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2012年 11月 28日

羽田空港国際線ターミナル

やっとルーブル美術館ネタを終わらせたところで、ガラリと気分を変えて、
インド出張のとき、初めて使った羽田空港国際線ターミナルについて書こう。

羽田空港の国際線ターミナルって初めて利用したけど、さらに、自宅からじゃなく会社から
海外出張に出発っていうのも初めて、日本から深夜発の飛行機に乗るなんていうのも初めてで、
いろいろ初めての経験が多かった。

あの時は普通に早起きして自宅から成田に行き、普通に昼前の飛行機に乗り、夜にデリーに
到着という選択肢もあった。でもイ課長としては夜の到着はなるべく避けたかった。
翌日から仕事だし、到着日は早めに現地に着いて時差ボケ調整しておきたい。それにさぁ、
少しくらいはデリーで自由時間が欲しいじゃん。

要するに、仕事前に現地に「なじむ」時間を確保したいから、夜到着は避けたかったわけ。
(これはインドに限らず、海外出張で初めての国に行く時はいつも思うことだが)
そういうわけで、00:20羽田発のタイ航空を選択。これなら同じ日の午前中にデリーに着くからね。

離陸時刻は10月2日でも、実質的な出張スタートは1日月曜日の夜からになる。
覚えてるかもしれないけど、この時日本には台風が来てたんだよ(何号だったかは忘れた)。
月曜朝。出張用の重い荷物を転がして出勤するだけでも大変なのに、さらに台風で
ダイヤが乱れるリスクを避けるため、イ課長は日曜朝(つまり台風が来る前)に
スーツケースを運ぶために会社まで往復したのだ。こうやって人知れぬ苦労をしてるんだよ(笑)。

幸い、台風は早めに通過してくれたから、月曜夜は何の問題もなし。
この時は有明のワシントンホテルまで電車で移動し、そこから21:18発のリムジンバスに
乗ることにした。

深夜便で、晩メシが出るかどうかわからなかったから、有明の居酒屋で晩メシ代わりに
焼き鳥をガツガツ食いつつ、体内をアルコール消毒(笑)。
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有明のワシントンホテルから羽田の国際線ターミナルまでは30分くらいで着く。
(ちなみに、こんな夜遅いリムジンバスはもう国際線ターミナルにしか行かない)
夜で道路も空いてるからスイスイ。
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初めて利用する羽田空港国際線ターミナル。夜の10時とはいえ、深夜便が多いから
けっこう人がいる。とりあえずタイ航空のチェックイン・カウンターに・・うげっ・・
何だ?この長い行列。タイ航空のカウンターだけ長蛇の列ってナニよ。
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結局、チェックインするまで30分くらい並んだかなぁ?
実は、イ課長は並んでる途中でトイレに行きたくなったので、その間に荷物のことを
前に並んでいた二人のお嬢さんに頼んだ。彼女たちもバンコクに行く乗客のはずだからね。

ところが、イ課長がトイレから戻ってしばらくすると、彼女らは突然「ちがうじゃん!」
「時間ムダにしたぁ!」などと叫んで、隣のハワイアン航空カウンターに走っていくではないか。
並ぶ列を間違えたらしい。ソコツなお嬢さんたちだ(笑)。万一、彼女たちがこのブログを
読んでくれていたら、トイレ行ってる間荷物の番してくれて、どうもありがとね。

チェックイン・手荷物検査・出国審査が済んでようやく搭乗ロビーへ。
国際線ロビー、まだ新しくてキレイだけど、特にコレといった特徴はないよね。
狭いわけじゃないけど、広くてゆったりというわけでもない。フツー。
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搭乗ロビーから飛行機までの移動はバスだった。
新しいターミナルで、スイスイとボーディングブリッジで搭乗すると思い込んでたから
ちょっとガッカリ。いや、ま、いいんだけどさ。
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そしてようやく、バンコク行きの機体にたどり着いたというわけだ。
時刻はちょうど日付が変わる0時頃だったはず。8時過ぎに有明の国際展示場駅についてから
長い旅だったぜ。もっとも、この後インド出張という、さらに長い旅が始まるわけだが。
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羽田空港からの国際線って、この時のタイ航空みたいに深夜発っていうのが多いから
現地到着は早朝っていう可能性も多くなる(バンコク到着は4:50だった)。
この時のイ課長みたいに、乗り継ぎしても「現地午前中着」が可能なのは嬉しい。

ただ、乗り継ぎのない人にとっては…どうなんだろう?
朝の5時にバンコクに着いて、ホテル行くったって、そんなにバカッ早くチェックイン
させてくれるとも思えない。

ホテルに入るまでヒマつぶさなきゃならんとしたら、かえって面倒だよねぇ。
荷物だけホテルに預けて観光って手もあるけど、ロングフライトでくたびれた体に
それもキツいと思うよ?

来年2月の欧州出張。訪問国がどこになるか未定だから旅程もまったく白紙。
羽田発の欧州便だとフランクフルト行きがあったはずだけど、あれも早朝到着だった。
こんどの欧州出張でまた羽田発深夜便を使う可能性は低いんじゃないかなぁ?
 
 
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by tohoiwanya | 2012-11-28 00:20 | 2012.10 インド出張 | Comments(2)
2012年 07月 04日

世界の空港喫煙室から

東欧・北欧旅行から帰国後もセッセと書き続けてはいるものの、未だに尽きる気配の
見えてこない昨年6月のウィーン旅行ネタ(いやホントにスンマセン)。
だが、突然ヘンな企画を思いついたから、本日は中休みでそれを書こうと思う。

タバコ嫌いの方からヒンシュクを買いながらも、これまでイ課長ブログでは何度か
海外喫煙事情の話を書いてきた。主に喫煙者の様子とか路上の灰皿設置状況等について
書いてきたわけだけど、今日はちょいと変わった切り口で考えてみたい。

ご存知のように、昨今の空港は日本であれ海外であれ、喫煙場所が制限されている。
要するに喫煙室があって、ソコ以外じゃ吸っちゃいけないという形になってるはずだ。
イ課長もこれまで飛行機を待つ間、いろんな空港の喫煙室でタバコを吸ったことがあるけど、
そのうちの何度かは空港喫煙室の写真を撮っていた。

そういうつまらない写真も集めるとけっこう面白いから、ブログでご紹介しようと思ったわけだ。
タバコ嫌いの方にはまたもやご不快な話題で申し訳ないが。

当たり前の話だけど、空港の喫煙室って空港によって状況はマチマチだ。ポイントとしては
①そもそも、空港に喫煙室が用意されているかどうか
②その喫煙室はどのくらい広いか、狭いか
③喫煙室にイスが備えられているか“立ち吸い”専用か
   といったあたりかな。

