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2019年 11月 07日

“ヒンズー的東南アジア” を考える

話は再び欧州から東南アジアに戻る。しかも2012年にさかのぼる。

2012年といやぁ忘れがたいインド出張があった年。
あの時はとにかく現地で体を壊すこと、特にゲーリーが恐ろしかった。

しかし現地食生活でリスクは常についてまわる。いくら「火の通ったもの」と思ってても
仕事上の会食で生フルーツなんかを現地のエラい人から勧められれば断れない。

それでもゲーリーにならずに済んだのはヴィシュヌ神のおかげだと勝手に思うことにした。
シヴァ神と並ぶヒンズー教の最高神。海外出張中の守護神を現地調達したわけだな。

あれ以来、イ課長はヴィシュヌ神を旅の守護神として“継続雇用”している(笑)。
せっかくご縁ができたんだから、ここは引き続き守って頂こうではないか。
何せヒンズー教じゃエラい神様なんだから、守護力も強いに違いないはずだけど
特に東南アジアではその威力は絶大なはずなのだ。なぜかというと・・
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東南アジアってインド文化の影響が大きい、言い換えると「ヒンズー色」が濃厚な国が
多いんだよね。ある本によると東南アジアで「ヒンズー化」されてない国はベトナムと
フィリピンくらいって書かれてたけど、そう言われると確かにそう思う。

ガネーシャなんてモロにヒンズーの神様のはずだけど、タイでけっこうよく目にする。
ホイクワンにある廟にはこんな立派な金のガネーシャ様。これ、去年も見た。
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その奥にあるのもヒンズーの神様だ。ガネーシャを抱いてるから、これはおそらく
父親であるシヴァ神と、その奥さんのパールヴァティだろうと推測される。もっとも
この3人の親子関係は激しくギモンだらけで(笑)、ここを参照されたい。いずれにしても
仏教国タイなのにヒンズーの神サマが信仰対象として人気を集めてるわけだ。
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今回の旅行で何カ所も見てきたクメール遺跡なんて、その多くは元々ヒンズー教寺院。
これはパノムルン遺跡で見たレリーフだけど、下の方に猿がいる。これはサル将軍の
ハヌマーンじゃないか?大叙事詩ラーマーヤナに出て来る人気キャラクター。
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どのクメール遺跡もシヴァ神だ、ヴィシュヌ神だ、クリシュナ神だとヒンズーの神様の
オンパレード。アンコールワットにあった乳海撹拌だって、完全にヒンズー神話じゃん?
私見では、タイ、カンボジア、インドネシア、ミャンマーあたりは特にヒンズー文化の
影響が大きいんじゃないかなぁ?バリ島なんて今でもヒンズー教エリアだしね。

ことほどさように東南アジアはヒンズー教の影響が強い。そういう東南アジアでだよ?
ヒンズー教最高神・ヴィシュヌ神を旅の守護神としていればだよ?これはもうアナタ、
かなり強力に守ってもらえると期待できる。

東南アジア旅行でよく利用するバンコク・スワンナプーム空港には前にも書いた立体版の
デッカい乳海撹拌像がある。ヒンズー教の天地創造神話が仏教国タイの空港にあるのだ。
タイにおける仏教とヒンズー教って、日本における仏教と神道みたいな感じで、
な〜んとなく自然に同居・併存してるっぽい。
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乳海撹拌だから当然中央にはヴィシュヌ神がいる。旅の初めにこの空港で乗り換える時は、
ここでヴィシュヌさんに旅の無事をお願いするのが慣例で、今回もした。

そして旅の終わり。ヴィシュヌ神のおかげで、無事にラオス~イーサーン~バンコクという
長旅を経て、最後に早朝のスワンナプーム空港でヴィシュヌさんとまた再会だ。となれば、
無事に旅を終わらせてくれた「御礼参り」だよな。お賽銭はあげなかったが(笑)。
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東南アジアにおける仏教とヒンズー教の同居っぷりって、なかなか興味深いと思うんだよ。
今後も東南アジア仏教国における「ヒンズー的なるもの」を検証してみたいけど、
そういう時もイ課長の旅の守護神は当然ヴィシュヌさんだわな。
今後もよろしくお願いいたしますです。

 


by tohoiwanya | 2019-11-07 00:22 | 2019.08 ラオス・タイ旅行 | Comments(2)
2019年 05月 03日

上座部仏教における「触女人戒」について

おー、何だか論文の標題のようではないか。

タイ・ミャンマー・ラオスあたりの上座部仏教(小乗仏教)諸国には出家者が多い。
早朝にはお坊さんが托鉢してる光景を見かける。ルアンパバーンじゃこれがすでに
立派な観光資源になってるくらいで、これら仏教信仰の篤い国においてお坊さんが
敬われる存在であることは疑問の余地がない。

ミャンマーの空港では「僧侶優先搭乗」があったし、バンコクの空港では
入国審査の行列で「僧侶優先手続き」があった。そういう一連の僧侶優先措置も
基本的には「出家者に対する敬意」の表れなんだろう。
 
バンコクの地下鉄なんかにある「僧侶優先席」も、それと同じ文脈でイ課長は
捉えていた。敬うべき出家者を優先的に座らせましょうってことだ、とね。
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その理解は間違いではないと思う。僧侶優先席にはそういう意味合いもあるはずだ。
だが、そこにはもっと重要な、恐ろしい問題が隠されていたんですねー。

