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2016年 12月 21日

Tシャツから東南アジアの産業進化を考える

イ課長は東南アジアに行くとよく自分用にTシャツを買う。
これは土産物というより、旅行中に着るシャツという意味合いが強い。日本から大量の衣料を
持参するわけじゃないしと、わざボロを着てって現地で捨てちゃうなんてことも多いから
マトモなシャツを現地調達する必要があるのだ。

東南アジアでイ課長が好むTシャツが現地のビール銘柄であることもすでにおなじみ。
ベトナムでは333、カンボジアではアンコール・ビア、ラオスではビアラオ、タイに行きゃ
シンハーかチャンビア柄のTシャツを買う。
 
こうしてあちこちの国でTシャツ買ってると、国ごとの品質差がけっこうある。
イ課長の場合、特にサイズが問題だ。巨大ロボットだから買う時は必ず「XLある?」と聞き、
XLサイズを買うんだけど、ホテルにもどって試着してみるとまるっきり小さいことがある。
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以前サイゴンで買った333Tシャツも小さくてトホ妻にあげたけど、ルアンパバーンの
ナイトマーケットで2枚買ったビアラオ柄Tシャツのうちの1枚も小さかったねぇ。黒とブルー
2枚買ったけどブルーの方はXLどころかLより小さかったんじゃないか?
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ほら、Tシャツのスソがズボンのベルトあたり。つまりヘソのちょっと下くらいまでしかない。
全然XLじゃないじゃんよーーー。小さすぎるからこれも帰国後はトホ妻行き。それでも旅行中は
着るものがないからこういうチビTシャツも着ざるを得ないのである。ちょっと恥ずかしい。
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もう1枚の黒い方はタイで着たんだけど、1回着たら早くもソデの縫製がほころびてやんの。
まだ一度も洗濯してねぇのにコレかよヲイ。しょうもねぇTシャツだなー。
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その点、タイで買ったTシャツはいつもそこそこの品質は保ってる。
サイズもちゃんとXLにふさわしい大きさで洗濯もしてないのにホコロビるなんてこともない。
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このTシャツ品質差。一人当たりGDPの高い国、平たく言えば豊かな国ほど、売るTシャツの
品質も高いように思える(タイは相対的には豊か)。でも2014年にシェムリアップで買った
アンコール・ビア柄のTシャツはしっかりしてて2年たった今でも時々着る。カンボジアはタイより
かなり貧しいはずだが・・。
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この国による品質差。その国の産業化の度合いの差が反映されてるのかもしれん。
Tシャツみたいな縫製産業、あるいは靴の製造業みたいな、比較的ローテクで人による加工を
必要とする産業って人件費の安い国に集まる。

日本も明治~戦前までは繊維製品って輸出の花形だった。タイも昔はそうだったはずだ。
しかし今やタイはそこを通過してもっと工業化が進み、そういう産業はベトナムやカンボジア、
あるいはバングラデシュみたいな、さらに人件費の安い国にどんどん移動してる。
ただ、ラオスはまだそこまでの産業化にも至ってないって気がするんだよね。

まぁイ課長が東南アジアで買ったTシャツが全部「その国製」だという保証は全くない。
タイで買ったTシャツがカンボジアで縫製されたものだったなんて可能性は十分ある。
でも結局のところ「発注国側の要求品質レベル」が高いと、他国製でも縫製やサイズといった
品質管理がキチンとしてるということになる。東南アジア製日本ブランドも同じことだが。
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産業化の進展に比例して、いずれベトナムのTシャツ品質要求レベルも高まり、
サイズ管理もキチンとしたものになるかもしれん。カンボジアもそうなる可能性はある。

しかしラオスはどうかなぁ〜〜?
個人的な願望を率直に言えば、ラオスは産業化なんてしなくていいから、今のまま
素朴で静かであってほしいと思う。たとえTシャツが小さくてすぐホコロビても。
ま、こんなのは旅行者の勝手な思いで、ラオスだって今後徐々に産業化していくんだろうが。


 

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by tohoiwanya | 2016-12-21 00:27 | 2015.09 ラオス・タイ旅行 | Comments(4)
2016年 11月 21日

ラオスの織物の村に行ってみる

さて、名古屋からラオスに話を戻そう。

ルアンパバーンには3泊したわけだから、到着日と出発日以外に真ん中二日間を丸々使えた。
そのうちの一日はクアンシーの滝日帰り遠足に行ったわけだが、さて二日目は・・・?