空港喫煙室って、ある意味で刑務所と似てるのかもしれない(いきなり飛躍)。
喫煙者という、いわば「社会のメイワク者」を、隔離・収容しつつ、その一方でどの程度
寛大かつ快適に処遇するかという考え方が施設設計に反映される。

ギュムギュムに押し込むことも出来るし、ユッタリしたスペースを与えることもできるわけで、
空港当局の考え方次第ってことだよな。
イ課長の知ってる範囲だけでも、その考え方に相当の開きがあるのは間違いない。

まず、最も慣れ親しんだところで、日本の成田空港の喫煙室から。
これは第一ターミナルの展望デッキ近くにある喫煙室で、まぁまぁ広いし、イスもあるし、
喫煙室のグレードとしては「中」と言っていいだろう。第一ターミナルを利用する時、
ラーメン食ったあと、ここで一服するのが恒例だって、前に書いたよね。
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しかし同じ成田空港でも到着フロアの屋外にある喫煙室はちょっとひどい。
リムジンバス停留所に面してるからご存知の人も多いだろうけど、ここ、実に狭いんだよ。
空港だから大きな荷物を持つ人が多いわけだけど、利用者が荷物を持ったままここに入るのは
けっこう大変で、多くの人は荷物を外に置きっぱなしにして吸ってる。まったくもう…
ここには迷わずグレード「低」の烙印を押させていただこう。
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これがフランクフルト空港になるとトツゼンおおらか?になって、屋外には喫煙室がない。
こんな風に空港ビルの外に灰皿だけセットされてて、どうぞ自由に吸ってちょうだい状態。
こうなると喫煙室のグレードもヘチマもないよ(笑)。つまりフランクフルト空港では
日本みたいにビルの外でも喫煙者を“隔離”すべしという発想自体がないわけだ。
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2008年にワシントンDCに出張した時もダレス空港の外にポンと灰皿だけが置かれてて、
喫煙場所が(少なくとも空港外では)“隔離”されてないことにちょっと驚いた記憶がある。
そういう意味では、日本って(というより成田空港では)空港内外ともに喫煙者隔離政策が
かなり徹底されてと見るべきだろう。

次はこれ。この喫煙室も狭いねぇ~。これ、ウィーン国際空港の中の喫煙室なのだ。
人が一人立ってたら、もうその人の向こう側に行くのは困難なほどの部屋の幅しかない。
もちろんイスなんてなくて“立ち吸い”専用。成田の屋外喫煙室と同グレードってとこか。
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しかしこんなのばかりじゃないんだよ。世界にはやけに居心地のいい空港喫煙室もある。
たとえばこれ。広々としたスペースにゆったりとしたイスの配置。まぁキレイ。
昨年11月の欧州出張で利用したシャルル・ド・ゴール空港の喫煙室なのである。
やけに広くてこぎれいな喫煙室なんで、思わず写真に撮っちまった。まるでホテルの
ラウンジみたいだよね。ウィーンや成田とは大違いだ。当然グレードは「高」だろう。
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さらに驚くのがこないだ行ったヘルシンキ、バンター空港の喫煙室だ。見てよこの広さ。
これまでイ課長が入った空港喫煙室の中でも面積としては一番広いんじゃないかと思う。
成田なんかの狭い喫煙所に慣れてると、こうやって「中をのんびり歩きまわれるくらい
広い」っていうこと自体が驚きのタネになる。
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実は今回の旅行ではワルシャワ空港の喫煙室も利用した。
これがねぇ…ヘルシンキ空港とは雲泥の差で、クソ狭い。ヤロウが2~3人も入ってると
もういっぱいって感じで、さらに煙の換気が十分じゃないんだろうな、異様にケムい。
タバコ吸うためにそこに入ったイ課長が、そこでタバコ吸うのがイヤになったくらいで(笑)、
とても内部の写真どころじゃなかったのだ。ワルシャワ空港の喫煙室はこれまでに見た
空港喫煙室の中でも屈指の狭さじゃないかと思う。グレード「激低」といわざるを得ん。

喫煙室がまったく存在しないと思われる空港もある。
有名どころではロンドンのヒースロー空港がたぶんそうで、少なくとも出国審査を済ませて
搭乗エリアに出たら喫煙場所はなかった。パブの中で吸っちゃダメってくらいだから、英国は
公共スペースでの喫煙に相当厳しいんだろうな。ブリュッセル空港もなかったんじゃないかなぁ?
(下の写真は特に意味もなくブリュッセル空港)
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最初に書いたように、空港喫煙室は「メイワク者隔離・収容」という点において刑務所と似てる。
空港喫煙室のグレードにこれだけ差があるように、世界の刑務所のグレードもまた千差万別なのは
当然だけど、その国の空港喫煙室と刑務所のグレードはどのくらい連動してるんだろうか?

空港喫煙室と同じように、フランスやフィンランドの刑務所はゆったりコギレイで、
日本やオーストリアの刑務所は狭いのか?それに輪をかけてポーランドの刑務所は
ギュムギュム詰め込み方式なのか?(ちょっとそんな気もしてくるが…(笑))。

これはかなり興味深いテーマだけど、いくら強制収容所めぐりをしてきたイ課長といえども
各国の刑務所比較なんてムリっす(笑)。

というわけで、本日は空港喫煙室比較というバカバカしい企画でした。
こんなアホ企画で記事を書くと知ってれば、ワルシャワ空港のあのメチャ狭い喫煙室、
せめて外見くらいは写真撮ってくるんだったなぁ…残念なことをしたぜ。

 

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by tohoiwanya | 2012-07-04 00:18 | 出張・旅行あれこれ | Comments(10)
2012年 03月 22日

海外渡航定型パターン

去年の欧州出張でイ課長はデジカメを落っことして壊したので、
今年の欧州出張では新しいデジカメを持っていった。

この新しいデジカメ、前のに比べてグッとコンパクトだから上着のポケットに入る。
カバンではなく上着のポケットにあると、くだらないものでもヒョイと気軽に撮れる。
今回は、飛行機に乗るまでの間に、けっこうあれこれ撮った。

「海外行く時、飛行機乗る前にコレをするのが決まり」「空港ではいつもこうする」っていうのは
たぶん誰にでもあるだろう。海外渡航前の定型的な行動パターンってヤツやな。
そういうのはイ課長にも当然ある。他の人からみればアホらしくても本人には重要な行動パターン。
イ課長の場合は毎回こういうパターンなのだ。
(本日の内容はいつもに増してクダラナい内容であることを初めにお断りしておく(笑))。

