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2014年 12月 12日

ホーチミン→プノンペン国際バス予約ガイド

前回、まったく個人的なカメラの話なんぞを書いた罪滅ぼしというわけではないが(笑)
本日は久しぶりに純粋お役立ち情報系のトピック。

今年9月の東南アジア旅行ではイ課長はベトナム→カンボジア、カンボジア→タイと二つの国境を
ともにバスで越えた。バスで国境越えしてみたいな、というのは旅の目的一つでもあったのだ。
本日はそのうちからホーチミン→プノンペン間の国際バスのチケット予約について。
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以前にホーチミンのことは「サイゴン」表記すると宣言したけど、検索してる人が見つけやすいように
この記事においてはホーチミンと書かせていただきます。

さてだ。
ホーチミンからプノンペンに行く国際バス、実は何種類もあるらしい。
イ課長はそのうちシンツーリストという大手旅行代理店が運行するバスを予約した。なぜかというと
チケットをネット予約できたからだ。予約だけでも事前にネットでしておけると助かる。

予約はこのサイトからできる。
上のメニューバーの「TRANSPORT」から「Open Bus」を選んで次のページに行きましょう。
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行き先別にバス便がズラリと並んだページが出てくる。下の方にスクロールして3ページめをクリックすると
下の方にサイゴン→プノンペン間のバスが表示される(サイゴン表記じゃん・・・)。
ここでは来年1月31日のバスに乗りたいという想定で予約を進めよう。ちなみに、ここにあるように
出発は早朝6時半、料金は18.9万ドン(約1000円)。ホーチミンからプノンペンまで1000円で行ける。
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次の画面でもう一度人数と日付を入れ、もう一度「Add to cart(カゴに入れる)」をクリック。
あ、いかん、日付を1月31日にするのを忘れてる(笑)。みなさん、入力忘れにはご注意下さい。
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すると確認画面。はいはい、間違いないですね。Proceed(進む)をクリックしましょう。
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この次にアカウントを作るか、ゲストとして決済するか、みたいなことを聞かれる。
多くの人はシンツーリストを利用するのはこれっきりだろうから、Checkout as Guestのまま
Continueをクリック。シンツーリストってベトナムの大手旅行代理店だから、このバス以外にも
ベトナムをあちこち周りたい人はアカウントを作ると便利かもしれないけどイ課長は作らなかった。
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さぁいよいよ個人情報登録画面になった。チケット予約らしくなってきたぞ。
ここは見本だからテキトウな情報を入れてある。電話番号のところは日本の国番号81を最初にして
自分の携帯番号の0を抜いた(090~で始まる番号なら90~になる)番号を書けば問題なし。
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すると最後の確認画面。ここでなぜかサービスチャージが足されてバス代は201,421ドンに増額する(笑)。
ま、それでも約1000円だけどね。一番下のチェックボックスをクリックして同意して、その下の数字&文字を
入力するとクレジットカード情報入力画面に進む。けっこうセキュリティがしっかりしてるよね。
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クレジットカードで決済が済むと予約確認書みたいな紙がメールで送られてきた・・か何かしたはずで、その紙は
ベトナムに持ってった。(その紙の写真はない、すまぬ)。この確認書があればバスに乗れるんだろうとは思ったけど、
ひょっとするとチケット引き換え手続きがあるのかな?と思って前日にシンツーリストのオフィスに行ってみた。

シンツーリストに行った理由はもう一つある。ホントに「ノービザ、ノーフォト」で入国できるのか確認して
おきたかったのだ。もし急に制度が変わってて「今はダメ」なんて言われたらオオゴトだからね。こういうところは
非常に用心深いというか、小心者なのである(結果的には大丈夫だった)。

これがサイゴンのデタム通りにあるシンツーリスト(の、おそらく本店)。バスもこの店の前から出発する。
この時は日曜の午前中だったし、早朝バスはぜんぶ出た後だからオフィスはすいてたね。
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例の確認書みたいなヤツを係員に見せると、係員がなにやら別の領収書みたいなものを印刷して、
バン!バン!とスタンプを押して封筒に入れて渡してくれた。これがチケット代わりってことらしい。
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ちなみに、6時半出発だけど、30分前に来いと言われる。ってことは6時集合だ。
これがあったんでホーチミンでのホテルはシンツーリストから徒歩圏であることを条件に選択した。

前日にシンツーリストに行っておいたのは正解だったみたいだね。
「ホーチミンに夜到着して、翌朝すぐバスに乗る」なんて旅行者は乗車当日に手続きするしかないことになるけど
(シンツーリストの夜間営業については不明)、当日朝は大荷物を持った乗客が集まってけっこう店は混む。
早めに行った方がいい。朝の6時にはちゃんとオフィスが開いてる。ここからバスが出るわけだから当然ではあるが。

バスでの国境越えって当然飛行機より時間がかかるし、疲れるし、国境じゃどうすりゃいいのかよくわからず
オタオタしたりしたけど、面白くて、貴重な経験だったと思う。国境越えの状況はいずれ詳し~く書くけど、
本日はとりあえずバスチケットのネット予約方法についてでした。
さぁこれでもうキップ予約は大丈夫。アナタもバスに乗って東南アジアのクロスボーダーに挑戦しよう。


 
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by tohoiwanya | 2014-12-12 00:08 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(10)
2014年 06月 16日

サイゴン市バス・ナゾのお釣り硬貨

前回の続き。
ベンタイン市場に続いてイ課長が目指したのはチョロン地区にあるビンタイ市場というところなのである。
名前が似てるけど別物。前回行ったのはベンタイン市場。これから行くのはビンタイ市場。

チョロン地区はベンタイン市場前からバスに乗って行くのが便利・・・とガイドブックには書いてあった。
しかし、どこの国でもそうだけどバスっつうのは路線がたくさんあって、慣れないガイジンがスイスイと
乗りこなすのは難しい。ましてやこっちはベトナム観光初日。だいじょぶかね?

