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2016年 04月 22日

タイ語の発声について考える

百年市場の様子をご紹介しますと予告しておきながら、まるで違う話を書きたくなったから書く。
例によって不実極まりない執筆態度。ごめんなさい。

前回「タラート」が通じなかったってことを書いたわけだけど、「タイ語が通じない」という問題を
もう少し掘り下げたくなったから書くのである。

タイ古式マッサージ店にお勤めだったスーさんの話を以前に書いた
スーさんに再会したのは例の「落とした金を探しに北バスターミナル⇒炎天下死の徒歩行軍」の日で、
ゲロゲロになってホテルに戻って少し休息し、夕方になって元気回復してから再び出撃したわけだ。
スーさんというのはもちろん仮名で、本名はもっと長くて難しい。話の都合上、ここでは彼女の本名を
スリウォーン・ラチャワットさん(仮名)」とでもしておこう。

スリウォーン・ラチャワットさんがいる店は知ってる。しかし店に入ってボーッとしてるだけじゃ会えない。
自分はスーさんにマッサージしてもらいたい、つまりご指名がある客であることを明確に伝える必要がある。
要するに彼女の名前を言わないといけないわけだ。
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スリウォーン・ラチャワット・・いかにも通じなさそうだ(笑)。
「タラート」すら通じないイ課長がこんな難しい名前言ってもタイ人にわかってもらうのはムリだろーー。
だが、店の人たちにとってスーさんは同じ職場の同僚だ。同僚の名前ならさすがに大丈夫じゃないの?という
気もする。人名の方がかえって通じやすいということはあり得るよね。

店に入ると、オレンジ色のポロシャツを着た女性従業員が一人、普通のお客だと思って近づいてきた。
スマンがこのままアナタの施術を受けるわけにはいかんのだ。ご指名があるの。スーさんにやってもらいたいの。
「あのー、私はミス・スリウォーン・ラチャワットさんにお会いしたい」と英語で言ってみた。


「・・・ア?」

やっぱり通じない・・・あああああ。
同じオレンジ色のシャツ着てるんだから、このお姉さんにとってスーさんは確実に同僚のはずなのにぃぃぃ。

「ミス・スリウォーン・ラチャワット」
「すりうぉん らちゃわっと」
「スーリーウォーーン」

いろいろ言ってみるけどダメ。ウソだろーヲイ。スーさんの名前以外、イ課長に言えることはないよ。
ところが幸い、「タラート連呼」と同じように何度も繰り返してたらトツゼン相手が察してくれた。

アーー!スリウォーン!スリウォーン!
「い・・イエース、ミス・スリウォーン」

例によってイ課長の「スリウォーン」と現地の人の「スリウォーン」の違いがイ課長にはよくわからないけど(笑)
とにかく意図は通じた。このガイジンが何を言いたいか、いったんわかったらトタンにみんなでワァワァいって
「スリウォーンは?」「スリウォーンどこ?」と探してくれる。親切だなぁ。下の写真がスリウォーンを察してくれた
女性スタッフで、彼女のおかげでスーさんと再会できたのである。あの時はありがとうね。
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それにしても問題はタイ語だ。しゃべるの難しすぎ。地名が通じないのだって困るけど、人名でもダメなのかい?
外国人が日本で「タナッカサン」「タナカサーン」はたまた「ターナーカーサーン」と、どんな風に言おうが、
「田中さん」だってことは通じるだろ。ましてやスリウォーン・ラチャワット(仮名)なんて複雑な人名なら
他の単語と聞き違えることはありえないはずで、しかも職場の同僚の名前。なのにやっぱり通じないのぉ?

しかし、この時イ課長はちょっと思い当たったことがある。
この時「スリウォーンはどこ?」「スリウォーンは?」って探してくれたのは、ほぼ全員女性だった。
彼女たちのタイ語の発声にちょっとした特徴を感じたんだよね。発音ではなくて発声に。

タイ航空に乗ったことがある人なら、女性乗務員のタイ語機内アナウンスを必ず聞いたはずだ。
冒頭の「サワディカー」から始まって最後の「コーックンカー」で終わるあれ、ちょっと独特の発声だと思わない?
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このマッサージ屋さんでも同じことを感じたわけ。声の出し方が特徴的なんだよ。どう特徴的かっていうと、
要するに「太い声」じゃないの。声帯をフルに振動させる発声じゃなくて、ちょっと鼻にかかったような
柔らかい発声。しかも声のトーンは高めだから、日本人がネコの鳴き声をマネした時の感じに近くなる。

そういう声で「スリウォーンは?」「スリウォーン」とタイ女性たちが言ってるのを聞いてたら、
タイ航空の機内アナウンスと似てるな、と思ったわけ。男性が話す場合もわりと声は高めって印象で
低くてドスの効いた声でしゃべるタイ人なんてあまり記憶にない。

イ課長はよく知らないけど、ある言語に特有の発声ってあると思うんだよね。
東アジアでは日本語と韓国語の発声は似てて、ともにボソボソタイプ。しかし中国語は声の出し方からして全然違う。
タイ語の発声は分類的には中国語に近いと思うけど、あれほどうるさくない(笑)。ネコの鳴きマネを
連想するくらいだから、全体に高めのトーンでフニャ~っとした感じの発声になる。

イ課長のこの説が言語発声学的(と言えばいいのか)に正しいかどうかはわからない。
ただ、この「タイ語特有の発声はネコの鳴き真似にちょっと近い説」がもし正しいとするとだよ?
イ課長はそもそも持って生まれた声がタイ語に向いてないのかもしれない。

傾向として背のデカい男は声帯も長くなるから低音になる可能性が高くなる。バス歌手には長身の人が多い。
御多分に漏れずイ課長も声はかなり低くて、大学生の頃からデスラー総統と言われていた(笑)。
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イ課長のタイ語が現地の人になかなか通じないのは、発音とか声調とかの問題じゃなく、
きっとタイ語向きの発声とはカケ離れた、この“デスラー声”のせいなのだよ、ヤマトの諸君。
(↑自分がヘタなせいだとは認めたくないらしい)


  

by tohoiwanya | 2016-04-22 23:33 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(0)
2016年 04月 21日

タラート、たらーと、タラ〜ト!