イ課長の海外渡航は京王線府中駅から始まる。フランクフルト中央駅までの道は長いねぇ…(笑)。
この日は早朝5時33分発の電車に乗って新宿へ。まだ真っ暗やん。
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新宿からリムジンバスに乗るのがいつものパターン。
以前は調布駅からのバスに乗ることもあったけど、朝は10~15分おきに頻発している
新宿発の方が予約なしで「次のバス」に乗りゃいいからラクなのだ。
この頃からやっと少し空が明るくなってきた。
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はい着きました成田空港(早朝なら1時間半弱で着くかな)。
ANA&スターアライアンス派のイ課長が降りるのは必ず「第一ターミナル南ウィング」だ。
ルフトのカウンターでとっとと荷物を預けて身軽になっちゃおうじゃねぇか。
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ここから、成田空港第一ターミナルにおけるイ課長のパターン化された出張儀式が本格化する。
まずTSUTAYAに行く。第一ターミナルには本屋としてTSUTAYAがあるのだ。
ここで出張中に読む本を買う。不可欠かつ重要なプロセスだ。
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この時の本のチョイスが難しいんだよね。出張先のホテルで入眠時に読む本だから。
「まぁまぁ面白いけど、読んでるうちに眠くなる」という本が最も望ましいわけで、
読み出したらやめられず徹夜して読んじゃうなんて本は「出張本」には向かないわけだ。
結局、小説ではなくて新書を買うことがほとんどで、今回の出張で買った本は
「オーケストラ大国アメリカ」という集英社新書だったのである。

その次。定型化した海外出張出発儀式の中でも最も重要なステップに移行する。
それは第一ターミナルでラーメンを食うという行為なのである。

ラーメンを食うことが海外出張渡航前に不可欠なコトになった理由はもはや定かではない。
たぶん2008年の9月出張で(この時からANAを使い始めた)第一ターミナルを使った時に
ちょっと腹減ってたんだろうな。ラーメンでも食いてぇなぁと思って探したら本当に
ラーメン屋があったから食った。たぶんそれが最初だろう。
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その後続いて10月・11月と3ヶ月連続で第一ターミナルから海外出張に行って、おそらく
そのたびにここでラーメンを食い、「飛行機に乗る前の最後の食事」としてこの店のラーメンが
イ課長のカラダに激しく刷り込まれたんだと思われる。
ラーメン食わずに第一ターミナルから飛行機に乗ることは、イ課長にはもはや不可能に近い(笑)。

ラーメン屋のあるフードコートの奥に喫煙室がある。
ここで飛行機に乗る前に一服するというのも強固にパターン化された行為だ。
ここはちょうど展望デッキに面したところにあって、よく飛行機マニアが写真撮ってる。
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ここでタバコを1本吸いながら、実家の母親に「これから出発する」ってメールを送るのも
毎度定型化されたパターンだな。

さて、これで出発前の儀式はおおむね済んだ。
手荷物検査・出国審査を経て搭乗ロビーに出るわけだ。
今回ルフトハンザA380の出発は45番デッキ。かなり離れてる。まぁ飛行機に乗っちゃえば
半日は座席に座ったまま歩かないんだから、せめてここでたくさん歩いておこうぜ。
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ようやく着きました45番デッキ。
椅子に座ってiPodで音楽聞いてたら、同じスターアライアンスメンバー、シンガポール航空の
CAたちが搭乗前に集まってた。この女性CAの制服はホントに着る人をキレイに見せるねぇ。
つい見とれる。見とれついでに失礼して1枚パチリ。
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…と、まぁ、今回はカメラをポケットに入れられたから、海外渡航前のイ課長の行動を
写真で記録することができた。最初に言ったようにクダラナい写真ばっかりだが(笑)。
しかし、この後飛行機に乗ってからも「定型化されたパターン」はあるわけで、それは
また次回にご紹介しましょう。



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by tohoiwanya | 2012-03-22 10:25 | 2012.03 欧州出張 | Comments(9)
2012年 03月 14日

笑うのだ!イ課長!

今回の出張、ざっとこんな感じだったのである。

4日 日曜 成田からフランクフルトへ。午後着。フランクフルト泊。
5日 月曜 フランクフルトで仕事。2件訪問。フランクフルト泊。
6日 火曜 早朝ブリュッセルに移動。アントワープ観光&オペラ鑑賞。ブリュッセル泊。
7日 水曜 ブリュッセルで仕事。2件訪問。夜、空路でミラノに移動。ミラノ泊。
8日 木曜 午前中ミラノで仕事。少しミラノ観光して夜は現地で会食。ミラノ泊。
9日 金曜 朝発ち。ミラノからフランクフルト経由で帰国。機中泊。
10日 土曜 朝、成田着。

6日は「イ課長、仕事してねぇじゃん!」という叱責の声があって当然かな(笑)。
面談相手の都合で、こちらの目論見通りにアポが配置されず、キツい日、ユルい日が
出来ることもあるけど、今回は6日が見事にユルユルになってしまった。

まぁ出張中はいろんなところに行き、いろんな経験をしたわけだけど、
とりあえず、今回の出張で最も感動的だった体験を最初に書こう。
それは帰国する日、3月9日に乗り継ぎで降りたフランクフルト空港での体験だ。

まずその時のイ課長の置かれた状況を整理しておこう。

①フランクフルト空港では、EU内→外への出国審査を必要とする乗継ぎの場合(今回の
イ課長はこれに該当する)、標準乗継ぎ所用時間は1時間とされている。

②ミラノからの便の到着予定時刻から、成田行きの出発予定時刻までは1時間20分。
けっこうギリギリ。ミラノからの便がちょっとでも遅れたりするとヤバい。

③今回の欧州出張で、イ課長はあるドイツ土産を買ってきて欲しいという強い要望を
会社の女子社員たちから受けていた(ま、今回に限らず、毎回なのだが)。
それは前にも書いたニーダーエッガーのマジパン(マルツィパン)で、ベルギーやイタリアの空港じゃ
売ってないから、帰りのフランクフルト空港が唯一の購入チャンス。(これね↓)
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さて、イ課長はこの時こういう状況に置かれていたわけだ。
乗継ぎ自体、けっこう急ぐ必要があるが、さらに売店で土産を買う必要があって、
まぁ要するに非常にあせっていたわけだ。

もちろん、③の条件はいざとなりゃバックレてもいい。
だが、このニーダーエッガー、実はトホ妻も大好物だし(笑)、帰国直後にある
ホワイトデーのお返しにもちょうどいいから、最後にゴソッと買いたかったんだよ。

ところがミラノからの到着ターミナルと成田行きの出発ターミナルってのがエラく離れててさぁ…。
散々歩いた上にモノレールみたいな空港内移動システムに乗ってさらに移動。いらいら。
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その上、まずEUから出る出国審査がある。ここで並ぶし…。時間はどんどん少なくなる。
さらに身体&手荷物検査がある。あー…ミラノの空港でも同じ検査されてんだからさー
カンベンしてくんねぇかなーー。いらいらいら。

ジャケットやコートを脱ぎ、ベルトをはずし、荷物と共にカゴに入れる。
イ課長自身は金属探知機のゲートをくぐる。もちろん問題なんて何もあるわけない。

早く荷物来ないかなぁ…時間ないよゥ…と思いつつ、ベルトコンベアの出口のところで
自分の荷物の載ったカゴが流れてくるのを待っていた。いらいらいら…


ここでトツゼン、手荷物検査の若い(たぶん)ドイツ人女性職員がイ課長に声をかけた。

アーユージャーマン?(オマエはドイツ人であるか?)


