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2017年 08月 31日

ミャンマー旅行超定番ネタ

前回記事で「田中さんがミャンマー行ったら・・」というのはミャンマー旅行の
定番ネタと書いた。実はもう一つ超定番ネタがあるから今日はそれを書こう。

ミャンマーを旅行したら目につくのはタナカを塗った女コドモとロンジー。
旅行者としてはやっぱりそういうものが珍しくて写真に撮り、帰国後にネタにするわけだが
ミャンマーに行った日本人が帰国後に必ずネタにするテーマがもう一つある。
それは町中を走る日本製中古車だ。
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ミャンマーの人、中古車の車体に書かれた日本語を消さないんだよ。そのまま残す。だもんで
ナントカ株式会社とか、カントカ産業なんて書かれた車がミャンマーを走り回ることになる。
ミャンマーで日本語が書かれた車体を見かければ、いくら中古とわかってても日本人としちゃ
そのミスマッチぶりがオカシいんだよね。
 
群馬県で使われてた車がいまミャンマーを走ってるのかぁ・・と思うと感慨もひとしおだ。
あまりに赤裸々に住所が載ってるから一部イ課長サイドで伏せ字にしました。
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ミャンマーにおける日本製品ニーズは大変強く、日本製中古車の人気も高い。
読んだ話だと、日本製中古車に乗ってる人はそれを“誇示”するために、車体に日本語が
書いてあると消すどころかワザと残すらしいんだな。ほら日本語だぞ、だからこれは
日本製の中古車なんだぜ、いいだろう、というわけだ。
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同種のネタは海外では時々聞くよね。
現地のすごい田舎でマイクロバスに乗ろうとしたら車体に「ひばり幼稚園」とか何とか
書かれててギョッとしたとかね。ある意味開発途上国定番ネタといえるのかもしれない。
でもミャンマーはとにかくその度合いが甚だしすぎ。青森山田高校ってアータ・・・。
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こういう日本語バッチリの日本製中古車がミャンマーで特によく目につくのは、やっぱ
お国柄なんだろう。実はミャンマーってアジアの中でも特に親日的な国として知られてて、
そんなことも影響してる可能性がある。

ピックアップトラックの“車掌”の写真を撮ろうと思ってひょいとシャッターを押し、
あとで確認したらこんなのが写り込んでる。練馬区の清掃車までリユースされてんのかよ。
第二の職場がミャンマーなんて、すごくナイスな清掃車人生だと思うなぁイ課長は。
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これなんてさぁ、意味わかってんのかな?当然わかってないんだよなぁ?
いくら何でも・・という気もするが、まぁ誰もわかんないんだからいいか(笑)。
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日本製中古車が非常に多いということに関して、もう一つ言うことがある。
日本の中古車であれば右ハンドルだ。日本は左側通行だから当然そういうことになる。

しかしミャンマーって道路は右側通行なんだよ。
右ハンドルの車で右側通行って何かと不便だ。特に対向車線にハミ出して前の車を
追い抜きたい時、右ハンドルの車は相当大きく左にハミ出して前方確認することになる。
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すいた道路ならいい。しかしけっこう対向車の多い道路で、右ハンドルのタクシーに乗って
コレをやられると若干コワい(笑)。なんとなく落ち着かなくて後部座席でゴソゴソ動いて
シートの右側、つまり運転手の真後ろになるように移動したイ課長なのでした。
ま、現地のドライバーにすりゃ右側通行で右ハンドルくらい、全然フツーなんだけどね。

 

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by tohoiwanya | 2017-08-31 00:02 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(2)
2017年 02月 20日

ロンドンでニンジャさせられる夫婦

ロイヤルフェスティバルホールに関連してもう一つ書き残しておきたいことがある。
極めてバカバカしい内容の記事であることは初めにお断わりしておく(笑)。

このホールでベートーヴェンを聞いたのは前回書いたように2016年6月23日木曜日。
例の国民投票のあったこの日、ロンドンは朝から雨だった。

ベイズウォーターの地下鉄が2路線とも停まってて、雨の中クィーンズ・ゲート駅まで歩いたりして
あまり素敵じゃない一日の幕開けだ。この「雨だった」ということが重要な伏線。
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幸い、バスツアーでストーンヘンジを見に行く頃には雨もあがった。しかしその間ロンドンじゃ
けっこう雨が降り続いてたのかもしれない。しかしいずれにしてもイ課長たちがロンドンに
戻った頃には雨はあがってたんだよ。

いったんホテルに戻って一休み、夕方再び地下鉄に乗ってロイヤル・フェスティバルホールに
向かったわけだ。地下鉄を降りたのはおなじみウォータールー駅。
 
この写真を見るとわかるように、ウォータールー駅からロイヤル・フェスティバルホールまでは
線路の下をもぐったり広い道路を渡ったりしなきゃいけないようで、わかりやすくはない。
でも距離的には近いから問題あるまい。
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地下鉄を降りて地上に出て、方向的にはコッチだという方向に歩き始めた。
で、上の写真だと線路の下か、どこかの高架道路の下か、とにかく地下道みたいな
場所を歩いて明るい向こう側に出た。もうホールは近いはずだ。

だが、そこでイ課長とトホ妻は立ちすくんだ。
低い所に雨水がたまってて、まるで池だ。どうやって向こう側に行けというのか。
下の写真は実はこの池を“越えたあと”に撮った写真なので、実際には我々はこの巨大水たまりの
向こう側で途方に暮れたんだと思ってほしい。何なんだこれわーーー!!拙劣な設計のせいで
あたりの雨水が全部ここに貯まってるんだよな。雨のたびに毎回こうなってるんだと思われる。
何でこんなひでぇ冠水する地下道作るかなぁーイギリスじん!!
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別に大してオシャレしてたわけじゃないけど、下半身ビショ濡れで音楽会行くのはイヤだ。
しょうがないからバックして他の道を探すか?めんどくせぇなぁ・・・そう思ってたら、
イギリス人兄ちゃんがイ課長たちと同じように地下道から歩いてきて、同じように池に直面し、
同じように立ちすくんだ。

すると彼はどうしたか?一瞬迷った彼は意を決したように金網に取りついた。
上の写真だと左側に見える金網だ。これにつかまってブロック塀伝いにカニ歩きして
池を越えようということらしい。

すると、あろうことかトホ妻も「よし」と言い残し、先行するお兄ちゃんを追うように
金網にしがみつくではないか。オレたちも金網カニ歩きやるのぉ?!