普通なら「パクオー洞窟への日帰り遠足」っていうのが定番だと思うんだよ。
しかし二日目は他の人が行きそうもないトコロに行きたいという、ヘソ曲がり根性が顔を出す。
ルアンパバーン周囲には「織物の村」だの「紙づくりの村」だの「酒づくりの村」だの、
特徴的な伝統産業を有する村がいろいろ点在してるみたいで、そういうトコ行ってみたいじゃん?
となれば、やっぱ織物の村だろ。
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イ課長はテキスタイルに知識があるわけじゃないけど、隠れテキスタイル大国・ラオスに来て、
現地で女性たちの着るシンをたくさん見れば、紙や地酒よりはやっぱ織物の村を見たくなるってもんだ。
昔ながらの織り機でパッタンパッタン織ってる様子とか、ぜひ見たい。それに何せトホ妻が
この分野にはうるさいからね。「ラオスの織物の村で買ってきたんだぜ」と言って、シックな
ラオ・テキスタイルでも土産にすれば、バカ亭主のこともちったぁホメてくれる・・かもしれない。

で、いろいろ調べたところ、ルアンパバーン周辺には織物の村らしきものが二つあると知った。
一つはサンコン村(バーン・サンコン)で、ルアンパバーンから竹で編んだ橋(!)を渡って
行くようなんだけど、今は雨季だからその竹橋が撤去されてたんだよね。季節性のある橋。
しかし橋がないと、サンコン村まではドえらく遠回りしないといかん・・・

もう一つはパノム村(バーン・パノム、つまりバーンがラオス語では村って意味なんだな)ってとこで、
こっちは橋の有無とは関係ない位置。ほんじゃまぁ、明日はパノム村に行ってみっか。

で、着いた(やけに早い)。これがパノム村の・・まぁ何というかテキスタイル・センターみたいなトコで
ここでテキスタイルの販売はもちろん、機織りの実演も見られるらしい。
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中はこんな感じ。
商品を見ると・・・うーむ・・イ課長にはこういうテキスタイルの良しあしなんてわからないけど、
シロウト目にはすごく見事な織物に見えるぞ。
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トホ妻の話によると、日本でラオ・テキスタイルの評価が非常に高い理由の一つは、これが
模様や材質といった点で和服用の生地としてすごくイイらしんだよね。確かにこういう織物で
帯とか作ったら、すごくイイのが出来そうに思える。
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それにしてもこのテキスタイルセンター、とにかく呆れるほどヒマだ(笑)。イ課長以外の来店者は
結局一人も来なかった。でもここ、テキスタイル好きのご婦人にはたまらんだろうなぁと思うわけで、
お好きな方はぜひ足を運んでみていただきたい。
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奥に行くと実際に機織りをやってた。おおお。こういう木製の古めかしい機織り機で
パッタンパッタン織ってる姿、テレビじゃ何度も見てるけど実物を見るのは初めてだと思うぞ。
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うーむ、こうやって糸一本分ずつ織るなんて、気が遠くなる作業だよなぁといつも思うけど、
織ってる人にすればどうってことない日常の仕事。他のオバさんと話したりしながら
リラックスした仕事風景だ。、もちろん織ってる女性もまた見事なラオ・テキスタイル製の
シンを着用しているのは言うまでもないのである。
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さて、せっかくここまで来たんだからトホ妻用に何か買って、点数稼ぎしておくか。
といっても何に使うための、どんな織物を買うなんてビジョンは全くないわけだから、
純粋に柄のシックさだけで選んだのがこれ。あとでホテルのベッドに置いて撮った。
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そんなに広い面積の織物じゃない。ちょっとしたスカーフないしショールって感じかな。
イ課長は特にこの織り柄の見事さに感心したのである。そんなに厚みはなくて柔らかくて、
トホ妻も今のところ肩掛けショールみたいにして使ってるようだ。
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さぁ、それではここで問題です。
トホ妻土産に買ったこのラオ・テキスタイル1枚、はたして日本円にするといくらだったでしょうか?