・・・?・・・

そりゃ確かに身長デカくて濃い顔つき。西洋人の考える典型的日本人とは
かけ離れているとはいえ、まさかイ課長のことをドイツ人とは思わんだろー?
キョトンとしてると、彼女がさらに質問してきた。

スピークジャーマン?(ドイツ語を話すか?)

やっぱりイ課長がドイツ人かどうか確認してるんだよ。
ドイツ語を話すかどうかを英語で聞くというのもヘンな話だが、おそらく彼女は
イ課長がドイツ語圏以外のニンゲンである可能性も考えて英語で尋ねたんだろうな。
イ課長としては当然こう答えざるを得ない。


ノ~~(首ぷるぷる)


すると彼女はイ課長に「ユア フェイス…(オマヘの顔は…)」と言って、
口をヘの字に曲げてしかめっつらをしてみせた後、こう言った。

スマイル!スマイル!

イ課長は瞬間的に激しく反省し、同時に激しく感動していた。いやマジで。

上に書いたようにイ課長はこの時、時間に追われてアセッていた。
手荷物検査で荷物を待ちながら、イライラした醜い表情をしていたことは間違いない。

見ず知らずの醜いオトコに、彼女は「アナタの顔、いまこんなヨ! 笑いなさい!スマイル!」と
わざわざ声をかけてくれたわけだ。

そう言われて、イ課長は恥じ入る思いだったよ。
乗継ぎの間にマジパンを買いたいなんてことに心を奪われ、イライラし、
ただでさえロクな出来じゃない顔を自分でますます醜くしていたなんて…。

このことを指摘してくれた、見ず知らずの女性空港職員には深く感謝したかった。
自分の荷物を受けとり、ジャケットやコートを身に付け、カバンを肩にかけると
彼女の指摘通り、目一杯のスマイルを浮かべてドイツ語で別れの挨拶をした。

Danke schön, Tschüs (ありがとう、じゃね)

気分的には彼女に投げキスのひとつもしたかったところだけど、まぁやめておいた(笑)。

過去に何度も書いてるように、海外出張中って常に失敗できないプレッシャー下にある。
帰国便に乗っちゃえばもう何も心配する必要はないわけなんだけど、この時は
「短い乗継ぎの間にマジパンを買う」ことが、いわば出張最後のハードルだったんだよね(笑)。

常に心配事やリスクを考え、ミスなく油断なく行動することが求められる単独海外出張。
仕事の面談中に笑うことはあっても、仕事が終われば話相手なんて誰もいないわけだから
笑うことなんてほとんどない。そう考えると、海外出張の間じゅうずーーーっと、イ課長は
貧しく、険しい表情をしてたに違いない。

フランクフルト空港のあの女性職員がイ課長の境遇をそこまで読み取ったかはわからんが、
でもね、彼女の言う通りだよ。出張で顔つきまで貧しくなってどうする?笑いを忘れちゃいかん。
マジパンが何だというのだ。醜い顔になってまで、買うべきものか?

つくづく、深々と我が身を反省し、あの女性職員の言ってくれたことに感動しながら、
イ課長は成田行きルフトハンザの出るC14ゲートに向けて急いだのであった。
(ま、このあと結局マジパンも買ったんだけどさ(笑))



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by tohoiwanya | 2012-03-14 00:19 | 2012.03 欧州出張 | Comments(12)
2012年 01月 05日

搭乗システムに関するオドロキ

11月~12月出張でのヒコウキ利用でイ課長はこれまでにない重要な変化に気付いた。
それは何かっていうと、空港でのチェックインのやり方なんだよ。

国際線に乗る前のチェックイン、これまでイ課長は常に以下のようにやってた。

①荷物をコロガし、乗るべき航空会社の「Economy」と書いてあるカウンターに並ぶ。
②カウンターで航空券&パスポートを見せ、荷物を預ける。
③カウンターでボーディング・パス(搭乗券)をもらい、係員の人から
 「何時までに、ホニャ番ゲートに」みたいなことを案内される。
④手荷物検査→出国審査→搭乗ゲートへ

①の段階で、行列の近くにいる航空会社スタッフからこう言われることがあった。

「こちらに自動チェックイン機もございますの、どうぞご利用ください」

ふむ。航空会社にしてみればなるべく乗客に機械でチェックインさせ、
その分カウンター業務を合理化したいわけやな。

しかし、自動チェックイン機じゃ荷物を預けられないやん?機械なんだから。
荷物預けのためにはどっちみち行列に並んでカウンター職員相手に手続きしないといかん。
それなら結局同じことやん、っていうんで、イ課長はこれまで自動チェックイン機は
荷物の少ない国内線で数回使った程度、国際線じゃ一度も使ったことなんてなかったのだ。

ところがだ。
今回の出張では最初の成田空港出発時にANAのカウンターで「まず自動チェックイン機で
搭乗券を受け取り、しかるのち並んでクダサイ」と指示された。ほえ?
自動チェックイン機は「必ず使わなきゃダメ」になったの?
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成田のANAだけじゃない。
ハンブルク空港やフランクフルト空港でルフトハンザからもそう言われた。
シャルルドゴール空港でエールフランスからもそう言われた。
マンチェスター空港でブリティッシュ・エアからもそう言われた。
(その頃には「どうせココもそうだろう」と思うようになってたが)
エールフランスやBAも変わってたってことは、スターアライアンスだけってわけでもない。

これ、いつ変わったの??

そういや、今年6月のウィーン旅行の時も帰りの空港で機械使えって言われたなぁ。
あの時は何度やっても自動チェックインがうまくいかず、結局並びなおしたのだが。

①ボーディング・パスはカウンターで人間からじゃなく、自動チェックイン機からもらう
②その後、荷物預けのためにだけカウンターの行列に並び、職員相手に荷物を預ける。
③従って、預ける荷物がなきゃ、カウンターに立ち寄らず、そのまま
 手荷物検査→出国審査→搭乗ゲートに行ける(はずだよな、どう考えても)。

6月のウィーン旅行、11~12月の出張の経験を考え合わせると、おそらく2011年のかなり
早い段階で、少なくとも日本と欧州の主要航空会社は上記のようなシステムに変わったようだ。
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まぁね、搭乗システムが変わったなら変わったで構わない。
自動チェックイン機なら長蛇の列ってことはないし、ボーディング・パス発券業務が
なくなって荷物預かりだけになればカウンター業務の回転も早くなって列も短くなる。

