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2015年 07月 01日

クロントゥーイ線路長屋の子供たち

クロントゥーイ・スラムの線路長屋では子供をけっこう見かけた。
そういう子供たちの写真も何枚か撮ることができたので、まとめてご紹介しよう。

線路ぎわの家の地べたでは女のコたちが二次元版着せ替え人形で遊んでた。
イ課長がガキの頃は日本でも女子がこういうので遊ぶことあったけど、今見ると
ものすごーく懐かしいモノに見える。ゲームで遊ぶのが当たり前の最近の日本の女子は
今やこんなモンで遊ばないんじゃないか?
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立ち止まって1枚写真を撮った。二人の方もすぐイ課長に気づいた。
巨大ガイジンに覗き込まれて警戒するかな?と思ったけど、ちょっと照れながらも
「ガイジンさんがあたしたちのこと見てるゥ」って感じで、むしろ面白がってる。
右の女のコが小学校3~4年、左のコはもしかすると中学生かもな。笑顔がかわいい。
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前回記事で、線路長屋でジイさんから「ハロー」って挨拶されたって書いた。
ハローって言うってことは、イ課長を見知らぬガイジンと知った上で英語で挨拶してるわけだ。
そういうジイさんといい、上の写真の女のコといい、みんなすごく人懐っこい。

スラムっていうくらいだから住民たちは貧しいんだろう。
そういう人たちを写真に撮るとなると「写すならカネくれ」なんて言われる可能性だって
なくはないはずだけど、この線路長屋にはそういう雰囲気は全然ない。
「あ、ガイジンさんだ」って感じでちょっと珍しがり、かつ面白がってる様子がうかがえる。

線路長屋にはちゃんとゲーセンもあるんだね。男のコたちはテレビゲームに夢中。
うーむ、もっと体を使って元気に遊べ。
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この日は12月30日だ。日本だったら確実に冬休みで学校は休みのはずだけど、
タイの小学校にも冬休みっていうのはあるんだろうか?
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明らかに就学前の小さな子供たちもいる。こっちは天真爛漫でめちゃくちゃ元気だ。
何のオモチャも遊具もなしで、それでもとにかくやたら楽しそうに遊んでる。
2~4歳くらいって感じだね。
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特にこのダイダイ色のシャツ着た子がハジケてる。
何やってんだろうなぁ?タイのテレビ番組の真似でもしてるのかな?
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イ課長がカメラを向けると、大はしゃぎで全員でぴょんぴょん飛び跳ねる。
あんまり飛び跳ねるからちゃんと撮れるか心配したけど、何とかマトモに撮れた。
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左から二番目のダイダイ色の服のコと、右端のピンクの服のコが姉妹なのは
絶対に間違いない。顔が同じだもん(笑)。かわいいねーー。自分たちが写った写真を
カメラのモニターで見せてあげるときゃあきゃあ言って大喜びしてた。

スラムっていうから、行く前はほんのちょっとだけ緊張してたんだけど、実際には
クロントゥーイ・スラムの線路長屋は本当に平和でのどかで、心なごむ場所だったと
言ってもいいくらいだ。
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バンコクに行ったらぜひ、と人サマにお勧めするほどの勇気はさすがにないけど(笑)
少なくともイ課長にとっては、このクロントゥーイスラムの線路長屋はバンコクの中でも
なかなか忘れ難い場所になったのである。
  
 


by tohoiwanya | 2015-07-01 00:03 | 2013.12 バンコク旅行 | Comments(2)
2015年 06月 29日

クロントゥーイ・スラムに行ってみる

クロントゥーイ市場の次にイ課長が向かったところ。それはスラム街なのである。
バンコク最大規模の市場の近くにバンコク最大規模のクロントゥーイ・スラムという場所がある。

何だってまたスラムなんかに?とお思いなのはごもっともだ。
何せスラム。キレイなものなんて何もないはずだ。最近は治安も多少は改善された
らしいとはいえ、好きこのんで行く場所じゃないだろ。

しかし好きこのんで行きたい理由があった。
それはこのクロントゥーイ・スラムが線路長屋になっているのを知ったからだ。

アジア線路長屋。
イ課長がコレを好きなことはもう改めてご説明するまでもないだろう。
クロントゥーイにソレがあるというなら見たい。たとえそこがスラムであろうとも、だ。

考えてみれば、線路長屋ってそもそも居住環境良好とは言い難い線路ギワに住むくらいだから
住民が裕福な人たちじゃないのは十分想像できるところで、ハノイで見た線路長屋だって
ボロッちい家が連なってた。線路長屋っていうのはそこにスラムという名がつくかどうかは
別としても、貧しき人々の住むところっていう性格がつきまとうのかもしれない。