上座部仏教の出家者にはいろんなイマシメがある。基本は13戒あるらしいんだけど、
その一つに「触女人戒」というのがある。出家者が女性に触れるのはモッテの外なのだ。
女性に触れた僧侶はたちまち破戒僧の烙印を押され、それまでの修行はパア。

この「触」が姦淫という意味なのか、ちょっと指が触れた程度でもダメなのか、
その辺は今イチよくわからない。もし後者だとすれば、日常生活で相当な注意が必要だが、
どうもタイでは後者の意味みたいなんだよ。偶発的な、軽い接触でもダメっぽいの。

そこで電車の中が問題になる。混んだ地下鉄なんかに僧侶が乗り込んだらどうなる?
カーブで電車が揺れて、となりの女性とちょっと肩が軽く触れたら、破戒。
駅の乗り降りで、ドアのワキに立ってた女性に腕が触れたら、破戒。
電車みたいな場所だと、どうしたってそういう事故が起きやすい。

僧侶優先席には、そういう事故から僧侶を“保護”する意味合いもあるらしいんだよね。
タイの女性もそういう事情をよくご存じだから、電車ン中とかでお坊さんの近くには
なるべく立たないようにするらしい。いろいろ大変なのだ。

タイ航空の女性CAは僧侶の乗客に機内食を渡す時は、必ずとなりの男性乗客を
経由させるって話も読んだ(だから、お坊さんは窓際の席になることが多いそうで、
隣は必ず男性客)。トレーの受け渡しの時、指と指が触れるのを避けるために
そうしてるらしい。「触女人戒」、タイでは相当シビアみたいなのだ。

さて・・・。
カンペーンペッからスコータイに帰る例の拷問絶叫ソンテウで面白い経験をした。
このソンテウ、往路じゃニワトリ箱積んでたが、帰りは中身不明のものすごい大荷物を
積んでる。旅客と貨物と両方載せりゃ効率よく稼げるだろうけど、大変なのは乗客で、
残った狭いスペースにくっつきあって座るしかない。
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一番奥に高齢のお坊さんがいて、その隣は軍人さんみたいな男性が座ってた。あとは
女性の乗客が多くて、例によってただ一人のガイジン・イ課長は出口ギワの席。
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途中で軍人さんが下車。奥の方にいた彼が降りるためには、出口近くのイ課長はじめ
多くの乗客がいったん降りなければならない。で、さて再び乗り込もうとなった時だ。

こういう時、イ課長は「元の順序で座る」のがフツーだろうと考える。
だが、女性たちは一斉にイ課長に向かって「アナタ先に乗りな、ほらほら」と催促する。
え?何で・・ガイジンさんを先に乗せてあげようってこと?

再びソンテウに揺られながら「ああ、そういうことだったのか・・」と思った。
「元の順序」で乗り込んだら、お坊さんの隣が女性になっちゃうからだったんだ。

一人降りても、相変わらず車内はビッチリ混んでる。
衣服ごしとはいえ、イ課長の左の尻は隣のお坊さんの右の尻とほぼ接してるが、男だから
問題ナッシング。ガイジンでも何でも、とにかく生物学的な男を「防壁」として出家者の隣に
座らせる必要があったわけだ。これで周囲の女性乗客たちはひと安心。隣のお坊さんも
安心したのか、イ課長のとなりで居眠りしてた(笑)。
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面白い経験だったよ。まさに異文化の中を旅してるからこその経験だなぁと思った。
ガイジンの場合、乗り物には「女性を先に乗せよう」と思う人も多い。もしこの時
イ課長がトホ妻と一緒だったら、何も考えず「先に乗んなよ」と言っただろう。

だが、もしそこにお坊さんが座っていたら、それは大タブー。大禁忌。
そういう時だけは「オレが先に乗る」と男がサッサと乗り込み、お坊さんの隣にドカッと
座るべきなのだ。その行為が出家者と、周囲のタイ人たちに平安をもたらす。

お坊さんの多いタイでは、かくのごとく日常生活で「触女人戒」に接することになる。
女性も男性も、タイに行ったらご留意いただきたいと思うのである。

2013年に超久しぶりにバンコク行った時、初めて地下鉄に乗って僧侶優先席を見た。
「タイじゃお坊さんに席をゆずるモンなんだ」と思い、そのことをブログ記事にも書いた。
あれから5年。東南アジア訪問回数が増えて、僧侶優先席に関する考察もあの頃よりは
多少深くなったでしょ?(笑)

 


by tohoiwanya | 2019-05-03 00:01 | 2018.08 タイ旅行 | Comments(2)
2018年 09月 19日

マンダレーヒルを下る

どのガイドブックにも、マンダレーヒルのメイン登山道ゲートには「二頭の巨大なライオン像」が
あると書いてある。マンダレー市街地までのピックアップもその辺に停まるようだから、
ピックアップで市内に戻りたきゃ、「巨大ライオン口」に降りねばならぬ。

しかし前にも書いたようにイ課長は登る時は横ッチョのマイナー登山口から登ってしまった。
下山では絶対「ライオン口」に降りなければ。ところが降りる階段口は複数あるっぽい。
最初に間違えたらどうしようもない。まず確認しよう。
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今やイ課長はミャンマーで人にモノを尋ねるのに全く躊躇しなくなった。
降り口のワキにいたお姉さんに、階段を指さし、力強い中学生英語で質問する。

トゥー ビッグ ライオン?