しかしこれって当事者にとってはけっこう大きな変化だ。なぜかというと…

理由1:海外の空港では英語表示のチェックイン機を相手に発券せにゃならんから
英語で「なんとかコードを入力すれ」って出てくるんだけど、その何とかコードってのは
航空券番号のことなのか?予約番号のことなのか?(この二つの番号は異なる)
これは未だによくわからない。あたふたと何度かトライしたんだけど、結局
成功しなかったんだよ。ヒジョーに困る。これじゃ搭乗券もらえないやん。

しかし、コードの入力すらうまくいかなかったイ課長がどうやってヒコウキに乗り、
どうやって日本に戻って来られたのか?もちろん理由がある。それは…

理由2:事実上、航空券がいらなくなっちゃったから
なぜかっていうと、搭乗券は「個人が特定」さえされれば、発券されるからだ
で、その「個人の特定」は航空券がなくても、なんとかコードなんて入力しなくても、
驚くべきことにパスポートさえなくても大丈夫なのだ。じゃ、何を使うのかっていうと、
何とクレジットカード1枚あればオッケーなんだよね。

これにはビックリしたよ。そんなシステムになってたの?

しかし実際そうだったのだ。
最初の選択画面で「航空券か、クレジットカードか、パスポートか」みたいなことを
選ぶんだけど、航空券でうまくいかないから試しにクレジットカードでやってみた。

するとスルスルと認証され、イ課長と同行者の分の予約が表示され、confirmのボタンを押すと
スルスルと搭乗券が出力されてくるではないか。何とッ!!クレジットカードさえあれば、
航空券もパスポートも提示することなく、搭乗券が発券されるとは!
航空券購入の際に使用したクレジットカードである必要すらないのだ。
(出張の時に個人のクレジットカードで航空券買うことはほとんどないはずだ)

これまでのイ課長の固定観念だと、海外出張もしくは旅行で失くしてはならない
チョー大事なものベスト3といえば下記の3つだった。

①パスポート
②航空券
③お金


しかし、今や自動チェックイン機相手であれば、クレジットカードさえあれば
搭乗券は発券されるんだよ。①のパスポートチェックも②の航空券提示もなしに、だよ?
こいつぁ驚いたねぇ。

ヒコウキの旅客管理システムもどんどん進歩していくんやのう…。
イ課長の20代、初めて海外旅行した頃はEチケットなんてものすら当然なく、あの懐かしい
「ビリビリと一枚ずつハガす」方式の航空券を「これ失くしたらシヌな…」と思いながら
なくさないよう、大事に大事に保管しながら旅行したもんだったが…。
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それが今やパスポートも航空券もないまま、ボーディングパスをもらえちゃう。
預ける荷物がなきゃ、カウンターに一切並ばずにそのままヒコウキに乗れちゃう。

何度も言うけど、これ、いつ変わったの?ホントに驚いたよ。
え?そんなのトックに変わってた?イ課長が気づくのが遅いだけ?
いいいいやそんなはずはない!(…はずだ)

…いや〜…時代は変わったんぢゃのう…長生きはするもんぢゃのう…よぼよぼ。

 

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by tohoiwanya | 2012-01-05 00:02 | 出張・旅行あれこれ | Comments(6)
2011年 06月 03日

リムジンバス乗り遅れの悪夢

明日の早朝出発を前にして、なんと不吉な題名の記事であろうか(笑)。
いやしかし、ウィーン出発前の厄落としの意味でもあの恐ろしい経験をここに書き残しておこう。

2010年11月欧州出張は、イ課長の寝過ごしによってその幕が切って落とされたのである。

乗ろうとしたのは6:40新宿西口発の成田行きリムジンバスだった。
バス発車ギリギリの新宿着は避けたい。となると最寄駅5:34発という早い電車しかない。
新宿で20分くらい待つことになるけど仕方ない。休日早朝は電車本数が少ないしね。

重いゴロゴロを引きずって駅まで歩いて、5:34の電車に乗るなきゃならんとすると
5時起床じゃちょっと余裕がないから4時45分に目覚ましと携帯アラームをセットした。
まぁコーヒーの一杯くらい飲んでから出かけたいし…


ところが、目が覚めたらすでに5:45ではないか。1時間もの寝過ごし。
(目覚ましと携帯が鳴らなかった理由は長くなるからここでは省略)
予定起床時間より1時間も後だ。乗ろうと思ってた電車も駅を発車しちゃった後だ。

時計の文字盤を見て、これは夢ではないか?と思ったよ。
しかし信じたくないがこれは現実だ。大変なことになったという思いが全身を貫く。

悪夢の中にいるような気分で大急ぎで着替え、スーツケースのフタを閉めてベルトで巻き、
荷物の最終チェックなんてする間もなく家を飛び出した。
今にして思えば、おそらくそれが5時55分前後、6時ちょっと前だったはずだ。

11月の早朝、まだ真っ暗な道を疾風のようにゴロゴロをひきづって歩く。
善後策なんて考える気持の余裕はない。とにかく駅まで早く…早く…

駅に着いたのがたぶん6:10頃だったと思う。
すごく重い荷物をひきずりながら、超スピードで歩いたことになる。

確認すると、次の新宿行き急行は6時13分。
もちろん予約した6:40のリムジンバスには間に合わない。予約した3000円の切符はパーだ。
しかしあの時の心理状態は切符代の心配どころじゃなかった。
海外出張出発日に寝過ごしたというショックで、悪夢に中にいるような気分は
電車が新宿に着くまでずっと続いた。

新宿に着いたのがたぶん6:43分頃だったはず。
京王の新宿駅からリムジンバスの新宿西口乗り場は、階段を上ればすぐだ。
超重い荷物を持って疾風のように階段を上り、疾風のようにチケット売場に駆け寄る。

「えーと…次の成田行きは…7時ですか?」
「ああ、6時50分発のバスにまだ間に合いますよ」

見ると、確かに目の前にはアイドリングしてるリムジンバスが停まっとる。

「じゃ、その6時50分発、1枚…」

切符を買い、イ課長の荷物を積み込み、バスは発車した。
混乱した心理状態のまま、リムジンバスの座席でイ課長は状況を反芻・確認してみた。

寝過ごして乗れなかったリムジンバスは6:40新宿発だった。
今乗り込んだこのバスが6:50新宿発だった。


あ?…もしかして10分遅れで済んでる?


