タグ:空港 ( 44 ) タグの人気記事


2009年 03月 25日

海外出張という名の綱渡り

今日から記事の末尾に旅行会社の広告バナーなんてものが付きました。
とは言いながら、年度末でイ課長は実はもうクタクタなのヨ。
今日は写真ナシのイ課長ブログで勘弁してね。

おとといの月曜に9月ドイツ出張仕事の報告書を納品。
同じ月曜に10月ドイツ・ベルギー出張仕事の報告書を委員会で最終承認。
同じ月曜に11月ワシントン出張仕事の報告書原稿を印刷屋に送付。
今日はワシントン出張仕事の報告書の校正…

みなさん、報告書作成を伴う海外出張は年に1回までにしましょう。


いやしかしね、月曜はゾッとしたよ。
例の、成田空港の貨物機の着陸失敗・炎上事故。

「もしこの飛行機に自分が乗ってたら…」と思ってゾッとしたんじゃない。
「もし、自分の出張の時にこの事故が起きたら…」と考えたわけ。

滑走路閉鎖のせいで、JALもANAも欧米便なんて、欠航だらけじゃん。
去年イ課長が乗った成田発フランクフルト行きやワシントン行きも軒並み欠航。
おまけに、向こう発の帰国便も欠航だ。たまったもんじゃないよなー。

たとえば11月のワシントンからの帰国の場合で想像してみる。
早朝ホテルをチェックアウトし、重い荷物ころがしてダレス空港に行ってみたら
全日空が欠航…一日一便だから明日までダメってことだ。どうすりゃイイんだ。

まず、空港のホテル予約カウンターにでも行って、今夜の宿の確保だよなぁ。
欠航で帰れないって日本に連絡…あ、土曜出発だから会社に電話しても出ないか。
現地で、しかも一人でヤレる対応策なんて限られるよなぁ。

でもまぁ、仕事が終わってさえいれば、気分的にはまだ救われる。
欠航は自分のせいじゃないんだし、ヒコーキ飛ぶまでワシントンでのんびり
観光してやろうじゃねぇか、なんて開き直ることもできる…かもしれない。

しかし行きの便の欠航となると…うあー…
これはもう想像したくない。ダメージが大きすぎて開き直りもヘチマもない。
出張のあらゆるスケジュールが最初の第一歩でガラガラと瓦解していくんだから。
あした予定していた重要なミーティングも、大事な会議出席も、現地移動用に
予約しといた国内線のチケットも、通訳サンとの待ち合わせも、ぜんぶパー。

海外出張だと、現地で時には綱渡り的にアブナいスケジュールってこともある。
「チャンと電車動いてくれ、飛行機飛んでくれ」と念じながら移動することは多い。
しかし現地に行く前の、成田で破局を宣告されるっていうのはなぁ…

あー恐ろしい。恐ろしすぎる。
成田の事故&滑走路閉鎖で一体何人のビジネスマンが頭を抱えたことだろうか。

 

[PR]

by tohoiwanya | 2009-03-25 15:10 | 出張・旅行あれこれ | Comments(0)
2009年 01月 13日

アメリカ出入国体験記 -出国編-

さて出国編。まずスーツケースの話をしなければならない。

イ課長は昨年の海外出張3連発のためにキャスター付きスーツケースを買った。
それまではゴロゴロ付きスーツケースってのを持ってなかったのだ、イ課長は。
黒やシルバーだと同じようなスーツケースが多くて、空港のバゲッジクレームなんかで
間違えられるリスクが高いと思ったから、目立つゴールドのにした。
ミュンヘンのホテルを撮った写真にベルト付きで写ってるな。これ。
f0189467_6215197.jpg

これを買うとき、東急ハンズの店員が「このスーツケースはTSAロックだから、
アメリカ行く時でもかけたままでイイんですとかなんとかウンヌン…」と言った。
その時はよくわからなかったけど、実はけっこう重要なことを言われたんだよね。

アメリカでは空港でスーツケースを預けるとき(大きい荷物は当然預けるよな)、
中身をチェックされる可能性がある。え?でもスーツケース預ける時に鍵かけちゃったら
(普通ロックするよな)どうするの?開かないでしょ?