ウンウンとうなずいてくれる。よし、この階段で間違いない。さぁ降りるぞ。
え?トゥーが付くならライオンは複数形だ?うるさいわね。

山登りじゃ下山の方が危ないっていうけど、階段はやっぱ下りの方がラク。
サクサクと降りていく。登りがそうだったように、下りでも途中にいくつか
広い踊り場があって、いろんな仏像やらナニやらが置かれている。

おッ!?この婦人像・・サンダームキさんではありませんか?
ミャンマー関連本で読んで存じ上げておりました。ここでお会いできるとは光栄。
サンダームキさんのことはちょっと書いておきたい。
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サンダームキという、国際救助隊みたいなお名前の、このご婦人。
一応「鬼」らしいんだけど、ミャンマー仏教における一種の聖人であり、同時に
マンダレーの守護神と言ってもいんだと思う。いきさつはこういう伝説。

むかし、お釈迦様がマンダレーヒルに来たとき、村人たちはこぞってお布施をさしあげた。
しかしサンダームキにはお布施として献上できるものが何もない。そこで何と彼女は
自分のおっぱいを切って(ひー)、献上した。ほら、おっぱい2つ持ってるでしょ。
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お釈迦様はその行為に深く感じ入り、平野部の方を指さして厳かに予言した。
「お前は来世で王になるであろう」。後にマンダレー王宮を作ったミンドン王は、
実はそのサンダームキの生まれ変わりなのでした・・ということらしい。前にお見せした
「指さす黄金のブッダ像」こそサンダームキに予言を授けた時のお釈迦様、ということらしい。
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そして、同時にこのお釈迦様は「トゥー ビッグ ライオン」に向かう階段も
指差してくれているのである。これぞ現世のご利益。ありがとうお釈迦様。

ポッパ山の階段もそうだったけど、マンダレーヒルでも短い屋根を少しずつズラす形で
階段の上に屋根が続いてる。階段を降りながら、連なる屋根を見るととてもキレイだ。
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汗をかきかき、ひたすら降りる。ああ・・イヌはいいなぁ・・。
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ネコもいいなぁ・・イ課長も昼寝してぇ・・。
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・・と、イヌネコをうらやましがりつつ、さらにさらに降りて、ようやく下界へ。
ほーら、ちゃんと「トゥー ビッグ ライオン」がお尻向けてるじゃん。
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こうしてイ課長はマンダレーにおける最後の、ということはミャンマーにおける最後の
重要な観光を無事済ませた。やれやれ。この後、ピックアップに乗って戻ったわけだけど、
その時の話がだいぶ前に書いたこの記事になるのである。相変わらず、緻密な構成の
イ課長ブログなのである(笑)。

 

by tohoiwanya | 2018-09-19 00:03 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)
2018年 04月 13日

ミャンマーの仏教観を考えてみる

イ課長はミャンマー滞在中、すごくたくさんの宗教施設に行った。
大体は仏教寺院だが、ポッパ山みたいにナッ信仰の総本山なんかもあるわけで、これらは
実際のところはゴッチャ。仏教施設にナッ神がいるし、ポッパ山にホトケ様もいる。

世界的に見れば日本も一応「仏教国」ってことになるんだろうと思うけど、
こういう仏教施設に接すると「同じ仏教でも日本とずいぶん違うぜ」と思うよね。
これはミャンマーに限らず、東南アジア全体にかなり共通するが。

日本が大乗仏教なのに対し、東南アジアは上座部仏教(小乗仏教)といった教義の違いは
もちろんあるけど、そういう難しい話じゃなく、単純に目に見える部分での違いが大きい。
たとえば金ピカ仏像なんかはその代表例と言っていいだろう。

日本の仏像の、あの古びたワビサビ感と比べてなんという違い。要するに仏像という
「目に見える信仰対象」に期待するものが東南アジアと日本とじゃ全然違うってことだよね。
ミャンマーの仏教施設ではそういう「全然違うな」っていうのを感じる機会が多くて、
そういうのを見てるうちにある仮説が浮かんだのだ。どういうものを見たかというと・・

【美白ツルツル】
タイやラオスで金ピカ仏にはある程度慣れが出来ていたイ課長だったが、ミャンマーの
「美白仏」はやっぱインパクトあったねー。特にチャウッタージーの妖艶美白仏は。
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金色の人間なんていないから、金ピカ仏を見てもリアルな人体という感じはない。
ある意味象徴化された姿と言っていい。それに対し、真っ白い仏様って目やマユゲは黒く、
唇は赤いっつうんだからリアルだよ。金ピカ仏にはない「人間っぽさ」ないし「マネキン感」
みたいなのが漂う。それが異様だ。こういうのはタイやラオスでも見なかったよなぁ。

