人気ブログランキング |

タグ:地方都市 ( 46 ) タグの人気記事


2009年 04月 17日

アウクスブルクという街 -その3-

ようやく壮絶な会計監査もヤマを越えたイ課長ですこんばんは。
今日はトツゼン、10月出張で行ったアウクスブルクのことを書くのです。

出張写真を見てると、「あ、ココのことまだ書いてなかった」っていうのがけっこうある。
去年の出張×3回に関して「書き尽くした」という気分には程遠い。
だから書き残したネタ、紹介し忘れた写真なんかを書こうと思ったわけ。

なにせ、5月にはもう「イ課長・怒りのリベンジ海外旅行」が迫ってる(笑)。
リベンジ旅行については、準備も含めて、たっぷりとこのイ課長ブログで書いちゃうもんね。


しかしまぁ、とりあえず今日はドイツ中世の街・アウクスブルク。
この街についてはすでに何回かこのブログで書いたけど、「黄金の間」を紹介してなかった。

黄金の間って何か?

…実はイ課長も由来をよく知らない(笑)。とにかく市庁舎の建物の中にあるんだよ。
フッガー家がぶいぶい言わせてた中世に作られた、一種の集会場じゃないのかなぁ。
まぁとにかく街の財力をこれでもかと見せびらかすために作った部屋としか思えん。

こんな感じなんだけどね。

アウクスブルクという街 -その3-_f0189467_0174330.jpg


アウクスブルクという街 -その3-_f0189467_018374.jpg

 

何だかなーーー、って感じしない?イ課長はした。
すごいとは思うし、よく作ったなとも思うけど、感動するかと言われると…
感嘆詞で言えば「おおっ」でも「うーむ」でもなく「ほえー」が適当かな(笑)。
ゴシックやロマネスクの教会建築の神秘な奥深さに比べると、しょせんは
「財力の誇示」的な匂いがつきまとうのは否めない。

むかし、フィレンツェで「メディチ家の墓所」ってのに行ったことあるけど、
そこもとにかく豪華絢爛・装飾過剰、カネモチ趣味が強くてたまげたのを思い出す。

アウクスブルグと言えば豪商フッガー家。
この黄金の間を作るにも、フッガー家の財力が相当モノを言ったんだろう。
フッガー家、フッゲライみたいに立派な福祉活動もやってはいるんだけど、
美的趣味に関してはやや問題があったという気がする(笑)。

アウクスブルクで黄金の間を見たのは去年の10月出張の最終日だった。
本来なら出張も終わって帰国の日の半日観光。解放感にあふれて楽しむはずだったけど
この時は11月のワシントン出張が控えてて、イ課長の心は全然解放されてなかった。
同じ出張最後の観光といってもプラハの時とは大違いだったんだよ。

やっぱ、海外はシゴトじゃなく、純粋娯楽のために行くに限るよな。
平成20年度、三つの海外出張終了、報告書終了、会計監査も終了。
あーーーーーーーーーーかいほうかーーーん!!!

5月のイ課長リベンジ旅行はもうヒコーキもホテルも予約した。
後はナニを見に、ドコに行くかを検討するだけ。
シゴトじゃない海外旅行の準備って、こんなに楽しいモンだったのかと思うよホント。

 


by tohoiwanya | 2009-04-17 00:22 | 2008.10 欧州出張 | Comments(2)
2009年 03月 30日

アウクスブルクという街 -その2-

イ課長が出張のついでに西洋の教会を見に行くのは主に建築に対する興味からで、
中にあるキリスト様やマリア様の彫刻に関しては、まぁ「ふむふむ」と眺める程度。
ちょっと変わったモノがあると「お?」と思って目をとめるわけだが…。

2008年10月出張でアウクスブルクの大聖堂に行ったとき、少なくともイ課長には
「ちょっと変わったモノ」と思えるモノを発見した。これ。


アウクスブルクという街 -その2-_f0189467_0364582.jpg

下で人が寝てるから、おそらく最後の晩餐の後に眠りコケる十二使徒を置いて
キリストが一人で山の上に登り、神にアレコレ言ってるトコ…だろうと思われる。
ただ、キリスト教美術に詳しくないフツーの人がこの彫像を見れば、当然のことながら
「キリストの頭に3つ刺さっている(あるいは飛び出してる)ものは何だ?」と
思うはずだ。イ課長も一目見てそう思った。なんだこれは??

