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2014年 07月 18日

死都・ゲント

蒸し暑くなってきましたなー。
こんな時こそ、寒々しいゲントの写真をたっぷりご覧いただこう。

今日の標題「死都」というのは、2009年の出張でイ課長が半日観光したブリュージュの、いわばまぁ
枕詞であって、ゲントが死都と称されることはないはずだ。

しかしイ課長が行った日のゲントは真冬の2月、しかも雪の日。
とにかく呆れるくらいヒトがいなくて、あの時撮った写真をいま改めて見ても、人影のなさに驚く。
まるで街中の人が消滅しちまったみたいで、しかも雪景色。寂寥感という点じゃ最高の演出効果だったわけ。
アレはアレでなかなか不思議な体験だったから「死都」という標題にさせていただいた。

ゲントって中世の面影を残す古都で、決定的撮影スポットのひとつは運河ごしに見た旧市街。
グラン・プラスのギルドハウスに似たギザギザファサードが連なる向こうにそびえ立つ高い時計台は
ゲント観光案内なんかでもよく使われるショットだ。
死都・ゲント_f0189467_20093946.jpg
 
うーん・・・キレイだ。キレイだが、人影ゼロ。おまけに寒い。
中世に黒死病か何で住民が全員死に絶え、街だけがそのまま残ったなんて例があったとすれば、
ちょうどこんな感じになるのだろうか。タトエが不謹慎で申し訳ないが。

この運河を中心としたあたりがゲント観光の中心のはずで、たしかに風景は美しい。
このキレイな風景が白く雪化粧した状態で見られるというのはある意味非常にラッキーだったといえるし
普段なら観光客で賑わってるはずの運河沿いがこんなにすいてて、ちょいと幻想的に見えるっていうのも
ラッキーだったといえるかもしれない。
死都・ゲント_f0189467_20093907.jpg
死都・ゲント_f0189467_20125460.jpg
 
しかしいくら何でも人いなさすぎ、寒すぎ。こんな日に観光してるイ課長、可哀想すぎ(笑)。
こういう天候じゃ「きれいだなぁ」という感想より「こんな雪の日に何だってオレは・・・」というグチが
出てきてしまうのは致し方ないところだ。

Ticketって表示があるから、ここはかつて運河遊覧船乗り場だったのか・・・いや、今でもそうなんだろうけど
もうすっかり「住む者もない廃墟」を歩いてる気分になってきた(笑)。
死都・ゲント_f0189467_20093905.jpg
 
まぁしょうがない。とりあえずザッと街をまわってみよう。誰もいないけど。

中世から続く歴史を誇る街だけあって、こんな古いお城がある。
フランドル伯の城とか何とかいうらしいけど、寒いから詳しいことはよくわからない。
死都・ゲント_f0189467_20093993.jpg
 
歩いてたら市場もあった。おそらく昔から残ってる由緒あるものなんだろう。
死都・ゲント_f0189467_20093922.jpg
 
内部はぶっとい木で柱や梁が作られている。
外側は明らかにレンガ(石?)造りだったけど、内部だけ見ると木造建築みたいだ。今は市場じゃなく
飲食施設が集められてるけど、この天気だから客も入らんわなぁ。
死都・ゲント_f0189467_20093959.jpg
 
ゲント中心部には大きな教会がいくつもある。避寒も兼ねてその一つに入ってみた。
教会内部もとても「暖かい」とは言えないけど、外にいるよりは多少はマシだ。
なかなか立派な教会ではないか。暖をとらせていただいたお礼に毎度おなじみロウソク寄付。
しかし教会の中もだーーーーれもいません。
死都・ゲント_f0189467_20144742.jpg
  
しばらく休んで、再びクソ寒い屋外に出る。ああ寒い、勘弁してくれ。
ちなみに、この日のイ課長の格好というのはこんなスタイルだったのである。
欧州出張中のビジネスマンには見えんわなぁ(笑)。
死都・ゲント_f0189467_20093923.jpg
 
しかしホントは出張中の身なのだ。初日の半日観光で風邪ひくわけにもいかないのだ。
歩き疲れたことでもあるし、そろそろ屋内観光に切り替えるか。
ゲントの屋内で見るべきもの。世界的に有名なものが一つある。イ課長もそれはぜひ見ておきたかった。
さっそくソレを見に行こうではないか。というわけで次回に続くのである。


  

by tohoiwanya | 2014-07-18 00:07 | 2013.02 欧州出張 | Comments(4)
2014年 07月 15日

ゲントの市電

ゲントの話を続ける。といっても1年5ヶ月前の話だが(笑)。

ゲントって中世以来の歴史を誇る、由緒ある街だ。そういう街が大抵そうであるようにゲントも
観光面での見どころの多くは旧市街に集まっている。しかし到着したセントピータース駅から旧市街って
ちょっと遠いんだよね。ましてや雪の日だから歩いて行くなんて論外。そこで市電ということになる。

ゲントの市電。ブリュッセルあたりならともかく、ゲントの市電情報なんて知りたいニーズがあるとも
あまり思えないけど、せっかく写真もあるから一応お伝えしておこう。

駅から旧市街に行くには「1番」っていう路線に乗る。おそらく1番以外にも旧市街まで行く路線は
いくつかあるはずだけど、寒いから詳しいことはよくわからない(ヲイヲイ)。とにかくイ課長は
1番の市電に乗ったのだ。
ゲントの市電_f0189467_20030958.jpg
 
切符はこんな。欧州の多くの公共交通機関がそうであるように、ここもカード方式。
ちなみに、切符は停留所にある自動販売機で買った。
ゲントの市電_f0189467_20030969.jpg
 