【電飾キラキラ】
ミャンマーの人はホトケ様の後ろの光背というか後光を電飾でキラキラ飾るのが好きみたい。
以前、カンボジアでチラリと見たことあったけど、ミャンマーじゃあちこちでよく見た。
これまで行った東南アジア仏教国の中ではミャンマーは屈指の「電飾好き」と思われる。
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しかしこれ・・率直に言って日本人としては激しい違和感あるよねぇ。ホトケ様の後ろに
このキラキラってどうなのよ?大当たりのパチンコ台じゃないんだからさーー・・。
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だがミャンマー人はとにかく好きみたいなんだよ。光背のキラキラ。
金ピカ仏の後ろがハデなキラキラって、ワビサビ仏を見慣れた日本人にはメマイがしそうだ。

【お金ザクザク】
以前に載せたナッ神の写真、紙幣が突っ込んであったのに気付いた人がいるかもしれない。
ミャンマーの仏像やナッ神像は時としてお金まみれなの。宗教施設で寄進やお賽銭という習慣は
珍しくないが、仏像そのものにお金をくっつけるっていう例はあまり見ない。
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たとえば十字架上のキリストに紙幣がベタベタ貼りついてたり、奈良の大仏が紙幣に埋もれた
姿というのはちょっと想像し難いが、ミャンマーじゃお金ザクザクの仏様がいるのだ。
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これ、お賽銭じゃないんだよ。お賽銭はまた別の箱がちゃんとあるの。
仏像やナッ神像が紙幣まみれっていうのは、賽銭とは別に、金運をカミさまに願うために
紙幣をくっつけてるように見えるんだが・・。

・・と、ミャンマー仏教の(東南アジア全体にもある程度共通するんだろうが)こういう
様々な意匠やスタイルを見てるうちに、ある種の仮説が浮かんだわけですよイ課長の脳に。
それは何か?ズバリ、ミャンマー仏教においては「参拝者の現世の願いをかなえる」という
ニーズが強い。従って「願いをかなえてくれそうな、現役バリバリ、若くてピチピチした
エネルギーのありそうな仏様が有難がられる」のではないかという仮説だ。

日本でも天神様(試験受かりますように)とか銭洗弁天(お金増えますように)みたいに
世俗的なご利益を願う信仰はある。しかし法隆寺の仏像に合格祈願する人はいないだろう。
金だ商売だ学業だっていう、生活に密着したご利益はホトケ様じゃなく、ソレ用の所で願う。
古びた仏像はそういうこと期待しないで、むしろ古美術鑑賞に近いスタンスって感じがする。

でもミャンマーはきっとそうじゃないんだよ。仏様もナッ神も「お金増えますように」的な
生活感あふれる願いごとを祈願する対象なんじゃないかって思えるんだよね。

そういう願い事するなら、どういう仏像にしたいだろうか。
日本の古~い仏像じゃ「願い事かなえパワー」も枯れ果ててそうな感じしちゃうじゃん?
お肌ツルツル、後光キラキラの「若くてキレイな」仏様が有難がられる・・・んじゃないか?
そう考えると、ミャンマーの仏像は年齢的にも若そうに見えるよねぇ。
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日本人は枯淡の境地にあるような古い仏像に悠久の美を感じる。ミャンマー人は
キラキラ・ピカピカの仏像を見て「この仏様なら願いごとかなえてくれそう」と感じて
現世の幸福を願う・・のではなかろうか。

・・というのが、ミャンマーの(ある程度東南アジアに共通の)仏教観に関する
イ課長の仮説なわけ。ま、思いつきだからアテにはならないけど、でもミャンマーで
仏教施設めぐりしてると、単に「仏教美術様式の違い」以上の、もう少し深いモノを
感じたわけですよ、イ課長は。

 


by tohoiwanya | 2018-04-13 00:13 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)
2018年 03月 03日

ポッパ山の神々しい神々たち

ナッ神って37人(37神というべきか)いるらしい。
昔の伝説の登場人物で、大体は悲惨な死に方をした人が多いらしい。男もいれば女もいる。
一番有名なのは大昔のある鍛冶屋で、その力量・人望あまりに高く、王様は彼の妹と結婚。
しかし王は義兄が自分の王位を奪うのでは、と心配になって、ある日鍛冶屋を火あぶりで
殺してしまった。それを見て王妃(つまり鍛冶屋の妹)も火に飛び込んで自殺。めちゃくちゃ。

こういう約1000年も前の伝説のヒトが、信仰対象の神々になってるわけ。
神話上の神様っていうんじゃなく、実在の(伝説だけどさ)人間が神格化されたわけで、
日本で言えば菅原道真=天神様信仰なんかと近いものがあるのかもしれない。そう考えると
ナッ信仰も何となく多少はわかった気になる。

ただ、そのイメージというか、造形というか、ルックスに日本人はかなり戸惑う。
ナッ神って、大体こんな感じに具象化されてるようなのだ。
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どっかの田舎寺院にある、へなちょこレプリカではない。ナッ信仰の総本山・ポッパ山に
置かれたナッ神像である以上、たぶんこのお姿が“正式”のものなんだろう。