ロンドンの地下道設計技術にも呆れるが、トホ妻にもちょっと呆れる(笑)。
普通なら亭主が「よし金網につかまって行くべ」って提案してもオクサンが「えー?やだー」って
言うケースが多いのでは?それを自分から率先して行くとは。イ課長のようなバカ男の妻を
25年間務めた稀有な女ならではと言うべきか。

しょうがない。オレも行こう。だがその前にこの記念?すべき現場写真を撮っておかねば、と
考える程度にはイ課長は冷静だった(笑)。先で金網カニ歩きしてるのが例の地元兄ちゃんね。
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この“金網忍者方式”はそれほど体力も技術も必要としないから、いいアイディアであるのは
間違いない。イ課長もカニ歩きでほどなく向こう側に渡ることが出来た。

しかし地元民の誰もがこの方法をとるのかというと、違うんだねぇ。
イ課長が金網忍者してるころ、反対から来た作業着っぽいもの着たオッサンはヤケクソのように
水たまりにバシャバシャ入って行った。ズボンも靴も靴下も全てズブ濡れになったのは間違いない。
しかし「金網忍者・カニ歩きの術」より濡れる方を選択したわけだ、彼は。

こうして無事水たまりを越えたトホ妻&イ課長は、たった今自分たちが征服?した
巨大水たまりの記念写真(上の写真ネ)を撮り、勝利の達成感に浸りながら(笑)、
ロイヤル・フェスティバルホールに向かったというわけ。地面がけっこう濡れてるから
この辺はついさっきまで雨降ってたのかも。
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しかしこの時雨がやんでたのはこの上ない幸運だった。
もし降ってる最中だったら、片手で傘を持ったまま金網忍者なんて不可能だから、
バックして別のルートを捜すか、濡れて行くしかなかった。まったく冗談じゃねぇぜ。

ロンドンで雨が降った日にロイヤル・フェスティバルホールに行く時はですね、
テムズ川対岸のチャリング・クロス駅で降り、橋を渡るルートをお勧めしたい。
ウォータール駅から歩こうとすると、巨大池があなたを待っている可能性が高い。
ロンドン行ってニンジャなんてやりたくないでしょう?(笑)


 

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by tohoiwanya | 2017-02-20 00:29 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(2)
2016年 10月 23日

ロンドン地下鉄からの物体X

せっかくだからロンドン地下鉄ネタを続けよう。
前回記事じゃロンドン地下鉄のことをアバズレと書いたけど、本日の記事を読めば
「それでも乗りたいロンドン地下鉄」と思っていただけるかもしれない(笑)。ただし本日の記事は
数あるロンドン旅行ネタの中でも特にバカバカしい話だということをご了承いただきたい。

標題に「ロンドン地下鉄からの物体X」って書いたけど、イ課長が経験した範囲では物体Xが
出現するのはセントラル線のみ。ベイカールー線やディストリクト線等々、他の路線には
出現しないはずなのである。

なぜセントラル線だけ物体Xが出現するかというと、理由はイチにもニにも車両の窓構造にある。
たぶんロンドン地下鉄で一番多い車体は下の写真のタイプのはずで、天井がカマボコドーム状に
湾曲してるけど、窓ガラスは垂直平面というもの。カマボコ天井ドームがけっこう低いという
特徴を除けば、日本の地下鉄と劇的な違いはない。
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ところが(イ課長が乗った範囲では)セントラル線だけは窓ガラスそのものも湾曲して
上の方まで続いてるんだよ。つまり他の路線と違ってセントラル線では窓一枚の面積が大きく、
それが曲がった形で天井ドームの一部を構成している。この「窓が曲がってる」ということが重要なのだ。

ご存知のように地下鉄走行中、トンネル内は暗いから窓ガラスには明るい車内の様子が映る。
これが平らな窓ガラスなら問題ないんだけど、ぐぃーんと湾曲したガラスに物体が映ると、
原理的には凹面鏡にモノを映すのと同じことでヘンな映り方をする。どうなるかって?

こういう感じになるのだ。
立った状態で窓を見ると、自分の足のヒザのあたりでつながった、もう一本のサカサマ足がある。
足と足がつながった足。いくら凹面鏡のせいとわかっててもその異様な光景に目が釘付けだ。
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セントラル線では立った状態でガラスに映る自分の顔を見ることは難しい。
特にイ課長みたいに背が大きくて視線が上の方にある人間だと、角度的にどうしても「足しか見えない」
ということになる。周囲の人も足しか映らないから、結果的に「足だけが林立する地下鉄」という
異様な光景が窓ガラスに現出する。
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座席後ろの窓の場合、さらに異様だ。座ってる人はみんな頭部がびよーーーーんとつながった状態で
逆さまにもう一人同じ人が乗っかってるわけだからね。この現象に気付いてからというもの、もう
セントラル線に乗るたびにこの「びよーーーん」が気になって気になって・・・(笑)。
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何度かセントラル線に乗り、この「物体X」にすっかり魅了?されたある日、たまたま我々は
空いた車両に座る機会があった。前には誰もいないから向こうのガラスに自分の顔が映る。セントラル線で
初めて窓に映る自分の顔を見たことになる。しかしそれもまた凹面鏡の原理からは逃れられないわけで・・・
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オデコでつながる謎の物体X。出来の悪いヒョウタンみたいではないか。
セントラル線に乗れば誰でもこうやって「自分の物体X」を撮ることができるはずだけど、
こんな落花生みたいな物体Xを出現させられるのは、例によって散髪直後で坊主刈りに近かった
イ課長じゃなきゃムリだぜ、はっはっは(⇦バカ)。

英国人はこれ見て違和感ないのかね?まぁすっかり慣れちゃったってことなんだろうけどさ。
しかし物体Xをここまで面白がって写真撮るガイジンもあまりいないだろうなぁ。
 
こういう湾曲した窓ガラスを持った車両がロンドン地下鉄でどの程度使われてるのかわからない。
しかしセントラル線なら確実にある。ロンドンでセントラル線(路線図では赤)に乗る機会があったら、
ぜひアナタも「自分自身の物体X」の写真を撮って楽しんで頂きたいと思うのである(笑)。


 
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by tohoiwanya | 2016-10-23 00:11 | 2016.06 英国銀婚旅行 | Comments(2)
2014年 05月 06日

ワット・トライミットの仏さま

先日、こんなネットニュースを見た。
タイから届いたのどかなニュースって感じなんだけど、これを読んで、イ課長は昨年末バンコク旅行で見た
ある仏さまのことを卒然と思い出し、思い出したら書きたくなった。