この切符を車内にある黄色い機械に挿し込んでガチャンと日時を印字してもらう。
こういうところは大体欧州共通のやり方だし、なんとなく察しがつくよね。
ゲントの市電_f0189467_20030967.jpg
 
裏側に印字してもらうとこんな感じ。(おそらく)最低区間運賃が1.2ユーロだったんだと思う。
この頃はまだ主要なモノの値段をメモに残してなかったから(東南アジア旅行の時はけっこう残した)、
こういう写真を撮っておくと後で料金が確認できる。
ゲントの市電_f0189467_20030919.jpg
車内はこんな感じ。低床式のモダンな車体だ。
出入り口近くで二人の東洋人が地図を見ながら何か一生懸命話し合ってたけどよく聞こえなかった。
日本人じゃなさそうだったから、中国人かなぁ?韓国人かな?
ゲントの市電_f0189467_20030998.jpg
 
実はイ課長自身もどこで降りりゃいいのかよくわからなかったんだけど、教会の高い塔が近い停留所で
けっこうみんながゾロゾロ降りたから、きっとここが旧市街に違いないと思ってイ課長も降りた。

ううううううううう・・・外は寒い、寒すぎる。雪もぜんぜんやまない。
見たまえ、この寒々しい市電風景を。こういうの見れば、いま7月の日本で蒸し暑いだナンだと
コボしてる自分がこの上なく幸せに思えてくるでしょう?(笑)
ゲントの市電_f0189467_20030989.jpg
この辺が旧市街の街の中心だろうな、たぶん。旧市街はそんなに広大じゃないから、あとは徒歩で観光だ。
雪の中じゃかえってツラいけど徒歩観光でいくしかない。


しかしそれにしても歩いてる人が少ないね・・

    ・・・・・いや少ないというより、人がいないね・・・
ゲントの市電_f0189467_20030932.jpg

         ・・・人が・・ぜんぜんいない・・・ひとりもいないね・・
ゲントの市電_f0189467_01060470.jpg
  
クソ寒い雪の日曜の午前中。こんな時にゲント観光しようなんてモノズキは少ないよなぁ、そりゃ。
イ課長だって、これが「出張中唯一のフリーな日」でさえなければ、暖かいホテルの部屋で
ゴロゴロしていたかったさ。しかしここまで人が少ないとは思わなかったなぁ。

まぁいい。来てしまったのだ。来てしまった以上は寒さに負けずに町を観光しようではないか。
というわけで、雪化粧で美しいけど異常なほど人影のないゲント旧市街。次回更新でさらにご紹介します。



by tohoiwanya | 2014-07-15 09:56 | 2013.02 欧州出張 | Comments(0)
2014年 07月 13日

ゲントに行ってみよう(涼感企画)

台風一過、とたんに暑くなりましたな・・・。

暑いこの時期、去年は涼感企画なんていうのをやったけど、今年もやることにした。
昨年2月欧州出張における唯一の大ネタ、ゲント日帰り旅行の話を書くのである。
これは大ネタだから続きものになる。写真もいっぱいある。雪の降る寒々しいベルギーの古都の写真を
たっぷりご覧いただき、たっぷりと涼んでいただけると思う(笑)。
ゲントに行ってみよう(涼感企画)_f0189467_19560751.jpg

まず出張日程作成の話をしなければならない。
例外もあるけど、イ課長の欧州出張では「月曜から金曜まで仕事」ってパターンが圧倒的に多い。
だから日本出発は日曜午前、同じ日曜の夕~夜ころに欧州現地に到着するというパターンになる。

しかし、昨年2月の欧州出張では日曜ではなく土曜日に出発するという方法をとった。
なぜか?それは飛行機代のせいなのだ。日曜出発より土曜出発の方が大英帝国航空が安かったんだよ。
そのぶん余計にホテルに1泊することを考慮しても、土曜に出発するほうがまだちょっと安い。

移動を土曜のうちに済ませちゃって、日曜まるまるフリーに遊べるなら好都合・・・なーんてことは
ヒトコトも口に出さず、「土曜出発の方が出張費が安い、一日早けりゃ時差ボケ調整上も助かる」と、
あくまでマジメな理由に基づいて会社に説明し、土曜出発で了承をとった。で、大英帝国航空で
ロンドン経由、土曜の夜遅くにブリュッセルに着いたわけだ。

しかし何だカンだ言ってイ課長も5回目のベルギーだ。ブリュッセルからの日帰り観光っつうても
アントワープもブリュージュも行ってる。じゃ今回はどこに行こうかと出発前にずいぶん考えた。

そこで浮上したのがベルギーの古都・ゲントなのである。
ちなみに、ゲントって街も読み方がいろいろで、Wikipediaでは「ヘント」になってる。おそらく
英語・ドイツ語だとゲント、オランダ語だとヘント、これがフランス語だとガンっていうらしい。バラバラ。
とりあえず、このブログではイ課長が言いなれた「ゲント」表記で統一させていただく。

ゲントって誰もが知ってる地名じゃないけど、ブリュッセル・アントワープに次ぐベルギー第三の街。
かつて繊維交易で栄え、中世の面影を残す建物も豊富、世界遺産の立派な教会もあるらしい。

うーむ、なかなか魅力的な街のようではないか。
ブリュッセルから日帰りでちょいと足を伸ばす場所として距離的にもちょうどいい(鉄道で片道35分くらい)。
よし行こう。行くぞイ課長は。ゲントに。

しかし日曜の朝は例の雪。もうとにかくクソ寒かったんだよ。
この時はパソコンがネットに接続できなかったり(この問題はロンドンに移動しても続いた)、携帯電話が
死んだり(これは何とか復活させたが)トラブル続きで、あんまりウキウキ観光気分って状態じゃなかった。
この寒さで風邪ひくわけにもいかないし、ゲント行きの切符もまだ買ってるわけじゃないし・・・っていうんで
「ゲント、やめよっかなぁ~?」という後ろ向きな気持ちが湧いてきた。
ゲントに行ってみよう(涼感企画)_f0189467_2339645.jpg