いきなりヘンなこと聞くけど「あの時使ったあの外国語は死ぬまで忘れないだろう」っていうの、ない?
イ課長にはいくつかある。たとえば・・・

①ヴォレイ キアマーレ イル スヴィッツェラ
(スイスに国際電話をかけたいでごんす という意味のイタリア語。25年前使用)

②エスタノーチェ ハビタシオン リブレ?
(今晩、部屋空いてるでごんすか? という意味のスペイン語 約20年前使用)

③プシャプラッシャム
(ごめんなさい という意味のポーランド語 2012年使用 これについては前に書いた

この一言が通じなかったら大変なことになるとか、その一言が通じてすごく嬉しかったとか、
外国での特殊なシチュエーションで使った「必死のひとこと」って頭に焼きつくらしい。

さてだ。以上が前フリで、前回の話を続ける。
フワランポーン駅を大きく遅れて出発した列車はタイののどかな田園風景をひたすら東に走り、
予定より大きく遅れてチャチュンサオ駅に到着した。終点だけあって降りる人数がすごい。
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目的地のバーンマイ百年市場は駅からちょっと離れてる。トゥクトゥクかなぁと思ってたんだけど、駅前には
トゥクトゥクなんていない。代わりにソンテウがたくさん停まってて、タイ人たちが目的のソンテウに
スイスイと乗り込んでいく。ってことは、この中から百年市場行きソンテウを探し出さんといかんわけやな?
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「市場」という意味のタイ語は事前に調べておいた。「タラート」だ。
ソンテウ乗り場にいるおっちゃんに聞いてみよう。「私は市場に行きたい。どのソンテウに乗るべきか?」と、
タラート以外は英語で聞いてみた。

「・・ア?」

案の定通じない(笑)。
英語ナシで「タラート」だけ繰り返してみる。「タラートゥ」「タラ〜ト」とかいろいろ言ってみるけどダメ。
「タラート」なんてシンプルな一般名詞も通じないのぉ?発音難しすぎるぞタイ語。わかってくれタラート!

アーーー!タラーート!
何度も繰り返してたら、おっちゃんがやっとわかってくれた。こういう時のタイ人(に限らないだろうが)は
「ガイジンの言ってるワケわかんねぇ言葉をちゃんと察してやった自分ってエラい」という満足感に満ちた
笑顔になる。このおっちゃん、あっちのソンテウに乗れって指さすからそっちの方に行ってみた。

ははぁ~、確かにこっちにもソンテウ乗り場がある。今停まってるコレに乗ればいいのかな?
しょうがない、今度は青シャツのおっちゃんに聞いてみよう。
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ここでも「タラート!タラート!」って繰り返したら、何回目かにわかってくれた。
発音(というか声調)が難しいタイ語、ガイジンがあてずっぽで言ってみても、イッパツで正しい声調どおりで
ある可能性は極めて低いようで、とにかく何度も言うしかない。

これに乗れって言うから乗ろうとしたら・・あらら、ソンテウはもうパンパンの満員じゃん。
しょうがないから外に飛び出したステップに乗って手すりにしがみつく。
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車からハミ出してステップに乗るっていうのもなかなかオツなもんだ。ちょいとばかり地元民になった気分。
ただし後ろを振り返るとこんな感じだから落ちたら後続車にひかれるが。
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しかしまだ難関は残っている。
このソンテウが百年市場を通るものだとしても、その市場がある停留所でちゃんと降りる必要がある。
ってことはソレらしきところに停まったら乗客の誰かにまたまた「タラート?」って聞くのかよ~。
ある停留所でけっこうな数の乗客が降りようとしてたから、オバさんに聞いてみた。「タラート?」

不思議なことに、この時の「タラート」はイッパツでわかってもらえた。語尾あげの疑問形だったからかな?
ついでにソンテウ代も聞いた。駅からタラートまで7バーツ。22~23円くらいってとこか。安いねぇ。

それにしても・・だ。
「タラート」なんて短い単語、抑揚を変えて言うっつうたってバリエーションはそう多くない(はずだ)。
なのに何で通じないの?スペインやポーランドだって現地語がここまで通じなかったことはないと思うのだが・・。

しかし将来イ課長が大モウロクじじいになっても「タラート」というタイ語だけは忘れないだろう。
冒頭に挙げた例と違って特に切迫した状況でもないし、その一言が通じて特に幸せだったわけでもない(笑)。
ただ、あまりに何度も繰り返し使用したために頭に焼き付いてしまった。さらに言えば、この記事を読んだ
アナタも「タラート」というタイ語だけは・・・ほら、もう覚えたでしょ?(笑)
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こうして辿りつくことができたバーンマイ百年市場。その名の通り、古~い風情を残す水辺の市場で、
観光を兼ねてバンコクから買い物に来る客も多いらしい。さぁイ課長も入ってみようじゃねぇか。

内部の様子は次回たっぷりご紹介しようと思うのである。

 

by tohoiwanya | 2016-04-21 00:02 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 11月 10日

タイ人と日本人の発音モンダイ

ここんとこ、やけに語学づいてるイ課長ブログ。
コトのついでだからもうひとつ、外国語にまつわるエピソードを書いておきたい。

タイ語をちゃんと勉強した日本人はあまり多くないと思うけど、話によるとタイ語って文法を覚えるのは
そう難しくないのに、いざタイ人相手に話そうとすると通じないことが多いらしい。要するに
「覚えることはできても、実際話すのはすげー難しい」言葉らしいんだな。

その大きな理由は日本語にあまりない「声調」がタイ語においては非常に重要だからということらしい。
タイ語を話すときは声調を正確に使えないと文字通り「話にならない」ようで、なんでも「マー」という
一語だけでも発音のしかたによって3つの異なる意味になるんだと。

「箸を持って橋の端を通る」っていうのとはたぶんまたちょっと違って、たとえば「は」だけ言う場合でも
発音で意味が異なるということだと思う。日本語だと「歯」と「葉」と「刃」の発音は違わないけど、
タイ語だとこれに違いがあるような感じなんだろうな。

チャチュンサオ = จังหวัดฉะเชิงเทรา という地名がある。アルファベットで書くとChacheongsao。
ガイドブックなんかだと「チャチュンサオ」もしくは「チャチューンサオ」って書かれることが多いようで、
Wikipediaは後者。それ以外のネットのタイ情報だと前者の表記が多い。

これ、カタカナだけ見たらアナタはどう発音する?
イ課長は何となく「チュン」のところにアクセントを置いて チャ(低) チュン(高) サオ(低)と読んでた。
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バンコクのマッサージ屋で例によって施術者とヘボ英会話してたとき、イ課長は「昨日チャチュンサオに行きました」
と施術者に言った・・つもりだった。変テコリンな地名だから多少発音に難があっても相手はすぐに察してくれて、
「あら、チャチュンサオ行ったの?何見てきたの?」と言ってくれるかと思いきや、何とこれが通じない。

イエスタデイ、アイ ウェントゥ  チャチュンサオ
ハ?
チャチュンサオ
ハー?
・・チャ チュン サオッ
????? アーーー!!チャチュンサーオチャチュンサーオ