ご存知のようにタイって仏教国だし、バンコクには立派なワット(寺院)がたくさんある。
バンコク旅行すれば、大抵の人はまずワット・プラケオとか、ワット・ポーとか、絢爛豪華な寺院観光を
楽しむはずだ。いわばこれはバンコク観光の王道。

ところがイ課長はバンコクに2度行ってたけど寺院見学なんてしたことないんだよ。
最初は出張だったし、2度めは3泊という短期滞在で寺院よりもバンコク周辺地域の観光に忙しかった。
それにタイの寺院に特有の、赤やら金やらを多用したドハデな意匠にやや「食わず嫌い」という
ブブンがあったことも否定できない。

とはいえ昨年末の旅行で3度目のバンコクだ。さすがにちったぁ見ておくべきじゃないか?
というわけでイ課長もついにバンコク観光の王道、ワット観光を敢行しようって了見になったわけだ。

とはいえ、どこに行こうか?ガイドブックにはバンコク市内のいろんなお寺の案内が書かれている。
ホテルでそれを読んでるうちに、このワット・トライミットに行ってみようという気になった。
このお寺のご本尊にまつわるエピソードっていうのがやけに面白かったからだ。
そのエピソードを皆様にもご紹介してしんぜよう。

時は1953年。だからそうバカ昔の話じゃない。
バンコク市内のある廃寺を取り壊すことになって、安置されてた仏さまを移動しなきゃいけなくなった。
この仏さまっていうのがまた超ブサイクなお顔で、どのくらいブサイクだったかというと・・・
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まぁ・・・確かにやけにダンゴ鼻で、タラコ唇で、イケメンとは言い難い。
特に左のホッペタのオデキ?はいただけませんな。右のホッペにもキズらしきものがあるよね。
こんなブサイクな仏さまだから誰も欲しがらないけど、とにかく移動だけはしないといかん。

そこでクレーンで持ち上げようとした。ところがこれが異常に重いんだワ。
どうがんばっても持ち上がらず、逆にクレーンの方がブッ壊れちまうという始末。

折からひどい嵐で風雨も強まってきた。クレーンが壊れた上にこの天気じゃっていうんで、作業は中断。
クソ重くてブサイクな仏さまは風雨の中に置きっぱなしにされちまったというわけだ。
その辺の経緯が再現フィルムみたいなもので展示上映されてるってところがおかしい。
(画面ではこの後雨がふってきて、みんなが右往左往して逃げ惑うわけだ)
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さて翌朝。
雨もやんで、作業員が仏さまのところに行ってみると、昨日のひどい風雨で大仏の表面が一部壊れてる。
驚いたのは、その壊れたところから金色に輝くモノがのぞいていたことだ。まさかと思いつつ、大仏表面の
漆喰を取り除いてみたら、そこに現れたのはなぁーーーんと!
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まさに目もくらむばかりの黄金の仏さま。
あのブサイクな仏の中に、こんなスーパーウルトラありがたい黄金の仏さまが隠れておったとは!!

というわけで、かつてダサいブサイク仏だったものがアッという間にタイ中の信仰を集めるようになり、
今じゃワット・トライミットの黄金仏といやぁタイ人も外人観光客もワンサと集まる観光スポットだ。
お寺自体もこんな具合に立派な寺院が建てられ、黄金仏がありがたく安置されている。
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実はこのあとイ課長は船に乗って有名なワット・ポーなんかも見学したんだけど、ハッキリ言って
「黄金の仏様」っていうだけであれば、ワット・ポーにもごろごろいる。Goldっていうだけなら
有り難みも限定されるけど、ここの場合はやっぱり偶然発見された経緯の面白さが付加価値になってるよな。

まぁお顔にしても最初の漆喰製のアレに比べれば、鼻筋もスッと高くて、見違えるようなイケメンだ。
もっとも、日本の仏様を見慣れた目にはちょいとばかり軽薄っぽい顔に見えなくもないが(笑)。
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ところで、この黄金仏をあんなブサイクな漆喰製の顔にして隠していた理由は何なのか?
これ、作られたのは700〜800年くらい前らしくて、当時は隣国ビルマが時々タイに攻め込んでは
略奪の限りを尽くしていたから、それをのがれるためのカモフラージュでブサイクにしていたらしい。

純度60%の金で、その重量5.5トン、時価にして120億円の価値があるといわれているありがたい黄金仏。
天が導いたとしかいいようがない発見の経緯といい、その高価さといい、霊験あらたかなことは間違いない。
アナタもバンコクに行ったら、ワット・トライミットの有り難い黄金仏を拝んで旅の無事を祈りましょう。




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by tohoiwanya | 2014-05-06 00:00 | 2013.12 バンコク旅行 | Comments(6)
2014年 02月 19日

ベトジェット・エアに乗る

前回に引き続き、こんどはベトナムの国内航空のことを書きたくなった。
もうとにかくこのベトジェットってのが面白くてさぁ。イ課長が乗った海外のローカル航空会社の中じゃ
群を抜くワケわからなさ加減(笑)。いずれ絶対書こうと思ってたネタなのだ。

昨年のベトナム旅行では、イ課長はサイゴン→ダナン、ダナン→ハノイと2度、国内航空を利用した。
調べてみると、この路線に就航しているエアラインはフラッグキャリアのベトナム航空以外に2社。
名前からしてベトナム系とおぼしきVietjetと、オーストラリア系のJet Starだ。
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Vietjet・ベトジェットなんてもちろん初めて聞く名前。ベトナムの格安航空会社なんだろうな。
ネット予約もできるみたいだし、時間的にもちょうどいい便があったからベトジェットを予約してみた。
料金的にはベトナム航空より安くて、4000円くらいじゃなかったかなぁ?(よく覚えてない、スマヌ)
サイゴンを11:10発、昼すぎにダナン着の便にした(飛行時間は1h15m)。
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ベトジェットに乗るに際して、まず「なんだこりゃ?」と思ったのは、子供連れ乗客の異常な多さだ。
これがベトナム国内便共通の傾向なのか、ベトジェットが「子供割引」みたいな料金設定をしてるせいで
特に子供連れ・赤ん坊連れの乗客が集中するのかは不明だけど、とにかく多い。

しかも機内の座席指定が意味をなさないという恐ろしさ。
サイゴン→ダナンでイ課長は窓側を取ったんだけど、行ってみたらすでに親子連れがデンと座ってる。
「コドモ連れなんだから窓側座るのは当然よね」って感じで、その表情には何の罪悪感もみられない(笑)。
わかったわかった。こっちも大人だ。窓側の席はお子ちゃまに譲ってあげるよ。