とにかく行ってみよう。場所がよくわからなかったんだけど、市場を出たら地面に線路があった。
これを辿っていけば線路長屋に行くことができるに違いない。
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線路の上をどんどん歩いていくと、おおお、見事なまでの線路長屋風景が見えてきたぞ。
うーーーんコレですよコレ。腹を壊してたことも忘れ、線路長屋マニア・イ課長の血が騒ぐ。
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しかしこの線路は今でも使われてるのかねぇ?線路の上面が錆びてないってことは、
時々使用されていると推測されるけど、フワランポーン駅に直結してる幹線の線路とは
さすがに思えないよなぁ。貨物専用線みたいな感じで使ってるのかな?
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上の写真の線路の先の方に黒い物体があるじゃん?これ、線路に寝てる黒犬なのだ。
「まーた線路の真ん中に駄犬がいるワ」と思って写真を撮ろうとした。すると、今まで寝てた黒犬が
急にスクッと立ってトコトコ歩き始める。
「あのイヌ、自分が撮られそうなのに気付いたのかな?」と思ったその時・・・イ課長も気づいた。
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ガガガガガガガガガガガ・・・!!!

後ろから何やら異様な騒音が近づいてきた。フと後ろを向いたイ課長は驚いて飛びのいたよ。
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ひょえーーー。線路の上をけっこうなスピードで何かが通っていった。
あのイヌはこの通過音をよく知ってるから早めに起き上がって移動していったんだな。
こっちはまさかあんな音でこんなモノが通過すると思わないから直前まで気づかなかった。
危うくはねられるとこだったじゃねぇか。あっぶねー。

しかしアレ、なんだろうなぁ?作業員らしき人間が乗ってるから保線用の作業車両だろうか?
車両っつうよりトロッコみたいだよねぇ。

アレが通過し終わると、線路長屋はまだのどかな静けさに包まれる。
ニワトリもうろついてるよ。左奥は置物のニワトリ、右手前は生きたニワトリと思われる(笑)。
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冒頭書いたように、ここは一応クロントゥーイ・スラムっつうくらいで、スラム街とされている。
でもムンバイで見たスラム街なんかに比べればずっとマシで、荒廃した感じはない。
夜間はともかく、昼間だったら治安の心配も少なそうだよ?イ課長は人なつこそうなジイさんから
「ハロウ」なんて挨拶までされちまった。こんなところに来るガイジンは珍しいのかもなぁ。

そりゃまぁ確かに高級住宅街とは言えないけど、貧民窟って感じでもないよ?
これだって衛星放送のアンテナだ。テレビで衛星放送見るくらいだからソコソコ文化的な
暮らしはできてるんじゃないのかなぁ?
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おっと、線路に面して床屋もある。うーーー今度は海外床屋マニア・イ課長の血が騒ぐぜ。
こういう床屋で刈ってもらいてぇ〜。この時は年末避寒旅行だったから出発直前に日本で
髪を刈ってきてしまったことを激しく後悔した。
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しばらく歩いていくと、お?この辺で線路長屋はおしまいみたいだ。
「バンコク最大のスラム」っていうほど広大には思えなかったけど、線路の両側にずーーっと
同じような家が密集して広がってるのかもしれない。
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クロントゥーイ・スラム。モノの本を読むと「夜は治安ヤバいところ」なんて情報もある。
しかし昼間歩いた限りじゃハノイの線路長屋と同様、危ない感じは全然ない。
観光コースじゃないからガイジンが来ることはメッタにないはずだけど、住民たちは
そんなガイジンに対してむしろ人なつこく接してくる感じすらある。

クロントゥーイの線路長屋はなかなか良かったから、次回もう一度。
線路長屋の子供たちの写真を特集でご紹介しようと思うのである。

 

by tohoiwanya | 2015-06-29 00:20 | 2013.12 バンコク旅行 | Comments(4)
2015年 03月 23日

メークロン市場というところ その2

メークロン市場に行けばイ課長の「線路長屋好き志向」は激しく刺激されるわけだけど、
同時にまた「市場好き志向」も覚醒する。「活気あふれる東南アジアの市場」という
まさにそのイメージ通りのような市場。まぁ市場の中を列車がノシノシ通るくらいだから
その“活気”の性質はちょっと想像を絶してるブブンもあるが(笑)。

でもこういう市場で売ってるものを眺めるのはホントに面白くて飽きない。
メークロンもマハーチャイと同様、川っぺりの街だから、やっぱり魚屋さんがよく目につく。
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すげー、カニだらけ。
手前の値札を見ると370と書いてあるように見える。370バーツとしたら当時で約1100円だ。
このカニ一匹1100円は高いけど、もしかすると1kgで1100円なのか?
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八百屋さん系の店も多い。線路ギワに並べてある野菜、無造作に並べてるように見えるけど、
列車が通る時は車体の下をくぐってスルーできる高さにまでしか積んでないんだろう。
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さっき線路市場が終わって駅になるところまで行ってみたから、今度は反対側に歩いてみた。
とにかくこの線路・・というか通路、幅は線路分しかないところにもってきて買い物客と観光客が
ひしめいてるから通りぬけるのもラクじゃない。