文章だと伝えづらいが(笑)、タイ人の発音だと最後の「サーオ」のところが高くなるみたいなんだよ。
もし外国人が日本で「トウ(低) キョウ(高)」って言っても「トウ(高) キョウ(低)」って言っても、どっちでも
「東京」だと分かってもらえるだろう。でもタイじゃダメ。音の高低が違うと地名ですらなかなか通じない。

実際、道を尋ねるとか、バス乗る時とか、「こんな単純なタイ語も通じないの?」っていう経験がけっこうあった。
「タラート(ตลาด=市場)」っていう短いタイ語すら通じないんだから。タラート!タラート!って繰返すけどダメ。
やっとわかってくれて「アーー!タラート!」って笑いながら言うんだけど、彼らの言う「タラート」と、
イ課長が言って通じなかった「タラート」の違いがイ課長にはよくわからない。確かに話すのは難しいと思う。
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ただ、上のチャチュンサオの時は単に「タイ語が通じなかった」という以上に面白いことがあったのだ。
なぜかっていうと、イ課長の言った「チャチュンサオ」が彼女の耳にどう聞こえたかを再現してくれたからだ。
イ課長は「チャチュンサオ」と言ったつもり。でもタイ人の耳にどう聞こえたかっていうと・・



チョチョサン


うっそ?!「蝶々さん」って聞こえたの?マジで?こりゃたまげた。

声調がほぼない日本語に慣れた日本人がチャチュンサオって言うと、タイ人には「蝶々さん」と聞こえる。
イ課長が突然マダム・バタフライの話でも始めたのか?と思えば、そりゃ相手も困惑するわなぁ。
しかしこれは面白い発見だ。日本人がカタコトのタイ語を話すと、タイ人にはすごく平板で、しかも
ボソボソ言ってるように聞こえるんだろうなとは思ってたけど、こんな風に聞こえてたとは。

アナタがチョチョサンチョチョサンっていうから、何言ってんだろうなー?と思ったけど
 チャチュンサオって言ってたのねー。チャチュンサーオっていうのよ、チャチュンサーオ

チャチュンサーオ
そう、チャチュンサーオ

マッサージしてもらいながら臨時のタイ語教室で発音を矯正されちまったぜ。

もっとも、タイ人の英語の発音だって問題がないわけではない。
同じ施術者さんと「アナタ(つまりイ課長)、日本人にしちゃ背が高いわねー」なんて話から、
日本人の身長について話してたら、彼女が「私はエイシンゲームで背の高い日本人女子を見たわ」
みたいなことを言い出した。

エイシンゲーム?
イエス、エイシンゲーム コリア

はぁ?・・・??・・韓国製のエイシン・ゲームっていう有名なゲームソフトでもあんの?
ゲームなんて全然知らないから話の続けようが・・・・あ?・・あッ!もしかして!

アナタは(ちょうど旅行中に始まった)仁川アジア大会(Asian Games)のことを言ってるね?
ジャパニングリッシュ的発音だと、多くの人は「エイジアン・ゲーム」と言うだろう。それがタイの発音だと
エイシン・ゲーム」かよ。こういうのはタイなまり英語、「タイングリッシュ」と呼ぶべきなのだろうか。
いやーむずかしーー。でも何とかわかったから会話が続いてよかったよかった。

アナタがエイシンゲームエイシンゲームっていうから、何言ってんだろうなー?と思ったよ」と
彼女の英語を再現するのは話をややこしくしそうだったのでやめておいた(笑)。


 

by tohoiwanya | 2014-11-10 00:01 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(8)
2014年 11月 05日

東南アジアで急に英会話がウマく・・

ウソっぽい標題だけど、イ課長個人に関して言えばけっこうマジメな話なのである。
急にウマくなるわけないんだけど、結果的にそれに近い“効果”が生じるとでもいうか・・・。

これまでイ課長は海外で現地の人と直接話をした経験って非常に少ない。
出張なら通訳さんがいる。旅行であれば通訳ナシだけど、話す相手っつうても行き先告げてキップ買うとか
レストランで注文するとか、道を尋ねるとか・・・別に話ってほどの話もしないしねぇ。

ヘナヘナのトラベル英会話がせいぜいっていう語学力なんだからこれは当然といえば当然で、
通訳ナシで親密に話したっていう例を挙げるとすればシンガポールのウェンディさんとか
インドのドライバーとか、せいぜいそんなもんじゃないかと思うわけ。
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しかし東南アジアでは1対1で親密に話をする機会っていうのが多かった。
たとえば、前にちょっと書いたサイゴンのバイクツアー。ガイドさんと二人でたっぷり2時間走り回る。

ガイドが英語オンリーということは事前にわかってた。昔だったら「英語ガイドぉ?」と思っただろう。
アウシュビッツの時みたいにグループならともかく、1対1だと英語ガイドじゃちょっと・・・

でもこの時すでにイ課長は経験的に「東南アジアなら英語でも、まぁ何とかなるべさ」という気になってた。
だから英語ガイドと1対1のバイクツアーに申し込んだわけだ。

ツアーの途中でガイドさんからこんなことを言われた。
「以前にも日本人のお客さんを乗せたけど、その人英語が話せなくて、全然コミュニケートできなかった。
 アナタとは英語で話ができてハッピーだ。アナタの英語はとてもグッド。」

もちろんこれはお世辞で、それに対するイ課長の返答なんてせいぜいこんな感じさ。
「ノウ 私の英語 全くよくない しかし あなたと会う 話す コミュニケーション 私もまた 幸せ」 
とてもじゃないけど「グッドな英語」なんておホメにあずかれるようなシロモノではないのだ(笑)。
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まぁ確かに、それでも何とか話そうとする姿勢が評価されたというブブンはあるかもしれない。
控えめな(といわれる)日本人。自分は英語がうまくないから海外に行っても英会話はムリ、
だからしゃべらない、という人も多いとされる。添乗員付きツアーとかならそれでも全然支障ないしね。
でもイ課長がここで言いたいのは「ヘタでもいいから積極的に英語で話そう」的な精神論ではない。
もっと技術的な理由で東南アジアでは現地の人と英会話がしやすいんだよ。どんな理由かっていうと、



要するに相手も英語がそんなに上手くない  ということだ(笑)。


イ課長の英語力は場所によって変わらないから、どこに行こうと話す力=スピーキングのレベルは同じだ。
しかし相手もヘタだと聞く力=ヒアリングに違いが生じる。この違いが非常に大きいと思う。