もうちょっと上手に作った方が有り難みあるんじゃないの?と思っちゃうけど、
この素朴さが土着信仰ならでは、ということなのかもしれぬ。こういうの見てると、
どうしてもイ課長はワット・ムアンの地獄にいた人形を思い出してしまうのだが・・。
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この女性の人形はそれでもかなりリアルに出来てると思うが、こういうのは例外的。
みなさんそれぞれ名札があって、ミャンマー人であれば「ああこれがあの神様だ」って
すぐわかるんだろうな。
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しかしここポッパ山には、これらナッの神々たち(なんだろうと思う)を上回るような
ミャンマー中で大人気のキャラクターがもう一人いらっしゃる。それこそがボーミンガウンという
実在の大僧正なのである。

このボーミンガウン氏、20世紀にポッパ山で修業を積み(写真も残ってる)、数々の奇跡を
なしとげた人で、上でご紹介したのが神様だとすれば、こちらは“聖人”と言えるだろうな。
とにかく人気あるんだよ。ミャンマーじゃ。どんな人かというと、たぶんこれがその人。
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・・・これえ?・・・などと思ってはいけない。ミャンマー最高の人気を誇る聖人だぞ。

この手前ガワの人もボーミンガウンさんだと思われる。眉根にシワを寄せたしかめっ面が
彼のトレードマークなのだ。しかし上の写真とはだいぶ顔が違う気もするが・・。
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土産物屋でも大量のボーミンガウン人形を売ってる。
白のシャツに黒い半纏(?)、ドッカと座ったそのお姿はまるっきりヤクザの親分。
ここでも人形ごとの、顔の個体差が激しすぎだ。
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黄金のボーミンガウン像まである。とにかくポッパ山を歩けばあちこちで彼と出会う。
よほど人気あるんだな。だが相変わらず同一人物とは思えぬくらい、すべて顔が違う(笑)。
下の写真、右に写ってる頬のコケた謎のお坊さんもかなりキテるねぇ~・・。
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このボーミンガウンの人気はポッパ山だけでなく、全ミャンマー的なものなのだ。
その証拠に、ヤンゴンで見かけた彼の像の写真も載せておこう。顔だけじゃなく
髪型も違うように見えるけど、それでもこれは彼だよ、たぶん。花の首飾りつき。
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ボーミンガウン氏の現存する写真を最後に載せておこう。本物はこういう人らしい。
これまでに見た人形のドレとも似てない気がするが(笑)。
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なかなかユニークというか素朴というかトホホというか、とにかくポッパ山の
神さまや聖人はこういう方々なのである。どうだ参ったか。

 


by tohoiwanya | 2018-03-03 00:02 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)
2018年 02月 27日

ポッパ山に行ってみよう

さて、それではバガンの大ネタの一つに着手するか。

バガン観光の最初のハイライト。それは到着早々、シェアタクシーで行ったポッパ山だ。
ここはぜひ行ってみたかった。とにかくその景観がスゴすぎる場所なんだよ。
(下の写真はヨソの二次使用サイトから拝借。オオモトの出典は不明。ごめん)
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すっげ~~・・・なんという奇観。最初にこの写真をネットで見た時はホント驚いたよ。
ミャンマーにはこんなすげぇトコがあんの?この岩(つうか山)も十分異様でスゴいけど、
てっぺんに寺院作る根性がまたスゴい。参拝者は階段でてっぺんまで登ることができるのだ。
このポッパ山はバガンから車で約1時間。典型的な半日オプショナル観光コースだ。せっかく
バガンまで来たとなれば、このポッパ山を我が目で見、我が足で登らずオメオメ帰れるか。

だがその前に宗教的な話をしなければならない。
このポッパ山頂にある寺院。純粋な仏教寺院とはちょっと違って、ミャンマーのローカル宗教
ナッ信仰」の総本山。一般にはポッパ山と呼ばれてるけど、正式には山頂の寺院も含めて
「タウン・カラッ」と呼ばれる場所なのである。小さい「ッ」が多い(笑)。

ナッ信仰についちゃイ課長も知ったかぶりは出来ぬ。
仏教とは違う、ミャンマーの土着的宗教と言っておけば、まぁハズレではないんだろう。
日本でも仏教と神道は本来別の宗教だけど、神仏混淆してるように、ミャンマーでは
ナッ信仰と仏教とがミックスされて根付いてるように見える。実際、ミャンマーじゃ
仏教寺院にもナッ神像らしきものがあったりするからね。

・・と、宗教的説明はそのくらいにして・・え?説明になっとらん?
まぁよいではないか(笑)。とにかく行きましょう、天下の奇観・ポッパ山へ。
ホテルで待ってるとシェアタクシーが迎えに来た。乗ってみると車は相当ボロかった(笑)。
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イ課長が最初、その後何カ所かホテルを回って客を乗せ、総勢6〜7人くらいだったかなぁ?
日本人はイ課長一人。あとは全部欧米人で、カップルが多かったね。

車は一路ポッパ山へ・・と言いたいんだが、寄り道をする。大体そうなんだよな。
「ヤシ酒工房」だか何だかに寄るんだよ。たぶんここと提携して、観光客を連れてって
カネを落とさせようってことなんだろうが、興味ねぇよ。
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ウシがぐるぐる回って何かを挽いてる?けど、興味ねぇってば。早く行こうよー。
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それでもなかなか出発しない。タバコを吸い、足下のアリの行列を見て時間をつぶす。
こういうのもまた現実の旅のヒトコマなのである(写真とるか?わざわざ)。
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ようやく再出発。この後さらにあるカップルをポッパマウンテンリゾートで降ろすんで
遠回りしてホテルに寄ったりもしたから、バガンからナンだカンだで2時間はかかったかな。
まったくもう~~。