機内はこんな感じ。ほら、この写真でも赤ん坊が右端に写ってるでしょ?
そりゃどんな飛行機でも子供や赤ん坊が乗ることはあるけど、こんなに多いと異様だよ。
ひょっとするとベトジェットは「●才以下は無料」とかってことにしてるのかなぁ?
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さて、こうやって、お母さんのヒザの上に乗った赤ん坊が、飛行機の座席に座ったらナニをすると思う?
もうね、必ずといっていいほど、前座席の後ろのラックに入った安全設備ご案内シート、あれに手を伸ばし、
角の部分をカミカミしはじめるんだよ(笑)。非常口の位置とか描かれた例のアレだ。アレが赤ん坊に
カミカミされるという、恐ろしい光景が機内のあちこちで展開する。

その証拠にホラ、イ課長の前にあった安全設備案内のシートの角のトコもこのアリサマ。
これまで何人ものベトナムの赤ん坊によってたっぷりカミカミされ続けてきたのは間違いない。
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このベトジェット。前シートの背中にモニターはない。
だから機内安全設備を説明するときは乗務員自身が通路に立ち、手にとって乗客に説明する。
小さい飛行機とか、短距離便なんかじゃよくあるやつだよね。
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ところがだよ。その説明が始まるちょっと前あたりから、機内のエアコンの吹き出し口からナニやら
白いケムリが噴き出してくるではないか。こここ、コレは何だ?!エアコンの故障か?

この白いケムリ。臭いはないから、おそらく人体に有毒なものではないと思う(そりゃそうだろ)。
加湿のための水蒸気か?いやしかし水蒸気よりはケムリっぽいから、もしかするとドライアイスのケムリ?
しかし一体全体、離陸前の飛行機の機内でドライアイスのスモークを吹き出させるどんな理由があるのだ?
なおもドンドン噴出してくるから、機内の白煙濃度もドンドン濃くなっていく。

今や前方でやってる安全設備の説明も白煙でカスんでいるではないか。ヲイ、どうなってんだよ??
ひょっとして、これは女性乗務員による「安全設備説明ショー」を盛り上げる演出のためのスモークか?
そんなバカな!そもそもケムリで乗務員よく見えないから、盛り上げるもヘチマもないじゃん(笑)。
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客室内を白煙でケムらせ、イ課長の巨大なハテナマークを乗せたまま、飛行機は滑走路に向かっていく。
このケムリ、離陸の頃には消えてて、飛行中も出てこなかったけど、エアコンはずっと動いてたはずだよな?
意図的に噴出させたのか?やっぱ演出効果?ウソでぇ。あんまりイ課長を面白がらせるなよ、ベトジェット。

この翌日、こんどはダナンからハノイまで同じベトジェットに乗った。すでにイ課長はベトジェットに乗ることが
ちょっと楽しみになっていた(笑)。「座席指定は子供連れの前では意味をなさない」という無法ルールを
すでに体得してたから、早めに並んで予約通り窓側を確保した(写真撮りたかったんだもん)。
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ところで女性客室乗務員の、この赤い制服。ベトジェットのご自慢の一つのようだけど、イ課長はむしろ
彼女たちの足元、つまり靴に注意をひかれた。

日系エアライン女性乗務員はおそらく「靴はこの程度のヒール、それより高くても低くてもダメ」って決まりが
あるはずで、こんなペタンコ靴やカカトの見える靴履いてるの、見たことない。でも歩き回ったりしゃがんだり
することが多い女性CAにはこういう靴の方が歩きやすいはずだ。看護婦さんの靴もカカトが出てるよね。
こういうところ、機能性・合理性を追求するベトジェットの姿勢が感じられる。
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機内サービスは例によってソフトドリンク程度。何か食いたきゃ金だして注文するスタイル。
ダナン→ハノイ間もサイゴン→ダナン間と同じく、所要時間は1h15mのショート・フライトなんだけど、
ベトナム人、けっこうあれこれ注文して飲み食いしてたね。フォーが1杯30000ドン(約150円)ってことは、
街中の屋台で食うより少し高いのかな。まぁそれでも日本人から見りゃ驚くほど安いが。
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ところでだ。例ナゾの白煙、サイゴン→ダナンで乗った時は目的地に着いたらまた噴き出したんだよ。
下の写真だとわかりづらいけど、荷物を入れる頭上の棚のそのまた上、間接照明が光ってるあたりから
モウモウと白煙が噴き出してる。何なんだいコレ?!こんどは無事到着を祝うスモークショー?(笑)
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とにかくベトジェトに乗ってると「なんだこりゃ?」の連続で退屈しないんだよ。面白すぎる。
ベトジェットって、実は以前に機内で水着ファッションショー(!)を開催し、当局から罰金をくらったんだけど、
それにも懲りずまた開催したという素晴らしすぎる犯行歴?を持つ航空会社なんだよね。
こんな航空会社ならスモークショーくらいやりかねないって気もしてくるんだよなーー。

いやまったく、こんなにネタ満載の航空会社は初めてだよベトジェット。
今度もしベトナムに行く機会があったら、ぜひまた乗ってみたいよ。すっかり気に入ったぞベトジェット。
次に乗る時はスモークショーじゃなく、ぜひ水着ショーの方を見せてほしいなぁ、ベトジェット。
 

 

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by tohoiwanya | 2014-02-19 10:06 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(10)
2013年 12月 24日

ヘルシンキ中央駅というところ

さて、ヘルシンキの話に戻ろう。

前にも書いたようにヘルシンキには「ぜひアレを見たいから来た」のではなく、成り行き上たまたま
来たという方が近い。ポーランドじゃ「これ見逃したら来た甲斐がない」っていうプレッシャーみたいなものが
あったけど、ヘルシンキではやけに気楽。「さてドコを見ようかな」という状態だったわけだ。

その中で「ここはちょっと見たいな」と思ってたのは、なんのことはない、ヘルシンキ中央駅だ。
ホテルからすぐ近くで、昨日も通った。観光というほどの物件でもない。でもじっくり見たかったんだよ。

2007年にプラハに出張して以来、イ課長は西洋建築について少〜しばかり勉強して、本も読んだ。
そのとき、たまたまあるアール・ヌーボー建築の本でヘルシンキ中央駅をモノクロ写真で紹介してて、
こりゃちょっと面白い建物だなーーと印象に残ってたんだよ。
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重厚な作りだけど、デザイン性も感じられる。ヘルシンキの近代建築として重要な建物らしい。
イ課長はアール・ヌーボー建築の本でこの駅のことを初めて知ったわけだけど、時計台のあたりなんかは
むしろアール・デコっぽい意匠も感じられる。