ネイティブないしそれに近い話者がペラペラ話す英語なんて、イ課長にはロクに聞き取れない。
だが相手がヘタ(語彙:少、言い回し:単純、文法:テキトウ)だと「聞き取り率」はむしろ上がる。
いや、正確には「聞き取れる」というより「内容を察しやすくなる」と言った方がいいかな。
相手の言ってることの察しがつくから、こちらはヘタ英語でそれに何とか答える。それに対して相手が
また何か言う、それがまたある程度察しがつくから、こちらはヘタ英語で何とかそれに・・・・

これを繰り返してるとコミュニケーションはけっこう双方向的になる。
英語圏より東南アジアの方が英語でコミュニケートしやすいってのもミョーな話だけど、
実際そうなんだから仕方がない。英語がヘタなイ課長だからこそ、の感覚なんだろうな。
英語がウマい人が聞けば、でたらめでブロークンな、昔の西部劇に出てきたインディアン同士の英会話みたいと
思われるのは確実なんだけど(笑)、イ課長は(おそらく相手も)その方がむしろ意思疎通しやすい。

サイゴンのガイドさんは海外航空会社勤務を目指してる人で、英語もイ課長よりずっと上手だった。
しかし彼女ぐらい上手でも、やっぱりネイティブ話者ほどは上手くない。だからかろ~うじて何とかなる。
もしあのガイドさんがネイティブの英語話者だったら、ほとんど聞き取れなくて会話も続かなかったはずだ。
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イ課長は欧米で誰かと「同じ土俵で話してる」なんて感じたことはない。でも東南アジアではやや感じる。
「ヘタな英語」というその土俵がものすごくデコボコなものであるのは認めないわけにはいかないが(笑)、
それでもけっこう楽しい。イ課長が東南アジアを楽しいと思う理由の一つは明らかにこれだと思う。

「相手もヘタだから会話になる」という感じ、イ課長は東南アジアでしか感じたことがない。
中東とかアフリカあたりだとどうなんだ?というのは非常に興味深い問題で、もし行く機会があれば
ぜひ検証してみたいと思うのである。


 

by tohoiwanya | 2014-11-05 00:33 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(10)
2014年 10月 20日

タイ文字の柔軟性に関するクイズ-正解編-

それでは前回クイズの正解発表。

何人かの回答者の方も指摘しているように、このレムワエモちの解読は右上の赤いフキダシの文字が
重要な手がかりになる。これがなかったら、たぶんイ課長は焼かれて骨になるまで読めなかった(笑)。
ここもアワムナモとか、一部カタカナが混じった判読不能な文字列なんだけど、3行目は字の形状で
直感的に HERE !! だとわかる。ってこたぁナニかい?これ英語なの? E? うひぇーー
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エドガー・アラン・ポーの「黄金虫」にも書かれているように、暗号解読に際してはまずそれが何語で
書かれているかを判別することが重要。てっきりタイ語だと思ってたけど、英語だったのかよこれ。

そうすると赤いフキダシの中の文字は比較的容易に読めてくる。
3行目が HERE なら2行目は ○RE○○・・・ああ、TREND だ。DT ・・うっそー。
とすれば1行目はもう読める。○○DTE・・・UPDATE 。A P かよ。

UPDATE TREND HERE !! そう書いてあるわけだ。

ここまでわかればあとは簡単。ADE なわけだから、レムワエモちは ○ADE

   LADIES

レディース。単に婦人服と書かれてるだけ。しかしこれを解読した時はけっこう感動した。
何にって、アルファベットをカタカナ風デザインフォントにしちまう、その柔軟すぎる発想に、だ。

日本人であればどうしたってレムワエモ・・と読んじゃう。カタカナを読めない外国人だからこそ
字を純粋に図象として捉え、形状の近似性のみでアルファベットに置き換えようと思うんだろう。
タイしたアイディアだ。形が似てるから A で表そうなんて日本人の誰が思いつく?
つうか、あんまり似てねぇよ(笑)。
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ポスターに黒い字で @1st Floor-Tokyo って書いてある。
これは前に書いたTerminal 21の1階、トーキョーフロアにある店の広告なのである。
トーキョーフロアだから、わざと日本のカタカナに似せたフォントを用いたんだろうな。

しかしこの広告、カタカナを知ってても(知ってるからこそ?)日本人にはトッサに読めないし
タイ人も読めなかった。アルファベットに慣れた欧米人ならすぐLADIESと判読できる・・とも思えぬ。
彼らはこの文字を見りゃ外国語だと思うだろー。この広告は一体誰に向けたものなのだ?(笑)

だが、これがタイ人向け広告なのは冷厳なる事実。イ課長が写真を見せたタイ人はたまたま読めなかったが、
かなりのタイ人、特に若い世代なら簡単に読めるか「ちょっと考えりゃわかる」くらいの難易度なんだろう。
タイ人って文字認識能力も日本人よりかなり柔軟なのかも。いや恐れ入りやした。


さて、前回クイズ編の正解者だが・・・。

11名の方がコメントを書いてくれて、なんとその全員が正解。正解率100%。すばらしい!
さすが高度に知的な読者があつまるイ課長ブログならではの快挙、と言いたいところだが
「わかった」と思ったからこそコメント書いたはずだから、当然といえば当然の結果だ(笑)。

しかしまぁタイ文字の柔軟性、もしくはタイ人の柔軟な文字認識能力はタイしたもんだ。
ぐにゃぐにゃの普通のタイ文字からアルファベット風タイ文字、さらにカタカナ風アルファベットまで
いろんな文字パターンを読んじまうっていうんだから。

こういうカタカナ風アルファベットのフォントって、間違いなく日本以外の国の人が思いついたはずだ。
だがそれがタイ人かどうかはわからない。イ課長がコレに気づいたのは今回のバンコクが初めてだけど
カタカナ風アルファベットって他にもけっこうあるようで、調べてみたらこんなのもある。
 
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これ、アルファベット順に書いてあるんだよ?信じられる?
レムワエモち
 ではだったけど、こちらではだっつうんだから・・・。
せめてどの文字をどのカタカナに置き換えるかくらい統一規格を作ってくんねぇか?わかんねーよ。
だいたい B だの、 なんて・・・果てはYZが「イス」だぁ?読めるわけねぇだろッ!!

読めないけど、でもこれは非常に面白い発見だった。特に日本人にとってはね。
今後タイでも、他の外国でも、こういうのを発見したらとりあえず写真に撮っておこう。
そしてブログでクイズにしよう。・・もしイ課長が先に自分で解読できてれば、だが(笑)
 

 


by tohoiwanya | 2014-10-20 00:01 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(4)
2014年 10月 17日

タイ文字の柔軟性に関するクイズ

先日、ネットニュースでこんな話を読んだ。

これを見たせいで、急に本日のネタを書こうという気になった。
なぜかというと、イ課長がバンコクで撮ったこの写真のことをすぐに思い出したからだ。
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抹茶コロン。これも外国人に大人気の日本製抹茶お菓子ってことになるわけか。
しかしイ課長がこの写真を撮った理由は抹茶とは関係ない。広告の文字に関心を持ったのだ。
文字に関して二つの重要な疑問を感じたからで、ひとつここで問題提起しようではないか。

問題提起その①
なぜタイ人向けの広告に「抹茶コロン」という日本語を入れたの?読めないだろうに。

上の写真を見て、「抹茶コロン」以外のタイ語が読める日本人は極めて少ないだろうけど、同様に
「抹茶コロン」という日本語が読めるタイ人だって極めて少ないはずだ。なのになぜ日本語を?