おお、どうやらここが「線路市場」が終って普通の「線路」に戻る場所みたいだ。
市場の中はこうやって日除けテントがあるけど、外の陽射しの強さときたら・・・。
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テントを出るとこうやってただの線路が続いている。この家並みも十分に線路長屋風だけど
線路市場を見たあとだと、線路として“正常”な光景に思えてくるから恐ろしい。
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反対側、つまり線路から市場側を見るとこんな感じ。
いやー、いくら列車通行時にはテントを閉じてくれるとはいえ、ここに列車が突っ込むんだからなぁ・・
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実はこの時イ課長は迷っていた。
メークロン市場に来れば、誰しも市場の中を列車が通るサマを見たいと思う。
そういう意味でも鉄道で来るのは都合がいいんだよね。自分が乗ってきた列車がほどなく折り返して戻る時に
必然的に市場を通るから、到着からさほど時間をおかずに列車の通過が眺められる。
(下の写真、予定通り11:10に列車が到着してれば、11:30に折り返すはずだったことがわかる)
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しかしイ課長は最後だけ車で来た。そのおかげで早く来られたわけだけど、バーンレム発の列車は
大幅に遅れてたから、その列車がこの市場に到着するまでにはあと2時間くらいかかるはずだ。
それまでこの暑い市場で待ち続けるのはさすがにダルい。
 
よし、それなら足を伸ばしてもう一ヶ所行こう。それはどこかというと水上マーケットなのである。
アムパワー水上マーケットというのがメークロンから車でさほど遠くない距離にあるはずなんだよ。

そう決めるとさっそくそのための行動をおこした。この日のイ課長はやたらに即断即決のヒトだった(笑)。
アムパワー水上マーケットまで行くための行動、それは、そこまでイ課長を運んでくれるソンテウを見つける
ことだったわけだが・・。

さて読者諸君、ソンテウとは一体何であろうか?そして、そのソンテウとやらは果たして見つかったのか?
全ては次回の更新で明かされる。待て、次号(昔の少年漫画風に)。

 

by tohoiwanya | 2015-03-23 00:16 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(10)
2015年 03月 20日

メークロン市場というところ

さてだ。それじゃいよいよメークロン市場にいってみようか。
タイ国鉄の大遅延を車移動で回避したおかげで、メークロンに着いた時はまだ午前中だった。

さて、メークロンに到着したはいいが、線路市場って一体どこにあるのだ?
鉄道ルートであれば市場を突っ切る線路を通って駅に到着するわけだから迷う心配ないけど
車で来たとなるとまず市場がドコで、その中で線路はドコなのか探さないといけない。

「こっちじゃないかなぁ?」という、例によって根拠レスな根拠に基づいて歩いていったら
なにやら市場らしきものがあるじゃん。どう考えたってここがメークロン市場だよな?
しかしずいぶん広い市場だよこれ。この市場の中のどの辺を線路が通ってるんだ?
ううう・・わっかんねぇー。
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後で考えれば、この時「メークロン駅はどこですか?」って聞いて、そっちの方向に進めば
自動的に線路も発見することができたはずだ。しかしこの時は「線路どこにあるんだ?線路センロ・・」と
線路を探すことに気をとられてそこまで考えが至らなかった。市場に来て「線路はどこですか?」って
聞くのもヘンな話だよなぁと思いながらウロウロと線路を探す。
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    おおッ!!
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雑然とした市場の地面に突如現れた2本の鉄路。
これぞ市場のド真ん中に敷かれた線路・・というより、線路を飲み込んで市場内通路にしちまうくらい
繁殖力?の強いメークロン市場、という方が正確なんだろうな。
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いやーーーーついにここまで来られたか。
あの有名な線路市場を難しい鉄道ルート使って見に行けるんだろうかと思っていたけど、最後の方を
車ルートに変更して、どうにか見に来ることが出来ました。

しかしまぁ、どうよ、このアリサマ。
知識として知ってはいても、実際にこの線路上を列車が通るとは、どうしても感覚的に信じられない。
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しかもその線路っつうのがまた・・・。
よーーーく見ると線路のつなぎ目なんてこんな感じでズレてるもんね(笑)。ここを通るのかい!!
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以前に載せた動画を見てもわかるように、メークロン市場を通過する時の列車は速度はごく遅い。
両側がギッシリ市場だからっていう安全上の理由もあるんだろうけど、この線路状況じゃ、そもそも
スピードなんて出せないよなぁ。高速で走ったりしたらたちまち脱線するんじゃないか?(笑)

店の商品と、それを売るオバちゃんたちがスキマなくびっしりと並んでるところにもってきて
すごい数の外国人観光客がカメラを持ってウロついてるから、歩くのもママならないような混雑。
風もあんまり入ってこないから、もう暑くて暑くて・・。
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ずーーーっと線路通路を歩いてると、道路に出た。あらら、あれがメークロン駅か。
本当だったらたぶん今頃この駅にノロノロ列車と共に到着する頃だったのに・・クソ。
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駅側から市場を見るとこんな感じ。もともと屋根のない線路を市場にしちゃってるわけだから、
どの店もこうやって竹竿みたいなもので日除けテントの屋根を作ってる。列車が入ってくるとみんな
これを一斉にたたんで「傘閉じ市場」と呼ばれる光景が現れるわけだ。
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うーむ・・メークロン市場に来るまでの行程を5回の続きものにしちまったから、
市場そのものはサッと終らそうと思ったけど、やっぱちょっともったいなくなってきた(笑)。
写真もたくさんあるし、メークロン市場、あと1回だけ続けさせちくり。すまんのう。