本の小さなモノクロ写真を見た時から「この建物、ちょっと見てみたいよなぁ。でもヘルシンキなんてトコに
行くこと、まずないよなぁ」なんて思ってただけに、実際に見られて嬉しかったよ。

この駅を見れば、誰だって正面でガラス球を持ってる4人のおっちゃんが印象に残るはずだ。
ルネサンス風のリアルな人体彫刻とは違って上半身が人体、下半身が直線的な柱になってる。
パリ・リヨン駅みたいな天使やら女神やらは一人もいない。この4人だけ。男性的で、硬直的だ。
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写真ではすごい巨人像を想像したんだけど、身長は建物2階分くらいかな。想像よりは小柄?だった。
どんな角度から日が射しても眼のクボミが暗い影になるから、いかめしい顔がさらにいかめしく見える。
ヘルシンキ中央駅・・というより、ヘルシンキの街を象徴するおっちゃんたちと言えるんじゃないか?
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ちなみに中央駅の中はこんな感じ。重厚な正面ファサードとは対照的に、屋根からの光が射し込んで
明るくて、軽やかな感じだ。この日はとにかく天気がメチャ良くて、北欧効果に圧倒されたんだよねぇ。
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駅構内には飲食店もいろいろあって、到着した夜の晩飯もこの駅構内で食った。
こんな風にテイクアウトの寿司屋もある(ヘルシンキで寿司屋を見たのはこの時だけではなかったが)。
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しかしまぁヘルシンキ中央駅といえばやっぱこの「ヘルシンキ4ブラザース(イ課長命名)」だよな。
この駅について調べるためにWikipediaを見てたら、この4ブラザース、フィンランド国鉄の
テレビCMにも使われるくらい有名で、この4人を題材にしたラップ音楽まであるらしい。
フィンランドじゃちょっとしたスター彫像なのだ。日本で言えば上野の西郷サンみたいなもんか。
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実はイ課長もこのヘルシンキ4ブラザースのちょっとしたネタ写真をゲットしたんだよ。
おそらくフォンランド国鉄の夏の旅行キャンペーンか何かのポスターだと思うんだけど、そこにも
この4人が起用されててさぁ・・・

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だはははは。いやもうこれ見たときは笑っちゃったよ。
駅の正面じゃずいぶんいかめしいツラして立ってるけど、実は意外にひょうきんな連中じゃねぇか。
急にこいつらに親近感が湧いてきたよ(笑)。

世界的に有名では全然ないけど、フィンランドじゃ誰もが知ってるヘルシンキ4ブラザース。
もし今度ヘルシンキに行く機会があったら(あまりないだろうが)、やっぱりイ課長としては
まずこの4人に挨拶して、ヘルシンキに来たことを再確認すると思うよ。


  

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by tohoiwanya | 2013-12-24 00:20 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(4)
2013年 11月 08日

空港ピックアップあれこれ

前回、「次回はウォヴィッチ美女図鑑だぜ」なんて大見得切ったんだけど、
ウォヴィッチネタばかり連続するのもナンなので、今日は例によって他のネタをはさもう。
(美女図鑑はちゃんとやります、ハイ)

ヘンなネタだなぁと我ながら思うけど、今日は空港ピックアップについて書く。

イ課長は空港ピックアップ(ホテル等に空港送迎を頼むことね)って、ほとんど使ったことがない。
少なくとも去年のインド出張まではそうだった。欧米の空港なら市街までの公共交通機関が
整ってるから、タクシーすらメッタに使わない。ほとんど電車かバス。ホテルの空港送迎なんて
高いんだろうし、使いたいと思ったことすらない。ご存知のようにイ課長は貧乏性なのである。

「Mr.Taro Yamada」てな感じで、出迎えるべき搭乗者名の紙を持った出迎えの現地人。
どの空港でも見かける光景だけど、イ課長にとっちゃ常に自分とはカンケーない風景だった。

しかしアジアだとちょっと事情が変わる。
上で空港ピックアップを「ほとんど使ったことがない」って書いたけど、唯一の例外がジャカルタで、
泊まりが日系ホテルだったせいか、JAL便到着に合わせてホテルの車が(頼みもしないのに)来てくれた。

とにかくアジアの場合、空港からの移動手段が車しかないってケースがけっこう多い。従ってタクシーか、
ホテル送迎か、どちらかを選ぶしかないけど、アジアのタクシーって国によっちゃ怪しいからねぇ・・・

従って、去年のインド出張ではデリー、ムンバイともにホテルの空港ピックアップを頼んだのである。
デリーの空港はそれでも一応メトロが市街中心部まで通ってるし、自力でも何とか行けたとは思うんだけど、
何せホレ、会社の規程上、インドは出張するのにも事前許可が必要な「ちょいアブナ地域」。
インド初心者のイ課長としてはリスクは避けなければならない。

到着便名を事前に連絡しておいたから、ヒルトンの制服に身を包んだおっちゃんがイ課長の名前を印刷した
紙を持って迎えに来てくれた。うーむ・・・なんてラクなんだ。重い荷物を抱えて地下鉄やバスを探しまわる
いつもの貧乏ツーリストから、急に政府の要人にでも出世した気分だぜ。うむうむ、出迎えご苦労である。
(下の写真はデリーのヒルトンの出迎えおっちゃん)
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空港ビルの外に出て車まで歩くだけで、インドの暑気がムワッとイ課長の全身にまとわりつく。
ひゃー、やっぱインドはあちぃ・・と思ってると、車に着くやいなや、彼はイ課長に冷えた水をくれる。
さすがヒルトン、至れり尽くせりのサービスであるのう。うむ、苦しゅうないぞ。
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てな具合に、インドじゃ空港~ホテル間の移動はほとんどオトノサマ状態。
ムンバイでもイ課長一人のために大きな車で迎えに来て、水もくれた。ムンバイは空港が遠いから
空港ピックアップに頼る旅行者は多いだろう(下の写真はムンバイに到着して空港を出たところ)。
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西南アジアのインドがそんな感じだったのに対し、東南アジアはどうか?

