのは純粋にイ課長に対する友情からであって、
「(実は計算を間違えて)多額のリエル札をくれた客だから」という金銭的理由じゃねぇよな?
信じていいな?ルイ。いいって言え!言わねぇとハリ倒すぞテメェ!弟分だろッ!!
 
 
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by tohoiwanya | 2015-10-09 00:08 | 2014.09 東南アジア旅行 | Comments(4)