とにかくベンタイン市場の反対側にバスターミナルというのがあるらしいから行ってみよう。
そこに行くためにはバイクだらけの広いロータリーをバイクにぶつからないよう横断せねばならない。
慣れないうちはコワい(慣れても簡単ではないが)。しかし横断せねば何もできない。決然と横断する。
こうして段々とイ課長のカラダがベトナムになじんでいくのである。

バイクにひかれずにバスターミナルになんとかたどり着いた。
ガイドブックによるとチョロン行きのバスは「1番」というわかりやすい番号らしいんだけど、1番のバスが
どこにいて、どこから乗りゃいいんだかさっぱり・・・
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・・と思っていたら、目の前に1番のバスがヌッと停車し、そこにワラワラと人が乗り込む。
え?あ、なに?これに乗るの?たぶんそうだよね?よくわからんがイ課長も乗り込む。
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意外にも(といっては失礼だが)、このバス、車内は冷房も効いてるし広告用モニターなんかもあって
日本の路線バスなんかよりよっぽど立派だ。こりゃ驚いた。あとで聞いたら、1番の路線っていうのは
利用者も多いし、なにせ「1番」だから、最新式の車両が導入されてるらしい。
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ちなみにバス代は5000ドン、つまり25円。2万ドン札を出したら硬貨を3枚をお釣りにくれた。
硬貨には5000という数字が書いてある。5000ドン硬貨ということなのであろう。それを3枚もらって
お釣りは15,000ドン。別に悩む問題でもない。
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だがこの3枚の5000ドン硬貨(なのかなぁ?)でイ課長はその後ベトナムにいる間じゅう悩むことになる。

この硬貨、一枚5000ドン分の価値を有するはずなんだけど、5000ドン分何かを買うのには使えないんだよ。
どこに行っても「これはダメ」って言って受け取りを拒否される。なぜ??
(下の写真に写ってるのがモンダイの硬貨)
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ある店で「これはバンクにいかなきゃダメだよ」って言われたから、もしかするとこれ、「バスのお釣り用」に
作られた便宜上のコインというか、一種のトークンなのかも。運転手がイチイチお釣りをお札(つまり本当のお金)で
払うのが面倒だからそういう「バスお釣り専用コイン」を用意したんじゃないかな?

とすれば、このコインは缶ビール買ったりフォーを食ったりするのには使えないけど、バスに乗るという
用途であれば使用できるのかも・・・と今になってみれば思う。チョロンから帰りのバスに乗るとき、
このナゾの硬貨を渡せばバス用として使えるのかどうか実験ができた。

しかしその時にはイ課長はこれを5000ドン硬貨と信じきってたからね。帰りのバスは別の5000ドン札で
支払っちゃったんだよ。バッカでー。結局モノを買うのには使えない(・・とはその時点では知らなかったが)
このナゾの5000ドン硬貨、というか5000ドン分のトークン?3枚が使い道もなく手元に残ってしまったのである。
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買物に使えない硬貨なら持っててもしょうがない。重いだけだし。ベトナム出国前に処分せねば。
それに5000ドン×3個で15,000ドンっつうても、75円だ。思い出すたびに悔しいというほどの金額でもない。
結局このナゾの硬貨はハノイの空港の募金箱(よくあるよね)に放り込んできたのである。

さて、バスはチョロンのバスターミナルに着いた。
チョロン地区といえばマルグリット・デュラスの「愛人-ラマン-」の舞台になった街でもあるわけだが
とりあえずイ課長が目指すのはラマンではなくビンタイ市場だ。さぁ行くぞ。
 

 
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by tohoiwanya | 2014-06-16 00:24 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(8)
2014年 04月 02日

銀座~成田空港1000円バス・その後

このエキサイト・ブログは記事別アクセス数っていうのがでるようになってる。
毎日のベストテンと、それを集計した月ごとのベストテンだ。
10位までの顔ぶれを見ると、「お役立ち情報系」の記事が多いんだよ、やっぱり。

フランクフルトワルシャワの空港から市の中心部へのアクセスについて書いたものとか
ベルギーオーストリアポーランドの切符ネット予約方法を書いた記事なんかは
記事別アクセスベストテンの常連と言っていい。けっこう何年も前に書いた記事もあるけど、
それが継続的にお役に立っているなら書き手としては嬉しいことだ。

あと、意外によく見られているのが銀座~成田1000円バスの話
昨年8月に書いた記事だけど、けっこうよく読まれている。成田に1000円で行けりゃ
誰だって助かるから、あの記事が役に立っていればこれもまた嬉しい。

ただ、ちょっと不安もある。書き手の責任っていうのもあるからね。
実は昨年末のバンコク旅行でもイ課長は1000円バスを使ったんだけど、6月に乗った時とは
かなり状況が変わってて驚いた。前回書いた記事のアクセス数が多いだけに、新しい情報も
書いて注意喚起しとくべきだよな、という気になってきた。
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これから春の旅行シーズン。GWも近い。早めに書いておこう。というわけで本日書く。
銀座~成田1000円バスを年末に使った時は、半年前と大きく様変わりしてたんだよ。
ナニがどう変わったかっていうと・・・




①ものすごく混むようになった。
②予約システムが導入されたようで、予約客が優先される。




まず①だ。
利用者は半年間で大幅に増えた。

どのくらい増えたかというと、「全てのシートが埋まって、補助席も全部埋まる」というくらい増えたのだ。
要するにこれ以上1人も乗れない、パンパンの満員。これにはぶったまげたね。
年末だからという要素はあるかもしれないけど、乗車率せいぜい3〜4割(補助席含まず)くらいだった
6月と比べたら劇的すぎる違いだ。

このバス、リムジンバスと違って予約客の確認や手荷物の積み込みも全部ドライバーがやる。
これだけ客がいるとそういう作業にも時間がかかるのは当然で、始発の銀座から次の乗車ポイントの
東京駅に着いた時点でもう遅れてる。そこでまた補助席が満杯になるまでさらに客が乗るわけだから
ますます遅れる。
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これだけ混んでりゃ乗り切れない客も出る。
「このバス、混んで遅れちゃってるんで、次のバスがもうすぐ来ますから」なんて言って
東京駅で積みきれない乗客にドライバーが釈明してたよ。半年前にイ課長が乗った時はガラ空きで、
だからこのブログにもそう書いたんだけど、状況は激変している。

で、②となるわけだ。
6月に乗ったときは予約客なんて1人もいなくて、全員乗車口でドライバーに1000円払ってたけど、
年末は予約客がけっこういて、まず予約客から優先的に乗車する。まぁそりゃそうだよなーー。

となると、もし予約客がワンサといれば予約ナシ客は「積み残し組」になるリスクが生じる。
実際、年末に乗ったときは積み残しが出てたんだから。
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前回記事で「予約なしで、その場で運転手に料金払えばいいからラクでいいね」なんて書いたけど、
世の中そうそうノドカな状況は続いてくれないようだ。まさか年がら年中パンパンに混んでるってことは
ないとは思うけど、旅行シーズンになると混むのはすでに実証済み。安全策をとるなら予約がお勧め。