今年6月、ベトナムとタイに行ったときはベトナムで2度、ホテルに空港送迎を頼んだ。
その2度ってホイアンとハノイで、どっちも空港から市街が遠くて、車以外に交通手段はほぼない。
ホテルの側も商売上手で、ちょうどタクシー代と同じレベルの送迎代を設定してるから、それなら
タクシーよりホテルのピックアップサービスを頼もうか、という気になりやすい。

インドの空港ピックアップがホテルの制服を着たおっちゃんで、それなりにキチンとしてたのに対し、
ベトナムはユルかった。家族経営ホテルのセガレっぽいのが私服で迎えに来たって感じだったね。
ホイアンじゃイ課長をダナン空港まで送るドライバーが、勝手に自分の息子を同乗させたり・・(笑)。
実にのどかな空港送迎ぶりで、こういうところにもお国柄が出るのかもしれない。
(下の写真はダナン空港からホイアンに行く途中の景色)
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さて、そのダナン空港に降り立った時だ。
到着ロビーに出ると、例によって待ち人の名前が書かれた紙を持ったたくさんの出迎えマンたちがいる。
イ課長は自分の名前が書かれたプレートを探すわけだが・・あ、これか?・・・いやでもコレは・・

ホテル名は間違いなくイ課長の予約先。しかしイ課長の名前のスペルが見事に間違ってる(笑)。
イ課長を迎えに来た人だってことはすぐわかったし、問題なくホテルまで送ってくれたからいいんだけど、
その車の中で、イ課長はさっきのスペル間違いのことをずっと考え続けた。

間違ってたスペルは2文字。2文字ならそれほど致命的間違いじゃないって思うかもしれないけど、
あの間違ったスペルのままムリヤリ読もうとすると、日本人にはあり得ない、異様な名前になる。
そのオカシさのあまり、つい車の中で笑いたくなって、同時にあの紙を記念に残しておきたくなった。
日本に戻ったらこの話をブログに載せよう。そのためにあのスペル間違いを写真に撮っておこう。

ホテルに着いて車から荷物をおろす時、ドライバーに聞いた。「私の名前が書かれた紙、まだ持ってる?」
彼は怪訝な顔をして、ポケットに折りたたんでしまっていた紙を取り出したから、「それを私に下さい」と
頼んで、もらってきた。その紙というのはこれだ。
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アナタならどう読む?これ。
イ課長が強いて読むとすれば「トシヴドゥキ」だろう。他に読みようがない。

トシヴドゥキ!・・・何とインパクトのある名前だ。ニゴリの多い、重々しい音感が素晴らしいぞトシヴドゥキ
やはり強いて当てはめるとすれば、ロシア人の名前を思わせるところがありそうだよなトシヴドゥキ
あのドライバーは「ミスター・トシヴドゥキ」をナニ人だと思って待ってたのか?ぜひ聞きたいところだ。

アンホイホテルの部屋に入ると、さっきドライバーからもらったシワシワの紙を伸ばしてベッドに置き、
イソイソと上の写真を撮った。世界遺産の町・ホイアンに到着したイ課長が最初にしたことっていうのが
トシヴドゥキの写真を撮ることだったっつうんだから、バカはベトナムに行ってもバカなのである。

あーそれにしてもこの名前、どこかで使いたいなぁトシヴドゥキ。すっかり気に入ったよ。
イ課長ブログじゃなく、トシヴドゥキブログに改名しようか・・・一体ナニ人のブログだ?(笑)

 

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by tohoiwanya | 2013-11-08 00:10 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(10)
2013年 09月 16日

愚かなるイ課長のドジ【散歩編】

日本はのどかな3連休、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
イ課長はなんとなく雨のクラクフの話に戻ろうって気になれないので(笑)、今日も別の話。
呆れるほどくだらない話をしよう。今年の2月の欧州出張、ブリュッセルでの話だ。

考えてみたら、このドジシリーズの「チップ編」はブリュッセルだった。
切符編」もブリュッセルに帰る時の電車での話。そして今回もまたブリュッセル・・・。
ブリュッセルって街はイ課長のドジを誘発する街なのか?

話は実にくだらないんだよ。
イ課長がブリュッセルの街を一人でブラブラ散歩してた、と、そう思いねぇ(急に落語口調)。

もちろん地図なんて持たない。
イ課長だってこう見えてブリュッセルに来たのはもう5回めだぜ?
グラン・プラスを中心とした一帯だったら、少しは土地勘があるんだよ。
というわけで、ブルズ、すなわち証券取引所前の駅のあたりからブラブラ歩き始めた。
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こっちの方は歩いたことないけど、下の図を見るとわかるように(わざわざ描いたんだからバカだねー)
適当な曲がり角で左折、左折と歩いていけば、不可避的にいずれ大通りに戻ってくるわけだから
迷子になる心配など全くせずに気楽に歩き始めた。
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散歩中は予定通り、途中で何度か左折した。ブリュッセルの街は碁盤の目みたいになってなくて
道もグニョグニョしてるから、スンナリとは元の大通りには戻れないだろうけど、その辺はこちらも
織り込み済み。でもいずれは出発地点より南のどこかで大通りにぶちあたるはずだ。

いいかげん、大通りが見えてきていい頃じゃないかな、と思う頃に、向こうに大きなビルが見えた。


            え?


それがあまりに予想外の事態だったので、イ課長は驚愕のあまり、しばし呆然とした。
なまじ土地勘があるだけに、その大きなビルが「そこにあるはずのないビル」だとすぐわかったんだよ。


     えええ?どどどういうコトだ???


ブルズ前を出発してから、イ課長は3回か4回、テキトウなところで左折した。
しかし一度も右折なんてしてないのはハッキリしてる。それなのに、なぜ自分は
出発地点のブルズよりで大通りにぶつかっているのだ?そんなバカな!
その驚きを地図にあてはめるとこうなる。
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何度もいうけど、一度も右折なんかしてないんだよ?
ブリュッセルには空間の歪みがあって、うっかりそこに足を踏み入れてしまったために、思っても
みなかったところに“転送”されてしまった・・とでも考えない限り、この事態は説明がつかん。

地図をご覧になって察しがついちゃった読者の方もおられよう。
しかし地図を持たずに現場にいるイ課長には全くわからない。さすがに「空間の歪み」ではないだろうと
思う程度の正気は残っていたが、ではどうしてこうなったのか、ぜんぜんゼンゼン全然わからない。