 

by tohoiwanya | 2015-03-20 00:03 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2015年 03月 06日

メークロン市場に行く その3

タイの、のどかでオンボロな鉄道の旅。

列車はいわゆる「電車」ではない。電化されてないからディーゼル車。けっこう頻繁に停車するんだけど、
その駅がまた超トホホなたたずまいの駅ばっかり。これなんかはまだそれでも駅らしい駅といえる。
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これもたぶん駅だと思うんだけど、民家の軒先に停車してるようにしか見えない。
しかも床は木を並べただけ。なんというショボさ加減。東南アジアローカル線の旅はこうでなくちゃ。
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こんなおんぼろローカル線でも検札はある。車掌に切符を出すと真ん中で折って、折り目のところに
チョキンとハサミを入れる。だから広げるとこんな感じで真ん中に左右対称の穴があくことになる。
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元々そんなに混んでなかったけど、バンコクから遠ざかるにつれて乗客はどんどん減っていく。
みんな大体こんな感じのリラックスポーズになってガタガタ揺れるオンボロ列車に乗ってる。
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まぁ郷に入れば郷に従えという。イ課長も現地の人に混じって裸足の足を投げ出そうか。
終点近くになると車内はガラ空きで、人気観光スポット・メークロン市場に行く外人観光客の姿も全くない。
前にも書いたように大体の観光客はこんなオンボロ列車じゃなく、早くてラクな車かバスで行くんだと思う。
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しかし海外鉄道ファン、旅のプロセス重視の人、さらにイ課長みたいに物好きな人には断然鉄道がお勧め。
何せ「波打つ線路」を走るわけだから、列車はそんなにスピード出せない。いかにも東南アジアらしい
水上家屋なんかの車窓風景を見ながらガタピシ・のんびり走るオンボロ列車の旅。いやもう最高です。
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考えてみたら、1996年に出張で東南アジア数カ国(インドネシア・タイ・フィリピン)をまわった時は
マニラのMRT、つまり都市交通をちょっと利用したくらいで、こういう純粋鉄道は1回も乗らなかった。
17年ぶりに東南アジアに来た今回の旅行でもベトナムじゃ乗らなかった。つまりこのオンボロ鉄道の旅は
イ課長が生まれて初めて東南アジアの鉄道に乗った機会と言っていいわけだ。
雑然としたボロい駅、ボロい列車、そして車窓風景。そりゃ最高だと言いたくもなるわな。

だんだん風景が田舎臭くなってきたかと思うと、時々こんな金ぴかのワット(お寺)がある。
土地代が安い郊外に新しい宗教施設を作るというのはどこの国でもよくある話だ。
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そんな車窓風景に見とれてるうちに、列車はようやく終点・マハーチャイの駅に着いた。
これで鉄道の旅はいったん終了して、次はターチーン川をわたる“船の旅”になるわけだ。

しっかしまぁ、このマハーチャイの駅も相当スゴいよこれ。
駅が市場、もしくは市場が駅。「線路市場」という領域に十分片足くらいは突っ込んでる。
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駅を出るとあたりは「東南アジアの雑踏」を絵に描いたようなワヤワヤした光景が広がっている。
東南アジアの雑踏を行く孤独な旅行者であるオレ・・というとカッコよさげだけど、実はこの時
イ課長は渡し舟乗り場までの道がわかってなくて、心は不安に閉ざされていたんだよ。
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しかしこのマハーチャイって町、川っぺりにあるだけあって魚介系の店が多いね。これはカニ屋か。
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こっちは干物屋さんかな?東南アジアに来て、イ課長は自分の「市場好き」を再認識したんだけど、
そう考えると「市場好き」とか「線路長屋好き」とか、この旅行は自己再発見の多い旅だったぜ(笑)。
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例によって後で調べたところによると、このマハーチャイという街、別名サムットサーコーンともいって
ターチーン川の河口にある漁港の街なんだってね。だから魚屋さんが多いのも当然なのだ。
昔は中国人が多く住んでたらしいけど、最近は水産加工に出稼ぎに来てるミャンマー人が多いらしい。

しかしそんな街の知識はいいのだ。当面は渡し船乗り場を発見することの方が重要だ。
たぶんコッチじゃないかなぁ?という根拠のない根拠を頼りに、町の写真を撮りながらフラフラと
東南アジアの雑踏に飲み込まれていくイ課長なのでありました(つづく)。
 
 

by tohoiwanya | 2015-03-06 00:08 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(4)
2015年 03月 02日