銀座まで出る手間はあるけど、そこからは早くてラクチンで安い、というイイことづくめのバスだったが
銀座~成田空港1000円バスの牧歌的な時代はアッという間に終ってしまったということか。

さっきも言ったように、これから春の旅行シーズン&ゴールデンウィークだ。成田空港に行く人も多いだろう。
もし「前にイ課長ブログで読んだ、あの1000円バスってヤツで成田に行くか」と思っておられる方がいたら、
今日の記事も読んでおいていただきたいんだよなぁ・・・




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by tohoiwanya | 2014-04-02 23:33 | 2013.12 バンコク旅行 | Comments(8)
2013年 12月 16日

フィン・エアーを降りてフィン・エアーバスへ

フィン・エアーって東アジアからの誘客にすごく力を入れている。
日本ではたしか役所広司を使って広告してるけど、そういう広告キャンペーンだけじゃなく
地道なところでも努力してる。たとえば機内の免税品パンフレットの表示はこんな感じだもんね。
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英語と(たぶん)フィンランド語、あとは日本語と中国語とハングルときた。
フランス語もドイツ語もスペイン語も無視して、東アジア3カ国の言語が丁寧に表示されている。
何に驚くって、これが東アジア〜ヘルシンキ路線じゃなく、ワルシャワ〜ヘルシンキ路線の機内誌で
あることだ。フィン・エアーって、欧州域内便でも日本語やハングルの機内誌使ってんの?!

バンター空港に着くとさらに驚く。
こんな表示だけ見ると、アジアのどこかの空港にいるんじゃないかと思っちゃうよね。
(下の写真はワルシャワに乗り継ぐ往路で撮ったものだが)
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東アジアから欧州各地に行こうとすると、ロンドンやパリまで行って乗り換えるより、ヘルシンキで
乗り換えた方が早くて効率的。その地理的メリットを生かした東アジア誘客戦略、単に飛行時間が短いことを
アピールするだけじゃなく、こうやって表示まで徹底して「東アジアフレンドリー」にしてるのはすごい。

そういえば映画「かもめ食堂」にもたしか協力企業としてフィン・エアーの名前があったはず。
ほんとに生半可じゃなく、フィンランドとフィン・エアーは東アジア観光客誘致にすごく積極的なんだよ。

さて、そんなフィン・エアーに乗って無事ついたヘルシンキ。生まれて初めての北欧訪問。
当然何もかもわからない。何も読めず、話せない。ポーランドに続いて文盲&失語症状態のイ課長。
しかし、とりあえずホテルに行かなきゃ話にならぬ。

ワルシャワでも空港に到着して、まずバスに乗って中央駅に向かったけど、ここヘルシンキでも
空港到着後、イ課長がまず向かった先はヘルシンキ中央駅。しかも使ったのは同じようにバス。

ただし、ワルシャワでは路線バスを使って不安だったのに対し、ヘルシンキの場合は簡単だ。
乗ったのは路線バスじゃなく、FINNAIR BUSという(おそらく)フィン・エアー直営のバス。
この白い車体にデカいロゴがついたバスに乗りさえすりゃ、中央駅までいけるのだ。
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いま確認したところでは料金は6€30¢。ズロチの国からユーロの国へ。
6€30¢って、イ課長が行った当時のレートだと650円くらいって感じだけど、円安の今なら800円は超える。
ショパン空港から乗った90円の路線バスに比べるとぐっとお高い。さすが物価の高さで有名な北欧だ。
料金は運転手に直接現金で払う。チケット買う必要なし。こういうところはシンプルでわかりやすい。

バンター空港からヘルシンキ中央駅までは約30分。
写真を見ると夕暮れの道をバスがスイスイと走ってるように見えるけど、この時は実はもう22時頃。
6月で、さらに北欧だから昼が長いってだけで、実際には夜遅い到着だったのだ。
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道路もすいてるけど、バスもすいてる。
イ課長は最前列のシートに座り、生まれて初めて見る北欧の街並みに目をこらす。
うーむ、とうとうヘルシンキなんて街に来ちまっただよオラ。
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フィン・エアーバスは何の問題もなくイ課長を中央駅まで運んでくれた。
空港からはたぶん路線バスもあるんだろうけど、このフィン・エアーバスなら中央駅直行で早いし、
何より乗り間違える心配がなくて助かる。中央駅近くにホテルをとった人ならこれを使うのが
便利だと思うよ。ちなみにイ課長は帰国の時もこのバスを使った。
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ワルシャワの時にくらべると不安でドキドキすることもなく、すんなり着いたヘルシンキの街。
夜10時を過ぎても明るいこの白夜の街で、これから2泊3日、何の行動予定もない日々が始まるのである。


 

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by tohoiwanya | 2013-12-16 00:01 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(2)
2013年 08月 26日

ポーランドのドライバー氏の思い出

アウシュビッツからの帰りのツアーバスでの話。
強制収容所に行ったことと同じくらい、この話を書きたかった。
(なお、本日の記事に関連した写真がないので、クラクフの街の写真を適当に挿入しております)

当然のことながら、ツアーバスにはいろんなホテルの宿泊客が混在して同乗してる。
バスはそのうちの「主なホテル」にしか停まらないから、イ課長は自分のホテルに近そうな、
どこかの停車ポイントで降りなきゃならん。帰りのバスで女性係員からどこで降りたいか、聞かれた。

停車ポイントはいくつかあるようだけど、よく聞き取れないし、ホテル名を言われても場所がわからん。
中に「シティ・センター」っていうのがあった。たぶん旧市街の中心部のことだろう。
街の中心部なら、どこであってもホテルまでは歩いて帰れるだろうから「シティ・センター」と答えた。

クラクフの街に入ってきたバス、最初に停まったのがヒルトンだったかな?それ以降、停車するたびに
ドライバーがドスの聞いた声でホテルの名前を言う。だから彼が「シティ・センター」って言ったところで
イ課長は降りればいいわけだ。
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バスが停まるたびにドライバー氏はホテルの名前を叫び、何人かの乗客が降りる。
だんだんバスの中の乗客は少なくなっていく。シティ・センターはまだかな?

ところが、外の景色はどうも街の中心どころか、だんだん郊外っぽい雰囲気になってきた。
この辺からイ課長は不安になってきた。どうもオカシいぞ?どこかで降りそこなったのかもしれん。
しかしこのドライバー氏、まだ「シティ・センター」なんて言ってねぇはずだけどなぁ?