まぁゲント行きの列車はけっこう頻発してるようだったから、とりあえず行く行かないは別として駅まで様子を
見に行くかっていうんでブリュッセル中央駅まで行ってみた。ゆ~き~のふ~るま~ちを~♪
ゲントに行ってみよう(涼感企画)_f0189467_23591538.jpg

駅で列車の表示を見てたら、9:59にゲントのセント・ピータース駅を経由してオーステンデに行く列車が
あることを発見した。うーむ、この列車にエイヤで乗っちまおうかなぁ?
ゲントに行ってみよう(涼感企画)_f0189467_19560739.jpg

おや?気がついたら乗ってるじゃないか、イ課長(笑)。
我ながら計画性があるんだかないんだかよくわからんが、こういう行動をとれるのもフリーな日曜だからこそ。
明日から仕事が始まればもうほとんど何もできないし、帰国便は昼出発だから最後の土曜も観光できない。
チャンスは今日しかないのだ。ちったぁ観光したっていいじゃないか(会社にはナイショにしてください)。
ゲントに行ってみよう(涼感企画)_f0189467_19560789.jpg

てなことを言ってるうちに、もうゲントに着いちまった。
特急(急行だったかも)で35分つうんだから、東京から鎌倉あたりに行くよりずっと近い。
ものすごく凝った天井装飾のあるゲントのセント・ピータース駅がイ課長を迎えてくれたのである。
ゲントに行ってみよう(涼感企画)_f0189467_19560790.jpg

というわけで、昨年2月欧州出張における唯一の大ネタ、ゲント半日観光。
これから書き続けていくわけだけで、まぁ3~4回くらいにはなるかな。それらの記事の文中で
最も頻出する単語は「美しい」でも「素晴らしい」でもなく、「寒い」だと思われるのである(笑)。


 


by tohoiwanya | 2014-07-13 00:52 | 2013.02 欧州出張 | Comments(6)
2013年 03月 19日

マンチェスターに行く

長くて、長くて、長かった2011年欧州出張ネタ。そろそろ大陸から英国に渡ろう。

といっても、このとき英国に滞在したのはたった1泊。マンチェスターという街に行ったのだ。
イギリスには3回目だったけど、ロンドン以外の街に宿泊するのは初めての経験。
産業革命の頃から有名な工業都市という程度の知識はあったけど、実際のところマンチェスターが
どんな街なんだか、カイモク見当がつかなかったというのが正直なところだ。

パリのホテルを早朝に発ち、マンチェスター空港に着いたのがまだ午前中だった。
空港から市街に向かう電車の窓から街を見て、イ課長はけっこう驚いた。「うっわぁ~」と思ったよ。
マンチェスターという街の第一印象はちょっとした衝撃だったと言っても誇張はない。

この強烈な印象の形成に、「パリと比べて」という要素がかなり影響しているのは確かだ。
もし、ロンドンあたりからマンチェスターに移動すれば、あんなに驚くことはなかったと思うんだけど、
何しろそれまでいたのがパリ。そこからいきなりマンチェスターに移動するとその差は強烈だよ。

何にそんなに驚いたのかって?それはね・・・






街全体が茶色であるということだ。



要するに、建物のほとんどがレンガ造りなんだよ。
パリは石造りの白っぽい建物が圧倒的に多い。「街の色」が白いことに目がすっかり慣れたところで
マンチェスターに入ると、何もかもレンガ色。要するに茶色。英仏海峡を挟んだ隣国同士の主要都市で
「街の色」がこれだけ劇的に違うと、やっぱ驚く。

この驚きはイ課長だけが感じたものじゃなかったようだ。
同行のエラい人も空港から乗った電車の車窓を眺めながら「うわぁ・・・街が茶色や(関西の人なのだ)・・・」と
感じ入ってたくらいで、パリから「レンガで出来た茶色の街・マンチェスター」に行くと誰もが同じ思いを抱くはず。
ウソだと思うなら、アナタもパリに5~6泊してから空路マンチェスターに行って、その目で確かめてほしい(笑)。

口で説明するより見てもらった方が早い。
たとえば、マンチェスター・ピカデリー駅からほど近い大通りはこんな感じ。もう見事なほど両側も正面も茶色。
マンチェスターに行く_f0189467_13103066.jpg

ここだけじゃない。
とにかくマンチェスターではどこを見ても必ず視界のかなりの部分が茶色で占められる(笑)。
マンチェスターに行く_f0189467_1311834.jpg

イ課長が特に感動したのはコレだ。
鉄道用の鉄橋の下にもう一つ、レンガで出来た橋が交差してる。
この鉄橋の橋脚部分もレンガで、色が真っ黒くクスんでるから、めちゃくちゃ古いものに違いないけど、
レンガの重厚な量感に圧倒される。
マンチェスターに行く_f0189467_13113750.jpg

この「レンガで支えられた鉄橋」には感心したから、離れたところからもう1枚写真を撮った。
なんかスゴいよねー。いかにも「近代化遺産」って感じで、さすがは産業革命の街・マンチェスター。
マンチェスターに行く_f0189467_13121561.jpg

華やかなパリと比べると、マンチェスターは街の感じが圧倒的にジミで薄暗い。それは否定できない。
街全体が茶色っていうせいもあるけど、何となく「観光地からトツゼン工業地帯に来た」ような感じ。
しかし、それはそれで「街としてのキャラクター」がはっきりしてて、なかなか興味深い。