宗教絵画では聖なる人の後頭部には、よく金色の円盤?みたいなのが描かれてる。
あれって、たぶん宗教美術においては「聖なる記号」みたいなもんなんだろうな。
天使の輪ッカなんかもおそらく聖なる記号だ。上の写真のキリスト様の頭から
三つ突き出してる金の模様?もたぶん聖なる記号っぽいよなぁ…おや?


アウクスブルクという街 -その2-_f0189467_038262.jpg

おおっ、キリスト磔刑像も同じようなモノが頭から三つ突き出してるではないか。
さっきのだけじゃないんだ。アウクスブルクで流行った宗教美術様式なんだろうか?
他では「頭から聖なる記号が飛び出してる」っていうの、見た記憶ないもんなー。

大聖堂を見たあと、街の反対側にある聖ウルリヒ・アフラ教会っていうのも見に行った。
すると…


アウクスブルクという街 -その2-_f0189467_041080.jpg

おおおおおッ!ここにもいた。
頭頂部と両耳?からナニカが飛び出しておる。さっき大聖堂で見た「金の模様」とも
違ってて、こうなるともう「金色のナニカ」としか言いようがない。
だが、これを見た瞬間にイ課長の頭が思い出したイメージはこれだ。

アウクスブルクという街 -その2-_f0189467_0413517.jpg

このキリスト様を見た瞬間に谷岡ヤスジの鼻血ブーを思い出し、思い出した瞬間から
鼻血ブー以外のコトを考えられなくなったイ課長なのであった。


アウクスブルクという街 -その2-_f0189467_0422536.jpg

聖ウルリヒ・アフラ教会の名誉のために、チャンとした写真も最後に載せておこう(笑)。
ゴシック様式の、パイプオルガンもある立派な教会なんだよ。

  


by tohoiwanya | 2009-03-30 00:43 | 2008.10 欧州出張 | Comments(0)
2008年 11月 10日

アウクスブルクという街-その1-

こんどの日曜から最後の海外出張に出発するイ課長。
なんだよもう、10月出張ネタで書いてないことがまだけっこうあるのに。

しょうがない。とにかく10月出張最後の訪問地。アウクスブルクのことを書いておこう。
これは例によって土曜日夜のフライトまでの半日観光で行った街だ。
アウクスブルクと言われて「聞いたことないな…」と思う人も「フッガー家」と聞くと、
あ、何か世界史の教科書に載ってたような…と思い出す人が多いんじゃないかと思う。

アウクスブルクは中世から長い歴史を誇る街で、ミュンヘンからは電車で45分くらい。
豪商フッガー家でも有名な街だな。それ以外のことはイ課長もよく知らない(笑)。
アウクスブルクという街-その1-_f0189467_22551064.jpg


ここは本当に感じのイイ街だった。
大都会というほどではなく、かと言って田舎でもなく、程よい小都市のたたずまい。
街のシンボルである市庁舎前をモダンなトラムが走る、中世と現代の交錯する街。
住んでみたいなぁという気にさせる街だったね。
アウクスブルクという街-その1-_f0189467_22591317.jpg


アウクスブルクでは例によって中世教会建築を見てまわったんだけど、
教会の中に寄付集めを兼ねたロウソクサービス(っていうのかな?)があった。
0.5ユーロ。75円くらいか。
アウクスブルクという街-その1-_f0189467_2343663.jpg


日本に無事戻れるように、たまには神様の加護にすがってみよう。
つうわけで、0.5ユーロ寄進して、イ課長ロウソクを点火したのであった。
最上段の一番手前がイ課長ロウソクなのである(笑)。
アウクスブルクという街-その1-_f0189467_235734.jpg


別の教会でも同じようなロウソクサービスがあった。こっちは長いロウソクで0.8ユーロ。
まぁ小銭余らせてもしょうがないし、もういっちょやっとくか。一番右がイ課長ロウソク。
おっと、イ課長のシルエットまで写ってしまったぜ(笑)。
  
アウクスブルクという街-その1-_f0189467_23131366.jpg


アウクスブルクの教会の神々の力で、無事日本に戻ってきたイ課長なのであった。
一つのロウソクはドイツから日本に戻るまでの神の加護。もう1本は
来週行く次の出張で、無事現地に到着するまでの加護ってことにしてくれないかな。

by tohoiwanya | 2008-11-10 23:10 | 2008.10 欧州出張 | Comments(0)
2008年 10月 10日

レンガゴシック

あーあーあー… あさってからイ課長はまたドイツ出張です。

前回の出張に関して、もっといろいろ書きたいコトはあるんだけど
それを消化しきる前にまた新たな出張ネタがたまることになるのか…。
海外出張ネタ便秘状態(笑)。ま、だからこそこのブログを作ったわけだが。