ところがバンコクにはけっこうあるんだよ、日本語の混じったタイ語の広告が。
たとえばこれ。影がかかって読みづらいけど、中央左寄りにひらがなでデカデカと「たまご」という
日本語が入ってる。でも、ひらがなだってやっぱりタイ人には読めないんじゃないの・・??
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これもそう。「うる落ち」とか「素早くすご落ち」なんて、日本人ですら普段使わないような日本語を
タイ人向け広告(というか商品のボトルそのもの)に入れてどうすんの?何度も言うけど読めないだろ?
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なんでタイ語の文字に中にチョロッと日本語の文字を入れるのだ??・・と考えていたら
大昔に書いた「台湾の『の』の字問題」という記事のことを思い出した。

これって、もしかすると台湾の「の」と基本的に同じなのか?
日本語が混じってる方が日本っぽくイケてるイメージが高まり、結果として商品が売れるから」か??

他の二つはよく見えないけど、抹茶コロンはグリコ製だ。要するに日本メーカーのお菓子。
日本製のお菓子ですよっていうのを消費者に訴求した方が売れる、だから消費者に読めなくても
日本語をわざと入れる。そういうことじゃないかと思うんだけど、違うかなぁ?

まぁほとんどの消費者に読めない外国語が商品広告コピーの中に混じるっていうのは日本だって時々ある。
これだけならクイズにするほどのことではない。しかし問題はもう一つあって、今日の本題は
むしろソッチなのだ。それは何かっていうと・・

問題提起その②
タイ語の文字って、こんなアルファベットっぽかったっけ?

もう一度「抹茶コロン」の広告を見てほしい。
この広告、一部日本語と一部アルファベット以外は全部タイ語のはずだ。しかし中央のデカい文字には
アルファベット小文字のaやuが混じってるように見えるし、上の赤いロゴの最初の文字は小文字のsだ。
タイ語の文字って、こんなにアルファベットに似てたっけか?
f0189467_21170178.jpg
 
タイ語の文字ってさ、たとえば下の写真みたいな、アルファベットとは似ても似つかないものだったはずだ。
なんでaだのuだのsだのが混じるのだ?アルファベット風タイ文字があるとでもいうのかよ。
f0189467_21154881.jpg
 
ところが驚いたことにあるらしいんだワこれが。たまたまこのサイトを発見して合点がいった。
タイ語のデザインフォントにアルファベット風のものがこんなにあったとはッ!!
相当タイ語になれた人もこのアルファベット風デザインフォントには戸惑うようだ。

下の写真。s、w、u なんかが混じってるように見えて、タイ語にしちゃ妙だなぁ〜と思いながら
写真撮ったんだけど、これはまぎれもなくタイ文字なんだよ。
f0189467_21154869.jpg
 
これも最初の3文字なんて「wun」にしか見えないけど、タイ文字なんだよ。
f0189467_21170167.jpg
 
驚いたね。タイ文字ってこんなに“柔軟性”のある文字だったの?広告に日本語が混じるくらいならともかく、
デザイン次第で丸っきり体系の異なる別の言語の文字に似せられちゃうって驚くべきことだ。
日本語の文字じゃ逆立ちしてもムリで、驚異の柔軟性を持った文字というしかない。

この「タイ文字の柔軟性」はイ課長個人としてはけっこう衝撃的な発見だった。
「ぐにゃぐにゃでさっぱりわかんねぇ文字」っていう従来の単純な対タイ文字イメージも少し変わってくる。

「タイ文字の柔軟性」という偉大な発見?を記念して、本日の記事をお読みの方にクイズを出そうと思う。
これもバンコクで見かけたポスターだ。さて、この暗号が解けるかな??
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アルファベット風に驚いたと思ったら、今度はカタカナ風ってわけか?すげぇ国だな、タイ。
レムワエモ・・・最後の文字は??「ち」?「ら」?カタカナっぽいけど、当然読めない。
ムリに読んでも意味不明だ。レムワエモちレムワエモ5?とりあえず判読不能のまま記録として写真に撮った。
 
その写真を現地でタイ人に見せて判読してもらおうと思ったら、なんと「読めない」というではないか。
カタカナっぽいけど日本人に読めず、さらにタイ人にも読めないの?だとしたら何なんだい?これ。

これがクイズ。「レムワエモち」とは何か?答えを思いついた方はコメント欄にお寄せください。
せっかくだから、正解発表までコメントを「承認制」にして、他の人の回答を読めないようにしよう。
ちなみにイ課長はこのドイツ軍エニグマ暗号並みに難しい文字を自力で解読したのだよ。はっははは。

ヒントはね、ポスターの右上にある赤いフキダシの中の文字だ。これも同じような暗号だけど、
こっちの方がずっと解読しやすい。イ課長もこれを足掛かりにしてレムワエモちが解読できた。
さぁアナタも解読にチャレンジだ。正解者にはなんと豪華賞品・・・はありません。
 
正解は次回の更新で発表しますです。


 


by tohoiwanya | 2014-10-17 00:01 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(22)
2014年 05月 30日

イ課長のタイ語教室【古式マッサージ店で】

みなさんこんにちは。イ課長のタイ語教室の時間がやってまいりました。
本日もイ課長と一緒に、勉強してまいりましょう。

今日のテーマは「古式マッサージ店で」です。
タイ古式マッサージ。バンコクに行ったら、誰でも一度はぜひ体験したいですよね?
しかし施術者は当然タイ人。自分の身体に関わることですし、言葉が心配です。

そこで本日は「これさえ知っておけば大丈夫」という、とっても便利な三つの表現を練習しましょう。
この三つさえ覚えれば本当に大丈夫です。イ課長が大丈夫だったんだから大丈夫です。
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①「ちょうどいいです」「気持いいです」
日本語がしゃべれないタイ人施術者であっても、職業上、カタコトの日本語は必ず覚えています。
その「必ず覚えてる日本語」の代表的なものが

「イタイデスカ?」「イタクナイ?」「ツヨサドウデスカ?」といったたぐいの表現です。
要するに顧客にマッサージの強度を確認する言葉で、これは確かに重要です。
これをちゃんと日本語で覚えているというのは、彼女たちがプロである証拠ですね。

でも日本語で「イタイデスカ?」と聞かれて「ううん、痛くないです」なんて日本語で答えるのは
つまらないですよね?サラリとタイ語で返事したいところです。さぁ、そこで今日の最初の表現です。

「サバ~イ」 สบาย

サバーイというタイ語は聞いたことある方もいるかもしれません。
「気持いい」とか「快調」とか、そんな意味を表す言葉らしいのです。詳しくはイ課長も知りません。
とにかく意思が通じればいいのです。

「イタクナイデスカ?」
「大丈夫です、サバイ、サバ~イ

実際にはこのように2回続けて言うことも多いようです。
サバーイと一言いえば、タイ人施術者とアナタの間の心理的距離はグッと縮まりますよ?