いまやバスはすっかり街を抜けちゃって、残った乗客はイ課長含めてたったの3人。
ここでドライバー氏は3人の乗客に「アンタら、どこで降りんの?」って感じで尋ねてきた。

イ課長以外の二人はナニ語かわからない言語でナントカって答えてた。
イ課長はしょうがないから英語で「シティ・センター・・・」と答えるしかない。

それを聞いたドライバー氏、いきなりすごく怒り始めた。
ポーランド語で、おそらく何か罵りの言葉を叫び、ハンドルを叩いて怒ってる。
あらーーーー、やっぱりイ課長はもっと早く降りなければいけなかったみたいだ。

このドライバー氏が何回目かの停車のとき「ノボテル・ナントカカントカ」って叫んだんだけど、
今にして思えばあの「ナントカカントカ」の部分がポーランド語で「シティ・センター」って言ったか、あるいは
ポーランドなまりの聞き取りづらい英語でそう言ったのかもしれない。しかし全ッ然わかんなかった。

しかしドライバー氏の身になれば怒りたくもなる。
バカなガイジン客が、とっくの昔に通り過ぎた停車場所で降りたいですぅ、なんて今頃ホザイてるんだから。

二人の客は、クラクフ郊外のどこかのホテルで降りた。残るはイ課長だけ。
「もう送迎は終わり!オマエもここで降りな」と言われる思った。しょうがない。そしたらホテルでタクシーを
呼んでもらって市街に戻るしかない。街からけっこう走ってきたからタクシー代かかるだろうなぁ・・。
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ところがこのドライバー氏、相変わらずブリブリ怒りながら「オマエは座ってろ!」みたいなことを言う。
あらら、ひょっとして、市街まで戻ってくれるの??

バスはたった一人の乗客・イ課長を乗せてクラクフ市街に逆戻り。
けっこう距離があったよ。最後のホテルから10分~15分くらい走ったと思う。これは申し訳ないことをした。

しょうがないから、イ課長はバスの中で「地球の歩き方」のポーランド語会話のページを開き、
ある言葉を一生懸命おぼえた。これを最後にドライバー氏に言おうと思ったのだ。
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やがて、バスが停まる。
駅の近くにあったショッピングセンターが見える。ドライバー氏が「ほら、ここから先はわかるだろ?」」みたいに
言った(んだと思う)から、ウンウンとうなずき、今覚えたばかりのポーランド語を生まれて初めて使った。


  「あー・・・プシャプラッシャム


これ、ポーランド語の「ごめんなさい」なんだよ。
シティ・センターと聞こえなかったとはいえ、イ課長が降りそこなったために余分な労働を強いられた
彼には申し訳ないことをした。ここは素直に謝っておこうと思ったのだ。
こういうところ、イ課長もいかにも「日本人的」かも(笑)。

イ課長に謝られたそのドライバー氏、どうしたと思う?
ムスッとしながらも「まぁいいよ」てな顔でうなずく、というのがイ課長の予想だった。

ところが「ゴメンナサイ」を聞いたこのドライバー氏、突然ものすごく照れはじめたんだよ。
左手で顔を覆い、笑いながら右手でイ課長の方をハタくような仕草を見せる。
「オマエ、バカ、なに謝ってんだよ、いいって、いいから、トットと降りろ、バカだな」って全身で言ってる。
さっきまでブリブリ怒ってたけど、このドライバー氏、実はすごくいい人なんだよ。

照れつづけるドライバー氏に、さらに「ジンクェ(ありがとう)」と礼をいい、手を差し出したら握手してくれた。
彼は相変わらず照れ笑いしながらの握手だ。でもこんなに嬉しかった握手はない。

「ポーランド人、親切で、素朴で、照れ屋で、いい人ばかり」っていうことを、イ課長はこのブログで
何度も書いた。その印象を決定的にしてくれたのが、このドライバー氏であることは間違いない。
アウシュビッツに行って重苦しかった気分を、このドライバー氏が最後に嬉しい気分にしてくれた。

バスを降りそこなったバカな東洋人の客がいてさぁ、しょうがねぇからまた街まで送ってやったらよゥ、
降りる時にポーランド語で「ゴメンナサイ」なんて言ってやんの。ったく、思わず笑っちゃったぜ・・

・・てな感じで、あのドライバー氏もイ課長のことをちょっとでも覚えててくれたら嬉しいなぁ。
少なくともイ課長はポーランド語の「ごめんなさい」は、生涯覚えてると思うよ(笑)。

  
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by tohoiwanya | 2013-08-26 00:06 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(15)
2013年 08月 17日

銀座〜成田空港1000円バスに乗る

お盆ウィーク・お気楽ネタシリーズ。
今日は趣向を変えて成田空港までのバスについて書こう。
お気楽ネタとは言いながら、多少はお役立ち情報も入ってると思うのだが(笑)。

イ課長は成田空港に行く時、大体「家から新宿まで電車、新宿からリムジンバス」という方法を使う。
バスは電車よりはノロいけど、何より重い荷物を持って駅の階段を昇り降りしなくて済むのが助かる。
JRの成田エクスプレスなら新宿から成田まで3110円だけどバスなら3000円。そらバスだろー。

だが愚かなるイ課長は知らなかった。
何と、最近は成田空港までの「格安バス便」ってのが参入したんだねー。
成田行くバスはリムジンバスの独占営業だと思い込んでたけど、航空業界と同じように、空港バスでも
格安企業の参入による競争があったのだ。

一社は「東京シャトル」っていうバスで、東京駅〜成田空港間が900円!(リムジンバスだと3000円)
もう一社は「THEアクセス成田」で、これは銀座・東京駅〜成田空港間が1000円ときた。これは安い。

で、こないだのベトナム・タイ旅行の時にこの格安バスを使ってみることにした。
乗ったのは「THEアクセス成田」の方で、これだとイ課長は通勤定期を使って有楽町からバス停に行ける。
切符買って東京駅に行くより結局安いのである(ああ何て貧乏性なんだヲマエ)。

さて、THEアクセス成田。便数はそう多くない。1時間に1〜2本程度っていう感じ。
それでもこの日は17:25発の飛行機だったから、そんなにあせる必要はなかった。
ゆっくりといつもの通勤ルートどおりの電車に乗り、途中の有楽町で降りてバス停まで歩いた。