おーー・・いよいよ到着しましたポッパ山。山頂部は雲にかすんでおる。
普通に階段のぼっても片道20分はかかるらしい。ちなみに、ハダシで登るのだ。
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シェアタクシーのドライバーは運転するだけでガイドはしない。車で待ってるだけ。
だから乗客たちはバラバラに、テキトウに山に登り、降り、同じ車に集まる。
これってチェンマイのドイ・ステープと似た方式だな。
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問題は車への集合時間だ。「1時間しか与えられない」という体験談も読んだ。
片道20分、往復40分としたら山頂には20分しかいられない。それ、ヤダなぁと
思っていたんだが、幸いなことに2時間待ってくれるらしい。うむ、それなら
山の上で少しはゆっくりできそうだ。
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さぁそれでは登りましょうか、777段の階段を。登り口で地面を振り返る。
脳の軟化は進む一方だが、足腰だけは一応まだマトモなはずの初老男性・イ課長の
脚力が試される時がやってきた。というところで続きは次回だ。

 


by tohoiwanya | 2018-02-27 00:08 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)
2018年 02月 02日

スラマニ寺院・・・だけ

前回に続く「バガン仏教遺跡シリーズ」第2弾。前置きナシでどんどんいくぞ。
今回は写真が多い記事になると思う。

【4.スラマニ寺院】
ここはねぇ、かなり良かったんだよ。
外観はこんな感じ。予習が不十分なもんだから、中に入る時点では「えーと、ここは何で
有名な寺だっけ?」って感じだったんだけど、立ち止まっていちいちガイドブックを読み直すのも
面倒臭いし、とりあえず中に入っちまえ。
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ははぁ金色のホトケ様ね。居眠りしてるような顔のホトケ様だ。
しかしこれだけなら「うおっ?!」と思うほどのものじゃない。ドウってことないかな・・
・・と思って内部をグルグル歩き始めると・・。
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うおっ?!ななナニ?この壁画!
よーーーーく見ると上の方に大きな目があって、左右ハネ上がった髪(冠かな?)があって、
人物であることがわかる。口の形が笑っているようで、わりと「異形の者」を描いた絵っぽい。
こういうの惹かれるよ。保存状態が良ければ見事な壁画だったろうなぁ。しかし色が褪せた
今の状態でも見る者をハッとさせる力がある。
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そう思ってさらにグルグルまわると同じような壁画に次々と出会う。
どれも保存状態はよくないが、構図は力強く大胆でパワーのある絵だよ。鬼を描いてるのな?
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こっちにもある。なんか鬼っぽいね。
いやーーホントもったいないなぁ。保存状態が良ければすごく見応えのある壁画だったろうに。
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うわっ、これもすごい。描線はシンプルだけど作風は大胆という感じだ。顔の表情が
けっこう思い切ってデフォルメされてるから、非常に特徴的な表情にみえる。
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これにも驚いた。写真上部を見ると、暗いところにボンヤリと二つの目があるでしょ?
巨大なホトケ様の壁画が描かれてたんだ・・と気付くまでに数秒かかる。暗い寺院の狭い廊下を歩いてて、
フと上を見あげるとこんな目が二つありゃ、ドキッとするし感動もする。自分は今まさに
神秘の仏教遺跡を歩いてるって気になって、ちょっと興奮しちゃったぜ。
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建設時に描かれたとすればおそらく11〜12世紀前後の壁画なんだろう。保存状態はどれも悪い。
完成当時は目にも鮮やかな壁画だらけだったんだろうなー。いやぁーこれはスゴいなぁ。
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またフと廊下を曲がると、ドカーンと巨大な涅槃仏の壁画。これもちょっとギョッとする。
内部を歩いてるとこういう壁画が次々と現れるわけだから、そりゃー興奮するよ。
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しかし壁画だけじゃないのだ。これはバガンの他の寺院でも言えることなんだけど、とにかく
ミャンマーの仏像って顔が実に個性的で画一化されてないんだよね。この細眉のホトケ様なんて、
ちょっとフテブテしい感じ(笑)。
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この仏サマなんて、パッと見た時に大阪の通天閣にあるビリケンさんを思い出しちゃったよ。
仏の顔は全部違う。しかもかなり極端に違う。おスマシ顔揃いのタイの仏サマとはエラい違いだ。
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・・・・だめだ。「1記事につき2寺院」のペースで書こうと思ってたのに、スラマニ寺院だけで
だいぶ長く、写真も多くなってしまった。ダマヤンジー寺院も同じ記事で紹介しようと思って書き始めたが
この後に続けて書くとますます長くなっちまう。

というわけでダマヤンジー寺院以下はまたいずれ。「不実な書き手」の本領発揮。すまぬ。

 


by tohoiwanya | 2018-02-02 00:18 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)
2018年 01月 09日