以前にも告白したように、イ課長はマンチェスターのホテルに到着早々、カメラを落として壊した。
従って、マンチェスターで撮った写真はほぼ全て(今日載せたものも含めて)携帯から撮ったもので、
画質もイマイチだし、枚数も少ない。

「なんでオレんとこだけ写真が少ないんだ?」とマンチェスターから責められたら(責めないだろうが)
謝るしかないんだけど、次回はマンチェスターで訪問した、すごく面白いミュージアムのことを
張り切って紹介するから、勘弁しちくり、マンチェスター。
 

 

by tohoiwanya | 2013-03-19 13:13 | 2011.11 欧州出張 | Comments(2)
2013年 03月 17日

リールという街

うーむ…ちょいと鼻風邪をひいてしまったイ課長なのである。
欧州シゴトの報告書はあと2週間。最後の踏ん張りどころだが、もう気力が…(笑)。

まぁいい。とりあえず、粛々と一昨年11月出張のネタを消化していこうではないか。
これが終らないとなかなか他のネタに進みづらくてさ。

長くて、長くて、長かったこの出張の、フランスでの最後の仕事がリールだった。
パリから高速鉄道TGVに乗っても2時間以上かかるんだよね、リールって。
午前中の面談で仕事は終了、あとは同行者を待つ間、通訳さんと一緒に昼メシを食い、
さらにリールの街をブラブラして例のワッフルを食ったりしてたわけだ。
ちなみに、ランチで食ったのはおなじみムール貝。
リールという街_f0189467_22272246.jpg

メシを食い終わって、さて、あと同行者から連絡があるまで、あと数時間どうしようか。
リールについての観光情報なんてチェックしてなかったし、地図も持ってなかった。
そこで、とりあえず目についた教会を見学してみることにした。
マイルドな教会建築ヲタクのイ課長としては有意義な時間のつぶし方だが、通訳さんには苦痛だったかも(笑)。
教会の名前とかは忘れちゃったけど、二つほど駆け足でご紹介しよう。

たとえばこんな教会があった。入口は超モダンで、最近できた現代建築による教会にしか見えない。
リールという街_f0189467_22274693.jpg

しかし驚いたことに、中に入ると伝統的なゴシック建築の聖堂空間が広がっているではないか。
入口の現代的意匠と、内部の中世的雰囲気の落差にアタマが混乱しちまった。
何でこんな、木に竹をついだような教会にしたのだ?
リールという街_f0189467_22282419.jpg

イ課長が思うにこの教会、入口の部分が第二次大戦の空襲(か、何かそれ以外の災厄)によって
一度ブッこわれて、壊れたところは敢えてモダンなスタイルで建て直したんじゃないかって気がする。
おそらく、入口にあたる西側が破壊され、祭壇のある東側は比較的残ってたんだと思う。
何で西側も元のゴシック教会として修復しなかったのかはフランス人に聞いてほしい(笑)。
リールという街_f0189467_2229211.jpg


もうひとつ、こんな教会もあった。
天井に蚊帳?が吊ってあるのが理解不能だけど(笑)、なかなか立派で歴史ある教会っぽい。
リールという街_f0189467_2232491.jpg

すると通訳さんがイ課長に声をかけた。「ドラクロワの絵があるみたいですよ?」
ええ?!ドラクロワの絵がリールのこんな教会にあるの?
リールという街_f0189467_22311732.jpg

・・・う・・・確かにDE LA CROIXという表示はある・・あるが・・・。
どぉーーーーー見たってこりゃドラクロワじゃないよなーー?
ドラクロワが泥酔して描いたって、この絵よりはずっと見ごたえのある絵を描くだろー。
誰かがドラクロワを名乗ってニセモノを描いたか、それともたまたま同姓の別の画家が描いたか・・・
とりあえず、「本当にドラクロワが描いたのか?!」と調べようという気には全くならなかった(笑)。

入口ワキには以前にも載せた「(おそらく)立小便阻止ガード」がガッチリと据え付けられてたりして、
なかなか突っ込みどころの多い教会だったよな、ここ。

リールの街って、ベルギーに近いせいか、建物の風景も何となくベルギーで見た感じに近い。
こういうの「フランドル風」っていうのかなぁ?なんて思った。教会以外にも由緒ありそうな建物が多くて、
いかにも歴史あるヨーロッパの街って景色だった。かつては毛織物の交易で栄えたらしい。
リールという街_f0189467_2232461.jpg

リールという街_f0189467_22331277.jpg

先月の欧州出張で、ブリュッセルからロンドンまでユーロスターで移動したとき、リールに停車した。
ああ、ここ、一昨年の出張で来たっけなぁと思って、ちょっと懐かしかったよ、イ課長は。

フランス北部、ベルギーとの国境に近い街リール。
これといってすごい観光物件は(おそらく)ないけど、おいしいワッフルもあるし、
フランス・ベルギーあたりを旅行するときは、ちょっと立ち寄ってみてはいかが?


さて、今回はリール観光協会からの感謝状を待つことにしよう(笑)。


 

by tohoiwanya | 2013-03-17 22:36 | 2011.11 欧州出張 | Comments(6)
2012年 09月 14日

ルーアンの休日 完結編

さて…インド業務でシッチャカメッチャカの日々を送るイ課長なのではあるが、
今日こそはあきらめて?ルーアン観光の話をしめくくろう。
ダラダラ書くのもナンだから、4つのポイントにまとめて写真つきでご紹介するぞ。

①セーヌ川

以前にも書いたように、ルーアンの街を東西に流れる大きな川はパリと同じセーヌ川。
もともと、ルーアンってこのセーヌ川の水上輸送で栄えたところだったようだ。
今はこんなだけど、昔はこの辺に大きな船着き場があって、活況を呈してた…らしい。
(…その頃…たぶん19世紀頃のこの辺りを描いた絵を美術館で見たのだ)
ルーアンの休日 完結編_f0189467_10484816.jpg