さぁ着きました(この日は雨だったのである)。
銀座発のバスは数寄屋橋通りに面したバス停から乗る。ちなみに、リムジンバスと違って予約不要。
リムジンバスの予約って、いちいち電話したり、切符を事前に受けとりに行ったりっていうのがけっこう
面倒だったから、予約なしでドライバーに直接お金払って乗れるっていうシステムはシンプルで助かる。
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時間通りにバスが来た。バスのグレードはリムジンバスと大差ない、立派なバスだ。
この日、銀座からこのバスに乗ったのはイ課長を入れて4〜5人くらいだったかなぁ。
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ほぼ時間通りに銀座を出たバスは次に東京駅前に停まってさらに客を乗せる。
それでも乗客は十数人程度。安いからもっと混んでるかと思ったけど、すいてるねぇ。
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雨の中、東京駅を出たバスは一路、成田空港まで高速道路をヒタ走る。
都内にいる間は雨がシトシト降ってたけど、空港が近づくとやんできた。

はい、無事成田空港第2ターミナルに到着です。
東京駅からは1時間程度で、いつもみたいに新宿から乗って、首都高で東京を横断して行くより
だいぶ早い(新宿からだと、90〜100分程度が標準)。
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しかしイ課長はANAだから、ここでは降りずに第1ターミナルまで乗る。
この辺はリムジンバスと全く同じで、これで料金が1/3ってのはやっぱ安いよ。
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この時の安さに感心したから、イ課長は帰国したときにも同じバスを使った。
成田からも同じように予約なしで、到着階からテクテク歩いてこのバス停に行き、お金払って乗る。
実に簡単だ。ただし本数は多くないから、時刻表は事前に確認しておきましょう。
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往復とも格安バスを使ったことで、イ課長はリムジンバスに比べて計4000円浮かせたことになる。
行きはそうでもなかったけど、帰国したときはこの事実の重さにガクゼンとしたよ。

何せベトナム・タイから帰国した直後。頭はまだベトナム・ドンやタイ・バーツに染まってる。
いいかい?4000円つうたらね、ベトナム・ドンに換算すれば80万ドンだよ?80万ドン。
1杯2万ドンの鶏肉フォー(フォー・ガー)が40杯食えることになる。

日本で、立ち食いそばを1杯300円として、それを40杯っつうたら1万2000円だ。
“ベトナム相場”ならそれだけのお金を浮かせたことになるんだから、すごいコストセーブだ。

成田空港から海外旅行にいこうというみなさん。
特に物価の安い東南アジア方面に行く方には、イ課長は安い格安バスのご利用をお勧めします。
たとえ片道分、2000円浮かせただけでも、その2000円は現地では使いであるよーー。

何度も引き合いに出して悪いけど、ベトナムなら2000円でも40万ドンだよ?
ボッタクリ店で買わなければ、350mlの缶ビールが2ダース(!)は買えるんだよ、マジで。
格安バスで金を浮かせて、その金で現地で豪遊するべきだ、絶対。

→(追加)この記事を読まれた方は、こっちの記事の方もぜひお読み下さい。
  
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by tohoiwanya | 2013-08-17 00:04 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(10)
2013年 05月 31日

空港バス乗り場の名歌手?たち

またミラノの話。

考えてみると、2012年3月欧州出張ネタではミラノの話が多いね。
ブリュッセルのこともけっこう書いたけど、2泊したフランクフルトネタなんてほとんど書いてない。
「行き慣れた街か、初めて行く街か」の差なのか。本当に「つまらない街」だからなのか・・・。
かわいそうなフランクフルト・・時間をくれ、善処したいと思う(笑)。

とはいっても、ミラノだって同じように2泊しかしてないし、そうたくさんネタがあるわけではない。
本日はミラノから日本への帰国当日、空港バスに乗った時のことを書こう。

ミラノに到着したときは、マルペンサ空港に到着したけど、帰る時は別の空港に行く必要があった。
その名もリナーテ空港。ミラノには空港が大小3つあるんだよね。
マルペンサ空港は遠距離国際便の発着が多いみたいで、規模も最も大きい(その代わり遠い)のに対し、
リナーテ空港はEU内路線中心で、規模は中っくらい(その代わり近い)。イ課長はそのリナーテ空港から
ルフトでフランクフルトまで飛び、そこで日本行きに乗り換えるというフライト予定だったのである。

当然、ミラノからリナーテ空港への交通手段を事前に調べた。どうやら中央駅からリナーテ空港まで
直行バスが出てるらしい。マルペンサ空港からのバスも中央駅に到着したわけだから、要するに
ミラノ中央駅って空港バスの大発着地なんだな。中央駅近くにホテルをとった理由はこれが大きい。

さて帰国当日。空港バス乗り場は中央駅東側、地図でいうと建物右側にある。
ゴロゴロスーツケースをひきずって、バス乗り場へと歩く。
(関係ないけど、下の写真は朝のミラノ。イタリアじゃパトカーもスポーツカーなのだ)
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駅のワキには確かにズラーーーッと何台もバスが停まってる。
「マルペンサ空港行きはこれ」っていうんじゃなく、マルペンサ行きのバスだけで複数ある。
台北の桃園空港みたいに、一つの路線にいくつものバス会社が参入して競合してるようだ。

このバス乗り場がまたやけに活気があってさぁ、意外なほど面白かったんだよ。
オレンジ色のベストを着たニイちゃんたちが各バス停ごとに立ってて、それぞれ自慢のノドで行き先を連呼し、
乗客を呼び込む。イタリア人はみんなオペラ歌手みたいに声が通るって聞いたことがあるけど、ここに来ると
あの説はホントなんだと実感する。どの呼び込みの声もちょいとばかり音楽的に聞こえるんだよ。

イ課長の目指すリナーテ空港行きは奥の方に二台停まってた。2社競合態勢ってことなんだろう。
それぞれ、バスのワキにキニイちゃんが立って、ここでも大声をはりあげて呼び込みしてる。
リナーーーテーー!」「エ~イ リナーテリナーテリナーテリナァーーテェェーーー!
リナーテーーー!リナーーテーー!」「リナーテリナーテリナーテリナーテェェ~~!!
実になんというか、先進国的でなくて(笑)、好きだなぁこういう感じ。