メークロン市場に行く その1

さぁ~て、それではいよいよ2013年6月のベトナム・タイ旅行における超大ネタ、
メークロン市場訪問記に着手しようじゃねぇか。

これは確実に続きものになる。メークロン市場そのものも面白いんだけど、そこに行くまでの
道のりがまさに東南アジアの旅の醍醐味って感じで面白くてしょうがなかったんだよ。

まずメークロン市場について簡単に説明しておきたい。
その信じ難い立地条件のためにタイの衝撃的観光スポットとしてすっかり有名になったメークロン市場。
いわく「線路市場」「傘閉じ市場」「世界で最も危険な市場」・・キャッチフレーズも多い。
下の市場の写真、線路が写ってるけど、わかる?
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これは線路の遺構なのではない。現役の線路なのだ。この線路を実際に列車が通るのだ。それによって
冗談としか思えないような、あり得べからざる光景が現出するわけで、まぁこの動画でもご覧頂きたい。
メークロン市場に関しちゃたくさんの動画がアップされている。
 

イ課長がメークロン市場の存在を初めて知ったのは、たぶん2010年だったと思う。
ちょうど台湾の十分で線路長屋を堪能したあとで、世界にはもっとスサマジい場所があるんだってのを
たまたま知ったのだ。初めて動画でそのサマを見たときはそりゃーイ課長もブッたまげたさ。

すでにカミングアウト?したように、イ課長は線路長屋というのが本能的に好きらしい。
17年ぶりにタイに行くことになり、メークロン市場がバンコクから日帰り圏にあることを知ってからは、
仕事も忘れてここに行くための情報収集に没頭した(笑)。

オプショナルツアーも多いから、メークロン市場に行く観光客の大半は車かバスで行くはずだ。
その方が早いし確実なのは間違いない。しかしイ課長は少なくとも行きだけは何が何でも鉄道で行きたかった。
なぜなら車より鉄道で行く方が圧倒的に面白そうだったからだ。その旅程をザッと整理すると・・・

①まずホテル近くの駅からスカイトレインに乗ってバンコクの西の方まで行く。ここまでは簡単。
②そこから歩いて、超発音しづらい&超発見しづらいタイ国鉄のオンボロ駅をなんとか発見する。
③そのオンボロ駅からオンボロ鉄道に乗ってターチーン川手前の終点まで行く。この先はない。なぜなら
 鉄橋がないからで、鉄橋がなければ鉄道は川の向こうには行けない。
④じゃ、どうするのか?ターチーン川を渡し船で渡河するのである。
⑤対岸に着いたら超オンボロ始発駅に行き、超オンボロ鉄道でメークロンまで行く。

この最後の「超オンボロ鉄道」こそ市場の真ん中を突っ切るあの列車に他ならないのだ。

旅程はやたら面倒で難しそうだけど、めちゃくちゃ面白そうではないか!渡し舟だよ?渡し舟。
そして最後はモーゼの海割れのように市場に突入・・なななな何て面白そうなんだ!!
往路は何としても鉄道+渡し舟で行く。こんな面白そうなルートを捨てて車でパーッと行っちゃうなんてつまらぬ!

苦労してタイ国鉄の鉄道ダイヤをネットで調べた。まず発音&発見しづらいウォンウィエンヤイ駅(言えた?)から
川の手前のマハーチャイ駅までの路線だ。ふむ、大体1時間に1本ってところか。所要時間もほぼ1時間だ。
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対岸のバーンレム駅からメークロンまでのダイヤはこう。1日に4本っつうんだから恐るべき本数の少なさだ。
ともに2013年6月のダイヤである(まぁこの本数だし、現在も大して変わってるとは思えないが)。
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これだけ本数が少ないとバーンレム駅10:10発、メークロン着11:10の列車以外に選択肢はない。
問題はマハーチャイからバーンレムまでの渡河+乗り換えだ。どのくらいかかるんだ?安全策をとって1時間の余裕を
もたせるとすると、マハーチャイに9時頃には着いていたい。ってことはウォンウィエンヤイ駅7:40発の電車に乗らにゃ。

さらにホテル最寄駅からのスカイトレイン乗車時間、発見しづらいウォンウィエンヤイ駅が見つからないリスク等々を
慎重に検討し、イ課長は6時半にホテルを出ることにした。当然朝メシ抜きである。
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2013年6月28日。メークロンまでの長く険しい旅の始まりは早朝のスカイトレイン・アソーク駅から始まった。
平日だけど、朝早いせいか乗客もマバラ。
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アソーク駅からウォンウィエンヤイ駅まで乗り換え含めて11駅。20分くらいだったかなぁ。ま、ここまでは何の心配も
リスクもない都市交通による移動。ここまではいい。ここからが徐々に難しくなってくる。