川の反対側(地図でいうと東側)を見ると、こんな感じ。
大きな岩山みたいなのがデンとあって、なかなか変わった眺望だ。
ルーアンの休日 完結編_f0189467_10492112.jpg


②ルーアン美術館

ルーアンに行ったら、ここはちょっと寄る価値がある。
上でセーヌ川の船着場の活況を描いた絵を見たっていうのがこの美術館なのだ。
そりゃ所蔵する絵画はルーブル並みってわけにゃいかないけど、ここは行こうと思ってた。

お?円筒鏡に写すだまし絵なんかあるよ。元絵はルーベンスの「十字架昇架」っぽいな。
ルーアンの休日 完結編_f0189467_10501835.jpg

おおお?こりゃベラスケスだろ?
絵の題名は忘れたけど、これベラスケスだよな。へぇ~巨匠ベラスケスの油絵が
ルーアンで見られるとは思わなかった。
ルーアンの休日 完結編_f0189467_105058100.jpg

しかし、この美術館で最も見たかった絵はこれだ。
何たってルーアンなんだからね、ここは。
ルーアンの休日 完結編_f0189467_10511069.jpg

何時間か前に実物を見たばかりの大聖堂。その大聖堂を描いた有名な連作。
やっぱモネのコレを1枚は持ってなきゃ、ルーアン美術館の名がすたるってもんだ。
ちなみにこの連作、たくさん持ってるのはパリのオルセー美術館らしい。


③ルーアンの街並み

ルーアンって、パリなんかより圧倒的に小さいのは当然だけど、それでも
ノルマンディー地方の中心都市だから田舎臭さは全然なく、適度な都会感があってよろしい。
ルーアンの休日 完結編_f0189467_10515170.jpg

駅からブラブラ歩いて街の中心に着き、大聖堂、セーヌ川、公園、美術館・・・て具合に
観光なら交通機関に乗る必要は全然ない。そもそもパリに比べりゃ「観光客」なんて存在も
ゼロに等しいわけで、観光客向けのキレイなパリに対して、普通の生活がある街って
感じだったな。
ルーアンの休日 完結編_f0189467_10514565.jpg


④ルーアン駅

そんなわけで、最後はちょっと駆け足になってしまったけど(笑)、
海外出張中の土曜日、パリから足を伸ばしてのルーアン観光、楽しませていただきました。
そろそろ帰りの電車の時間だ。
ルーアンの休日 完結編_f0189467_10545510.jpg

この電車に乗って、サン・ラザール駅に着くのが16時10分の予定。
パリはまだ夕方だ。もちろん、素直にホテルに帰って休もうなんて気は毛頭ないイ課長。
この後、パリでもたっぷりと「海外出張中の土日」を楽しむのであった。

こうして思い返してみると、あの土曜日はいろいろ楽しんだよなぁ。
実はこんどのインド出張でも「空いた土曜」があるんだけど、その計画はまだ
ラフなもので、詳細は未定なのである。




by tohoiwanya | 2012-09-14 10:55 | 2011.11 欧州出張 | Comments(2)
2012年 07月 25日

ルーアンを歩く

ルーアン・リヴ・ドロワ駅を出たイ課長はとりあえず、南に向かって歩き始めた。
これがリヴ・ドロワ駅の外観。なかなか立派な駅だ。
ルーアンを歩く_f0189467_03948.jpg

前回記事のコメントでも指摘されてるけどリヴ・ドロワって、「右岸」っていう意味で
左岸だったらリヴ・ゴーシュになる。こういう言い方は街の真ん中にセーヌ川が流れる
パリでよく聞く言い方だ。右岸っていう以上、ルーアンも街の真ん中を大きな川が流れてる。

そのルーアンを流れてるのはナニ川か?少なからず意外なことに、これが実はパリと同じ
セーヌ川なんだよ。パリからルーアンまで同じセーヌ川でつながってたとは知らなかったぜ。
大聖堂やなんかがある街の中心部は駅から南に歩いた右岸の川っぺりに広がってるみたいだから
とりあえず南に向かって歩き始めたというわけだ。

歩いてると、こんな風にいかにも情緒ある石畳の路地がそこココにある。
いいよね、こういう道。なにげない路地が好きなイ課長としては心ひかれるものがある。
ルーアンを歩く_f0189467_025317.jpg

「ほら、こちらに曲がってみない?うふ」と甘い声で誘われてるようで(道がしゃべるかよ!)
ついフラフラと曲がりたくなるけど、地理不案内な身としては迷子になりそうなワキ道の
誘惑には目をつぶり、品行方正に?地図を片手に大聖堂を目指して大通りを南に歩く。

うお?フと上を見上げるとガーゴイルがおなじみのゲロ吐きポーズで口をあけてる。
大聖堂はまだもう少し先のはずだが、この建物はなんだろ?
ルーアンを歩く_f0189467_033174.jpg

…と思ってみると、うっわーーーーガーゴイル軍団がズラリと並んでるよ。すげぇ。
これだけたくさんガーゴイルがくっついてるってことは、相当立派&巨大なゴシック建築のはずだ。
しかし、この辺にはデカい教会はないみたいだけどなーー??
ルーアンを歩く_f0189467_034930.jpg

地図を確認すると、この建物はどうやらノルマンディー地方の最高裁判所らしい。
なるほど裁判所か。そりゃ建物が立派なのもうなづける。
とりあえず建物外観をブラブラ歩きながら見てたんだけど、そうやって見てるうちに
イ課長はむしろ建物の外壁が気になりだした。これ、ひょっとすると…
ルーアンを歩く_f0189467_043318.jpg