ところがだめ。アメリカでは「コレをチェックしよう」と思ったスーツケースが
もしロックされてたら、鍵は容赦なく壊される。
だから、預け荷物に鍵をかけるのはヤバいのだ。セキュリティチェックのために
鍵を壊そうが中身を破損しようが責任がない、と法律的に定められているらしい。

しかし、中にはアメリカ運輸保安庁が公認している鍵っていうのがあって、それは
なんと空港職員側が合鍵を持ってる。だから、この公認キーを使ってれば
施錠して預けても鍵を壊されずに済むってわけで、その公認キーをTSAロックという。
TSA=Transportation Security Administration:米国運輸保安庁

2008年11月22日、日本に帰るためワシントンDC・ダレス空港に着いたイ課長は
いつものようにゴールドのスーツケースを全日空のカウンターに預けた。
通常、預ける荷物は15kgまでで、超過すると料金を取られるらしいけど、この時
イ課長のスーツケースは18kgあった。現地でもらった書類や資料が重かったんだけど
まぁ3kgくらいはお目こぼししてくれるらしい。
チェックインが済むと全日空のオネエチャンがイ課長に言う。

「この後、荷物チェックがありますので、その辺でお待ちいただけますか?もし
 お荷物に何か問題があればコチラからお声がけ致しますから」

ひえー。
荷物チェックは「基本はX線検査だけで、中から怪しそうなのを選んで開ける」と
思ってたけど、ダレス空港じゃ全部、1個残らず開けて調べるのかい?!

メキシコ系らしき職員が荷物を移動しながらイ課長に聞く。「この荷物はロックしたか?」
「あ、これは…えーと…TCAだかTSCAだか何だか…とにかくそういう鍵だ」とオロオロと
答えたらそのまま持ってって中身チェック。その状況はイ課長からもよく見える。

ケツ周りがイ課長の倍くらいありそうな黒人のオバチャンが18kgのスーツケースを
エイヤと持ち上げ、周りに巻いたベルトをはずしてると別の係員が合鍵を持ってくる。
けっこう乱暴にガチガチやると、あら鍵が開いちゃったよホントに。

主な中身は大量の資料と、大量の洗濯物と、現地で買ったオバマ人形(笑)。
すんなりOKかと思いきや、そのオバチャンは大量の資料を少しずつ少しずつ
メクッていって、間に何かはさまってないかをチェックしてる。衣類なんかには全然
目もくれずに、とにかく紙やパンフレットの資料類を念入りにチェックしてる。
見てるイ課長はハラハラだよ。ヒトがせっかくキチンとパッキングしたのに…。

ようやくオバチャンによる荷物チェック終了。
また合鍵をもった職員が鍵をかけ、一応元通りにベルトもハメてくれた。やれやれ。

機内持ち込み手荷物のX線検査や本人の金属探知機くぐり、といったお決まりの
セキュリティチェックも終わって、ようやく搭乗ロビーに出られた。ふう…
さぁもう大丈夫だ。ゆっくり朝飯を食ってオミヤゲでも買っ…あれ?ちょっと待て。


ええ??…えええーーーーーッ??!
パスポートに出国スタンプが押されてない!

イ課長はもう搭乗ロビーに出ちゃってる。
間違えて出国審査を通らなかったのか?いやしかし、イミグレーションを通らずに
ココにいられるはずがない。どういうことなんだこれは?

不安になって全日空の係員に聞いてみると、どうもアメリカじゃ空港によって出国スタンプを
押す・押さないはマチマチらしくて、DCのダレス空港では押さないみたいなんだな。

えええ~~?ホントなの?イイカゲンだなーーやけに。
まぁ確かにイ課長は問題なくそのまま帰ってきたわけだから、ホントなんだろうけどさ…


出国スタンプ押さないなんて、ちょっとオオザッパすぎないか?アメリカ!
[PR]

by tohoiwanya | 2009-01-13 01:43 | 2008.11 ワシントン出張 | Comments(0)
2009年 01月 12日

アメリカ出入国チェック体験記 -入国編-

最近、アメリカに出張or旅行した人ならすでに「もう知ってるよ」な話だろうが、
アメリカの空港の出入国に際する厳しいセキュリティについて書こう。
イ課長ブログはこうやってマジメなトラベル情報をご提供することもあるのだ。