答えは次回更新で。


 

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by tohoiwanya | 2016-11-21 00:10 | 2015.09 ラオス・タイ旅行 | Comments(8)
2016年 11月 04日

ナイトマーケットのひそやかな愉しみ

さて、名古屋観光の話はまたいずれ書くとしてラオスに話を戻そう。

ルアンパバーンみたいな田舎町にナイトプレイスポットなんてご立派なものはない。
晩メシ食ったらあとはナイトマーケットをひやかしながら散歩するくらい。
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しょせん買い物に興味がないイ課長だからナイトマーケットなんて特に楽しくない・・
・・かと思いきや、ここがすごく良くてさぁ、毎晩ほっつき歩いたよ。
民芸品や土産物にマッタク興味がない人でも、このナイトマーケットの雰囲気は
好きになるんじゃないかと思うのだ。
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売ってるのはほぼ全員女性。中学生くらいの店番の女の子もいるけど、一番多いのは
小さな子供がいそうなお母さんが売ってる店だな。商品を自分で作ってるとは思えない。
昼間は別の仕事してるお母さんが家計の足しに夜はナイトマーケット、って感じじゃ
ないかと思う。東南アジアのお母さんはみんな働き者なのだ。
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商品はぜんぶ地面に(道路に)敷いたシートの上に並べられている。
商品としては反物からポーチや財布やスリッパ、Tシャツ、木彫の置きものまでいろいろ
あるけど、隠れテキスタイル大国・ラオスだけあってやっぱ「布もの」がメインかな。
民芸調バッグなんかが好きな人がここに来たら歓喜のあまり狂い買いするのは間違いない。
トホ妻を連れて行くのはちょっと危険かもしれない(笑)。
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この渦巻模様がこの地方独特の模様らしい。バッグとか、スリッパとか、いろんなものに
渦巻模様が使われてた。素朴でシンプルだけど力強いデザインだよね。
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しかしイ課長がこのナイトマーケットを好きになった最大の理由はそこに売られている
商品でも、売っているラオスのお母ちゃんたちでもない。このマーケットを支配する
静けさがもう最高に居心地がいいんだよ。ここを歩いてるとね、店番してるラオス女性たちの

   サバイディー・・
          サバイディー・・

ラオス語の「こんばんは」っていう控えめな挨拶の声だけがひっそりと聞こえてくるわけ。
大声での呼び込みもないし、騒々しいBGMもない。何てステキな静けさであろうか。
色鮮やかな土産物を眺めつつ、あちこちからかかる「サバイディー・・」って声を聞きながら
歩いてるとなんかこう・・ラオス旅情が身体にしみ込んでくる感じなんですよオクサン。
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これがタイの観光客向けマーケットだったらもう少し賑やかに、ラジカセで音楽とかかけながら
売るだろう(実際、この後行ったチェンマイのサンデーマーケットはそういう感じだった)。
サイゴンのベンタイン市場なんかだったら、観光客を見ると「ほらガイジンさん、これ安いよ」
って感じでパワフルなお母ちゃんたちが積極的に売り込んでくるだろう。
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でもルアンパバーンのナイトマーケットはラジカセもなければ呼び込みもない。
店々の女性たちの「サバイディー・・」という控えめな挨拶だけ。なんて静かで居心地イイんだ。
観光客向け土産物を売ってて、実際観光客がたくさんウロウロしてるのに、こんなに静かでひそやかな
マーケットが他にあるだろうか?そう、まさに「ひそやか」という言葉を使いたくなるんだよ。
すっかりここが気に入ったイ課長は毎晩このマーケットをうろつき、毎晩何か買った。

①カンボジアパンツ2本で75,000キープ(=約1,100円。1枚550円。値切り足りなかったな)
②ビアラオプリントのTシャツ2枚で50,000キープ(=約750円。1枚375円ならまぁこんなもんか)
③ゾウさん刺繍のある布サイフ5個で30,000キープ(=約450円。1個90円ならまぁよかろう)

何か買おうとすると、ラオスの女性たちは「お客さんだ、ヨシ!」と意気込むでもなく、むしろ少し
照れるような感じで、それでも一応フッカケてきて(笑)。こっちが少し値切るとすぐOKしてくれる。
まぁ威勢のいいオバさんとの丁々発止の値切り合戦も楽しいだろうけど、このナイトマーケットの
何とも言えない、ひそやかでソフトな感じは忘れがたいよ、ホント。
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田舎町ルアンパバーンにこれといったナイトライフのお楽しみはない。
しかしこのナイトマーケットに行けば、ルアンパバーンの夜がいつまでも続いてほしいという気分に
なるのではないかと思うのである。ぜひ足をお運びいただきたいのである。


