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2018年 10月 11日

長い、長〜〜い時間つぶし【その3 散髪編】

ホイクワンから地下鉄で4駅。
スクンビットはイ課長がバンコクで最もよく知ってるエリア。多少は土地カンがある。

ここで有意義な時間つぶしをしようと思っていた。それは散髪だ。
しかしスクンビットに着いても時刻はまだ9時半。開店前だ。あと30分待たねば・・
この日、バンコクでイ課長ほど強く床屋の開店を待ち望んだ人間はいなかっただろう。

ようやく10時。目星をつけてあった床屋に行ってみた。よし、開いてる。
海外床屋フェチとして知られるイ課長だが、意外なことにタイでの散髪は初めて。
東南アジア旅行だといつもバンコクが最後になるから、その前に他の国の床屋で
刈っちゃうんだよね。タイ初散髪。これで30分くらい時間がつぶせるだろう。

迷わず店に突入し、例によってバリカンを使った超短髪を所望するイ課長。
耳元でバリカンのモーターの音を聞きながら鏡に映る店内を見渡すと・・・
ふーむ、この店、なかなかモダンというか・・趣味的というか・・。
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背後の壁にはクラシックな感じのポスターパネルがいっぱい。車のオブジェ?もある。
しゃれたバーみたいじゃん。さすがはスクンビット。しかもバリカンを操るのはレゲエ頭した
大柄なニイちゃん。この人、タイ人・・だよなぁ?

ハサミは全く使わず、クシと電気バリカンだけで刈っていく。
間違いなく「今日最初の客」のはずで、他にお客が全然いないせいか時間をかけて
けっこう丁寧に刈ってくれる。
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一通り刈り終わって、「どう?」という感じでこっちを見る。
うーーん、まだ長い。「もう少し短く」と所望すると、「OK」と再び刈り始める。

さらにひとしきりバリカン音を響かせ「どう?」
もっとだ。もっと短くだ、暑いんだから。再び「もう少し短く」「OK」。

本人がレゲエ頭だから、客の頭も大胆にスキンヘッドにするかと思いきや、意外と
保守的?な刈りっぷりだ。2度の「もっと短くリクエスト」を経て、まぁこれなら
いいかというくらいまで短く、つまりボウズ刈りに近くなった。
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料金は上の写真の看板にある通り300バーツ。ほぼ1,000円くらいか。
洗髪はなし。大繁華街スクンビットならまぁこんなもんだと思う。
バンコクのはずれに行けばもっと安い床屋もあるだろうけど、今はとにかく
時間をつぶすことが重要。予定通り30分くらいはつぶせたぞ。
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気のいいレゲエにいちゃんによるタイ初散髪はこうして無事終了。
時刻は10時半。チェックインできるまであと3時間半あるけど、ここまでくれば
あとは楽勝ムードだ。場所は勝手知ったるスクンビット。この床屋のはす向かいには
健全マッサージ屋があるから、そこでゆっくり時間をつぶそう(つづく)。

 

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by tohoiwanya | 2018-10-11 00:09 | 2018.08 タイ旅行 | Comments(0)
2018年 01月 13日

ヤンゴンで髪を刈る

海外床屋フェチのイ課長は海外に行く時は原則、髪を伸ばした状態で行く。
その状態で暑い東南アジアにいけば、とにかく早く髪を刈りたくなる。従って
東南アジア旅行での現地散髪は「真っ先にヤリたい観光?行動」なわけ。

とーころが、どんなにブラついてもヤンゴンじゃ床屋が見つからないんだよ。
こっちは「はじめてのおさんぽ」の時から髪を刈りたい意欲マンマンなのに。

この町、同じ業種の店が集まってることが多いみたいだから、ひょっとすると
どっかに「床屋横丁」みたいな、床屋だけが集まった路地が・・・いやまさか。
床屋が集中するイミあんのか?結局そんなわけで到着初日はとうとう髪を切れず。

翌日、二日目にしてようやく初の床屋発見。もはや躊躇などせぬ。
敢然と飛び込み「ベリーショトプリーズ、マシン、うぃ~ん、オーケー!」という
サルでも言えるいつもの英語で超短髪を依頼。やっとサッパリできるぜ。
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刈ってるニイちゃんの顔立ち、店の立地から推測して、この床屋もインド系っぽい。
昨年のロンドン、今年のヤンゴンと、ここンとこイ課長はインド系床屋に縁があるようだ。
洗髪ナシで、20分くらいで刈り終わったかな。

いやーサッパリした。散髪料金は2000チャット(約180円)。やっすぅ~~。
刈ってくれたニイちゃんは目パッチリ、インド系っぽいイケメン・ナイスガイであった。
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                こんなに短くなりました。
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ただし問題もある。洗髪なし、身体は汗ビッショリだから身体といわずTシャツといわず、
髪の切りクズがくっつく。この日の夜は夜行バスだから、もし荷物を預けたホテルで
シャワー使わせてくれなかったら髪の切りクズまみれでバガン行かにゃならんかった。
髪刈ったあと、シャワーを浴びられる環境を確保しておきましょう。

しかし不思議だ。あれだけうろつき回ったヤンゴンで、床屋の目撃例はコレだけ。
つうか、その後のバガンでもマンダレーでも床屋見た記憶がないんだよねぇ。
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なぜミャンマーじゃ床屋を見ないのか?
店舗を構えた床屋自体が少なく、「路上床屋が多いから」というのはありそうな理由だが、
その路上床屋も見かけなかったからねぇ(もし見かけたら入ったよ)。