どうやらその「ひょっとすると」らしいんだよ。
ルーアンの最高裁判所外壁には未だに第二次大戦の弾痕がナマナマしく残っている。
「残そう」と思って残しているのは間違いなくて、要するに「あの戦争を忘れないように」
っていうことだろう。しかし、その弾痕の数ってのがハンパじゃないんだよ。
ルーアンを歩く_f0189467_04486.jpg

考えてみたらルーアンって連合軍が上陸したノルマンディー海岸からわりと近いわけだし、
内陸に進撃しようとする連合軍と、それを阻止するドイツ軍との間で激しい市街戦が
あっても不思議はない…つうか、間違いなくあったはずだよな。うーむ…。
この最高裁判所、ルーアンのゴシック建築の中でも非常に優れたものらしいんだけど、
イ課長にはこのスサマジい弾痕だけが印象に残っちまったよ。

さて、気を取り直して先に進もう。
最高裁判所からまたちょっと南に行くと、巨大時計がある。
イ課長は知らなかったけど、ルーアン観光名所として必ず挙がる有名な時計らしい。
ルーアンを歩く_f0189467_051587.jpg

うーむ…確かに豪華絢爛な時計だ。たいへん立派。
この時計があるあたりはもうルーアンの街の中心部といっていい。
だってほら、この時計のマタの下から、もう大聖堂がすぐ近くに見えてるじゃん。
ルーアンを歩く_f0189467_054958.jpg

というわけで、次回はいよいよフランスゴシック教会の中でも
フランボワイヤン・ゴシック(火焔様式)の傑作といわれる、華麗な装飾で有名な
ルーアン大聖堂をご紹介するのである。




by tohoiwanya | 2012-07-25 00:06 | 2011.11 欧州出張 | Comments(4)
2012年 07月 19日

アーヘンのホーンテッドマンション

去年11月出張でのフランスネタ消化が順調にサクサク進んでいくのかと思いきや、
話は突然その数日前、同じ出張で訪問したドイツのアーヘンという街に飛ぶ。
書き手の気分次第でドコに飛ぶかわからないイ課長ブログなのである。
(要するに“行った順番どおり順ぐりに書く”というのがイヤなようだ)

というわけで、今日はアーヘンの話ね。
夏にふさわしく怪談ネタで…というほどのモンでもないが。

2011年11月23日、ハンブルクから空路、ケルン空港経由でアーヘンに夜到着したイ課長。
クタクタになってホテルにチェックインはしたものの、なにせどくとるマンボウの教え
信奉するイ課長。その夜もいつものように疲れた身体にムチ打ち、アーヘンのX'masマーケット
見るために、ふたたび夜のアーヘンの街に出撃したのである。

時刻はもう8時過ぎ。冬だから街はすっかり夜のとばりに包まれて真っ暗だ。
ホテルでもらった地図だけを頼りに、駅前の通りを西に向かって歩く。
もう少し行ったら右に折れればいいはず…と思いながら歩いてると、ちょうどその
「右に折れる道」の始まると思われるあたりに、異様に真っ黒で巨大な建物がある。
ふむ…あのドス黒い巨大建物ンとこを曲がるわけだな。

しかしそれにしても、このデッカい建物は一体なんだい?
最初は古くて大きな建物だなぁ…と思って眺めてたんだけど、しばらく見てるうちに
だんだん薄気味悪さを感じてきた。
 アーヘンのホーンテッドマンション_f0189467_012328.jpg

中世の城郭建築はどれも開口部がすごく小さいもんだけど、この建物も窓が極めて小さい。
何となく牢獄を連想させるものがある。しかも屋根ンところに何カ所かある窓の扉が
血の色のように赤く鮮やかで、気味悪さを増幅させる。建物下部にアーチ型トンネルあって、
そこが通れるようになってるから、おそらく大昔の城門みたいなもんなんだと思うけど、
あたかもどこかのテーマパークにある西洋幽霊屋敷に見える(笑)。

そこでイ課長は自主的にこの塔のことを「アーヘンのホーンテッドマンション」と名付けた。
イ課長が泊まった例のホテルからX'masマーケットの会場、つまり大聖堂なんかがある
市の中心部に行くには、このホーンテッドマンションを右に曲がるのがわかりやすいのだ。

翌朝早朝、イ課長はまたもやホテルから散歩に出た(モノ好きだねぇ…寒いのに)。
11月下旬だから早朝っつうてもまだ真っ暗で実質的には夜。人通りも極めて少ない。
しかし中心部に行こうとすればまたホーンテッドマンションのとこを曲がらないと…。

うーーむ…夜明け前の空を背景に建つ姿、相変わらずデカくて不気味な塔だぜ。
しかし、とにかくこの建物の下を曲がって大聖堂の方に行きたいから…
 アーヘンのホーンテッドマンション_f0189467_0233234.jpg




     ・・・え?


       ・・・・えええ?


             ・・・・・・ひ、人がいるよ。こんな夜中に?!