リナーテ空港行きバスを運行するこの2社の競争に関してはかなり力関係の差があるようだ。
バス停の配置が手前にデカいバス、奥はミニバスなんだよ。コッチ側から歩いてきた乗客は
まず最初に目にする手前のデカバス社の方にどうしても乗っちゃう。イ課長もデカバスに乗った。
奥に、同じリナーテ空港行きのバスがもう1台あるなんて、あとで気づいたくらいだ。
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デカバス社の兄ちゃん、よく通るテノールの声で行き先を連呼する。テンポとしてはアレグロくらいか。
リナーテリナーテリナーテリナーテェェ~!」リズムが良く、かすかに音程変化もつけて、その調子よさは
なかなか耳に心地よい。
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一方、位置的に不利なミニバス社のニイちゃんは、いまいち気勢があがらない。
やや低めの、バリトンの声で「リナーーテーーー!」ってアダージェットくらいのテンポで(笑)伸ばすんだけど
デカバス社テノールの「リナーテリナーテリナーテリナーテェ!」の連呼に押され気味。がんばれ。

リナーテ空港だけじゃなく、他の空港行きバスもこんな感じで客引き競争が激しい。
「ニュルンベルクの歌合戦」ならぬ、「ミラノ中央駅の客引き合戦」。呼び込みの声こそが彼らの商売道具だ。
雰囲気は空港バス乗り場というより、どちらかというと市場のソレに近くて(笑)、楽しい。
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ちなみにこのデカバス、中は自由席だから、一番前に座った。
出発直前、まだ運転手が乗る前はこんな感じ。前に停まってるバスはベルガモ空港行きかなぁ?
(格安航空ライアンエアは、遠くて不便なベルガモ空港を使っていたはずなのだ)
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この日は平日、金曜日の朝だったけど、幸い道路はそんなに混んでない。
リナーテ空港は中央駅からだと30分弱ってとこかな?マルペンサ空港よりはずっと近いのだ。
バス最前列で眺めもいいし、せっかくだから道中の写真を撮った。なお、イ課長と同じバスに乗って
リナーテ空港に行く乗客の大半は卒業旅行の日本の若者。ミラノにもいっぱいいたねぇ。
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外国で、宿泊した街から空港までの移動って頭を悩ますことが少なくないけど、ミラノはとても簡単。
とにかくミラノ中央駅のワキに行きさえすりゃ、3つの空港行きバスがワンサと並んでるし、係員が大声で
行き先空港名を連呼してるから、バスを乗り間違えるのは不可能に近い(笑)。
それに何より、この名歌手?たちの競演が面白くてしょうがなかったよ、イ課長は。

ミラノのスカラ座の「アイーダ」は見られなかったイ課長。イタリア人のノドと音楽性の片鱗を、
中央駅ワキの空港バス乗り場で垣間見させていただきました。大変楽しゅうございました。


 
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by tohoiwanya | 2013-05-31 11:28 | 2012.03 欧州出張 | Comments(4)
2013年 05月 17日

ショパン空港からワルシャワ中央駅へ

昨年6月、イ課長が生まれて初めて行ったポーランド。
初めて行く国の場合大抵そうだが、この時のイ課長にとってもまず最初の難関は
到着したフレデリク・ショパン空港からホテルまでの移動だった。

到着は夜だったし、荷物は重いし、タクシーで移動というのが無難なところではあったんだろう。
しかし、ワルシャワのタクシーっつうのがさぁ、白タクだらけで料金ボラれるなんて情報が多かったんだよ。
で、イ課長はバスでの移動というのにトライしてみたのである。

慣れないガイジンが空港から市内までバスで行こうとしたら、絶対にクリアしなければならない
ポイントとして、とりあえず下記①~④が挙げられる。

①切符はどこで買うの?いくらかかるの?
②どのバスに乗ればいいの?
③空港のどこから乗れるの?
④どこで降りればいいの?


では、この項目に沿って、不安だらけのイ課長とともに(笑)、バスでワルシャワ市街に行ってみましょう。


①切符はどこで買うの?いくらかかるの?
バスとか地下鉄の切符は、そこらにあるキオスクで売っている、とガイドブックには書いてあった。
とりあえず空港から乗る以上、空港で切符を買わなければならん。幸い、空港の中にソレらしき、
小さなコンビニみたいな店を見つけたから、トライしてみた。
「バス チケット セントラルステーション」って英語で言ったら売ってくれたよ。3.6ズロチ。
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情報によると、大きな荷物がある時は、その分の切符も必要なことがある、なんて書かれてたから、
これについても確認する必要がある。自分のゴロゴロスーツケースを指さして、キオスクのおばさんに
「荷物の分のチケットは?買うの?」ってな顔を作って“表情で質問”した。するとおばさん、
手をヒラヒラさせて「いらないわよー、ンなもん」と“表情で回答”してくれた。オバさんがそう言うなら
それを信じるしかない。自分の分のチケットだけを持って空港を後にした。

ちなみに、3.6ズロチというのは、当時のレートでいうと90円くらい。きゅうじゅうえん?!
イ課長がこれまで経験した海外の空港~市内の移動交通費の中でも破格の安さじゃないか?

②どのバスに乗ればいいの?
ショパン空港は市の中心部からわりと近くて、乗るのは普通の路線バス。だから路線番号がある。
ガイドブック等にも「中央駅までは175に乗れ」って書いてあったから、これまた信じるしかない。
175の路線バスが出る場所を発見すればいいのだ、と思いながら空港の外に出る。

③空港のどこから乗れるの?
ショパン空港、外に出るとこんな感じになってる。
昼間みたいに明るいけど、空港到着が19:25だから、外に出た頃にはもう20時は過ぎてたはず。
欧州の6月は昼間が長いんだよ。
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さて、どこから乗ればいいのか?路線バス乗り場らしきものを探してたら、ちょっと先に
赤い柱でできたバス停らしきボックスがいくつかあるから、そこに行ってみた。