まぁいい。とりあえず今日のところは9月出張のときのネタを粛々と
書こうではないか。前に触れた、リューベックのレンガ造りゴシック教会特集。

リューベックのレンガゴシック教会の最高峰といえばこのマリエン教会。
ドイツで三番目に大きいだったか、三番目に天井が高いだったか、とにかく
そういう立派な教会(笑)。レンガだけど形式としては典型的ゴシック教会だ。
レンガゴシック_f0189467_10143256.jpg



内部も全部レンガで作ってあるんだろうけど、天井なんかはおそらく漆喰を塗って
そこに華麗な装飾画が書かれてる。レンガの質朴な感じが強いのかと思ってたら
意外なほどデコラティヴだ。これは身廊の天井。
レンガゴシック_f0189467_10172585.jpg



ゴシック教会は石でできた針葉樹林である…って何かに書いてあったけど、
こうしてみるとホントにレンガでできた森みたいだ。素晴らしいねぇ。ちなみに、この
パイプオルガンは欧州屈指の名器で、バッハも昔ここに聞きにきたんだって。
レンガゴシック_f0189467_10192195.jpg



しかしイ課長が最も衝撃を受けたのはコレだよ。
この教会、よーく見るとホレ、柱がグニャッとタワんでるのがわかるでしょ?
レンガゴシック_f0189467_10213856.jpg


この柱だけじゃないんだよ。けっこうあちこちでタワんでるもんだから驚いた。
どうしてこんなコトになったんだ?ワザとそうする必要があったのか??

あるいはレンガ職人が下からレンガを積んでいく途中で自然に少し曲がった…とか?
それとも、最初まっすぐだったんだけど、ホルステン門みたいに地盤のせいで
タワんだ…?いや、建物全体が傾いてるっていうならそれで説明がつくけど、
こういう風に柱がグニャッとなる理由にはならんよなぁ。ナニにせよびっくりした。

レンガって、石に比べるとたぶん建材としては多少軽いはずだけど
マリエン教会くらい天井を高くするとやっぱ「横に広がろうとする力」が働くんだな。
石造ゴシック教会と同じように、こうやってフライング・バットレスが壁を支えてる。
レンガゴシック_f0189467_10263396.jpg



こっちはペトリ教会(…だったかな?)。
これもたぶんレンガなんだろけど、白いからパッと見には石のように見える。
ちょうどナナメから日が差し込んでキレイだったなぁ…。
レンガゴシック_f0189467_10283948.jpg

 

神の光が汝を照らす。悔い改めよ。

だが、ペトリ教会では「写真を撮る」と「トイレを借りる」以外のことは
何もしてこなかったバチ当たりのイ課長なのであった。
 

by tohoiwanya | 2008-10-10 10:32 | 2008.09 ドイツ出張 | Comments(0)
2008年 10月 07日

リューベックという街

出張最後の半日観光はリューベックに行った。

「ハンザの女王」と言われた街・リューベック。
旧市街全体が世界遺産に指定されてるリューベック。
ドイツ文学ファンならリューベックと言えばトーマス・マンの生地。
イ課長にとってはトーマス・マンよりどくとるマンボウ北杜夫が半世紀前に
胸ときめかせて訪れた街についに自分も来たか…と思っちゃうリューベック。

街のシンボル・ホルステン門どかーん。天気いいねー。
ちなみに、このホルステン門は昔、まだユーロじゃなくてマルクだった頃は
50マルク札の図柄になってたんだってね。リューベックは海に近くて地盤が
ユルいために建設当時から傾いちゃったことでも知られる巨大門だ。
リューベックという街_f0189467_5465736.jpg


トーマス・マンの生家で「ブッデンブローク家の人々」のモデルにもなった家がこれ。
ドイツ文学ファンなら失禁ものだろうけど、イ課長はまぁサラリと…(笑)。
リューベックという街_f0189467_5455228.jpg


リューベックの名物といえばニーダーエッガーのマルチパン(マジパン)。
普通のチョコ菓子よりちょいとクセのある大人の味だけど、会社で配布したら
非常に好評であった。ニーダーエッガーは店の中もオトギの国チック。
リューベックという街_f0189467_5443641.jpg


ニーダーエッガーの店の近くの路上にいた「カボチャ売りの少年」。
なぜ彼がここでこういうビジネスを営んでいるのか、まったく不明なんだけど、
けっこう売れてた。かわいい少年だからオバサン客に人気がありそうだ。
リューベックという街_f0189467_548928.jpg