 アーヘンのホーンテッドマンション_f0189467_0174599.jpg


ホーンテッドマンションの下に座っているナゾの黒い人影。
あたりは真っ暗。周囲に人通りは絶えてなくイ課長一人。そういった状況にあって、
イ課長としてはこのナゾの人影の解明よりも、そこから足早に立ち去る方を優先したい
気分だったので、そうすることにした。君子は危うきに近寄らないのである。

このアーヘンのホーンテッドマンション。
明るい時間に見るとこんな感じ。まぁ昼間みても、やっぱり幽霊屋敷的なたたずまいの
不気味な塔であると言わざるを得ないよな。
 アーヘンのホーンテッドマンション_f0189467_018133.jpg

さて、ではあの不気味な人影は何だったのか?一応それも解明した(昼間にね)。
午後になって通訳さんと一緒にもう一度ここを通ったら、こんなおニイさんがいたのである。
明け方、イ課長をビックリさせたのはアンタだったのかい。
 アーヘンのホーンテッドマンション_f0189467_0183451.jpg

後ろに何か説明プレートがある。
通訳さんがザッと読んでくれた内容によると、大昔にここで見張りか何かをしていた兵士が、
フとした着想で、靴を修理する道具だったか…とにかくナニかをドウにかする道具の
新しい工夫を思いついたとか何とか…そういったことを記念?した銅像らしいのである。

トホホ・・・何だそりゃ? 詳細は不明だが、とりあえず何か歴史的もしくは
感動的なデキゴトを記念したモニュメントでないことは確かなようだ。

このアーヘンのホーンテッドマンション。
建物がすごく古くいものであることは間違いないし、たぶんアーヘンのガイドブックには
これがどういう建物であるか、紹介されてるんだろうと思う。

しかし何せこっちはアーヘンに1泊しかしない出張中の身。
ガイドブックによる現地情報収集なんてハナから放棄してたから、このホーンテッドマンションが
何なのか、出張から8ヶ月たった今でもイ課長にはわからずじまいなのである。
見張り中に何かの道具を発明したという、なかなかアイディア豊富な、別の言い方をすれば
任務に不真面目な兵士の銅像がある幽霊屋敷という以上の知識をイ課長は持っていない。

この塔が何という名称で、何のために作られたのか?
真相をご存知のアーヘン関係者がおられたら、ぜひイ課長にご教示いただきたいのである。

 


by tohoiwanya | 2012-07-19 00:18 | 2011.11 欧州出張 | Comments(2)
2012年 01月 28日

シェフィールドという街

昨日、仕事の委託元と打合せを行い、3月初めの欧州出張はもはや動かしがたく決定的だ。
欧州で巨大火山の大噴火でも起きない限り行く。行くのだよ。イ課長は。また欧州出張に。

会社でそう言うと、相変わらずイ課長に向かって「あら、欧州、いいですねーー」などと
無理解なセリフを吐くヤカラは少なくない。もっとも、そういうヤカラはソレを言えば
イ課長がイヤな顔をするのを知ってて、楽しんでるフシもあるのだが(笑)。

これまでこのブログにおいて、海外出張なんてモノは「いいですねー」なんて言葉とは
程遠いものであるということをイ課長は力説してきた。

ウチみたいな業種で、イ課長みたいな仕事のために行く海外出張って(それがどんな
仕事なのか詳しく説明しろと言われると困るのだが…)準備も大変だし、現地においても
常に気を張っていなくちゃいけないことが多い。それでも何とか現地で観光だオペラだと
楽しみを組み込もうと悪あがきはするけど、それより自分でカネを払い、日本における
いっさいのシガラミから解放され、自由に外国を旅行する方が何兆倍も楽しいのは当然だ。
逆に言えば、出張ってのは旅行の何兆倍もつまらないんだよ。

今日は例によってそんな話をしよう。
え?聞きたくない?だがイ課長は今そういう話をしたい気分なんだよ!(笑)

イギリスにシェフィールドという都市がある。
Wikipediaで調べてみたら、シェフィールドって ①ロンドン ②バーミンガム
③リーズ ④グラスゴー に次いで、イギリスで5番目に人口の多い大都市なんだと。

こりゃたまげた。シェフィールドってイ課長が宿泊したマンチェスターより人口多かったの??
(マンチェスターをWikipediaで確認したら、ロンドンに次ぐ英国第二の都市とある。
 どうなってんだ??)

まぁいい。とにかくそんな英国有数の大都市シェフィールドに行ったわけだよ、イ課長は。

しかしね、いろんな見どころのありそうな大きな街に出張で初めて行くほど虚しいことはない。
だって、ほとんどの場合はなーーーんにも見られないんだから。
イ課長は過去にそういう経験を何度もしてきた。

2009年のオーステンデ(あの時は体調も悪かった)、2010年のリーズなんかが代表的な例で、
去年の出張で行ったリヨンなんかもまさにそのパターンだった。

これが小さな田舎町なら、ただ行って帰ってくるだけでも、まぁ諦めもつくよ。
しかしその国でも有数の大都市に生まれて初めて行ってだよ?何も見ずに帰っていくなんて…。

生まれて初めて行った街・シェフィールドで撮った写真は3枚しかない。タッタ3枚。
しかもマンチェスターでカメラを壊したから携帯写真ときた(笑)。

駅で現地の人と合流し、4人で車で移動し、先方に行って面談し、また車で駅に戻ってくる。
その間は写真なんて1枚も撮るチャンスはない。で、駅に戻ってちょっと一人になった時に
ようやく3枚だけ写真を撮ることが出来たわけだ。本日は、その貴重な3枚の写真を全て、
残らず、洗いざらいお目にかけよう。

はいこれがシェフィールドの駅ですね。
建物は古そうだけど、中は一応近代的な駅だったよ。
シェフィールドという街_f0189467_0571334.jpg

しょうがない。こんどは駅を背にして反対側を撮ってみるか。つまり駅前広場ってわけだ。
何だかよくわからないけど、すさまじく長~~いモニュメント?が置かれている。
ここまで長いと広場の通行の自由性を明らかに阻害してるように見えるけど、
実はこれはモニュメントじゃなくて、工事現場か何かを仕切る壁なのかなぁ??
(見えづらいかもしれないけど、滝みたいに水が流れてるから、やっぱモニュメント?)
シェフィールドという街_f0189467_0565679.jpg

だが、あまりゆっくりしてられない。
そろそろホームに行って同行者たちと合流しないと…

駅の中に戻ると、そこにちょっとしたカフェがあった。
テーブルにはハトがのさばっている。寒いからふくれてるよ。
しょうがねぇ。このハトの写真でも撮るか、パチリ。
シェフィールドという街_f0189467_0575367.jpg