徐々に自分の状況が冷静に飲み込めてきた。
目が覚めたのが1時間遅れだったから地獄に落ちた気分になったけど、
行動計画に余裕を持たせてたから実際には10分の遅れで済んだわけだ。

10分なら大丈夫だろう。ああ…大丈夫ダイジョウブ。問題ないモンダイナイ…
この辺からようやく、自分がマトモな心理状態に戻っていくのがわかった。

休日の早朝だから渋滞もなく、バスは問題なく成田空港に着き、
空港での行動計画にも余裕を持たせていたイ課長は問題なくチェックインし、
出張先で読む文庫本を買い、第1ターミナルから出発するとき恒例のラーメンも食べた(笑)。

あの朝のことは今思い出してもゾッとするけど、
寝過ごしの実際的なダメージとしては、実はすごく小さかったんだよね。

言い古されたことだけど「海外に行く時は(まぁ海外に限らずドコに行く時も、だが)
移動には余裕を持たせろ」という鉄則がイ課長を救ったともいえる。

しかし海外出発当日の寝過ごしっていうのは、精神衛生上はものすごく悪い。
あの日の寝過ごしショックで、イ課長の頭にはシラガが数十本は増えたはずだ。
そんなこともあって、あの日無駄にしたリムジンバスのチケットをイ課長は今も保存し、
過ちを繰り返さぬための教訓にしているのである。
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明日(というか、もうそろそろ今日だが)は6時頃家を出る。
同じように新宿西口からリムジンバスに乗る予定だけど、今回は便を予約せず、
着いたら直近の、乗れるバスの切符を買って乗ることにしたのである。
どうせ新宿西口からは10分おきに出てるんだし、満員で乗れないなんてことはまずないし。

この辺のプランニングにも、あの遅刻の教訓が生きてるといえそうだ(笑)。

さてそれでは行ってきます、ウィーンへ。予定通りなら12日に帰国します。
現地で余裕があれば、携帯から短信だけでもお伝えします。




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by tohoiwanya | 2011-06-03 23:50 | 2010.11 欧州出張 | Comments(4)
2010年 11月 29日

フランクフルト空港から中央駅へ

2007年10月に始まって、この2010年11月までの37ヶ月の間に5回。なにを5回か?
これ、イ課長がフランクフルト空港に降り立った回数で、ぜんぶ出張なのである。

よくまぁ行ったもんだと思うよ、我ながら。
考えてみたら、5回というのはイ課長の欧州出張の回数と等しいわけで、要するに
「欧州出張の始まりは必ずフランクフルト空港」というわけだ。
イ課長にとって、この地球上で羽田と成田の次に慣れ親しんだ空港なのは間違いない。

空港の構造や雰囲気、空港から市内へのアクセスなんかにもすっかり慣れた。
ガイコクの、初めて利用するクウコウっていう不安感がなく到着できるのは嬉しい。

東京からフランクフルトへの直行便はルフトハンザ、ANA、JALの3社がある(はずだ)けど、
イ課長は去年の出張から、往きはルフトを利用するようにしている。
現地到着時間が一番早いからだ(その分、出発時間も早いけどさ)。

今年からルフトは成田〜フランクフルト路線にエアバスA380を就航させたのである。
ご存知のようにA380ってカンタス航空のエンジン故障騒ぎで問題になった機体だけど、
今回は何のトラブルもなくイ課長をフランクフルトまで運んでくれた。
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ちなみに、到着翌日にフランクフルトで仕事で会ったドイツ人のS氏から
「フライトはいかがでしたか?」と聞かれて「A380を利用しましたが、快適でした」と応えたら
「おお、これでA380の安全性も保証されましたな、わはははは!」と笑ってたよ(笑)。

ルフトだとフランクフルトには現地時間の3時頃に着く。
夜が早い欧州の11月とはいえ、さすがにまだ明るい。映画「十戒」のラストシーンみたいに
雲間から「ハの字型」に広がる光のカーテンがイ課長を迎えてくれた。
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到着して、入国審査&バゲッジクレーム(荷物を受け取る、例の巨大回転寿司ね)に向かうこのドアも
毎回通ってるよなぁ…。最初はオロオロしてたが、今や「おお、またこのドアね」ってなもんだ。
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もっとも、入国審査やバゲッジクレームまでならドコの空港も似たり寄ったりで、大きく迷う可能性は低い。
慣れた空港か、初めての空港かの違いは、そこから市内への移動手段の習熟度にある。

フランクフルト空港は市内からすごく近い。タクシーを使ってもそうメチャクチャな金額には
ならないだろうけど、貧乏出張者であるイ課長は毎回鉄道を使う。

はいこの看板です。この看板を見たら迷わず右に行きましょう。
Train Stationの「S」と書いてある方向に行けばいいのだ。
フランクフルト空港から中央駅まではSバーン(近郊列車)に乗ってせいぜい15分。
Sバーンに乗りましょう。フランクフルト空港に着いたら、Sですよ、エス。
Sバーンのホームは地下にある。重い荷物をゴロゴロ転がして地下に行きましょう。
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おっと出ました。外国人にとって最初の難関、現地鉄道のキップ自動販売機です。
2007年、初めての欧州出張じゃイ課長もここでハタと迷った。
他の外国人から「この自動販売機でどうやってキップを買うのか?」って聞かれて
「おお、ソーリー、私もわかりません」と答えたもんだった(笑)。
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だが今や慣れたもんだ。
細かい字で書かれた駅名一覧表みたいなヤツでFrankfurtを探し、その番号のボタンを押すと
料金が表示されるから、それを投入すればいいのだ。確か3€20¢(約400円)じゃなかったかな?

キップを買ったら、さらにもう1フロア下の地下ホームに降りる(改札はない)。
Frankfurt Hbfと書いてあるから大丈夫だ。(Hbf=Hauptbahnhof:中央駅)
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フランクフルト空港に着いた人のほとんどは、とりあえずフランクフルト市内に
行こうっていう人が多いだろうけど、列車の本数は市内の地下鉄ほどは多くはない。
昼間だったら大体20分に1本くらいの発車頻度かなぁ?

これが初めて利用する空港だと、市街に行くのに「この列車のはず」っていうのに乗っても
「ホントにこの列車でいいんだよな?」っていう一抹の不安感がある。
しかしフランクフルト空港から市街までなら、もうそんな不安感もない。慣れてんだから。
黄色く染まった晩秋のドイツの森がダイダイ色の夕日を浴びて輝くのをヨユウで見ながら
中央駅まで、せいぜい十数分乗っていればいいのである。

SバーンはICEみたいな長距離列車用じゃないから、荷物専用スペースがない。
キャスター付き荷物が転がらないように押さえておく必要があるけど、そんなに混んでないし、
何せ十数分の近さだから仮に座れなくてもどうってことはないよ。
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そして、イ課長の乗るSバーンは紅い夕日に照らされたフランクフルト中央駅に無事到着。
同じ中央駅でも地下駅の方じゃなく、地上駅の方に到着すると(どっちにも着く可能性がある)、
いかにも「ガイコクのエキに着いた!」って感じがして嬉しいなぁ。

あーーー「イ課長が最も親しんだ外国の駅大賞」受賞駅(笑)、フランクフルト中央駅。
1年ぶりだ。元気だったか? 今年もイ課長はここに戻ってきてしまったよ。
これからまた長くて濃密な海外での1週間のシゴトが始まるんだよーーーーー。