②「痛い」
タイ古式マッサージでは、時には痛いと思うことだってあります。特に足ツボをやられている時などは
「痛い」「もう少し弱めて」と言いたい局面も少なくありません。

さぁそんな時に役立つ、今日ふたつめの表現。
「痛い」と伝えたいときに何と言えばいいでしょうか?

「ジェップ」 เจ็บ

このジェップ の最後の「プ」。これが重要で、おそらく黙音に近いものではないかとイ課長は思うのです。

タイ語の「ありがとう」にあたる「コープ・クン」も、本によっては「コー(プ)・クン」と書いてあったり、
もっとハッキリしたものだと「コーックン」と書かれているケースもあります。タイ語には黙音に近い「プ」が
けっこうあるようで、このジェップの「プ」もそうではないかと思われるのです。

詳しくはわかりません。もし間違っていたらごめんなさい。無責任に先に進みましょう。
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③「痛ててててて!」
イ課長がタイで教わって、もっとも感動したのはこの表現です。

日本語で「痛い」を短縮&繰り返して「いてててて!」といえば痛さが強調されますよね?
古式マッサージ店で自分の痛みを強調して施術者に伝えたい時だってあるかもしれません。
あまり嬉しくない状況ですが、ないとはいえないのです。

タイ語でも日本語と同じように「ジェップ」を何度も繰り返すと痛さが強調される表現になるようです。
それでは、本日の最も重要な表現をみなさんと一緒に覚えましょう。



じぇ じぇ じぇ」 เจ็บเจ็บเจ็บ


いやー最初に聞いたときは驚きました。
この言葉をバンコクのマッサージ屋のおばちゃんから教わったのが昨年末のバンコク旅行。
ちょうど年末の流行語大賞発表の直後で、あの流行語「じぇじぇじぇ!」に酷似したコトバがタイにあったとは。

タイ語の「痛い」の繰り返しを文字で書けば「ジェップジェップジェップ・・・」。
しかしこの「プ」はさっき言ったように黙音に近いと思われるのです。唇をつけるだけみたいな感じ。
「プ」が黙音に近く、あまり聞こえないとなれば、聞こえてくるのは当然「じぇ じぇ じぇ」になります。

「あまちゃん」風に間隔をつめて短く「じぇじぇじぇ!」と言うと、さすがに通じないかもしれません。
「じぇ(プ)じぇ(プ)じぇ(プ)」というように、「プ」とまでハッキリ言わずに途中でかすかに
唇を合わせるように発音すると「じぇっ じぇっ じぇっ」と間隔があいて、それらしくなるはずです(たぶん)。
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さぁよろしいですか?では本日勉強した表現三つ、もう一度復習してみましょう。

サバイ、サバ~イ」「気持いいです)
ジェップ」(痛い)
じぇ じぇ じぇ」(いてててて!)

この三つを覚えておけば、もうタイ人施術者による古式マッサージ店で言葉に困ることはありません。
ぜひバンコク現地でためしてみてください。

それではイ課長タイ語教室、今日はこの辺で。また来週お会いいたしましょう。
それまでごきげんよう、さようなら。


 

by tohoiwanya | 2014-05-30 00:02 | 2013.12 バンコク旅行 | Comments(4)
2014年 03月 31日

インドから届いた手紙

インドからイ課長あてに短い手紙が届いた。
本日の記事はちょいと前段の説明が長くなるが、ガマンしてザッとお読みいただきたい。

まず話は去年の11月にオヤジが死んだところから始まる。
すでに書いたように、海外旅行の好きなオヤジで、常に海外への感心は高かった。

そのオヤジが死んだのが11月12日。
おそらく海外旅行好きの血を彼から与えられ、こんなブログも書いているイ課長としては、
何か彼の遺志(というほどゴタイソウなものじゃないが)を継いで、海外に何かイイことをしたかった。

まぁ要するに海外の恵まれない子を助けるとか、難民を支援するとか、そういうことをね。

ずっとそのことを考え続け、12月24日の聖夜にとうとうそれをネットで申し込んだ。
海外の貧しい子供の、特定の誰かのスポンサーという形で継続的に支援して、その間に文通とかして
チャイルドとの交流もはかれるっていうやつ。イ課長が申し込んだのはワールドビジョンっていうところだ。
なにせCATVで「カンボジアのティーダちゃん」を何度も見ちゃったからねぇ(笑)。





この団体の場合、スポンサーになりたい子の国や性別に関して希望を出せる。
ここはやっぱりイ課長とオヤジの両方が行ったことある国の子を支援したいところだ。

二人とも行ったことがあって、しかもワールドビジョンが支援対象にしている国としては
フィリピン、インドネシア、インドあたりがある(他にも重複国はあるかもしれないんだけど、
ムスコの方が彼の訪問国を把握しきれていない(笑))。

それだったら、インドの女子だな。
あまり迷うことなく、そう思った。

発展途上国の女子の置かれた状況は多かれ少なかれ不遇だが、なかんずくインドの女子は不遇だ。
出張中に見聞きしたことからも、様々なニュースや記事から考えてもやっぱりそう思う。
ここはひとつインドの女子を支援してあげたい。オヤジもこの選択には異論をはさまんだろう。

「インド」「女子」と希望を書いてネットで申し込んだ。繰り返すが、それが聖夜の話。
イ課長が年末のバンコク旅行から戻ったら、もう対象の女の子のプロフィールが届いていた。
南インド、アーンドラ・プラデシュ州というところに住むリディアという8歳の女の子。

さっそく下手な英語で手紙を書いた。「頑張って勉強を続けてネ。私は今日からアナタの友人で、
アナタのことをサポートするからね」みたいな内容。それを投函したが今年の正月明け、
ちょうど仕事始めの日だったはずだ。

手紙のやり取りには片道2~3ヶ月はかかるって書いてあったから、返事が届くのは5月か6月くらいかなぁと
思っていたら、昨日リディアから返事が来たというわけだ。意外に早かったね。