  

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by tohoiwanya | 2016-11-04 00:03 | 2015.09 ラオス・タイ旅行 | Comments(8)
2016年 09月 07日

魅惑のカンボジア・パンツ(仮称)

内容的には前回記事の続きと言っていい本日の話。
タイの寺院参拝時のドレス・コードを楽勝でクリアし、しかも涼しいという素晴らしいモノ。
そのモノの正式名称は不明なのだが、イ課長家では便宜上ソレを初めて買った国の名をとって
カンボジア・パンツと呼んでいる。
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東南アジアを旅行した人なら見たことある、あるいは買ったことある人は多いはずだ。
ごくごく薄くて軽い布で作られた一種のイージーパンツみたいなもの。これ、東南アジアを旅する
欧米人の女性旅行者には特に好評みたいで、誰もカレもがこれ着て歩いてるって感じ。

初めてこれを買った時のことは前に書いた。シェムリアップのオールドマーケットのお姉さんの営業に負けて
買ったのだ。その時は「トホ妻、喜ぶかなぁ?こんなパンツ・・・」って感じで、あまり期待してなかった。
(ついでに言えば、相場を知らなかったのでものっすごくボラれた)

ところがコレがトホ妻に異常に好評だったんだワ。
着ると、とにかく軽くて涼しくて着心地バツグンなんだと。そのうえ、コレを着用して人に会うと
「アラ、そのパンツいい!」とやたらほめられるらしい。そんなコンナでトホ妻はすっかり
カンボジア・パンツが気に入り、また東南アジア行ったら買ってきてよとネダッてくる始末。

というわけで、翌年ラオスとタイに行った時もまた買った。まずルアンパバーンのナイトマーケットで2本。
2本で75,000キープ(約1,100円)にしてもらったけど、これはまだまだ値切り足りなかった(笑)。
とりあえずこの時は「トホ妻用に2本」のつもりで買ったのだ。
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このパンツ、たしかに女性旅行者が着用してるケースが圧倒的に多いんだけどタイでは男性観光客も着てた。
ほう、男性用大きめサイズもあるのか?だとしたらオレも欲しいな・・というわけでチェンマイで自分用に2つ購入。
さらにその後バンコクでも2つ(これはオフクロと叔母用)買った。チェンマイもバンコクも値段は同じで、
「二つ買うから少し安くして」と頼んで2本で220バーツ(当時で700円弱か)、つまり1本350円ありゃ買えるのである。
タイで買った4本をホテルのベッドに並べて記念写真。右の二つ(緑とブルー)がイ課長用になったもの。
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ホテルで試着してみたけど、おお、確かに着心地いいじゃん。ヘナヘナに軽くて柔らかい布の触感が
夏のパンツとしては実にケッコウで、これから夏は断然コレだぜっていう気になる。気に入ったから
ホテルの鏡でセルフ撮り。上から撮るとこのパンツの良さがイマイチ伝わらないのだが。
足首のところにはゴムが入ってる。
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タイマッサージの時に着るダボダボの、後ろから前にヒモをまわして結ぶパンツ。あれは俗にタイ・パンツって
言うけど、カンボジア・パンツ(仮称)はあれよりもっと布がヘナヘナで柔らかい。しかも腰はゴムだから
タイ・パンツよりはくのもラク。派手なプリント柄がお約束で、圧倒的にゾウさんモチーフが多いというのが
特徴といえるだろう。

ただ、カンボジア・パンツ(仮称)には致命的弱点もある。文字通りの意味で「弱い」んだよ。
ペラペラに薄くて軽い布を縫製して作ったものだから、縫製箇所の強度は極めて低い。アグラをかいたりして
マタの部分が引っ張られ続けてると、ほどなく裂ける。イ課長用の2本は2本とも裂けちまった、トホホ。

裂けたイ課長のパンツを見て「乱暴にはくからよー」なんて威張ってたトホ妻のパンツもほどなく裂けた(笑)。
このパンツ、メンズ・レディースの区別はなく、SML みたいなサイズも厳密ではない。だから小柄な女性がはくと
ダボダボだけど(それがまた着心地イイんだ)、おデブの人とか、イ課長みたいに背がデカい人がはくと
余裕が少ない分、よけい裂けやすくなるんだろうな。アグラかく時とか気を付けないと。