 

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by tohoiwanya | 2010-11-29 01:05 | 2010.11 欧州出張 | Comments(22)
2010年 09月 05日

桃園空港から台北市内へのバス

台北旅行の第一歩は、ほとんどの場合、桃園国際空港から台北市内への移動から始まる。

もちろん、ツアーだからお迎えがつく、なんてタイプの旅行なら心配ない。
多少高くてもタクシー使うワ、なんて人も心配ない(ボラれる心配はあるにせよ)。
しかし、個人旅行の場合、しかもイ課長みたいに貧乏性がすっかり染み付いたニンゲンは
安い公共交通機関で移動しようと考える。台北市街から桃園国際空港ってけっこう遠いから
タクシーなら数千円はかかるはず。もったいない。その予算はマッサージにつぎこむのだ(笑)。

それでもシンガポールのチャンギ空港みたいに、空港から市街に鉄道網が1本だけあるなら
公共交通機関の利用に迷う必要はない。その鉄道に乗ることだけ考えればいいんだから。
しかし桃園国際空港の場合、空港と市街を結ぶ鉄道網もない。…となると?

さよう。バスということになる。台湾風に書くと巳士。
このバス利用っていうのが簡単ではない。イ課長も1回目のときはけっこう緊張した。
強調しておきたいことは、桃園空港からのバス利用には事前の準備が重要ということだ。

まず、空港〜市街を結ぶバスを運行するバス会社が4つある。
その4社が、それぞれコースも終点も異なる路線をバラバラに持ってる。所要時間も料金も
4社で差があるし、コースが違う以上、台北市内の途中の停留所も4社バラバラだ。
うーむ…けっこう複雑ではないか。ちなみに、その4つのバス会社というのはコレ。

①國光客運  ②長榮巳士  ③大有巳士  ④飛狗巳士

さすが台湾。入国早々、めくるめく漢字ワールドに包まれていくワタシ…。

この4社、路線も料金もちょっとずつ異なる以上、乗車券も当然それぞれ異なり、
キップ売場もまたそれぞれ異なる。共通券なんてナマやさしいものは存在しないのだ。

もちろん、どのバスに乗っても最終的には台北市街のドッカには行けるけど、普通の旅行者なら
「ホテルに一番近い終点(もしくは途中のバス停)の路線」を利用したいと考える。
従って、事前にネット等でどの会社のどの路線に乗るか、十分確認しておかなければならない。

イ課長の場合は国光客運の台北車站行きに乗り、途中の「国賓大飯店」停留所で降りれば
ホテルはすぐソコ。これ以外のバス会社・路線をチョイスすることはあり得ないから、
国光客運のカウンターでキップを買った。140元(約420円)だったかなぁ?
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空港のバス会社別キップ売場はこんな感じで4社のカウンターが並んでいる。
ココは4社それぞれが15〜30分くらいの間隔でひっきりなしに運行してるから、
日本の空港リムジンバスと違って、キップでは「何時何分のバス」っていう風には指定されない。
「キップを買って、そのバス会社の次に来たバスに乗る」ということになる。
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こんな感じで国光客運のブースが出てたから、とりあえず漢字を読める日本人なら
違うバスに乗り間違える心配は極めて少ないだろうな。
というわけで、国光客運のキップを買い、専用乗り場の列の最後に並ぶ。
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イ課長はホレ、何せ2度目の台北だからさ、この辺はある程度慣れてて余裕ブッコキだね。
列には現地のオネエチャンやオバサンが多くて、ガイジン観光客らしき姿はない。
外国人は面倒なバスより、やっぱタクシー使うもんなんだろうか?
しかし貧乏観光客・イ課長は断じて現地公共交通機関の使用を優先するのである。

国光客運の台北車站行きだと、空港から国賓大飯店前までは50分くらい。
だが、乗っちまえばもう安心かというと、そんなことはない。降りなきゃいかん。
イ課長みたいに終点ではなく途中のバス停で降りようとすると、これがまた簡単じゃない。
「次はドコ停留所」なんて表示はなく、停留所名を運転手サンがボソッと現地語で言うだけなのだ。

わっかんねーよそんなの!!
国賓大飯店って中国語で「グオビンダーファンディエン」とかナンとか言うらしいんだけど、
いきなりボソッと中国語で言われたって「ほわにゃーみゃー」くらいにしか聞こえない。
つうか、運転手さんの言うバス停はぜーんぶ「ほわにゃーみゃー」としか聞こえないというべきか(笑)。
途中のバス停で降りるなら「自分が降りるのは何番目のバス停か」を十分アタマに入れておきましょう。
アナウンスを聞き取って判断するのは不可能に近い。降りる際にも事前の準備が重要ってわけだ。

降りる時はブザーを押せばいい。これは日本と同じ。
ところがイ課長は今回ココで迷った。STOPと書いてあるブザーボタンがやけに小さいんだよね。
「ボタンがこんなに小さいってことは、コレ…ひょっとして緊急停車ボタン?だとすると、
“次、停車してくれボタン”は別にあるのか?」などと考えてるうちに国賓大飯店が近づいてきた。

しょうがないから隣の台湾ニイチャンに「これ押すの?」ってジェスチャーで聞いたら
彼が親切に押してくれた。そうか、やっぱりこの小さなボタンで良かったんだ。
彼に礼を言って、荷物を抱えてバスを降りた。

2度目で、慣れてて、余裕ブッコキ…なんて思いながら、まだまだよのう、ワシも。
ま、とりあえずこうしてイ課長は2010年8月28日土曜日の昼すぎ、台北市内に無事着いたのであった。
 



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by tohoiwanya | 2010-09-05 01:02 | 2010.08 台湾旅行 | Comments(12)
2009年 03月 25日

海外出張という名の綱渡り

今日から記事の末尾に旅行会社の広告バナーなんてものが付きました。
とは言いながら、年度末でイ課長は実はもうクタクタなのヨ。
今日は写真ナシのイ課長ブログで勘弁してね。

おとといの月曜に9月ドイツ出張仕事の報告書を納品。
同じ月曜に10月ドイツ・ベルギー出張仕事の報告書を委員会で最終承認。
同じ月曜に11月ワシントン出張仕事の報告書原稿を印刷屋に送付。
今日はワシントン出張仕事の報告書の校正…

みなさん、報告書作成を伴う海外出張は年に1回までにしましょう。


いやしかしね、月曜はゾッとしたよ。
例の、成田空港の貨物機の着陸失敗・炎上事故。

「もしこの飛行機に自分が乗ってたら…」と思ってゾッとしたんじゃない。
「もし、自分の出張の時にこの事故が起きたら…」と考えたわけ。

滑走路閉鎖のせいで、JALもANAも欧米便なんて、欠航だらけじゃん。
去年イ課長が乗った成田発フランクフルト行きやワシントン行きも軒並み欠航。
おまけに、向こう発の帰国便も欠航だ。たまったもんじゃないよなー。