やった、神聖なる数字175を発見(笑)。
こんな感じでバス停ボックスごとに、そこに来るバスの路線番号が貼ってあるから、それを見て、
自分がどのバス停で待つべきか、確認すればいいわけだな。よしよし、ここで待とう。
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これが時刻表。たぶん左が平日、右が休日だろうな。175番のバス、けっこう頻発しているようだ。
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おっと来ました175番のバス。よし乗っちまえ。
2両連結というのか、途中にジャバラがついて2台くっつけたような長いバスだ。なかなかモダン。
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バスの中はこんな感じ。わりとすいてて問題なく座れた(明るいけど、実際は夜だしね)。
ただしバスは揺れるから、転がらないようにキャスター付きスーツケースを押さえておきましょう。
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④どこで降りればいいの?
さぁここまではけっこう上手くいってる。あとは目指す場所でうまく降りられればカンペキだ。
イ課長が降りたいのはワルシャワ中央駅。車内に停留所一覧が貼ってあったから必死で確認する。
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写真じゃ見づらいだろうけど、真ん中やや左よりのバス停に「CENTRALNY」って書いてある。
たぶんこれが中央駅だ。ちなみに、この路線図だと、ショパン空港は右の端っこの方にあって、
ターミナルビル別に停車することが示されている。ポーランド語で空港って何ていうか知ってる?
lotnisko。たぶんロトニスコって発音するんだろうな。ろとにすこ。

バス停に停車するたびに、その停留所名と路線図とを見比べて、自分がいまどの辺を走ってるか、
中央駅まであと幾つ停まるのかを確認する。うむ、ちゃんと降りられそうな気がしてきたぞ(笑)。

というわけで、はい着きましたー。ワルシャワ中央駅。そして、そのすぐ隣に建てられた文化科学宮殿。
ワルシャワ中央駅前といえば、このスターリン・ゴシックの壮大な建物がランドマークだ。
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というわけで、ショパン空港から中央駅まで、路線バスに乗って見事90円で移動できたのである。
土曜の夜で、道路も空いてたせいか、乗車時間もせいぜい20分くらいじゃなかったかな?
さっきも言ったように、ショパン空港って、わりと市街から近いんだよ。

思ったほど難しくなかったでしょ?イ課長も最初はオドオドしてたけど、バスに乗って、路線図を見てからは
「これなら大丈夫かもしれない」と希望が湧いてきたよ(笑)。
もっとも、これが冬の夜だったら8時にはもう真っ暗。車窓ごしにバス停の名称を確認するのも
難しかったはずで、この時は日の長い6月だったことが幸いしたといえる。

空港から市内へ路線バスによる移動。それほど難しくなかったし、何度も言うけど、移動費90円という、
異常な安さが光り輝く。90円で空港から市内にいける国なんてメッタにないよ?
さぁこれを読んだアナタならもう大丈夫。ショパン空港からワルシャワ市街まで、90円移動にチャレンジだ!


 
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by tohoiwanya | 2013-05-17 00:28 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(16)
2012年 01月 14日

ブダペストに行こう! -その4-

デアーク広場の駅を降り、16番のバスに乗るために地上に出てみた。
初めて見るブダペストの街並み。おおおー…ナニやら雰囲気のある街ではないか。
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だが、まずは16番のバスが出る場所を探さなくては。
さてバス停らしきものは一体どこに…

あたりを見渡して、イ課長は徐々に容易ならざる事態を理解しはじめた。
このデアーク広場って、地下鉄路線にとっても乗り換えの大きな駅だけど、
バス路線にとってもまた大きなターミナルみたいで、バス停はそこらじゅうにあり、
いろんな路線のバスがそこらじゅうで人を降ろしたり乗せたりしている。

これだけバス停だらけで、16番のバス停を見つけられるのか…???

これが大きな通りの両側にバス停がたくさん並んでるっていうなら、まだ救いがある。
自分の行きたい方向に走るガワのバス停を順々に確認していけばいいわけだからね。
しかしここは広場だから、そこらじゅうをバスがグルグル走りまわてて、
どのバスがドッチ方向に向かうのかすら、じぇんじぇんわからない。

ハッキリ言って、ここでイ課長とトホ妻は思考停止状態に陥ったね(笑)。
16番のバス停を捜さないとイカンのだが、ヒトコトも言葉がわからないガイコクで、
いったいどうやって捜せばいいのやら…まさに途方に暮れたという状態そのもの。

思考停止だったせいか、デアーク広場の写真も撮ってないんだけど、
この時、タバコすって呆然としているイ課長の写真があるから特別公開しよう。
表情が全然リラックスしてなくて「困ったな…」という内心の動揺がアリアリだ(笑)。
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とにかくバス停はそこらじゅうにあるわけだし、デアーク広場は広い。
生まれて初めてこの街にきたガイジンがヤミクモに歩いて捜すのはまずムリだろう。
しょうがない。地元のヒトに英語で聞いてみるか。

座ってバスを待ってた女性に「スミマセン16番ノバス停ハドコデスカ?」って聞いてみた。
だが彼女はプルプルと首を横に振るだけ。16番のバス停を知らないという意味なのか、
イ課長の話す英語がわからないという意味なのか、それすらもわからない(笑)。

どうしたもんかねぇ~?? 
コトここに至ってもタクシーで行こうという発想は湧かない貧乏性の夫婦。
こういうのもちょっとドウかと思うが。

しょうがないから、日本の図書館から借りてきたブダペストのガイドブックを見る。
地図を見ても16番のバス停がどこかなんて書かれてはいないが、本文の方を読んでたら
一つだけ、手がかりになりそうな記述があった。

ケンピンスキーホテル前のバス停から出る、16番のバスに乗ってウンヌン…

おお、少し光明が見えてきた。16番のバス停はケンピンスキーホテルの前にあると。
だからまずケンピンスキーホテルってのを捜してみよう。

広場の周囲にあるデカい建物を確認しながら歩いてたら、ほどなくケンピンスキーホテル発見。
その前の道路を捜したら、おおお!やった!16番のバス停がある!
嬉しかったから思わず写真まで撮っちゃったよ。
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路線図に書かれたバス停の名前はコレッパカシもわからない。
しかし途中にお城の絵があるから、この辺がおそらく王宮か教会か、とにかく
ドナウ川を望む丘の上にある、写真でよく見たあの一帯ってことなんだろう。
いやー…何とかマーチャーシュ聖堂に行けそうだ。よかったよかった。

観光バスが連れてってくれるツアーならこんな苦労はしなくて済むわけなんだけど、
個人旅行者が公共交通機関で何とかしようと思うと、こういう目に遭うのは避けられない。
まぁこういう危なっかしさもまた個人旅行の楽しさではあるんだけどね。

しかし、このイ課長ブログを読んだ人ならもう大丈夫だ。
地下鉄をデアーク広場駅で降り、地上でケンピンスキーホテルを捜せば16番のバス停がある。
我々みたいに思考停止状態に陥ることもなく、ブダペスト観光をスタートできるはずだ。
我が身を人柱にして、ブダペストの日本人観光客誘致に貢献するイ課長ブログ(笑)。