このパンツをあげたオフクロと叔母も「これ夏にはいいわー」と喜んでたくらいで、夏に着心地バツグンなのは
折り紙つき。着た人は全員気に入る。しかし耐久性のなさもまた折り紙つきだから困る。

しかしいくら耐久性がないと言っても旅行中くらいはもつはずだ。
タイに行ったらまずコレを買って、寺院参拝の時はこれを着用すればドレス・コード上も問題ないし、
軽くて涼しい。もうサイコー。欧米人女性が誰もカレもこれを着用するわけだ。寺院参拝以外でも
暑い東南アジアではコレが手放せなくなること請け合い。

軽くて涼しくて寺院参拝にもピッタリ、男も女もはける万能のカンボジア・パンツ(仮称)。
日本の夏用イージーパンツに百発百中ぴったり、まず絶対にハズす心配のない、大好評間違いなしの
東南アジア土産だと思うのである。今度行ったらイ課長は自分用にまた買うぞ。

  
 
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by tohoiwanya | 2016-09-07 00:09 | 2015.09 ラオス・タイ旅行 | Comments(8)
2016年 05月 03日

百年市場で急にアレを買いたくなる

バーンマイ百年市場で腹が減ったイ課長は何か食える店を捜した。
少し歩き疲れたし、立ち食いじゃなくイスとテーブルのある店で落ち着いて食いたいところだが・・。
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歩いてたら店先のキッチンで薄焼き卵みたいなものを焼いて何か作ってる店があった。
うまそうだけど、何作ってんだろ?この店、一応レストランっぽくイスやテーブルがあるから
まぁここでいいか。

タイ語表記のみだったか、英語併記のメニューだったかよく覚えてないんだけど、どうせ一人だし
メニュー選びに迷うほどのこともない(イ課長はせっかちだから日本でも注文を決めるのは早い)。
パッタイ(タイ風やきそば)って言ってみよう。やきそばやチャーハンなら大体どこの店でもある。
というわけでパッタイとレモンジュースを注文した(ビールはなかった(笑))。

注文が済めばあとはのんびり待つだけ。
川の上に突き出たテラスレストランだから、冷房はないけど水辺のせいかすこ~し涼しい。
昨日はなくした金の捜索がメインという情けない一日だったけど、今日はようやく休暇でタイに来た
ガイジン観光客らしい気分に浸れるぜ。
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ぼんやり川を見てると、かすかな、しかも不思議な音がするのに気付いた。

        コトコトコトコト・・コトコトコト・・・・・
                                         ・・コトコト・・・・・
                    コトコト・・・・コトコトコトコトコト・・・・・

なんの音?じーっと聞いてると眠くなってくるような音だ。

おおお、わかった。この音かぁ。
これ、一種の風鈴だ。日本の風鈴の場合、南部鉄であれガラスであれ、風をうけるタンザク部分が
音が鳴る部分より下にあるけど、これは逆。上にある巨大エンドウのサヤみたいなヤツが風をうけて
揺れると、ヒモにつるされた下の木も揺れ、左右にある逆さタマネギみたいな形した木製の撞木?に
あたって、 コトコトコトコトコト・・・・・ とかすかな音をたてる。
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これが何本も釣り下がってるから、このレストランにいると、かすかな木の音色に包まれる感じになる。
いやーなんかコレいいわ。チリンチリーン・・っていう日本の風鈴より静かな音色だなぁ。
 
・・・なんて言ってる間にパッタイが来た。
うおおお、卵に包まれておる。さっき作ってた薄焼き卵はパッタイ用だったのか?
日本の居酒屋で時々ある「オムそば」みたいな感じだけど、こういう「オムパッタイ」は初めて見たよ。
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オムパッタイの向こうにある薄茶色のコナは、たぶんピーナッツを砕いたものだと思われる。
オムパッタイだけでも美味いけど、ピーナッツを混ぜて食うとほのかな甘みが加わってこれまた美味い。
小皿の赤い辛ケチャップみたいなのをかけると、こんどは少し辛味が増して美味い。
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路上屋台のヌードル屋なんかでもそうなんだけど、タイめしでは食う人が自由に調味料を加えて
味を調節することが前提ってことが多い。日本のタイめし屋でもナンプラー、酢、トウガラシ粉末、砂糖
という四つセットが大体あるよね。何も調味料を加えないと、意外と薄味ってことも多い。