ホテルに戻って、Google Mapを開いて、自分が歩いたと思われるルートを検証してみた。
散歩の途中で撮った写真をGoogleのストリートビューと比較して、必死になって確認し、
現実的に可能性のある結論を導き出した(散歩の途中の写真つうたら、たとえばこんなの)。
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要するに、途中で一度ルートが交差したのを気づかずに歩き続けたとしか思えないのだ。
イ課長が歩いた経路は途中で一度、さっき歩いた道と交差したことになる。
これが「ブリュッセルには空間の歪みがある」以外で考えられる唯一の結論。
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一度通った道をまた渡る時に気がつきそうなもんだろ?
世界中の正常な知能を持った人々がそう言っているのが聞こえる。
だが愚かなるイ課長はマッタク気づかなかった。けっこう大きな教会を2度、異なる方向から見てる
わけなんだけど、ブリュッセルに教会なんていっぱいある。まさか同じ教会とは思わないじゃん。
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「要するにイ課長は世界のどこに行ってもバカだった」というだけの話だ。それは認める(笑)。
しかしだね、実際にコレを体験した時のイ課長の驚きと当惑は、本当にもう大変なものだったんだよ。
さっきも書いたように、なまじホンのちょっと土地勘があるがゆえに味わった驚きといえる。

これが全然知らない初めての街だったら、こんなオドロキを感じることはなかった。
大通りに戻ったときに自分は出発点より南にいると何の疑問もなく信じたのは間違いないから
ホテルに戻るために北に歩いたはずで、ますます迷子のドロ沼にハマッていただろうが・・・。


  
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by tohoiwanya | 2013-09-16 00:10 | 2013.02 欧州出張 | Comments(2)
2013年 07月 24日

海外トイレのナゾ その2

続きものにしちまったから、また二日連続で粛々と更新するのである。

とにかくだ。まず「ホイアンの実験」を始めよう。
イ課長は全裸でトイレに入り、用を済ませ、ウォシュレットとは若干順序が異なるが、
まずトイレットペーパーで拭き、その後の“仕上げ”として放水シャワーを試してみることにした。
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放水を開始してから自分の尻に持っていこうとすれば、その間に大量の水が飛び散る。
先に狙いを定めておいて、よしと思ったところでノズルを押し、いきなり尻で水を受け止めるしかない。
しかし自分の尻は見えないわけだから、位置決めがラフなのは致し方ないところ。
まぁいい。この辺だろ。えいやっとノズルを押して放水開始。

ぎゃーーーーー。予想通り、高圧放水は激しく跳ね返り飛び散り、アッという間に周囲はビショビショ。
狙いを“補正”しても、何しろ尻は球形。ちょっとズラしただけで水の跳ね返り角度も変わって始末におえん。
この高圧放水シャワーを使って、水の飛散を防ぎつつ、尻を洗浄するなんて到底不可能だろー。
「トイレを水びたしにする」という実験結果が出るのは確実、というか、今まさに結果が出てる最中だ(笑)。

水圧がすごいから、シャワーを持ってる手にも圧力の反動が伝わってくる。すごいな。
うっかりシャワーの狙いが尻からはずれると、高圧放水は壁の高いところまでビシャーッと濡らしちまう。
手元が狂えば天井まで届くだろう。いくらトイレびしょびしょとはいえこれはひどい。実験中止、中止。

はぁはぁ・・・まさにトイレで水遊びをした後のような状況ではないか。
棚の上の予備トイレットペーパーにも放水がかかって濡れちまった(下の写真は濡れる前のもの)。
いやしかしこれでハッキリした。不慣れな者が衣服を着たまま、この高圧洗浄シャワーを使おうものなら、
衣服もトイレも、ビショビショになることは絶対に間違いない。全裸で実験したのは正解だったのである(笑)。
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さてだ。話はこれで終りではない。

ベトナムで泊まった3つのホテルには全部、この尻洗浄用高圧シャワーがついていた。
ところがバンコクのホテルにはなかったんだよ(下写真参照)。「ありゃ?タイにはシャワー、ないんだ」と思った。
まぁなくても不満はない。よほど慣れない限り、あの高圧シャワーを尻洗浄に使えないことは「ホイアンの実験」からも
明らかだし、そもそもイ課長にとっちゃ「高圧シャワーなんて存在しないトイレ」の方が普通なんだし。
しかし、国によって高圧シャワーの普及度って差が大きいんだなぁ。インドとベトナムは明らかに普及率が高い。
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あの高圧放水シャワー、「尻洗浄用」ではなく「トイレの汚れ落とし用」なのかも?っていうのは確かに考えた。
要するに、日本のトイレの横によくあるブラシの代わりに、高圧水で汚れを落とすためのモノ。

それなら跳ね返りで水びたしという大惨事も起きないし、水があれだけ超高圧である理由にもなる。
それに、ベトナムやインドじゃ高圧放水シャワーはよく見かけたけど、トイレブラシなんてものは全く見なかった。
あれがトイレブラシ代わりだとすれば、バカ丸出しのイ課長はトイレ汚れ落とし用の高圧水を自分の尻にあてて
ヒャーヒャー大騒ぎするという愚かな茶番劇を演じたことになる。

いやしかし、「ベトナムのトイレ」や「インドのトイレ」で検索してみると、高圧放水シャワーの話は出て来る。
「ピストル式ウォシュレット」なんて言い方もあるくらいだから、やはりアレは尻洗浄用なんだろう。
インド人やベトナム人はホントにみんなアレ使ってるの?洋服着たままじゃ使えないと思うんだけどなぁ。
彼らはあの高圧放水シャワーを、水を飛び散らすことなく使う秘法を持っているのか?たとえば便座に座ったまま、
前側からヤレば、少なくともトイレ中びしょびしょという事態は避けられるはずだ。そうなのか?

疑問は続く。イ課長がこのトイレシャワーを最初に見たのはヘルシンキのバンター空港だ。
まさかフィンランドのトイレがインドやベトナムと同じように「以前は手桶水+手洗浄」だったとは思えない。
イ課長が近年使った海外のトイレっていうと、出張先の関係上、ヨーロッパのホテルのトイレが圧倒的に多いけど、
ドイツやフランスあたりのホテルで、日本と同じトイレブラシを見かけた記憶がある。だからフィンランドの場合も
あのシャワーは「トイレブラシの代わり説」が妥当な推測だと思うんだよね。

一方、インドやベトナムの場合は、総合的に考えても、前回記事に寄せられたコメントから推測しても
「尻洗浄用+トイレ掃除用」というあたりがこれまた妥当な結論だろうと思うのだ。

しかしこの高圧洗浄シャワー。
日本にはほとんどないよね。シンガポールにもなかったと思う。しかしインドやベトナムでは普通。
それがタイでは(少なくともイ課長の投宿先では)やっぱり見ない。東〜東南アジアの中でも普及状況は
国によってかなり差があると思われる。

トイレ高圧洗浄シャワーの国別設置率は世界レベルで比較するとどういう感じなのか?
さらに、「尻洗浄」と「トイレ汚れ落とし」という二つの設置目的のウェイトは各国ごとにどう違うのか?