国鉄のウォンウィエンヤイ駅まで歩いて移動しないといけない。地図だと徒歩10~15分くらいと推定された。
問題は歩く距離ではない。この駅を発見できるかどうかだ。事前に調べた感じじゃとにかく「駅に見えない駅」で
すんなり見つけられる自信が全くなかった。しかし最初っからつまづくようじゃ先が思いやられる。
発見しづらい駅を発見すべく、決然と歩き始めるイ課長なのであった(当然つづく)。


 


by tohoiwanya | 2015-03-02 00:09 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2014年 12月 01日

ハノイの線路長屋を歩く

前回記事で書いたように、ハノイ駅から北にはたった1本の線路だけが延びる。この線路、駅の北門を越え、
道路をわたり、どこに向かうのかというと・・・(しかし駅の線路に門っていうのもスゴいよね)
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んおおおッ!いきなりこんな狭い路地に突入ですか?!
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そうなんだよ、ハノイ駅を出た線路はたちまちこんな路面電車的風景の中に溶け込んでいく。
首都の中央駅を出た線路がタッタ1本になっちまうというのも驚くけど、駅を出たトタンに
線路の両側がこんな「線路長屋」になっちまうのにはさらに驚く。前回書いたように、
大きな駅を出た後はしばらく景色は「線路だらけ」っていうのに慣れてるからねぇ。
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実はハノイ駅で本当に見たかったのは、この線路長屋だったのだ。
勝手に書いてるけど、「線路長屋」なんて言葉はない。いわばイ課長の造語。こんな風にして
「中央通路が線路になってる長屋(っぽい建物)」のことで、大昔、大阪に似たような場所が
あったらしいけど、もう日本には残ってないんじゃないか?何せ線路だもんねぇ・・。
 
線路長屋と呼べる物件、イ課長は過去に一つだけ見たことがある。
昔書いた台湾の十分というところで、あそこの場合は商店街の真ん中が線路になっていた。
異様に危険なんだけど異様にノドカで、実に素晴らしかった(下の写真が十分)。
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どうもイ課長はこの「線路長屋」が本能的に好きみたいなんだよ。
海外で「そんな場所がある」と聞くと、行ってみたくなる。アジアにはけっこう線路長屋があるのだ。

このハノイの線路長屋はタイのメークロン市場みたいに有名じゃないけど、ノドカでいい感じなんだよね~。
駅のすぐ北にこんな感じの線路長屋があると知って、ハノイではぜひここに来てみたかった。
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とにかく首都の中央駅のすぐ北がコレというところがすばらしすぎる。
これがベトナムの地方都市の郊外とかっていうならまだしも、ハノイの真ん中だからね。
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線路長屋なんだから、この線路に面した家々にとって線路こそが「表」であり、開口部になる。
どこも線路に向かって入口がある。
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何せ数時間に1本程度しか列車が通らないんだから、もう線路は完全に長屋の中央通路であり、
庭であり、物置であり、ニワトリを飼っとく場所ですらある(笑)。ああなんてステキなんだ。

洗濯物だって線路に向かって干す。当然だ。ここは通路であり、庭なんだから。
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線路にちょっとバイク置かせてもらうよ。当然だ。ここは庭みたいなモンなんだから。
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果物屋だってこうして線路に面して店を出す。その前をバイクが行きかう。
当然だ。通路なんだから。
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それにしてもこの線路長屋から見る道路の交通量のスゴさたるや、ものすごいものがある。
何時間かおきに列車を通すたびに、これを止めなきゃいけないわけで、すごい渋滞になるはずだ。
列車ダイヤを増やせないのは「線路が1本きりだから」というより、それによって発生する
道路渋滞の方が理由としては大きいんだろうなぁ。
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しかしそんな騒々しい道路にはさまれてても、線路長屋は実にのんびりして、静かでさえある。
ハノイ駅の北の線路長屋。そんなに有名じゃないけど、断然イ課長好みの場所だよ。
あまりにイイ感じなんで、しばらくウロウロしてた。
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イ課長はこういう線路長屋的な場所が無条件で好き。これは自分でも認めざるを得ない。

もし、この記事を海外鉄道マニアがご覧になってたら、おそらくこう言うはずだ。
「ハノイの線路長屋見て喜んでるけどさ、さっき書いてたタイのメークロン市場は見たのか?」


・・・はい、このハノイ駅訪問の二日後に行きました(笑)。
「線路長屋好き」として、メークロン市場は万難を排して見てまいりました。
いずれこのブログでたっっっっぷりと詳しくご紹介させていただきます。

でもねぇ、有名なメークロン市場と違って全く知られてないけど、このハノイ駅北の線路長屋は実に
イイ感じのところだったよ。ハノイの隠れたる見どころとして、特に海外鉄道ファンには推奨したい。
「数時間に1本」という幸運にブチ当たれば、この線路長屋の中を大きな列車が通過するところを
見られるかもしれないよ?もっともイ課長はそんな幸運には恵まれなかったが・・(笑)。





by tohoiwanya | 2014-12-01 00:03 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(6)
2010年 12月 24日