ミャンマーじゃ家族・友人で髪を切り合う(あるいは自分で自分の髪を切る)のが
普通だから・・・か?ミャンマー人は髪が伸びるのが異常に遅いから・・いやまさか。

 

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by tohoiwanya | 2018-01-13 00:05 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(2)
2017年 05月 29日

ロンドンで髪を刈る

世界をマタに髪を刈りまくる男、その名はイ課長。英国で髪を刈るのは二度目だ。
前回は英国出張最後の半日観光の時、ハンプトン・コートの近くの床屋行ったんだよな。
あの時のおばさん、ロシアか東欧か、とにかくスラブ系言語を話してたっけ。

今回はトホ妻と二人だから、一人でフラッと床屋に行く機会って作りづらいわけだけど
もちろん、そんな障害をモノともせず行くのである。ヤツもバカ亭主の変態趣味は
重々わかってるので、今さら驚かない(笑)。

プールという町での大廃墟観光からロンドンに戻ってきた日、時刻はまだ夕方。よし散髪だ。
さっそくトホ妻をホテルにほっぽらかして、一人でパディントン駅の方に床屋探しに出撃。
ホテル周辺じゃ床屋を見かけなかったけど、以前、パディントン駅近くに泊った時、駅の近くに
インド系の床屋を見た記憶があったんだよ。
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・・・と思ったけど、ないねぇ・・。駅からそんなに遠くなかった気がするけどなぁ?
しょうがないから近くの店に入ってキャンディを買い、そこの店員に聞いてみることにした。
「この辺にあるバーバーショップを貴殿、ご存知か?」
すると「向こうにあるよ」と、さらに先を指さすから、そっちに行ってみた。

おお、あるある。むかし見た店と同じかどうかはわからんが、ここで問題ない。
さっそく中に入る。最近は海外床屋に対する躊躇とか不安を感じるより前に、とにかく
店に入ってしまうことにしてるのだ。何とかなるって。
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店はすいてて、入るとすぐに座れと指示された。
その後カットの値段を確認したんだけど、いくらだったかメモを残しておかなかった。スマヌ。
英国だから安くはなかった。けどボッタクリという金額でもなくて、大体10ポンドくらいじゃ
なかったかと思う。当時なら約1600円ってとこか。

どのくらいに切るのだ?って聞かれるから、毎度おなじみの返答をする。
「ごく短髪を所望いたす。機械にてウィーーーンもOKでござる」
するとニイちゃんが「オレくらい?」と自分の頭を指して確認してきた。なるほど、確かに
このニイちゃん、スソの方は完全刈り上げだ。「貴殿のように?うむ、結構でござる」

さっそく始まるバリカンタイム。
このニイちゃんナニ人だろ?この辺はインド系が多いはずだけど、アラブ系にも見える。
他の店員を見ても、全員アングロ・サクソン系じゃないのは確かなようだ。
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バリカンでザリザリと刈り、ハサミでチョキチョキと整え、最後に「この辺とこの辺、もそっと
短くしてほしゅうござる」と希望を出して、散髪は順調に終了。散髪中は特段ネタにするような
こともなく、ごくごく手慣れて安定した仕事ぶりでござった。
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一応“成果”の写真も残しておこうと思って、帰りがけに窓ガラスでセルフィー。
例によって「ほぼ坊主」。結構でござる。
 
散髪に要したのはせいぜい30分もかからなかったと思う。ホテルへの帰り道でも
まだ外は夕方のままだ。ま、ちょうど6月下旬で、一番日の長い時期だったからね。
(反対側からの写真だからゆるい下り坂になってる)
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こうしてイ課長の人生における・・・何回目なのか勘定するのも面倒になった海外散髪は、
ここ英国においてもつつがなく終了したのでありました。
 

 

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by tohoiwanya | 2017-05-29 00:48 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(2)
2016年 07月 24日

ヴィエンチャンの床屋で髪を刈る

おなじみの床屋ネタ。

海外床屋フェチのイ課長だから、出発時に髪が伸びた状態になるように調整する。
これって、もしかすると闘牛のウシの管理に通じるところがあるかもしれん(←論理の飛躍)。

あのウシって暗くて狭いところにずーーーっと押し込まれ続けて、ストレスとフラストレーションを
最大限貯めた状態に置かれる(らしい)。そしていきなりバンッ!と扉が開いて明るく広大な
闘牛場に放り出される。そりゃもうウシさんにすればうがーーッ!!と理由もなく興奮して場内を
走り回り、動いてるもの見りゃ赤い布だろうが闘牛士だろうがガンガン突進したくなるわけ。

イ課長も、髪が伸びた状態で暑い国に来て歩き回ってるとウシと似た状態になる。
うがーーッ!暑い!もうヤだ!1秒でも早くこのウザい髪を刈りてぇ!ガリガリ短くしてぇ!という
強烈な散髪衝動がタギッた状態になる。こうなるとウシと大差なくて、アトサキ考えずに
目についた床屋に突入したくなるのだ。

ところが世界の多くの町と同様、ヴィエンチャンも床屋を捜して歩くと、ないんだコレが(笑)。
何でねぇんだ?こっちは切りたくて刈りたくてウズウズしてんのにさぁ。もしかするとラオスには
トリコロールくるくる型の典型的床屋って業態は存在しないのかな?