もし、このテーマを自分の論文のテーマにしたいという研究者の方がいたら(どんな研究者だ?)
イ課長は喜んで、このテーマを進呈したいと思うのである。
 

  
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by tohoiwanya | 2013-07-24 00:09 | 出張・旅行あれこれ | Comments(12)
2013年 07月 23日

海外トイレのナゾ

唐突だが、ポーランドネタの合間にトイレの話を書かせていただく。
いや実はさ、トイレのあるモノに関して、1年がかりで考え続けている疑問がイ課長にはあるのだ。

コトの起こりは去年の6月、乗り継ぎで降り立ったヘルシンキ、バンター空港のトイレだ。
このトイレでイ課長は見慣れないモノを見つけた。洗面台のワキにある小型シャワーみたいな、コレだ。
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何だろうなぁ?と思った。でもわからなかった。
まさか空港のトイレで裸になってシャワーを浴びたり、髪を洗ったりするヤツがいるとは考えられないから、
トイレや床を掃除するためのシャワーかなぁ?しかし、この時点ではよくわからなかったというのが正直なところで、
こんなトイレ併設のシャワーなんて、欧州の他の国のトイレでも見た記憶ないんだよ。
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さて、この発見から4ヶ月後、イ課長は思ってもみなかったインド出張というものに行くハメになった。
ご存知のようにインドのトイレには紙というものがなく、“不浄の手”左手で、桶とかに汲んだ水を使って洗う。
もちろんホテルのトイレには紙があったけど、ホテル以外のトイレにもあるとは限らない。
実際、デリーのある会社で借りたトイレはトイレットペーパーホルダーがなかった。

窓のところに一応トイレットペーパーが置かれてるから、紙を使おうと思えば使えないことはないんだろうが。
しかしそれ以上に問題なのは、このトイレが「インド式手動水洗い」を前提にしているとしても、水をためる桶もなきゃ
桶に水をそそぐ蛇口もないってことだ。紙を使わないインド式なら、そういうものがあるんじゃないの?
ここでイ課長の関心は横にあるシャワーの方に向けられた。
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うーむ、これは4ヶ月前にヘルシンキの空港で見かけた、あのシャワーと同じものと見受けられる。
インド式“手動ウォシュレット”に必要なはずの手桶水がなく、その代わりにシャワーがあるということは・・だよ?

これを使って洗え」ということだよな?コレを後ろ手に持って、自分の尻に向けて放水して洗う。
手桶水も、桶に水をためるための蛇口もない以上、このシャワーを「尻洗浄用」に使うのだと考えざるを得ん。

この時、イ課長はかなり感心した。
なるほど。経済発展著しいインドでは「手で洗う」といっても、もう昔みたいに手桶の水で洗うなんてプリミティヴな
方法はスタれ、放水シャワーが普及しているわけだ。これなら手も汚れないしね。

しかしだ。シャワーを尻に向けて放水するって技術的にはものすごく難しくないか?
何しろ放水目標は自分の尻だ。見えない。ちょっと目標精度が狂えば背中に放水して服を濡らしちゃったり、
尻から跳ね返った水が飛び散って足元のズボンを濡らしたり、床をビショビショにしたりといった惨事をひきおこすのは
間違いない。いくら「インド飲み」が出来るインド人とはいえ、この放水シャワーを使って、衣服も壁も床も濡らさずに
自らの尻を洗うなんて芸当ができるのか??

しかしインドではこの放水シャワーをけっこうあちこちで見かけたのも事実なのだ。
デリーで泊まったヒルトンにもトイレットペーパーに加えて、こんなシャワーがあったからね、ほら。
トイレわきの放水シャワーは、いわば“可動式”ウォシュレットなのだろうという推測がますます強固なものになる。
しかし一度も使わなかった。さっき言ったように、初心者がこれ使えばトイレはビショビショだろかうから。
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このナゾは続くのだ。インド出張から8ヵ月後。イ課長は先日のベトナム・タイ旅行に行った。
すると、ベトナムのトイレにもあの見慣れた放水シャワーが置かれているではないか。ベトナムにもあったの?!

調べてみると、ベトナムも地方なんかだと「手桶水による手洗浄」という方式がけっこうあるようで、それを
近代技術で近代化すると放水シャワーになるんだと考えられる。なーるほど、ベトナムにもあったとは。
ホーチミンのホテルにあったのはこれ。インドと同じような感じだよね。
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ためしに“放水”してみた。うおーーー!すげー高圧放水。予想以上の水圧だ。洗浄効果はさぞ高いだろう。
だがこれだけ高圧だと、的をはずした時の水の飛散もまたスゴいはず・・つうか、的に当たろうが当たるまいが
狭いトイレでこんな高圧放水を使えばそこらじゅう水が飛び散るのは避けられないんじゃないのか?
トイレをびしょびしょにするわけにいかないから、この高圧シャワーはホーチミンでも使うことはなかった。
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ホーチミンの次に泊まったホイアンのホテル。ここでも当然のように高圧シャワーが置かれている。
ところが、ここの場合、トイレとシャワー室が兼用だったんだよね。こういうの、スペインの安ホテルで経験あるよ。
(右の銀色が身体用シャワー、写真左端の白いやつが尻用シャワー)
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トイレ自体がシャワー室なわけだから、シャワーを浴びれば必然的にトイレの床はビショビショ。こういう所なら
高圧放水シャワーによるウォシュレット実験ができそうだ。もし床が水びたしになっても、そのまま身体用の
シャワーを浴びれば同じことだもんな。

で、ホイアンを出発するという日の朝、その実験に着手した。やりそこなっても服を濡らさないように、また、
そのまま身体のシャワーに移行できるように、実験は全裸で行う必要があったわけだが・・・(笑)。

うううむ、しかしまた長くなってしまったな。
こんなネタを続き物にするつもりは毛頭なかったが、書くべきことはまだけっこう残っている。
すまん。許せ。続きは次回だ。ホイアンのホテルでの実験結果もその時にご報告するっす。
 
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by tohoiwanya | 2013-07-23 00:10 | 出張・旅行あれこれ | Comments(6)