ここからが今日の記事の本題。前置きが長くてすまんかった(笑)。

普通なら死ぬまで知り合いになど絶対になり得なかったインドの8歳の少女と日本のオッサンとが、
こうしてペンフレンドになる。ワールドビジョンのスタッフがリストか何かを元にサッと決めた
組み合わせなんだろうけど、なんか不思議なウンメイを感じるよ。

彼女の返事は直筆で書かれていた。彼女自身が書いたか、あるいは大人が口述筆記してくれたのかな?
とにかくまず驚いたのはその文字だ。ここここりゃぁナニ語なんだ?。
多言語国家のインド、文字もいろいろあるのは知ってたけどこれはまたすごい。
シンガポール出張のときに見たタミル語のグニュグニュ文字に似てるけど、あれよりさらに
グニュグニュしてるようにみえるぞ。
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そこでいろいろ調べてみた。

彼女が住むアーンドラ・プラデシュ州というところではテルグ語っていうのが使われるらしい。
テルグ語・・・初めて聞いたよ。こないだ載せたロンドン地下鉄の切符自販機にもテルグ語なんてないから
マイナー言語かというとそうでもなくて、アーンドラ・プラデシュ州じゃ立派な公用語なのだ。
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うーむ、いろいろ勉強になるのう。
しかしどんなに勉強しても、イ課長が死ぬまでにこのテルグ文字を解読できるとは思えない。
もちろん、手紙はワールドビジョンのボランティアの人がテルグ語からちゃんと翻訳してくれてるから
解読しなくてもイ課長は読むことができるのである。

リディアのご両親は食料品店を営んでいるようで、彼女は縄跳びで遊ぶのが好きらしい。
彼女の担当家事は「家にある壷をきれいにすること」で将来は学校の先生になりたいんだって。

さっそく返事を書こう。
ちょうど季節だから、明日あたりどこかで桜の写真を撮って送ってあげようか。
まだ書いてないけど、そのうち「私はアナタの国に一度だけ行ったことがあるんだよ」って書いて、
タージ・マハルの借景写真でも見せれば面白がってくれるかもしれん。

ワールドビジョンはスポンサーによる支援地域訪問ツアーなんてのも時々やってる。
もし将来リディアのいる地域への訪問ツアーがあれば、ぜひ行きたいよなぁ。
 
というわけで、イ課長の「インターナショナルあしながおじさん」が始まった。
申し込んだのはイ課長だが、半分「オヤジ基金」のつもりで、これからも支援していこうと思うのである。

オヤジは今ごろ天国で「クソ息子にしちゃ上出来の思いつきだ」と考えてるであろう(笑)。


 


by tohoiwanya | 2014-03-31 00:02 | 日本での私生活 | Comments(10)
2013年 09月 13日

話しかけよう挨拶しよう

6月にベトナムとタイに行ったときの話。

サイゴンではベンタイン市場近くのホテルに泊まったんだけど、周辺を歩いてると、やたらと
頭にスカーフを巻いた女性が多い。スカーフを巻いてるってことはイスラム教徒だろうから
地元のベトナム女性ではないはず。

ベトナムに近いイスラム教国っていうと、インドネシアか?マレーシアか?
どちらにせよ、「その国」からの旅行者がやけに多いんで、ちょっとびっくりした。
イ課長が泊まったホテルにもけっこういたね(下の写真にも写ってる)。
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サイゴン2泊目の夜。
やはりスカーフを巻いた母親+息子とホテルのエレベーターで乗り合わせた。
男の子は11〜12歳ってところかな。日本だったら小学校高学年くらい。
彼が着てるTシャツの胸のプリントを見たら、ははぁ〜・・・これ、たしかマレーシアの国旗だ。
なーるほど、マレーシア人だったんだ。

その男の子に話しかけてみたくなった。もちろん英語を使うしかない。

「From Malaysia?(マレーシアから来たの?)」
「・・・Yes」

いきなり見知らぬガイジンから話しかけられたにもかかわらず、ちゃんと英語で答えてくれた。
なかなか聡明な男の子だ。

今度は彼が英語で質問してきた。「Where are you from?(あなたはどこから来たの?)」
「From Japan(日本から)」
「Japan・・・・」

先に彼らのフロアにエレベーターが停まり、そのマレーシアの母子が降りた。

「Good night(おやすみ)」
「Good night」
手を振って別れた。ただそれだけの話。お母さんの方とは全く話をしなかった(笑)。

モジモジ、オドオドしない子で、好感が持てた。きっとアタマのいい子なんだろう。
彼にとって、あれが初めての海外渡航で、ナマの日本人と話をしたのもイ課長が初めてだった
可能性は十分ある。彼の方でも「あの時、サイゴンのホテルで話しかけてきた日本人」のことを
覚えててくれるかな?・・・と、ちょっと思った。


その約1週間後。バンコクのスワンナプーム空港から日本への帰国便に乗った。
空港の出国審査の長い行列に並んでいるとき、イ課長の後ろの女の子がやけにソワソワしてた。
隣の列に並んだ友達の方が先に進んでるから、あせってるんだね。

どんな子だ?と思ってちょっと後ろを振り向いたら、その子とイ課長の目が合った。
ソワソワあせってるところを見られて、ちょっと恥ずかしかったのか、その子が「てへっ」って感じで
照れ笑いした。若い東アジア系の女の子だ。大学生くらいかな?でも日本人ではあるまい。
ここでまた話しかけてみたくなったから、英語で聞いてみた。

「From China? or Taiwan? Hong Kong?・・(中国から?それとも台湾?香港?)」

これだけ言えばどれか当たると思った(笑)。
見知らぬガイジンから話しかけられて、ちょっと驚いたようだったけど、彼女はすぐ答えてくれた。

「・・・from Korea(韓国からです)」
「Oh, Korea・・・」
「Where are you from?」
「From Japan」
「Ah・・・ コ ン バ ン ワ 」
「あははは、감사합니다(カムサハムニダ)」

日本語で「こんばんは」が言えるんだ。こっちは韓国語の「こんばんは」なんて知らないよ。
夜なんだから、彼女の挨拶が実に適切なものだったのに対し、「ありがとうございます」なんて
間の抜けた韓国語しか出てこないイ課長は完敗だ(笑)。

バンコクの空港で韓国人女子とちょっと話しをしたと、ま、ただそれだけの話なんだけどさ。
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でも欧米だとあんまりやらないんだよね。知らない人に話しかけるっていうことを。
なにせ、相手の方がイ課長より英語上級者である可能性が極めて高いからねぇ。
でもアジアだと(特に相手がコドモなんかだと)お互いの英語レベルが近そうだから
ちょっと話しかけてみようかって気になる。