マッサージとかフェイシャルとかって言葉と共にヘアカットと看板に書かれた店があった。
女性向け美容院っぽいけど、この際髪切れりゃドコでもいいから突入した(ほら、何せウシだから)。
だがしかし女性店主は「あと1時間待つ」とか言いやがる。店内の様子もどう見てもエステサロン。
まぁココはさすがにヤメておこう。

人気のないナンプー広場を通り抜けてなおも歩いてたら・・おお、やっとありました床屋。
男女どっちでも対応のヘアサロンって感じの店だ。店の前で男の人が新聞読んでたから
頭をチョキチョキするジェスチャーしたら、店内に入れと言ってくれた。
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頭を刈るのはこの新聞読んでたおじさんではなく、奥さんの方らしい。
奥さんとしては当然作業の前にどのくらい短く?と質問してくる。一方、タギッた牛としては
いつものように「ココとココ、ベリーショート!ここ、ショート!」とテキトウな英語で注文を出し、
さらに「マシン!うぃ~ん!」と、これまたいつもの電気バリカンGOサイン。

奥さん、さっそく電気バリカンで刈り始めた。髪を赤く染めたりしてなかなかオシャレな奥さんだ。
しばらく刈ったところで「このくらいの感じ?」って顔して確認してくる。うーん・・暑いからなぁ・・
さらにもうちょっと短くしてほしいと希望を出した。
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すると奥さん、「No.2、OK?」みたいなことを聞いてきた。ナンバー2?・・なにそれ?
まぁいいよ。何だかわかんないけどOKだよ。ウシだからすべて超イイカゲンなのだ(笑)。

今にして思うとあのNo.2っていうのは、電気バリカンの短さのことだったと推定される。
電気バリカンで可能な二番目の短さっていう意味でNo.2って言ったと思うんだよね。この奥さん、
バリカンを少しカチカチいじって再び刈り始めたから、たぶんそうだと思う。

奥さんは携帯で誰かと話したりして、リラックスした状態でガリガリとイ課長の髪を刈る。
うおーーいいねー。これは短い。まさに坊主刈り。こりゃいい。涼しい。気持ちイイ。
髪が短くなるにつれて興奮したウシ状態から、だんだん分別ある旅行者に戻っていく(笑)。
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いやーサッパリした。コープチャイ(ありがとう)。
ちなみに、料金は50,000キープ。日本円で750円くらい。前年のサイゴンの床屋とほぼ同額だ。
前に書いたようにラオスの物価は決して安くないけど、一方でボッタクリ確率がほぼゼロだったことを
考え合わせると50,000キープがあの店の標準料金だったと思われる。

最後に一家の写真を撮らせてもらった。冒頭に載せた写真はこの後撮ったんだけど、この娘が
店の前で遊んでるね。
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さすがNo.2の威力というべきか、この時はホントに短くしてもらって嬉しかった。これまで海外の床屋に
たくさん行ったけど、ここまで短く刈ってもらったのは初めてかも。嬉しさのあまり
ルアンパバーンのホテルの鏡でセルフ記念写真撮っちまったぜ(見苦しいので下半分はカット)。
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東南アジアの旅の初日、ヴィエンチャンで見事サッパリ頭にしてもらったおかげで、この後も続いた
暑い国での旅がラクだったよ。サンキュウ、奥さん。
 
 
 
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by tohoiwanya | 2016-07-24 23:38 | 2015.09 ラオス・タイ旅行 | Comments(10)
2016年 02月 04日

サイゴンで二番目にしたこと

久しぶりにサイゴンネタ。

前にも書いたようにサイゴン到着は夜で、到着当日はちょっと散歩して缶ビールを買った程度で終わった。
翌朝、ホテルで朝メシを食ってまず第一にしたことは翌日のプノンペンまでの国境越えバスの予約確認
最も重要なことだ。

だがその最重要事項も済んだ。さて二番目にすべきことは何か?
そりゃもうアータ、「床屋に行って髪をウンと短くする」ことに決まってるのである(笑)。

隠れなき海外床屋フェチのイ課長、海外に行く時は日程に合わせて散髪計画もちゃんと調整する。
要するに「旅行前には床屋行かず、伸ばした状態で行く」ようにするわけ。

しかしこの「伸ばした状態」というのは東南アジアではことのほか鬱陶しい。
近年、イ課長は日本でもどんどん短髪のドアイを強めてて、ちょっと伸びるとすぐ切りたくなるんだけど、
暑い東南アジアじゃなおさらだ。ああもう一秒でも早くザクッと短くしてサッパリしてぇ。

床屋探しを兼ねてデタム通りからファングーラオ通りをぶらぶら歩く。ところがこの大通りは、
片側は公園になってることもあって、沿道に床屋がないんだよ。世界の大体の国でそうなんだけど、
床屋っていざ髪切ろうとすると見つからないのに、髪を刈ったあとだと簡単に見かけるんだよねぇ。

結局、おなじみのベンタイン市場前のロータリーまで来てしまった。
よし、こうなったら市場の中を探してみようではないか。これだけ大きな市場の中なら、市場で働く
人たちのための床屋が一軒や二軒あってもおかしくない。

ところが、ない。うーむ・・「髪切りたい時に発見できない海外床屋の法則」は依然として強固だ。
しゃぁねぇ。誰かに聞くしかない。そこで、そこらにいたオバちゃんに「この辺に床屋はありますか?」と
英語で聞いた。もちろん指でチョキを作って頭上でチョキチョキするジェスチャー付きでね。