この街はレンガ造りの建築物に見るべきものが多い。
ホルステン門自体も重厚なレンガ造りだけど、この市庁舎も有名でよく写真に出てる。
華麗な黒いレンガ壁面が素晴らしい。
  
リューベックという街_f0189467_542138.jpg


今や「マイルドな教会建築オタク」となりつつあるイ課長がリューベックで最も
見たかったのは一連の「レンガ作りのゴシック教会」で、もちろんそれは見た。
それについてはまた後日特集を組むのである。
 

by tohoiwanya | 2008-10-07 06:01 | 2008.09 ドイツ出張 | Comments(0)
2008年 10月 01日

イイ人たち

イ課長ブログがどんどん真夜中に更新されている理由は
実はイ課長自身の時差ボケが全然治っていないことも影響しているのである。

さてだ。

ドイツ人というのは基本的に対日感情が割とイイ国民として知られている。
両方とも勤勉な国民性、第二次大戦じゃお互いに負けたけど、その後はむしろ
イタリアやフランスみたいなラテンのパプー野郎どもと違って(笑)、日本の方が
産業技術といった面では重要なライバルでありパートナーであるっていう意識は
ドイツ産業界の間にはけっこう強くて、それは日本人の一人として率直にウレチイ。

それに、純粋に「遠路はるばるようこそ」っていう意識も加わって、
出張先で訪問したドイツ企業も大体はイ課長のことを非常に歓迎してくれた。

16日の火曜日に、フランクフルトから電車で1時間半くらい揺られた先にある、
小都市の中堅企業に行った。ここはそもそも訪問のアポイントを打診した時点から
「わざわざ当社に興味を持ち、訪問を希望してくれて大変光栄である」ってう感じで
非常に好意的だったのだ。

この小都市は全然有名じゃないけど、「地球の歩き方」には一応小さく紹介されてて
まぁ要するに「やや田舎の、中世の香りを残すチャーミングな街」って感じのトコだ。
特にドイツ最古とされる木造の市庁舎は地元の人にとっては大変な自慢。

日本でいえば…そうだなー…小江戸と言われるほどの古い町並みがとっても自慢の
埼玉県川越市の地元企業を訪問した、といった感じだろうか。

会社は市街地からはちょっと離れたところにある。
駅に列車が着く時間に合わせて先方の会社の重役がわざわざ車で出迎えに
きてくれて、会社まで送り迎えしてくれる。大変な歓待だ。

応接室で話をしている間も「時間がなくて残念だ。中世の面影を残す旧市街を
ぜひ見ていって欲しいのに」とさんざん言われる。
この日は仕事のあと乗るべき電車、乗るべきヒコウキが決まっていたから
イ課長たちにはあんまり時間がなかったのだ。

1時間半くらいかな、応接室で通訳を交えていろいろ話をした。

「お話が済んだようでしたら、車で駅までお送りする前に旧市街の市庁舎を
 ご案内しようと思うのですが…」  ああ、なんてイイ人たちなんだろう。
街の御自慢「ドイツ最古の木造市庁舎」をはるばる来た外国人であるイ課長に
見せてあげたくて仕方がないんだよ(笑)。どうしてこれを断れようか。

社長さんの父上(推定80歳)が自らハンドルを握って案内してくれる。
旧市街地に入ると「ここはコウ、ほら、アソコはこう」といろいろ教えてくれる。

そしていよいよ観光の目玉。ドイツ最古の木造市庁舎。

「写真をお撮りになりますか」と車を停めてくれる。完全に観光ガイド状態(笑)。
こうまでして頂いたら撮るしかない。車を降りて写真を撮る。

「アナタたちも一緒にお撮りしましょう」と言ってシャッターを押してくれる。
一体この街に何しに来たんだ、イ課長(笑)。
通訳さんと一緒に、ドイツ最古の木造市庁舎をバックにした写真がこれである。
イイ人たち_f0189467_1495961.jpg


あーあー…イ課長の顔、バレバレです(笑)。

しかしこの街はホントに素敵な街だったよ。
冬のクリスマス市なんて、それはもう素晴らしくてドイツ各地から観光客が来るらしい。
何しろ、あのドレスナー・バンクですら木造のこんな建物の街なんだからね。
イイ人たち_f0189467_152734.jpg


そのまま車で駅まで送ってくれて、握手をして分かれたのであった。
今回のドイツ出張で、仕事で会った人たちはみんなイイ人たちだったけど、
その中でも底抜けに純朴なMichelstadtの人たちなのであった。
 

by tohoiwanya | 2008-10-01 02:02 | 2008.09 ドイツ出張 | Comments(0)