チャウッターヂー・パゴダというところ

チャウッターヂー・パゴダの最大の見モノはもちろんあの妖艶巨大美白仏。
しかしここに集う地元の参拝者たちのたたずまいもイ課長にはけっこう印象的だった。
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スーレー・パゴダ同様、ここでもカップルがまったりと過ごしてる。
やっぱミャンマーじゃお寺は立派なデートスポットなんだよ。なんて健全なんだ。
まぁミャンマーだと若い人向けの娯楽も少ないんだろうとは思うが。
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こっちじゃ昼寝する人間と、それを番する?ネコ。
前回書いたように、ここは外に比べれば涼しいし、昼寝にはイイ場所だと思うよ。
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こちらはネコ単独。ノラネコなのか飼い猫なのか判然としない。
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巨大足の裏だってちゃんと「拝む的」になるのだ。
ミャンマーにおいては男女ともに参拝の時は正座ではなく、こういう「横座り」になる。
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足の裏近くにはこんな「世界一小さい展望台」とでも呼びたいものがある。
ここに登ればホンのちょびっとだけ高いところから美白仏を見られる。しかしイ課長の
身長より低い展望台の高さはせいぜい1.5m。この台を作った意図がわからぬ。
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お?あのグループは何だろ?
こういうパゴダを参拝するのに女子がおしゃれしてくるというのはすでにけっこう見たけど、
このグループは男子の装いも民族的で凝ってる。女の子の方も頭に何かの布を巻いて、
かなり本格的なイデタチのように見える。
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さて、それではそろそろ次に移るとしますかね。
ぜひ見たかった妖艶美白仏を見られてイ課長は満足じゃよ。
パゴダを出ようとしたら、さっきと本格的民族衣装チックなグループを再び発見。
よーし。ここは図々しく写真撮らせてもらおうじゃないか。

「写真を撮ってもよろしいですか?」と尋ねる。ミャンマーの人は親切で友好的だから
ガイジン旅行者のこういうオネダリもすぐOKしてくれる。ついでに衣装について聞いてみた。
「このキレイなスタイルは何なのですか?」写真右端と男の子が英語で説明してくれた。
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この日(8月6日)がお参りに意味のある日みたいで、話の中に「クリシュナー」って言葉が何度か
聞こえたけど、関係がよくわからない。左手首に巻いた白いミサンガみたいなのを見せてくれて、
それも何か意味があるらしいけど、それもまたよくわからない。

そもそもクリシュナってヒンズー教の神さまじゃん?ミャンマーは仏教なんだから・・・しかし
インドから伝わったクリシュナ信仰がミャンマー仏教に取り込まれたってのは十分あり得る。

しかし8月6日とどう関係があるのか?調べてみると、8月に「クリシュナ聖誕祭」ってのが
あるみたいなんだけど、6日じゃないみたいなんだよ(少なくともインドでは)。
どうもよくわからないことだらけなのである。

詳しい識者の方がおられたら、ぜひクリシュナとミャンマー仏教の関係などについて
ご教示いただければ幸甚です。

 


by tohoiwanya | 2018-01-09 00:21 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)
2017年 11月 29日

ミャンマーのタバコについて考える

はぁ〜〜〜・・・今日大阪から帰ってきたと思ったら、あさっての木曜にまた大阪に行くことに
なってしまったワタス・・同情して下さい・・マッチを買って下さい・・。

まぁいい。気を取り直してブログを書こう(疲れたが)。
昔、こんな記事を書いた。けっこう長く取り上げ続けているテーマだ。
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東南アジアのタバコのパッケージは口腔ガンやら壊疽やらの写真をドンと載せた超グロ路線から
「健康に害があるヨ」という警告文のみ、さらに警告文すらないユルユル路線まで、その差は
極めて広く、その国のGDP総額とタバコパッケージのグロ度は密接に連動する、という話だ。

さて、ミャンマーのタバコパッケージはどうなのか?
実はミャンマーのタバコが「グロ派らしい」というのは行く前から知ってた。しかも
タイのタバコも超激グロだろ?訪問する2カ国のタバコが揃ってグロ派って、やだなぁ。

気の弱いイ課長は「今回は現地でタバコ買うのヤダな」と思い、日本から持参した。東南アジアじゃ
日本みたいに軽いタバコ売ってなさそうだったしね。しかし一応どんなパッケージか見ておきたい。
ヤンゴンでタバコを並べた店があったので写真を撮った。こんな感じ。

    あ、一応閲覧注意ね。気の弱い方はサッとスクロールして下さい。



  
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うぐぐぐ・・グロい。これは口腔ガンの写真か?。
タイのタバコの、解剖写真かよっていう超激グロに比べればまだしも・・という気もするが、
グロタバコに慣れてない日本人にしてみりゃ十分グロい。

ここでまた各国GDPとタバコパッケージのグロ度を表にして比較したい気もするが、
今回は割愛する。実はミャンマーのタバコに関してはパッケージ以外のモンダイについて
ちょっと書きたいことがあるのだ。


まず素朴な疑問として聞きたい。仏教のお坊さんって、タバコ吸っていいの?