オバちゃん、市場の外を指さして「あっちにあるわよ」みたいなことを言う。
ははぁ、市場の中には床屋はないんだ。さっそく外に出て反対側の道路を探して歩いたら
オバちゃんの言った通り床屋発見。オバちゃんは正しかった。オバちゃん尊ぶべし。
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この店、ベトナム的にはちょっとシャレてハイセンスな、高級ヘアサロンって感じなんじゃないかと思う。
しかしイ課長を担当したのは色黒の、一見するとあまりハイセンスでもなさそうおっちゃん(笑)。
暑いし、イ課長としては坊主刈りになってもいいからバリカンでガリガリ短くしてほしいところだ。
「ベリーショートプリーズ、マシン、うぃ~~~ん オーケー!」(マシンって電気バリカンのことね)

イ課長の要望を聞いたからか、このおっちゃん、さっそく電気バリカンでイ課長の頭を刈り始めた。
ところが何と、おっちゃんはこの後最後までハサミを一切使わず細かい箇所もクシとバリカンだけで
上手に刈っていく。ほぉ~なかなかのテクニシャンじゃないの、おっちゃん。
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刈られながら、時々鏡に映る自分と店内の様子を写真に撮った。
上の写真右下に写ってるナヨッとしたお兄ちゃんも理容師なのかなぁ?この兄ちゃんに刈られるのは
気分的にちょっと避けたい(笑)。後ろじゃ女性が女性の頭をイジッてるから、やっぱ床屋というより
男女どっちでもOKの店なんだな。
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30分くらいクシとバリカンでガリガリやり、最後に「この辺もうちょっと短くして」という注文もつけて、はい終わり。
首に巻いてた布をはずし、おっちゃんとお姉ちゃんがちょうどいい具合に左右に立ったところで記念写真(笑)。
ちなみに、ヒゲそりはなしで(洗髪はあったような気がする)料金は15万ドン(約750円かな)。日本的に考えると
ちっとも高くないけど、サイゴンの一般的理髪代に比べれば高いんだと思うよ。
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いやーサッパリした。イ課長の希望にかなり近い、大胆な短さでたいへん気分がよろしい。
冬の欧州なんかだと床屋に行っても「短くし過ぎると寒いからなぁ・・」っていう、ある種の遠慮が出るけど
暑い東南アジアなら多少短く切られ過ぎても涼しいから問題ない。どうせ日本に帰る一週間後には
2mmくらいは伸びるわけだし。

こうしてイ課長は①国境越えバスの予約確認 ②散髪という、最初にすべき二大ミッションを済ませた。
これでようやく気楽なサイゴン観光に移行できるわけなのである。

 
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by tohoiwanya | 2016-02-04 00:21 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(2)
2014年 09月 01日

ホイアンの床屋で髪を切る

海外床屋フェチのイ課長が昨年の東南アジア旅行において散髪したのはホイアンだった。

町全体が世界遺産になってる古めかし~いホイアンで、古めかし〜い床屋を発見したのだ。
当然この床屋も「ワンノブ世界遺産ズ」ということになるはずだ。イ課長もこれまで海外であちこち
床屋に行ったけど、世界遺産で散髪してもらうという経験はないんじゃないか?迷わず飛び込む。
(調べたら、tóc っていうのがベトナム語で「髪」っていう意味らしい)
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中じゃオッサンが一人、ヒマそうにしてた。俳優の大杉漣に似てる。
チョキで頭をチョキチョキするジェスチャーしてOK?って聞いたら「久しぶりの客だ」って感じで歓迎された。
しかし一応値段を確認しておかなければ。ハウマッチ?って聞いた。

そのとき大杉漣がなにか笑顔でゴニョゴニョ言った。ここが今日の重要なポイント(笑)。
「フィフティ」って言ったように聞こえたから「フィフティ?フィフティサウザンド?」って聞き返したら、またもや
ウンウンうなずきつつゴニョゴニョ・・・。5万ドンなら安い。さっそく座り、散髪が始まった。

しかしこの時点ですでに「当たりかハズレかわからないベトナム買い物ゲーム」は始まっていたのだ(笑)。
髪を刈ってもらいながら、じっくり計算してみた。

5万ドンっていうと250円だ。にひゃくごじゅうえん?!ヲイそれはいくらナンでも安すぎないか?
350ml缶ビールが1.5万ドンだったから3.5本分・・日本で缶ビール3本強っつうたら500円くらいだろ。
缶ビールと散髪代の価値比率的に考えても安すぎる気がするなぁ。何かの間違いじゃないか?

そういやこのオッサン、さっきゴニョゴニョ言う中でいろんな英数字を混入させてた気がする(笑)。
「こりゃぁ、支払いはスンナリ行かないかもな・・・」と思いながら髪を刈られていた。
なかなか油断がならないヤツだぞ、大杉漣。

散髪自体はごく普通で、かなり短くしてもらった。何せ暑いからね。洗髪はナシ。
暑いからオッサンの方は上半身裸のままイ課長の髪を刈ってたわけで、終ったところで記念写真。
イ課長の方はほとんど坊主刈りだ(笑)。
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さて支払い。当初確認したとおり5万ドン札を出したら案の定「そうじゃない、10万ドンだ」と言いはじめた。
ほーらやっぱり。どうもヘンだと思ったんだよ。10万ドンなら日本円で500円。現地缶ビール7本分と考えると
日本円なら1000円ってとこか。缶ビールと散髪代の価値比率的にはこっちの方が妥当だ。