イ課長にとっては昨年11月のワシントン出張が「同時テロ後最初の米国訪問」だった。
相当チェックが厳しくなってるとは聞いてたけど、確かに厳しかった。
特に首都の空港だったからよけいに厳しかったっていうのもあるかもしれないし、
加えて、ちょうど前日まで20カ国サミットがワシントンで開かれてた影響もあったかも。

2008年11月18日、ワシントンDCのダレス空港の入国イミグレーションではまず
①パスポートチェックといくつか口頭質問。ここまでならまぁどこの国でもある。
だが、アメリカ入国の場合はさらに
②左右すべての指の指紋取られて…
③顔写真を撮られる
というのが全部行われる。だから一人通過するのにけっこう時間がかかる。
もちろん入国カードを事前に記入しておくのは当然で「アナタは破壊活動のため米国に
入国しようとしていますか?」とか「アナタはナチスと関係がありましたか?」とか
笑いたくなるような質問に全部「いいえ」としておかなければならない。

特にイ課長の場合、渡航目的を「観光」ではなく「ビジネス」にしたから厄介だった。
これは迷ったんだよね。「ビジネス」にするとその内容とか、商品サンプルの有無とか、
よけいな質問を受ける可能性が高まる。ただの観光ってことにした方がいいかな?とも思った。
しかし、機内ではネクタイこそ締めないものの、ビジネスルックの中年男が観光ってのも
極めてウソ臭い(笑)。そこで正直に「ビジネス」のとこに印をつけておいた。

案の定、チェックは厳しかったね。滞在期間とか、通常の質問をされた後で
「オマエのビジネスとはどのようなビジネスなのだ?」という質問が待っていた。
「あーその…いくつかの政府機関とのミーティングである。例えば○○○とか…」
政府機関の名前を出せば通してくれるかと思ったら、さらに突っ込まれた(笑)。
「どんな内容のミーティングなのだ?」
「あーその…」この段階で口頭で説明するのはあきらめた。説明したら長くなるし、
説明すればするほど新たな質問を誘発することは絶対に間違いない。
大体、そんな面倒な説明ができるほどの英語力もないよ。

だが用意周到なイ課長はこの時のために米国連邦労働省がメールで送ってくれた
ミーティングの日時や相手を書いた確認ペーパーをカバンに入れておいた。これは
労働省の建物の入口セキュリティで見せるために相手が送ってくれたもので、
当然そこにはイ課長の氏名も書いてある。コレを見せれば通してくれるだろ?
何たって労働省だぞ?連邦政府機関とのアポを示す紙を持ってんだぞオレは。ホラ通せ。

係官はそれを長い時間かけて隅から隅までジックリ読んだあとイ課長に聞いた。
「オマエの勤務するところは?」
「え?…会社の名前ってこと?」
「そう」
そこでワザとゆっくりキチンと発音して会社の名前を言ったらやっとOK。
日本でも取られたことがない指紋を取られ、入国スタンプを押してくれた。

うーむ…やはり入国チェックは厳重だ。特にビジネスでワシントンDCに行く人で、
しかもイ課長と同様に英語に自信のない人は、可能であれば、仕事の内容や会う相手を
示すための英語の紙を用意しておいた方がいいかもしれない。
ちなみに、今年の1月12日(ああ、今日だ)からアメリカ入国にはネットで事前申請
しなきゃいけなくなったはずだから、ますます面倒。
(もっとも、事前申請って要するに上に書いた入国カードのネット版みたいだけど)

ダレス空港を出てバス乗り場に向かうと、こうやって星条旗がエラそうにはためいてやがる。
  
f0189467_1422558.jpg

しかしこの時は厳しい入国チェックにムカついて反米思想に火がつくっつうより、とにかく
無事入国できてホッとしたっていうのが正直なところだったな。
まぁ入っちまえば、帰りはそれほど大変じゃないだろうと思ったけど、出国のときの
セキュリティがこれまた大変。長くなったから出国編はまた次回。
  
[PR]

by tohoiwanya | 2009-01-12 01:45 | 2008.11 ワシントン出張 | Comments(0)
2008年 11月 25日

出張最後のエピソード

いきなりワシントン出張の最後の最後の話から始めよう。

イ課長は海外出張先ではメッタにタクシーを使わない(日本でも使わないのだが)。
出張だから自分で払うわけじゃないのに使わない。特に空港からホテルの移動とかは
荷物があるからタクシーの方が圧倒的にラクなのに使わない。
ワシントンでは結局1度もタクシーに乗らなかった。