しかしこんな短い会話でも、相手の国に対する印象には影響すると思うんだよ。
イ課長はマレーシアに行ったことがない。サイゴンで話したあのマレーシア人の男の子は
この地球上でイ課長が言語コミュニケートした唯一のマレーシア人ってことになるわけだが、
「マレーシアにはしつけのいい聡明な子が多いんだろう」と思うに十分な印象を残してくれた。

スワンナプーム空港の韓国人女子はさすがに「話したことがある唯一の韓国人」ではないが、
英語・日本語・韓国語が入り混じった、短いけど楽しい会話(挨拶)で、これまた印象深い。
こういうのって「お互いに今ガイコクにいる」という状況も強く影響してるよね。

自分は一人、相手も一人(か少人数)、場所は第三国で、共通言語は両者にとって外国語。
そんな状況で、見知らぬ外国人と言葉を交わすのって、なぜか新鮮で記憶に残るようだ。
そういう時、話しかけた相手を嫌いになることはまずないだろうし、相手から嫌われることも
まずないと思う。ごく短い会話でも不思議と心に残る。今回の経験からも、そう思う。

確かに、そう頻繁にあるシチュエーションじゃない。
でも、今後機会があれば、外国で、また知らない誰かに話しかけてみよう、とイ課長は思う。
それがどこの国の人であるにせよ、ほんのちょっとした会話を交わすだけで、“その国”が
少し親しいものになるからね、きっと。

これは個人的な推測だけど、新大久保で韓国人向けヘイトスピーチを連日ガナッている
病んだ日本人たち、たぶん韓国の人と心に残る会話なんて一度も交わしたことがないんだろう。
まぁ同じことは、中国や韓国の「反日な人々」についても言えるんだろうけど。


  

by tohoiwanya | 2013-09-13 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2013年 07月 26日

バンコク・ウォシュレット事情

もうここまできたんだ、トイレネタをとことん続けてくれようじゃねぇか(笑)。
今日は別に壮大な実験を伴うようなものではなく、小ネタだが。

前回前々回、高圧放水シャワーが“可動式ウォシュレット”なのかどうかについて書いた。
さて、では皆様はこれまで海外で日本と同じような“定置式”ウォシュレットを見たことがある?

海外で使うトイレつうたら、まず筆頭にあがるのは「ホテルのトイレ」なわけだけど
定置式ウォシュレット導入ホテルなんて、少なくともイ課長が泊まる程度グレードのホテルじゃ
絶無にして皆無。まっっっったく見たことがない。
ホテル以外で、レストランとか、美術館とか、デパートとかのトイレを使うことだってもちろんある。
でも、海外のそんな施設でもウォシュレット設置例なんて、これまた絶無にして皆無だ。

イ課長の場合、出張にいけば「訪問先の会社のトイレ」を借りることも時々あるわけだけど、それでも
ウォシュレットが置かれたトイレなんて一度も経験がない。オフィスでも普及してないのだ。
ちなみに、イ課長の勤務先のトイレにはウォシュレットがある。

要するに、ウォシュレットってまだまだ「日本だけのもの」なんだよね。
未だに「日本でウォシュレットを初体験したガイジンの反応」っていうのがネタになるくらいだから、
海外でウォシュレットなんて、現地在住日本人宅とかでもない限り、ほぼ「ない」と考えるべきだろう。

・・・と、イ課長は思っていた。
しかし、そんなイ課長もついに「定置式ウォシュレット海外進出」の現実を目の当たりにする日がきた。

発見した場所はタイのバンコク。ついこないだの話。
最終日にホテルをチェックアウトし、バンコクの街を観光してたらトイレに行きたくなった。

ううう・・・どこかそこら辺でトイレを借りなきゃいかんが、ホレ、やっぱ惰弱なる日本人としては
なるべく安全でキレイそうなトイレを探したくなるのが人情じゃん?

ファーストフード店のトイレならまぁ大丈夫かな、と思いながら歩いてたら、目の前に
すっごくデカくて、キレイなショッピングモールがあった。よし、ここで借りるか。

入口で制服を着たドアマンがちゃんとドアをあけてくれる。すごい高級モールだよ。
こういう施設にとって日本人観光客は上客なんだろう。そういう所に、ただトイレを借りたいという
理由だけで入店するのはちょっと気がひけるが、そんなことも言っておれん。
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ほどなくトイレを発見した。コンパートメントに入ると、普段あまりにもよく見慣れた便器があるから、
最初は気に留めなかったんだけど、その表示がタイ語であるのに気づいてハッとした。

おお何と。イ課長にとって、海外で初めてウォシュレットに遭遇した記念すべき瞬間だ。
うーむ、いまやバンコクの高級ショッピングモールじゃ、ウォシュレットが導入されているのか。
前回記事で、タイのホテルには高圧洗浄シャワーがなかったって書いたけど、その代わり?に
こうして日本と全く同じ定置式ウォシュレットが、一部とはいえ普及し始めてるわけだ。
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便器のワキにある洗浄ボタンとか、水を止めるボタンの表示も当然のことながら全部タイ語。
面白いんだけど、表示が小さいから写真が撮りづらいなぁと思っていたら・・・

目の前のドアに「ウォシュレットの使い方」がタイ語でデカデカと説明されているではないか。
タイの人にとっちゃ、定置式ウォシュレットってものすごく珍しいはずで、どうやって使用するのかを
大きく説明するのは親切だよな。しかしタイ語って、一文字も読めないけど、ビジュアル的には
つくづく面白い文字だ。
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おかげさまで、自宅にいる時のようにスッキリ、トイレを水びたしにすることもなく(笑)洗浄できました。
バンコクの高級ショッピングモール・TERMINAL 21、どうもありがとう。
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日本でウォシュレット慣れした人は、海外のトイレで「イマイチ感」を味わうことが少なくない。
イ課長だって、けっこうウォシュレット慣れしてるから、海外ではどうしてもイマイチ感が拭えない。
その挙げ句、5〜6年前頃から、イ課長は海外のホテルのトイレでは、横にある流しに水を細く流して
先にトイレットペーパーをちょっと濡らしておくという秘法を編みだすに至った(笑)。

しかし、バンコクのスクンビットだったらもう大丈夫ですよ。スカイトレインのAsok駅から直結した
高級ショッピングモール、TERMINAL 21なら日本と同じようなウォシュレットがあります。
スクンビット通りをショッピング中などに急を要する事態になったら、ここに駆け込みましょう(笑)。


常に旅行者に役立つ情報をご提供し続ける、イ課長ブログなのである。


 

by tohoiwanya | 2013-07-26 11:19 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(8)