しかし事前に「フィフティサウザンド?」確認してうなずいたじゃん。気分としては10万ドン払うつもりだけど
一応「さっきあなたは5万ドンと言った」ってちょいと抵抗した。すると「10万ドンだ」の一点張り。

要するにイ課長から「フィフティサウザンド?」って確認された時の返答が極めてファジイだったんだよね。
ウンウンとうなずきつつ何かゴニョゴニョ・・・その時ワンハンドレットって言葉も混じってたような気もする。
「ノウ、ワンハンドレット」ってハッキリ言えばいいじゃんと思うけど、客は言葉の通じないガイジンだし
「せっかくの客を逃がしたくない」って気持ちもあっただろうし、イ課長にも「世界遺産で髪を刈りたい」という
やや前のめりの気持ちがあったわけで、それらが複雑に相互作用した結果の誤解というべきか(笑)。

オッケオッケ。5万ドンは異様に安いなと思ってたくらいだから、キミの言うとおり10万ドン払うよ。
そのあと例によって「ちょっと店内の写真撮らせてもらっていい?」と聞いて、撮らせてもらった。
ちなみに、イ課長の髪を刈り終わると、大杉漣はちゃんとシャツを着た(笑)。
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イ課長の散髪が終るとまた店はヒマ~な状態に戻る。
さっき支払いでモメたから、大杉漣まだ少し機嫌が悪そうだけど(笑)、性根の悪いヒトって感じじゃない。
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イ課長がこの店で髪を刈ってもらってると、前の道を通る人たちが「あ、見ろよ床屋があるぜ」って感じで
立ち止まっていくことがけっこうあった(鏡に写るから見えるのだ)。
エアコンもない、古めかしい、しかしレトロ感たっぷりの床屋で髪を切りたいって観光客はけっこう
いると思うんだよね。床屋フェチの外人旅行者はイ課長だけじゃないはずだ。

だからさ、大杉漣に言いたいわけヨ。
安い値段で聞き返されたときに曖昧にうなずかず、自信たっぷりに「ウチは散髪代10万ドン!」って
言って大丈夫だよ。外人観光客向けに100,000VNDって料金表貼っといてもいいくらいだと思うよ?
「10万ドン(すなわち500円)もするならやめよう」なんて客、いないって。
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建物は周辺と同じくらいの古さだから、たぶん軽く築100年以上は経過してるんだろうなぁ。
そこを改造して床屋として営業してるんだと思われる。世界遺産に指定されるともうムヤミに建物は
改変できないはずだから、この店は今後もずっと床屋であり続けるんだろう。

ホイアンの大杉漣には頑張っていただきたいと思うのである。。


 
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by tohoiwanya | 2014-09-01 02:24 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2014年 02月 02日

ヘルシンキの床屋で髪を刈る

海外に行けば、常に「現地で散髪」を重要ミッションとする海外床屋フェチ・イ課長。
ポーランド・フィンランド旅行でも当然どこかで散髪するつもりで計画的に髪を伸ばしておいた。

しかし伸びた髪で旅行するのって、うっとうしいんだよね。旅先では早く刈りたいと思う。
イ課長の場合、伸びたといっても普通の基準では短髪なんだけど、やっぱり伸びるとうるさい。
早くガリガリ刈ってサッパリしてしまいたい。

そこで、ポーランドにいる間から床屋を探し、何軒かみつけた。
たとえばクラクフの駅の中に床屋があった。しめた、と思ったけど・・・・閉まっていた。ちぇっ。
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ワルシャワでも床屋を見かけた。しめた、と思ったけど・・・・閉まってるやん。なんだよーー。
髪を刈りたいガイジンがここにいるんだぞ。なぜ非協力的なのだ、ポーランド理容業界!
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結局、うるさい髪のままヘルシンキに移動することになった。
しょうがない。ヘルシンキで床屋を見つけたらドコでもいいから入ってやろうじゃねぇか。
・・と思っていたけど、何せ滞在はたった2泊。アッという間に「帰る日」になってしまった。
ヘルシンキで、夕方までに床屋に行かねばならぬ。

おお、ここはヘアサロンっぽい。さっそく入ってみた。しかし、すでに女性客が二人くらいいて
「数時間待つよ」とか何とか言って断られた。ぬぬぬ・・・
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せっかくポーランド・フィンランドを旅行しておきながら、床屋に行かず日本に戻るなんて、
そんなマヌケな事態は海外床屋フェチ・イ課長として痛恨の極み。何としてでも髪を刈らねば。

よし見つけた。今度こそ・・・と思ったらここは閉まってるときやがった。ざけんなテメーーー!
この後、市電に乗り間違えて偶然アラビアのショップに行ったわけだけど、乗り間違えたのは
床屋が見つからないというアセリからだったのかも(笑)。
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アラビアから市電に乗って中央駅周辺に戻り、なおも飽くことなく床屋を探す。
おお、あった。見つけた。ここも純粋床屋っていうより、女性・男性兼用のヘアサロンって感じだが、
もうこの際ドコでもいい。突入だ、突入。
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幸い店内は空いてて、すぐ刈ってもらえた。担当したのは比較的若くてガタイのいいネエちゃん。
「短くしてください、マシン(電気バリカン)オッケー」と言って頼んだら、こちらの注文通り
下の方はバリカンでウィ~ンと刈り、上の方はハサミで切ってだいぶ短くなった。よしよし。