十分に行く-その6- 「さらば十分」

十分って小さい街だし、見物であれば数時間もあれば十分(シャレではないぞ)。
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ただ、イ課長としては個人的にこの街がやけに気に入っちゃったから、暗くなるまで
滞在したかった(夜にあげる天燈というのはきっとキレイなはずなんだよ〜)。
しかしそうもいかない短期滞在観光客。午後には帰らないとな。

まぁ帰る前に何か食おうぜ、というわけで安食堂風の店に入る。
メニューは…ふーむ…いろんな麺がある。ワンタンメン(左から7コめ)は判読できるが、
せっかくならわからないものを食おう。一番安い陽春麺というのにしてみた。
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すぐに来た。ほほ〜…日本でいえば「かけそば」に近い感覚の、シンプルなラーメンと
言ったところか。器もレンゲもプラスチックというところが安っぽくて好きだ(笑)。
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汗をかいたせいで、しょっぱい陽春麺が美味しかった。
ずるずる食ってると食堂の外をまた平渓線がゴワーーッと通っていく。
何度も言うけど、ほんっと、のどかでイイ街だなぁ…ここは。
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何となくもうちょっとこの街にいたいから、線路の上をブラブラしたり、
駅のそばの吊り橋をわたったりして十分をウロつきまわる。
橋詰んトコにはこんな銅像があるよ。この辺は昔、炭鉱町として栄えたっていうからね
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さて、ノドが乾いたから何か飲もうかな。それともカキ氷でも食うか。
というわけで、このカキ氷屋さんでまた一休み。20元だから60円くらいか。
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「Milk?」って聞くからウンって答えたら、コンデンスミルクをかけてくれて、
プラス5元くらい値段がアップした。まぁそれでも安いもんだけどね。

全体的に感じるんだけど、この街はとにかく「台湾地元観光客向け」という性格が強くて
「ガイコク人観光客向け」の英語看板とか日本語表示みたいなものが少ない。
ひょっとするとそれが居心地いい理由なのかな?
カキ氷屋のオッサンもイ課長のことを「お、こいつ日本人観光客だな?」って
思った様子で、氷あずき食ってる間も何となくこっちを気にしてるのがおかしい。
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カキ氷食い終わって、言葉の通じない氷屋のオッサンとイ課長は無言のまま、
手をあげて別れの挨拶を交わした。さて、名残り惜しいがそろそろ帰るとするか。
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帰りは十分車站(車站って、駅のことね)から平渓線に乗って帰ろう。
行きに降りた大華駅にくらべると立派な駅で、ちゃんと有人駅なのである。

帰りの平渓線も地元台湾人観光客が多い。ここにも外国人らしいのはいないなー。
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瑞芳の駅に戻り、ここで台北までのキップを買う。
ところが指定席はもう満席でダメ。日曜ってこの路線は観光客で混むんだねー。
無慈悲に「無座」という文字が印刷されたキップを渡される(笑)。
しょうがない。乗ってる時間は1時間くらいないんだから、立ってくか。
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あー…だいぶレトロ、ちょっとスリルな気分を満喫させていただきました十分観光。
台北に戻るのが3時半、ホテルに着くのは4時頃かな。
ホテルに帰ったら缶ビールでも飲んで、たっぷり歩いた今日の疲れを
台湾足つぼマッサージに行って、癒してもらうとするかな。
(『十分に行く』シリーズ:おわり)




by tohoiwanya | 2010-12-24 00:12 | 2010.08 台湾旅行 | Comments(0)
2010年 12月 22日

十分に行く-その5-「十分老街」

街のメインストリートが線路というフシギなトコロ、十分老街。
この街に来ると誰もが線路の上で写真を撮らずにいられないようだ(笑)。
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商店街の真ん中が線路という構造がとにかく珍しいから、ちょっと非現実的で、
映画のセットん中にいるような気分になる。はしゃぎたくもなるだろうな。

ここまで来た以上、十分老街を実際に列車が走るところも見ておきたいよね。
土産物屋を眺めたり、写真を撮ったりしてウロウロしてると、やがて列車が来た。
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別に「列車が通るよーーー!」とサイレンとかベルで警告してくれるわけではない。
列車が近づくと何とな〜くいつの間にかみんなが線路からいなくなるというナチュラルさ(笑)。
「列車来たる」ってんでイ課長と同じようにカメラを構えてるヒトも多かった。
それでもみなさんお行儀よく線路内からは待避してる…当たり前だが(笑)。
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ディーゼル列車が商店街の軒先を通過していく。
瀑布までの線路歩きといい、十分老街といい、平渓線ってテツドウとニンゲンとの間の
垣根が極めて低い…つうか、事実上垣根はない。そこが素晴らしい。
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まぁ列車の方もそんなに猛スピードで接近するわけじゃないし、観光客ガワも運転手ガワも
お互いによくわかってるから、ちょっとスリルはあるけど、危険という感じは全然ない。
十分老街の線路で過去に人身事故があったとは思えない。そのくらいのどかな光景。
何事もなく列車は商店街を通過し、何事もなく人々はまた線路内に入る。
台湾の田舎町の、ユルくてのどかな感じ。イ課長は大好きだぜ。