この店ではペットボトルがナンプラー、スプーン入り小皿が(たぶん)酢、砂糖ツボみたいなヤツには
砂糖かトウガラシ粉末のどっちかが入ってると思われる(ちゃんと確かめた上で写真撮れって)。
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この2014年旅行当時、イ課長はまだこの調味料セットをうまく使うことが出来なかった。
でも翌年の東南アジア旅行でタイ行った時は「ヌードル食う時にはトウガラシだぜ」みたいに、
だんだん慣れて、少しずつ調味料を使えるようになってきた。

さて、市場もザッと見たし、オムパッタイも食ったし、そろそろ帰ろうかと思ったんだけど、
イ課長はさっき耳にしたあの木製風鈴の音が忘れられなかった。あれ、いいなぁ・・。
夏の日の午後、眠くなるようなあの風鈴の音を聞きながら昼寝したらさぞ気持ちいいだろう。

そうだ、百年市場であの風鈴買って帰ろう!
メッタに買い物欲が湧かないイ課長が珍しく民芸品を買う気になった。ああいう木の音の風鈴って
日本じゃ珍しいし、百年市場に来たいい記念になるじゃん。で、市場を戻りながら同じ風鈴を
一生懸命捜したんだけど、売ってねぇでやがる(つうか、ああいう民芸品店自体あんまりない)


  
     がっくり・・・(下の写真は文章と関係ありません)
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この数日後、バンコクのショッピングモールでも同じ風鈴探したけどやっぱりなかった。
珍しくイ課長が土産物買おうって気になったのに・・・あの風鈴、欲しかったなぁ・・ちぇっ。

 
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by tohoiwanya | 2016-05-03 00:15 | 2014.09 ベト・カン・タイ旅行 | Comments(2)
2015年 01月 26日

ぼったくられても楽しいハノイ

ゴーゴーバーやらエアアジアやらが済んだところで、またハノイネタに戻る。
今考えると、最初のサイゴンにいた2泊の間はまだイ課長がベトナムに慣れる期間という部分があった。

しかし田舎町ホイアンに1泊したことでイ課長の“ベトナム化”がイッキに進行して、ハノイに着いた頃には
すっかり「そういうベトナムが好き」という気分になってた。だからベトナムのぼったくり商法もハノイにおいては
ぼったくりに遭うかどうかを、運だめし的な行為と思える程度に緩い気分になっていた。

ハノイはベトナム最後の滞在地だったから、旅先での買い物にはまったく頓着ないイ課長も
多少はベトナム土産を買おうと思って買物したわけだけど、どの店でも必ず何かあるんだよね。
品物を見る、定価を見る、お金払う、それじゃね、みたいにスンナリいくことは決してないのである(笑)。

たとえばハノイ大聖堂の近くのある雑貨店。
ベトナム雑貨って日本の女性に人気あるから、ここでも手提げバッグを買った。
仮にそれが18万ドン、約900円だったとしよう(確かそんな感じの値段だった)。
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こんなゼロの多い支払いを、財布にミッチリ詰まった9種類ものお札でしなきゃいけないんだから大変だ。
えー・・ちょっと待ってね、まず10万ドン札を1枚・・あともう1枚・・あれ、もう1枚はないかな?(というより
大量の札の中から特定のお札を探すのが面倒になってきてる)あーもういいや、20万ドン札で払おう。
あれ?さっきここに置いた10万ドンは?

「あなたお金出してないよ」
「え?いまここに10万ドン札一度置いたやん、置かなかった?置いたよ」
「置いてないよ、アナタお金なんて置いてないよ」

定価より高い値段をふっかけてくる可能性というのはこちらもある程度織り込み済みだが、
とりあえず出したお金をクスネるというのは意外な手口。っていうか、いくら何でもそんなことするかい?

「いまここに10万ドン置いたよね?」
「知らない!アナタお金おいてないよ!」日本人のオッサンとベトナムのオバちゃんの水掛け論。
イ課長が「じゃ、いいよ」って言って店を出ようとすると、オバちゃんは泣かんばかりの抗議の姿勢を見せ
店の奥にいたゴッドマザーのごとき、もっとスゴそうなオバちゃんにイ課長のことを言いつける(笑)。

これ、実際のところ今に至るまでどっちが悪いのかわからない。
巨大数の国だし、お札の種類も多い。実際、ベトナムでイ課長は支払いで間違えたことがあった。
イ課長の勘違いという可能性もある。お札を置いたつもりで手に持ってたのかもしれん。それに置いた金を
クスネて知らんぷりって、手口としてさすがに・・って気もするしねぇ。