しかし短髪ジジイのイ課長としてはもう少し短い方がいい。「上の方、もう少し短く」って頼んだんだけど、
彼女の切り方ではこれ以上短くできないようだ。さっきも言ったようにこの店は女性用美容院も兼ねてて
イ課長を担当した彼女も明らかに女性客の方が慣れてる様子。ハサミ調髪のときもクシを使わず、
指で髪をはさむスタイルなんだよね。これだと、はさむ指の太さよりは短くできない。

彼女はその技術的限界を率直に認め、「次に来るときは上の方もマシンで刈った方がいいわね」
みたいなことを言った。うーん・・しかしこの床屋に「次に来るとき」は、ないだろうなぁ~。

ちなみに、この時の散髪に関しては料金の正確な記録がある。写真を撮ったからだ。
男性の散髪は23ユーロ。当時なら2300円だけど、今なら3000円くらいになる。けっこう高い。
ポーランドの床屋だったらもっとずっと安く済んだのは間違いないはずだ。
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値段といい短さといい、いささか不本意なブブンも残る散髪だったけど、前回記事にならっていえば
イ課長はヘルシンキで見事に「人生最北散髪」を果たしたってことになる。値段が多少高いのは
「最北サーチャージ」だったと思うことにしよう(笑)。


 

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by tohoiwanya | 2014-02-02 00:11 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(4)
2013年 04月 17日

ミラノの床屋で髪を刈る

えー・・・ワルシャワ蜂起に関するダ~~クなネタがみっつ続きましたので、
本日は毎度ばかばかしいところで一席おつきあいを願っておきます(落語家調)。

どこの話かっつうと・・・またミラノだ。
今日は盗賊の話じゃなく、のどかな話だから安心してくれたまえ(笑)。

ミラノには2泊したけど、1日めは夜到着、3日めは朝出発(帰国)だったから、実質的には
真ん中の一日しか滞在しなかったようなもんなんだよね。

午前中の面談が終わり、社員食堂でお昼をご馳走になって、訪問先を出たのが、たぶん午後2時頃。
そこからは夜の会食までフリータイムだ。ドゥオモ見学くらいはしようと思ってたんだけど、その前に
イ課長にはミラノでやっておくべき重要なタスクがあった。それは散髪だ(笑)。

新婚旅行以来のイタリア。この国は海外床屋フェチ・イ課長にとって“未制覇国”だったのだ。
この機会にミラノの床屋で髪を刈ってくれようじゃねぇか。
午前中タクシーでここに来たとき、チラリと床屋の看板が見えたから、歩いてソコ行ってみるか。

走る車の窓から、チラリと見ただけの看板がどうして床屋のものだと識別できたのか?
理由は簡単で、見えた看板がこういうものだったからだ。
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こりゃーアンタ、イタリア人にはわからんかもしれんが、日本人には一目でわかる(笑)。
東洋系、たぶん中国人経営の床屋ということだ。イタリアで中国系床屋に行くというのもヘンな話だが
明日には帰国する身、時間がない。この際、中国系だろうとジンバブエ系だろうとかまわん。

えいやっと中に入ってみると、あっらー・・女の客が多い。ここは美容院でもあるんだ。
中国系オバチャン店主に、若い中国系従業員が2~3人。空いたイスはひとつもなくて、
なかなか繁盛してる美容院兼床屋のようだ。

どうしようかな?と思ったけど、店主のオバチャンが「いいよ、待ってな」って顔をしたから
ここで刈ってもらうことにした。15分くらい待ってたらイ課長の番になった。担当はこのオバちゃん。

店主自らイ課長の髪を刈っていただけるとは、畏れ多いことだ。
「この辺とこの辺はベリーショート、この辺はショート」って感じで、海外床屋でいつもするようにオーダーし、
いつもされるようにバリカンでガリガリと髪が刈られていく。ああ~やっとさっぱりできた。
「この辺、もうちょっと短く」とか何とかいって最後の仕上げも済み、無事「イタリア散髪の儀」は終了した。

さて次は「散髪代支払いの儀」だ。いくらなのか?
洗髪もしてないんだし、そんなに高くないとは思うが・・・12〜13ユーロくらいかなぁ?
20ユーロなんて言われたら、ちょっとボられてる可能性があるが、えー、ハウマッチ?

おと。

え?

おと!

・・・お・・・おと? もしかしてイタリア語で言ってる?おとって、えー・・・8のことだっけか?
そんなさぁ、こっちはイタリア語完全バカなんだから、数詞くらい英語で言ってよ~~。
しょうがないから、確認のために英語で聞き返した。

「eight?」

おと!!

「えっ・・・eight?」

おと!!!

ひい。この中国系おばちゃん、イタリア人の女性客とペラペラ会話してたくらいだから、イタリア語が
堪能なのは間違いないけど、英語になると数詞もダメなの?
しかしイ課長は逆にイタリア語の数詞なんて、20数年前の新婚旅行のときにちょっと使った程度。
ううむ、こうなると、あの時のオボロな記憶を頼りに「おと」がいくらなのか、確認するしかない。
とりあえず、イタリア語の数詞の“出だし”のあたりは覚えてるから、そこを突破口にしよう。

「うーの どぅーえ とぅれ・・・」数え歌のように、イ課長は指を折って1から3まで数えてみせた。バカ丸出し。
オバちゃん、すぐにこちらの意図を理解し、同時にイ課長のあまりのバカさ加減に失笑しながら、
自分も指を折って早口で続けた。「クアトロ、チンクェ、セイ、セッテ、オト!おと!おとッ!!