十分老街でもう一つ有名なのは天燈だ。
願い事を書いて、熱気球の原理で空に飛ばすっていうヤツで、一種の「空中灯篭」か。
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願い事の種類によって天燈には色の違いがあるらしい。
上の写真を見ると100元みたいだから、約300円。ただ、台湾の物価感覚でいうと
700〜800円くらいの感じじゃないかなぁ。
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こうやって、天燈を注文してまず自分の願い事を書くわけだ。
けっこう大きいし、4面あるし、これ全部にギッシリ願い事を書くのはヒト仕事だろう。
一人じゃ大変なはずで、何人かで一つの天燈を飛ばすヒトたちが多かったね。

願い事を書き終わると、線路に出ていよいよ飛ばす。
燃料は油紙らしくて、店のおばさんがそれに火をつけるとすぐふくらんでくる。
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大体ふくらんだところで、必ず記念写真タイムがあるようだ(笑)。
はいこっち向いてーーーー。
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そしていよいよ手を離すと天燈は空に昇っていく。けっこうな上昇速度だよ。
天燈は十分老街の“主要産業”だから、天燈屋サンは線路に面していくらでもある。
中には爆竹を鳴らしながらハデに昇天していくなんていうのもあって、
そういうハイグレード天燈は当然のことながら、お値段も張るんだろうきっと。

あーーー…ホントのどかで、のんびりして、イイとこだぁ十分老街。
なんだか日本に帰りたくなくなってきたんですけど…(笑)
(その6につづく)

 


by tohoiwanya | 2010-12-22 00:39 | 2010.08 台湾旅行 | Comments(0)
2010年 12月 20日

十分に行く-その4-「十分瀑布から十分老街へ」

十分瀑布から十分の駅までは、これも歩いて25分程度だったかな。大した距離じゃない。
相変わらず観光客たちが我が物顔に線路の上をソゾロ歩く。
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確かに、線路に出入り口がある十分瀑布から歩こうとすれば、これが一番自然な姿なのだが(笑)。
ただ、この辺はさっきと違って、一応は歩道らしきモノが線路わきに敷かれているから
線路を歩くという罪悪感?はやや希薄になるね。
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途中にはこんな具合に、鉄道用の鉄橋と人間用の吊り橋が併設されてる場所もある。
こういう場合、「せっかくニンゲン用の吊り橋があるならそっち渡ろうか」と思うのが
ニンゲンみたいで、観光客は例外なく吊り橋の方を渡る。もちろんイ課長も(笑)。
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お!空を見ると天燈が浮かんでるじゃん!
天燈の街としても有名な十分で上げられた天燈がこっちの方にも漂ってくるってことは、
十分の街はもうすぐみたいだ。わくわく。

いよいよ十分の街に入ってきた。ほら、建物がある…ある…が…。
建物というより、廃墟と表現したくなるようなたたずまいだがね(笑)。
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さすが田舎町。街はずれの方はさびれとるのゥ。
廃墟と表現するどころか、下の写真のように完全な廃墟もけっこうある。
ちなみに、下の写真の左端に写ってる青シャツ白スカートの女は別に心霊写真ではなく、
単なる観光客である(笑)。
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だがもうすぐ十分の“メインストリート”が見えるはずだ。
そこがいかに変わってて、かつ魅力的なトコであるか、イ課長は大体わかってる。
うう…それを早くこの目で見たい。自然と足が早まる。
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見えたーーーー!十分の町!
こういう古い街並のことを台湾では「老街」と言うようで、つまり十分老街だ。
ココに来たかったんだよイ課長はーーーー!!

十分老街は天燈でも有名だし、近くには石炭鉱山博物館みたなものもあるらしいし、
食い物屋、土産物屋もいっぱいある。
しかし十分老街の決定的な魅力の源泉はこの「街のメインストリートが線路である」という
あり得べからざるスバラしい構造にある。
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こういう構造がどういう風に生まれたのか、実に興味がある。
イ課長の推測では、まず先に石炭運搬用に線路や駅が作られ、その後にだんだんと
商店が増えてこうなった…んじゃないかという気がするんだけど、線路以外にも
道路がないわけじゃないのに、なぜ敢えて線路に面して店を作ったのかはナゾだ。
十分瀑布の入口もそうだけど、台湾の人は線路に向けて建物を作るのが好きなのか?
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この街は以前テレビでちょっと見た時から、一度ぜひ行ってみたいと思ってた。
タイにある、ナントカっていう線路上市場ほどのスサマジさではないにしても
この「線路に出来た商店街」は絶対見たかったんだよ。いや嬉しいなーー。
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イ課長、けっこうカンゲキしてしまった。
次回、この十分老街の魅力をタップリとご紹介しようではないか。
(その5につづく)

 


by tohoiwanya | 2010-12-20 00:07 | 2010.08 台湾旅行 | Comments(0)