しばらく待ったらバスが来たから、エイヤと乗り込む。
普通のモダンなバスだ。手前のバーの方にピントが合ってしまっているが…。
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市内交通機関共通一日フリー切符を買ってるから、こういう時は何の心配もいらない。
不慣れな国であればあるほど、フリー切符の威力は増すのである。

イ課長&トホ妻を乗せた16番のバスはドナウ川にかかる有名な「くさり橋」を渡り、
対岸に向けて走っていく。くさり橋から見たブダ地区ってこんな感じ。
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ブダペストってドナウ川をはさんだ「ブダ地区」と「ペスト地区」が、まぁいうなれば
市町村合併して出来た街で、東駅とかデーアク広場とか、さっきまでイ課長たちが
いたガワが「ペスト地区」、これから行くドナウ川対岸が「ブダ地区」なのである。

ブダ地区には王宮とか教会とか美術館とか、観光スポットはいろいろある。
これまで地下鉄やバスに無事に乗ることだけでオタオタしてたイ課長たちだが、
ようやく観光客モードに入れそうだぜ。ぜいぜい。
(つづく)



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by tohoiwanya | 2012-01-14 01:04 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(8)
2011年 07月 08日

だめだめハイリゲンシュタット観光

ウィーンに行ったらハイリゲンシュタットに行ってベートーヴェン関連史跡を訪ね、
ついでにホイリゲで美味しいワインと料理でも楽しもう、と思ってる人は多いはずだ。

そういう方々にまずに申し上げておきたいことは、ハイリゲンシュタットに行くなら
地下鉄U4で、その名もずばりハイリゲンシュタット駅まで行き、そこから38Aのバスで
行くのが正解ということだ。おそらく大多数の人はそうするはずで、我々だって
事前によく調べていたら、そうしていただろう。ところがだ…。

この日、我々は午前中~昼過ぎまでウィーン中心部を散々歩いて観光していた。
たぶんこの時点で1万歩近く歩いていたはずだ。けっこう歩き疲れていた。
そんな状態でショッテントーアという市電の駅を通りかかったら、トホ妻が言い出した。

ヌスドルフ行きの市電が走ってるじゃん。あれに乗ればいいはず。前回行ったときも確か
 ヌスドルフ行きの市電で行ったもん。アレに乗ろう

30年前の記憶に基づいたトホ妻の“危険なガイド”が始まったのである(笑)。

ヌスドルフ行き市電の停留所を確認すると、終点に「ベートーヴェンガング」っていうのがあるから
確かにソコに行けばよさそうに思えた。というわけで、次のヌスドルフ行き市電に乗り、
終点らしき駅まで行ってみたわけだよ。
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だが、この時点ですでに我々は失敗を犯していたのだ(ミス1)。
実際には市電終点駅のベートーヴェンガングは「遺書の家」や「田園の小道」からは
かなり北の方にあって、効率よく周るんであれば同じ市電の2つくらい前の停留所で
降りるべきだったんだよ。…すべて後になって知ったことだが(笑)。

市電でハイリゲンシュタットに行こうと思っている皆さん。終点まで乗るのはやめましょう。
二つくらい手前の、グリンツィンガー通りと交わるあたりの停留所で降りましょう。

ここからイ課長とトホ妻の迷走が始まった。
ガイドブックに小さ~い地図が載ってたんだけど、地図の範囲が狭すぎて、
自分たちが今いる場所は地図に入ってない。だもんだから、どっちにどの程度歩けば
ドコに出るのか見当のつけようもないのだ。

実際のベートーヴェンガング…つまり「交響曲第6番『田園』の想を練った小道」は
もっと南であろうと見当をつけ(これは正しかった)、歩き始めた。
20分くらいかなぁ?ふらふら歩いたらバスが通る、わりと広い道に突き当たった。
ここが38Aのバスが通るグリンツィンガー通りなのだ。

さっきも言ったように、すでにイ課長&トホ妻はかなり歩き疲れた状態にあった。
ここは計画を変更し、この38Aのバスでカーレンベルグという山の上の見晴台まで行き、
そこで少し休んでから麓に戻ってベートーヴェン史跡めぐりしようということになった。

だが、バスの中で我々はまた過ちを犯した(ミス2)。
バスに乗ってたら途中に展望台があって、大勢の客が降りた停留所があったんだよ。

イ「ここで降りるんじゃないの?
ト「いや…終点だと思うけどな、カーレンベルグは

ところが、その展望台を過ぎると道は下り坂になるではないか。
ってことは、やっぱさっきの所がある目指す展望台だったんだよ!というわけで、
イ課長がトホ妻をせきたて、次のバス停で降りた…が…

それも間違いだった(ミス2)。カーレンベルグはトホ妻の言うとおり、やはり終点であって
さっきの展望台は別の展望台だったんだよ。ああああ…次々とミスを犯す我々。
38Aのバスでカーレンベルグに行こうと思っている皆さん、終点まで乗りましょう(笑)。
途中にまぎらわしい展望台があるけど、そこはカーレンベルグじゃありません。

幸い、38Aのバスは10分おきくらいに頻発してるから、次のバスに乗り、ようやく
山頂のカーレンベルグに到達することが出来た。ふう…。
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ここからの眺めるウィーンの街の遠望は確かにすばらしかった。
この日はピカピカに晴れてたから、ウィーン市内を貫くドナウ川はもちろん、望遠レンズで見ると
シュテファン大聖堂やヴォティーフ教会の高い尖塔までわかっちゃう。
遠く霞んで見えるのはもうオーストリアじゃなく、スロヴァキアかハンガリーじゃないか?
(下の写真、金色の球を串刺ししたヘンなものは、実は清掃工場の煙突なのである)
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何度も言うが、我々は市電に乗った段階ですでに1万歩くらいは歩いていた。
市電を降りて道に迷って、さらに無駄に歩いたわけで、かなーり歩き疲れたけど、
この展望台でソーセージパンを食いビールを飲み(昼飯ヌキで歩いてた)、やや回復した。
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時刻は4時過ぎだったかなぁ?6月初旬だからまだ完全に真昼間だ。
ベートーヴェンが遺書を書いた家に行く余裕は十分にある。というわけで、我々は再び
38Aのバスに乗り、麓のハイリゲンシュタットに戻ったのである。
この後また疲れた足にムチ打って、強い西日の下を延々歩くハメになるとも知らず…。



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by tohoiwanya | 2011-07-08 00:11 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(0)