「おと」ってやっぱ8でした(笑)。8ユーロ。当時のレートなら800円くらいってところか。これは安い。
相手がガイジンだからって、ふっかけてボろうとしている値段ではない。
盗賊の街・ミラノ、こういう良心的なオバちゃんだって、ちゃんといるのだ。

イタリア語パプーのガイジン客相手に「おと!」って何度も叫んだ上に、イタリア語数詞レッスンまでさせられ、
オバちゃんもさぞかし呆れただろうが、散髪代支払いが可能になる程度には心が通じ合った。
言語の厚い壁を突き破り、意思疎通を果たした快い達成感を互いに感じながら(笑)、支払いを済ませ、
最後はニコやかな笑顔で別れたイ課長とオバちゃんなのでありました。ぐらっつぃえ、オバちゃん。
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さーて。
海外床屋フェチとして未踏だったイタリアを征服し、頭もサッパリした。
朝は中央駅で盗賊団に遭遇し、不愉快この上なかったが、ちったぁマシな気分になったぜ。
店の前の通りにはトラムの線路が走ってるから、これに乗って、ドゥオモ見学にでも行ってみっか。
 

  
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by tohoiwanya | 2013-04-17 00:12 | 2012.03 欧州出張 | Comments(6)
2012年 08月 12日

ルーアンの床屋で髪を刈る

イ課長ブログおなじみの「海外床屋フェチネタ」。
海外での散髪が通算で何回目とか書きたいところだけど、もう思い出して勘定するのが
面倒くさい(笑)。そろそろ20回めくらいになるのかなぁ?

2011年11月欧州出張でももちろん床屋に行った。場所はルーアン。
パリみたいな大都会だと手ごろな床屋を見つけるのが難しいから、ルーアン程度の地方都市で
床屋が見つかればいいなぁと思ってたら、ちょうど良さそうな店を発見した。

ふむ。いかにも「安床屋」という感じで良いではないか。
「男 10ユーロ」っていうと、ほぼ1000円だ。実際安い。
こういう風に値段が書かれてるとボラれる心配がなく、こっちも気がラクだ。
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しかしなんといってもイ課長が惹かれたのは、看板にあるアラビア語風の文字だ。
ナニ語だろう?いずれにしてもアラブ・中近東系の店であることは間違いよな。
面白そうだ。今回はこの店にしてみよう。

店に入る。他に客はいない。
見るからにフランス人ではなさそうな顔のニイちゃんとイ課長の目があう。
非フランス系の床屋と、非フランス系の客との間に走る一瞬の緊張(笑)。
とにかく自分が散髪客であることを手っ取り早く伝えよう。

「(指で髪をチョキチョキするジェスチャー)OK?」と聞くとニイちゃんは
床屋イスを指さして「座れ」と指示。簡潔で無駄のないコミュニケーションだなぁ。

首から下を白い布で覆われ、どの程度短くしてほしいかを英語で指示し(元々短いから
このあたりは極めて大まかな指示なのである)いよいよ調髪開始。

海外の床屋の場合、不思議と女性店員は沈黙を守って髪を刈るのに対し、男性理髪師だと
大抵イ課長に何か話しかけてくる。東洋人客って少ないだろうし、珍しいんだろうな。
このニイちゃんも話しかけてきた。しかもちゃんと英語を使ってくれるではないか。この客は
フランス語が全くダメだってことは店に入った直後の“無言劇”で理解していたようだ(笑)

まずはお約束の質問から。

床「オマエはどこから来たのだ?」
イ「日本からである」
床「日本?ニホン?オレは最初、オマエが店に入ってきたのを見て、てっきり
  アラブ系だと思った。たとえばオマーンとか…」

イ課長はよく「世界中の人から外国人と思われるニンゲン」とからかわれる(笑)。
要するにあまり日本人らしく見えない日本人なんだよ。背もやけにデカいし。
しかしオマーン人と言われたのは初めてだよなぁ。本物?のアラブ系の人から
そう言っていただけるとは光栄の至り。

この床屋ニイちゃんの出身がどこなのか、興味があったからイ課長も質問してみた。
「アラブ系の方とお見受けしますが、どちらのご出身ですか?」なんて如才ない英語は
話せないけど、適当に国名を挙げればこちらの質問意図は伝わるはずだ。

イ「アナタはどこから?モロッコとか?それとも…」
床「オレはアルジェリアから来たんだ」
イ「アルジェリア!ほぉ~」

アルジェリアと聞くと、2009年欧州出張でのブリュッセルの夜を思い出さずにはいられない。
大勢のアルジェリア人と一緒にあの狂喜の夜を経験したことは今でも忘れがたい思い出だ。
ひょっとして、彼もあの時ブリュッセルにいたりして…。せっかくだから
ヘタな英語であの時の話をしてみようという気になった。

イ「あー…2年前、11月、私はベルギーのブリュッセルにいた」
床「・・・・・」
イ「W杯予選の最後、アルジェリアとエジプトの試合があった。アルジェリアが勝った。  
  たーーっくさんのアルジェリア人が道路でお祝いしていた。私もあそこにいた」