イ課長はよく知らないのだ。宗教上の戒律で吸っちゃいけないのか?単なる個人差で
吸ったり吸わなかったりするのか?あるいは宗派によって違うのか?全然知らない。
ただ、イ課長は「タバコ吸ってるお坊さん」って日本じゃあまり見た記憶がない。
神父さんや牧師さんがタバコ吸うのも見た記憶がない。戒律ドウコウはともかく、
「聖職者とタバコ」ってイ課長の中では結びつかないモノなんだよね。

何が言いたいか、もう大体おわかりだと思うけど、実はイ課長はミャンマー旅行中に
「タバコを吸う僧侶」というのを目撃したんですね。場所はヤンゴンからバガンに向かう
夜行バスのトイレ休憩中。幹線道路沿いのサービスエリアみたいなところだった。

夜行バスの休憩だから深夜だ。それでもサービスエリアはたくさんのバスが停まってて
行き交う人も多く、レストランも大賑わいだった。でもイ課長は腹へってなかったので
時間まであたりをブラブラしていたら、目撃してしまったのだ。
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別に「人目をはばかる」という様子もなく、リラックスして喫煙するミャンマー僧侶。
しかしイ課長としてはけっこうビックリして写真まで撮っちまったわけだ。
東南アジアの上座部仏教って戒律がけっこう厳しいんじゃないの?当然、妻帯もしないし、
飲酒や喫煙もダメなんじゃないの?

前にちょっと書いたけど、ミャンマーでは出家者は金銭に触れてはならぬという戒律が
あるらしい。そんなミャンマーで、お坊さんがタバコ吸っていいとは思えないけどなー。
ミャンマーにも戒律を破る生臭坊主はいると、単にそういうことなのか?それとも、
禁煙という戒律自体がそもそも存在しないのか?ちなみに、ミャンマーの他の場所では
タバコ吸う僧侶って見なかった。この時だけ。

お坊さんとタバコの関係は戒律上(もしくは宗派上?)どういう風になっているのか?
もし識者の方がこのブログをお読みだったら、ご教示いただきたいと思うのである。

 


by tohoiwanya | 2017-11-29 00:42 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)
2017年 11月 20日

シュエダゴン・パゴダというところ

シュエダゴン・パゴダつうたら、誰もが認めるヤンゴン最大の観光スポット。
日本にいる時見た写真では夜でも参拝客がワンサカいた。

それがまぁ〜・・すいてること。
雨季でオフシーズンのミャンマーはホントすいてるね。外人観光客も少なくて、おそらく
参拝者の7割くらいは地元の人だったんじゃないかな?欧米人なんてほとんどいない。
みんなどうしちゃったの?ガイジンさんたちはみんなここは昼間見て、夜はさっきの
BBQストリートでビール飲んで騒いでんのか?
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すいてるのは大変結構だけど、雨季ならではの問題もやはりある。
ご覧のように夕方も雨が降ったからパゴダの床も雨で濡れてる。一応滑り止めマットが
敷いてあるけど、いい角度から写真撮りたい、などと思ってマットから離れて歩くと
濡れた床がけっこう滑る。こっちはハダシだからその辺はお風呂屋の濡れたタイルと同じだ。
雨のあとのシュエダゴン・パゴダは慎重に歩きましょう。
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しかし雨季であれ乾季であれ、ここは夜見に来るのがお勧めだと思うなぁ。
昼間見てないイ課長がそう言うのも不誠実な話だが(笑)、夜の方が涼しいのは確実だし、
ライトアップされた金の仏塔群はウットリの美しさ。ズラーッと続くロウソクの炎も
夜見ると一段と映える。
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シュエダゴン・パゴダといえば、何といっても真ん中にある金の仏塔がシンボルなんだけど、
周りに小さなお堂がたくさんあって、それぞれ参拝者がお参りしてる。お堂の集合体でもある。
こんなゴールデン・ブッダ軍団もいる。ま、東南アジアじゃよくあるやつだ。
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こっちは黄金系と美白系の混合集団。だんだんミャンマーっぽくなってきたぞ。
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おおぅ、大小さまざまな美白仏軍団。これだけ密集させてギッシリ置く意味があるのか?
しかも横向きに置かれた仏サマも混じってる。なぜ横向きに?
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こっちには寝釈迦もある。やはり黄金系ではなく美白系。寝釈迦の足元にいるのは
人形の参拝者で、写真左下にいるのが生きた人間の参拝者。まぎらわしい。
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これは・・生きた人間のお坊さんだよな?タイによくある超精巧蝋人形ってことは
ないよな?いろいろまぎらわしくて困るぜ。
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シュエダゴン・パゴダもやはり生まれた曜日別の参拝コーナーがある。
だいぶグルグル探しまわったけど、発見しました木曜コーナー。ワタクシこれから一週間
ミャンマーを旅しますので、旅の安全よろしくお願いしますです。
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ちなみに、この中心にある巨大仏塔のテッペンには卒倒するほどの量の宝石が
格納されているそうで、資料によると「76カラットのダイヤ、さらに5,451個のダイヤと
1,383個のルビーや翡翠」ということだそうで・・・スゴすぎる。
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シュエダゴン・パゴダ頂上の宝石群を狙うルパン三世、それを阻止せんとする銭形警部。
エキゾチックなヤンゴンの街を舞台に繰り広げられる痛快娯楽アクション巨編・・・

・・というのを誰か作ってくれんかなぁ・・・。

 


by tohoiwanya | 2017-11-20 00:24 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(4)