たとえば11月のワシントンからの帰国の場合で想像してみる。
早朝ホテルをチェックアウトし、重い荷物ころがしてダレス空港に行ってみたら
全日空が欠航…一日一便だから明日までダメってことだ。どうすりゃイイんだ。

まず、空港のホテル予約カウンターにでも行って、今夜の宿の確保だよなぁ。
欠航で帰れないって日本に連絡…あ、土曜出発だから会社に電話しても出ないか。
現地で、しかも一人でヤレる対応策なんて限られるよなぁ。

でもまぁ、仕事が終わってさえいれば、気分的にはまだ救われる。
欠航は自分のせいじゃないんだし、ヒコーキ飛ぶまでワシントンでのんびり
観光してやろうじゃねぇか、なんて開き直ることもできる…かもしれない。

しかし行きの便の欠航となると…うあー…
これはもう想像したくない。ダメージが大きすぎて開き直りもヘチマもない。
出張のあらゆるスケジュールが最初の第一歩でガラガラと瓦解していくんだから。
あした予定していた重要なミーティングも、大事な会議出席も、現地移動用に
予約しといた国内線のチケットも、通訳サンとの待ち合わせも、ぜんぶパー。

海外出張だと、現地で時には綱渡り的にアブナいスケジュールってこともある。
「チャンと電車動いてくれ、飛行機飛んでくれ」と念じながら移動することは多い。
しかし現地に行く前の、成田で破局を宣告されるっていうのはなぁ…

あー恐ろしい。恐ろしすぎる。
成田の事故&滑走路閉鎖で一体何人のビジネスマンが頭を抱えたことだろうか。

 

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by tohoiwanya | 2009-03-25 15:10 | 出張・旅行あれこれ | Comments(0)
2009年 01月 13日

アメリカ出入国体験記 -出国編-

さて出国編。まずスーツケースの話をしなければならない。

イ課長は昨年の海外出張3連発のためにキャスター付きスーツケースを買った。
それまではゴロゴロ付きスーツケースってのを持ってなかったのだ、イ課長は。
黒やシルバーだと同じようなスーツケースが多くて、空港のバゲッジクレームなんかで
間違えられるリスクが高いと思ったから、目立つゴールドのにした。
ミュンヘンのホテルを撮った写真にベルト付きで写ってるな。これ。
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これを買うとき、東急ハンズの店員が「このスーツケースはTSAロックだから、
アメリカ行く時でもかけたままでイイんですとかなんとかウンヌン…」と言った。
その時はよくわからなかったけど、実はけっこう重要なことを言われたんだよね。

アメリカでは空港でスーツケースを預けるとき(大きい荷物は当然預けるよな)、
中身をチェックされる可能性がある。え?でもスーツケース預ける時に鍵かけちゃったら
(普通ロックするよな)どうするの?開かないでしょ?

ところがだめ。アメリカでは「コレをチェックしよう」と思ったスーツケースが
もしロックされてたら、鍵は容赦なく壊される。
だから、預け荷物に鍵をかけるのはヤバいのだ。セキュリティチェックのために
鍵を壊そうが中身を破損しようが責任がない、と法律的に定められているらしい。

しかし、中にはアメリカ運輸保安庁が公認している鍵っていうのがあって、それは
なんと空港職員側が合鍵を持ってる。だから、この公認キーを使ってれば
施錠して預けても鍵を壊されずに済むってわけで、その公認キーをTSAロックという。
TSA=Transportation Security Administration:米国運輸保安庁

2008年11月22日、日本に帰るためワシントンDC・ダレス空港に着いたイ課長は
いつものようにゴールドのスーツケースを全日空のカウンターに預けた。
通常、預ける荷物は15kgまでで、超過すると料金を取られるらしいけど、この時
イ課長のスーツケースは18kgあった。現地でもらった書類や資料が重かったんだけど
まぁ3kgくらいはお目こぼししてくれるらしい。
チェックインが済むと全日空のオネエチャンがイ課長に言う。

「この後、荷物チェックがありますので、その辺でお待ちいただけますか?もし
 お荷物に何か問題があればコチラからお声がけ致しますから」

ひえー。
荷物チェックは「基本はX線検査だけで、中から怪しそうなのを選んで開ける」と
思ってたけど、ダレス空港じゃ全部、1個残らず開けて調べるのかい?!

メキシコ系らしき職員が荷物を移動しながらイ課長に聞く。「この荷物はロックしたか?」
「あ、これは…えーと…TCAだかTSCAだか何だか…とにかくそういう鍵だ」とオロオロと
答えたらそのまま持ってって中身チェック。その状況はイ課長からもよく見える。

ケツ周りがイ課長の倍くらいありそうな黒人のオバチャンが18kgのスーツケースを
エイヤと持ち上げ、周りに巻いたベルトをはずしてると別の係員が合鍵を持ってくる。
けっこう乱暴にガチガチやると、あら鍵が開いちゃったよホントに。

主な中身は大量の資料と、大量の洗濯物と、現地で買ったオバマ人形(笑)。
すんなりOKかと思いきや、そのオバチャンは大量の資料を少しずつ少しずつ
メクッていって、間に何かはさまってないかをチェックしてる。衣類なんかには全然
目もくれずに、とにかく紙やパンフレットの資料類を念入りにチェックしてる。
見てるイ課長はハラハラだよ。ヒトがせっかくキチンとパッキングしたのに…。

ようやくオバチャンによる荷物チェック終了。
また合鍵をもった職員が鍵をかけ、一応元通りにベルトもハメてくれた。やれやれ。

機内持ち込み手荷物のX線検査や本人の金属探知機くぐり、といったお決まりの
セキュリティチェックも終わって、ようやく搭乗ロビーに出られた。ふう…
さぁもう大丈夫だ。ゆっくり朝飯を食ってオミヤゲでも買っ…あれ?ちょっと待て。


ええ??…えええーーーーーッ??!
パスポートに出国スタンプが押されてない!

イ課長はもう搭乗ロビーに出ちゃってる。
間違えて出国審査を通らなかったのか?いやしかし、イミグレーションを通らずに
ココにいられるはずがない。どういうことなんだこれは?

不安になって全日空の係員に聞いてみると、どうもアメリカじゃ空港によって出国スタンプを
押す・押さないはマチマチらしくて、DCのダレス空港では押さないみたいなんだな。

えええ~~?ホントなの?イイカゲンだなーーやけに。
まぁ確かにイ課長は問題なくそのまま帰ってきたわけだから、ホントなんだろうけどさ…


出国スタンプ押さないなんて、ちょっとオオザッパすぎないか?アメリカ!
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by tohoiwanya | 2009-01-13 01:43 | 2008.11 ワシントン出張 | Comments(0)