…以上、英国で5番目に人口の多い大都市・シェフィールドで撮った写真の全て(笑)。

そりゃね?写真をたくさん撮ったからって、その街をじっくり見たことになるとは限らない。
しかしこれはあまりにヒドい。シェフィールドの街で歩いたところといえば、駅の構内と
訪問先のオフィスの中だけだ。何たることか。

これが一人で、現地の公共交通機関を使って移動するなら、市電や地下鉄に乗ったりして
それなりに街を体験できるが、前回の欧州出張は車に乗っての移動が多かったんだよなぁ。

そりゃ確かに、シェフィールドには有名な観光スポットはないかもしれないよ?。
しかし「つまらない街だから見てもしょうがない」なんて言葉は慰めにはならんのだ。
面白い街か、つまらない街かを判断するのはイ課長なのだ。とにかく少し見せろ!体験させろ!プンスカ!!

こんど行く3月の欧州出張はこれまでのイ課長の多くの海外出張と同様、単独行動だ。
期間は短いが、少なくともシェフィールドよりはもう少し何らかの「その街体験」を
できるのではないかと期待しているのだが…。

ごめんよ、シェフィールド。
リーズやオーステンデと同じように、せっかく初めて行ったのに、キミについて書くべきネタを
イ課長はヒトカケラも持っていないんだよ…。




by tohoiwanya | 2012-01-28 01:01 | 2011.11 欧州出張 | Comments(2)
2011年 12月 22日

X'masマーケット in Aachen

突然、サクサクと更新しはじめたイ課長ブログ。
クリスマスまでというタイムリミットのある連続企画だからのんびりしてられない。
まさに自分で自分の首を絞めているではないか(笑)。

まぁいい。本日のX'masマーケット紹介はアーヘンという街。

アーヘンはドイツでの仕事の3日目に行った街だ。
古都として有名な街だけど、もちろんイ課長は生まれて初めて行く。
駅前の安ホテルにチェックインしたのが夜の7時半頃だったかなぁ?

しかし部屋で疲れを癒しているヒマはない。
アーヘンではすでにX'masマーケットが開幕しているという情報をつかんでいたイ課長は
部屋に荷物を置き、ほんのちょっと一休みすると再びとカメラを持って
市庁舎前X'masマーケット目指して出撃したのである。
何しろ情報によるとX'masマーケットは夜の9時まで。あまり時間がないのだ。

駅前のホテルから市庁舎前広場まで、何度も地図を確認しながら15分くらい歩く。
お。イルミネーションが飾られてるぞ。いよいよ近いな。
X\'masマーケット in Aachen_f0189467_0445064.jpg

おお、どどーん。ついに来ましたアーヘンのX'masマーケット会場。
さすがに華やかで、賑わってるねぇ・・・・・
X\'masマーケット in Aachen_f0189467_0452957.jpg

・・・と思うかい?いや、イ課長は最初確かにそう思った。

しかし実はここ、アーヘンX'masマーケットの“メイン会場”ではないのだよ(笑)。
てっきりココがそうだと思って、ぶらぶら歩いてたら、建物の向こうの広場に
さらに賑わうメイン会場が待っていた。

メイン会場の方はもうとにかくスゴい人手だった。たまげたね、
店と店の間を通り抜けるのも一苦労で、落ち着いて写真を撮るのも難しい。
まずはこんな手ブレ写真でそのゴッタ返しぶりを感じてほしい。
X\'masマーケット in Aachen_f0189467_0442541.jpg

少し高いところに移動してX'masマーケットの全体像を確かめようとしてみた。
しかしそこらじゅう人間だらけでクリスマス市もよく見えないアリサマ(笑)。
X\'masマーケット in Aachen_f0189467_0462661.jpg

X\'masマーケット in Aachen_f0189467_0465016.jpg

お菓子とか、人形とか、アクセサリーとかの店も多いんだけど、
こんな感じで飲食系のお店もけっこう立派な作りで、コックさんぽい格好をした
従業員がズラリと並んで接客している。うーむ…イ課長も何か食おう。
寒いから、温かいものが食いたいよな。
X\'masマーケット in Aachen_f0189467_0471611.jpg

というわけで、クツクツと煮立ってやたらに美味そうな煮物?を食ってみた。
最初よくわからなかったけど、これ、串刺しの肉とタマネギとジャガイモを
カレーっぽい味付けでじーーーっくり煮込んだ料理なんだ。
え?料理の名前?それはおそらく永久にナゾのままだろう(笑)。
X\'masマーケット in Aachen_f0189467_0474293.jpg

ハンブルクからケルン経由でアーヘンまで空路+鉄道移動。疲労と寒さで萎えた体に
この温かい串焼き煮物(とでも言うべきか)はめっちゃ美味しかったよ。

ちなみに、アーヘンでは人間の形をした「Printen」っていうクッキーが名物らしい。
X'masマーケット会場からホテルに戻る道すがらにもそういうクッキー屋(つうか、お菓子屋)が
何軒もあって、どこもキラビヤかなX'mas風デコレーションで飾られてて、見てて楽しい。
スウィーツ好きのご婦人読者のためのサービスショットをどうぞ(笑)。
X\'masマーケット in Aachen_f0189467_0482417.jpg

フランクフルトのX'masマーケットは開幕前でいささか欲求不満だったが
アーヘンのX'masマーケットは楽しませて&味わわせていただきました。

というわけで、3回連続でお送りする欧州X'masマーケット企画。
次回、最終回は…あそこですよ、あの街…。


 


by tohoiwanya | 2011-12-22 00:49 | 2011.11 欧州出張 | Comments(2)