この話をしたら床屋ニイちゃんの相好もくずれた。
床「ああ、あの時オレはパリにいた。パリでもアルジェリア人が集まってお祝いしたよ」

お互いにあまり上手じゃない英語でこんな話をしつつ、調髪はつつがなく終わった。
調髪に要した時間はせいぜい20分くらいじゃなかったかな。しかしその20分間は
なかなか友好的な雰囲気だった。

もちろん、料金は看板通り10ユーロ。
お金を払って、日本・アルジェリア草の根友好の握手をして店を出た。
2011年11月出張での海外散髪はフランスのルーアンで、こんな風に平和に終了したのでありました。 
 
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散髪した翌日の日曜、出張同行者であるエラい人とパリで合流し、晩メシを食いながら
ルーアンで床屋に行ったという話をした。
彼はこの話をいたく面白がり、面白がるあまり、その後しばらくイ課長のことを
謎のオマーン人・イ課長さん」と呼んで面白がっていた(笑)。



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by tohoiwanya | 2012-08-12 00:03 | 2011.11 欧州出張 | Comments(4)
2012年 06月 22日

ウィーンの床屋は手強い

海外床屋フェチとしての変態趣味をアラレもなくブログで披瀝し続けるイ課長。
ウィーン旅行中も当然、ウィーンの床屋に行った。

しかしね、ウィーンでは床屋を見つけるのにちょっと苦労したんだよ。
いかにも床屋っていう感じの、トリコロールのぐるぐる看板を置いた店っていうのが
ほとんどなくて、コトによるとウィーンじゃ床屋にあのぐるぐる看板を置く習慣は
あまりないのかもしれない。

ハイリゲンシュタットで1軒見つけたけど、あの時は日曜だったからお店は休み。
うーむ…うまくいかんな。

ブダペストに行った翌日。滞在5日目の水曜に、やっと開業中の床屋を見つけた。
床屋というよりは「カットサロン」っていうフゼイのモダンな店だ。
看板をちょっと見ただけじゃ床屋と気づかず通り過ぎちゃいそう。
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だが、この際モダンかトラディショナルかなんてことは問うまい。
早く切りたいのだ。迷わず店に飛び込む。
(ちょうど、トホ妻と別れて単独行動になった直後だった)
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店内には男性スタッフが2名、男性客が1名。
男性スタッフ2名のうち1人が「カット担当」、もう1人は「受付担当」らしい。
まぁそれならそれでいい。前の客が終わるまでゆったり待たせてもらおうじゃないの。
イ課長の海外床屋キャリアもすでに20軒近い。もう落ち着いたものなのである(笑)。

やがてイ課長の番になったから、床屋イスに座り、白布で首から下を覆われる。
カット担当から「どんな風にするのだ?」って聞かれたから、こう答えた。
「この辺(後頭部)と、この辺(側頭部)はベリショート、この辺(頭頂部)はショート」
これで全てを理解したらしいカット担当、「オゥケーイ」と言って刈り始めた。
(これ以降の会話は全て英語で行われている)

後頭部と側頭部はバリカンで、上の方はハサミで刈っていく。
こういう、基本的な調髪技術は国によってそんなに大きな違いがあるわけでもなく、
順調にイ課長の頭はサッパリしていく。よしよし。

ほとんど終わったところで鏡を見せて確認する。これもほぼ万国共通だ。
ここでイ課長はロンドンの床屋の時と同じようなことを要望した。
「ここ(右ナナメ上)とここ(左ナナメ上)、もう少し短くプリーズ」
伸びるとハネやすい箇所なんだよね、ここ。

ところがだ。ここで珍しいことがおきた。
このカット担当ニイチャン、イ課長の要望に対して明確に抵抗の意思を示してきたのだ。
「長さの変化があってこっちの方がいい。短くすべきではない(とかナンとか言ってた)」

おお?強硬だなヲイ。しかしさっきも言ったようにここは伸びるとハネやすいんだってば。
短くしたいの。「伸びるとハネやすいから短くして」を英語で言うのは難しいから
単純なフレーズを繰り返して要求する。「もう少し短くプリーズ

ところがこのニイチャンの方もあくまで自説を曲げようとしない。
「ここをもっと短くすると、オマエの頭は卵のようになってしまうぞ」と脅かしてきやがる。
カット担当者には彼なりの美意識があり、「長めの坊主刈り」みたいな単純なヘアスタイルに
するのがイヤだったんだろうなたぶん。何せホレ、床屋じゃなくカットサロンぽいし(笑)。
しかしイ課長にはイ課長の事情があるの。卵だろうがヘチマだろうが短くしたいんだよ。

妥協はできない。もう一度言う。「もう少し短くプリーズ
ここでカット担当ニイチャンもやっと折れて、短くしてくれた。やれやれ。
海外で、散髪仕上げスタイルに関してここまで意見が対立したってのは珍しいよ。
押し問答の果てにみごと“卵頭”を勝ち取った?記念に写真を撮っちまったぜ…って、
普段とちっとも変わんないじゃん(笑)。
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ちなみに、料金は…たぶん20ユーロくらいじゃなかったかと思う。
英国やフランスの、いかにも「床屋」って感じの店よりはやや高かったような記憶があるから、
おそらく20ユーロくらいだったよ。

ウィーンの床屋、なかなか手強い。
ある意味、プロ意識の高い床屋と言えるだろうけどね。
もっとも、イ課長みたいに元々短髪で改変余地の少ないアタマなら、
どうなったって実は大した差はないのだが(笑)。



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by tohoiwanya | 2012-06-22 00:23 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(4)