去年、プラハに行ったときは現地のJETRO事務所が「空港からはバス・地下鉄を乗り継ぐ
安い方法もあるがスリなども散見されるため、出張者には勧められない」と注意書きしてた
その「安い方法」を敢えて使った。しょうがないのだ。イ課長は貧乏性だから(笑)。
それに公共交通機関に現地人に混じって乗る方が何となく楽しいじゃん。

というわけで、ワシントンの空港移動も最も安い「地下鉄+バス」を行きも帰りも使った。
ホテル最寄り駅から2つ目のRosslynっていう駅まで地下鉄で行ってバスに乗り換え。
そこから空港まで40分くらい乗ってバス代は3ドル10セントだから、これは安い。

土曜は1時間に1本しか空港行きバスがないんだけど、7時43分発ってのがあるから
それに乗れば8時半頃、離陸2時間半前に空港に着く。アメリカの厳しいセキュリティで
時間を食うことを考えてもこれなら十分だろ。これで行くことにした。

Rosslyn駅から重い荷物をゴロゴロ転がしてバス停へ。とにかく外は寒い。
大荷物を持った人がすでに何人か待ってるから間違いないだろうとは思ったけど
念のため、そこにいたカップルに確認することにした。
あまりの寒さに、彼氏の方は犯罪者のごとく毛糸の目だし帽をかぶってるよ(笑)。
「ダレス エアポート?」
「あー、僕たちも初めてなんだけど、でもWe think so」 と笑いながら教えてくれた。


震えながらバスを待つ間、そのカップルが何かしゃべってる。
「JR East とJR West は別の会社なんだよ」とか彼氏の方が言ってるから
あれー?ひょっとして…とちょっと思った。

f0189467_1395231.jpg

ダイダイ色の朝日を横から浴びながらバスでワシントンDCダレス空港へ。
入り口ワキの灰皿で1本タバコ吸ってから中に入って全日空のカウンターを探す。
土曜の朝だからか、空港は閑散として空いてたね。

 
f0189467_2033100.jpg

ANAのカウンターに並んだら、イ課長の前にさっきのバス停カップルが。やっぱそうか。
「ハロー」
「オゥ、アナタたちも日本に行くのであるか?」
「そう、僕たちレイルパスを持ってて、あちこち回るのさ」
「何日くらい日本に滞在するのであるか?」
「10日間」
「日本も寒いけど、DCに比べりゃはるかに暖かいと私は考える」
「あはは、それはすごく嬉しいワ」 とか何とか、並んでる間にちょっと立ち話。
同じバス停から乗って同じヒコーキで日本に帰る(彼らは行く)わけだ。

ヒコーキでは席が離れてたけど、たぶん成田のバゲッジクレームで会うだろうから
東京への移動とか、わからないことがあったら教えてあげよう。
DCじゃ彼らに教えてもらったんだから、日本に着いたら恩返ししようではないか。

13時間のフライトでクタクタになって、成田のバゲッジクレームで待ってたら
案の定、彼らがいたからイ課長の方から近づいてって挨拶した。
「アナタたちは今日は東京のホテルに泊まりマスか?」
「ノー、私たちはワキに行く」
「ワキ?」  「イエス、ワキ」  「…わき??」    ワキってどこだ?

行き先を書いたものを見せてくれた。
Fukushima-ken Iwaki-si… えええ?これから福島のいわき市まで行くの?
成田からいわきまでの行き方なんて、イ課長だってトッサには出てこないよ。

「そうすると、アナタたちはさらに数時間電車に乗ることになるであろう」
「イエス」 たぶん、いわき市に友達でもいるんだろうな。

「Have a nice trip」
「Thank you」
二人と握手して成田で別れた。

イ課長はこれで、少なくとも今年はもう海外に行くことは絶対にない。
入れ違いに、彼らは今頃いわき市かどこかでジャパン旅行を楽しんでるわけだ。

ぜひ楽しんで、そして無事に帰ってもらいたいもんだ。
 
[PR]

by tohoiwanya | 2008-11-25 01:59 | 2008.11 ワシントン出張 | Comments(0)