まぁしょうがない。自分が絶対正しいという自信もないわけだから、お金を払ってバッグを買った。
こうなったら写真くらい撮らせてもらおうじゃねぇか。右がイ課長と水掛け論したオバちゃん、
左が「もっとスゴそうな」オバちゃん。こうして見るとどっちもスゴそうに見えるね(笑)。
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ハノイではベトナム土産としてランチョンマットも買った。
スダレみたいなのを巻いたヤツで、それが6本セットになったのがあったんだよ。
これは軽いし、2本セットであげても3人分のおみやげになるし(笑)、いいかもしれん。買うか。

まだ割と若いおかみさんが近づいてきたから聞いた。「ハウマッチ?」
「20万ドン(1000円)」

スダレ風ランチョンマット6枚で1000円。そんなもんかと思うかもしれないけど、ベトナムじゃすげぇ高い。
さぁ価格交渉の始まりだ。さていくらからスタートするか・・・あまり考えずにイ課長はこう言った。

「15万ドン(750円)にしてよ」

イ課長が提示したこの“対抗価格”をアナタはどう思いますか?
これは明らかにイ課長の甘さが出た。最低でも半額、コトによったら3分の1くらいから始めるべきだった。

一瞬の間をおいて「・・・・オーケー!!」と答えた彼女の表情は明らかには嬉しさを押し殺してたね(笑)。
「なーんてユルい金額で値切ってくる客だろ」と思ったのは間違いない。バッカでー、イ課長。

仕方ない。15万ドンで買ったよ。ちくしょー。こうなったら少しでもモトとるために写真とってやる。
うーむ・・び、美人じゃねぇか、くそ(笑)。
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ハノイには他にもナンさんや、正直堂店主もいた。風俗マッサージかと見まごうフォンさんの店もあった。
ナゾの麺屋のエンマおばさんCOM食堂のおばちゃん・・・買物や飲食等々でお金を使う機会すべてが
何かネタになるって感じだった。ある人からは正価を請求され、ある人からはぼったくられ、ある人とは
Facebook友達になった(笑)。楽しくてしょうがなかったよ。
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ハノイはイ課長にとって本当に好きな街になった。
ハノイについてはけっこう書いたけど、まだ書きたいことがあるから、もうちょっと書くと思うよ。
 
 

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by tohoiwanya | 2015-01-26 00:02 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(8)
2014年 07月 03日

ネクタイと税金

珍しくお土産ネタ。

ご存知のようにイ課長は海外の服飾ブランドに関する知識なんて野良イヌほども持ち合わせていない。
これは昔からそうで、1996年に初めてタイに出張した時もブランドものを買ってこようなんて意欲は
サラサラなかった・・という以前にタイのブランドなんて知ってるわけがない。

ただ、出張の最後の頃にパッポン通りの近くを歩いてたらジム・トンプソンという立派な店があった。
この店は「地球の歩き方」で目にしたから有名な店なんだろう。で、ちょっと入ってタイ出張記念に
ネクタイを1本買った。ゾウさん柄のやつ。値段はよく覚えてないけど、とにかくすごく安くて、
日本円で2,500円程度だったような記憶があるんだよなぁ。

自分じゃ「タイでシルクのネクタイ1本買った」程度の認識だったけど、それを見たトホ妻は敏感に反応した。
ふだん安物専門の亭主が本場のタイシルク、しかもあろうことかトップブランドであるジム・トンプソンの
ネクタイ買ってくるとは!というわけだ。さらに(ここが重要だが)買ってきたのが自分用ネクタイだけで
アタシには何も買ってこなかったということにも何か強く感じるところがあったようだ(笑)。

その後17年の間に、そのゾウさん柄ネクタイもすっかりクタビれ、磨耗した。
だから去年バンコクに行ったらまたジム・トンプソンのネクタイを買いたいな、と思ってたんだよ。
イ課長が海外でブランド品を買いたいと思うこと自体、破天荒なことといっていい。

ジム・トンプソンの店は17年前と同じくスリウォン通りに面して建っていた。実はここ、ジム・トンプソンの本店。
17年前はあんまり考えてなかったけど、イ課長はあのネクタイを由緒正しいバンコク本店で買ったわけだ。
でも昔にくらべるとネクタイ高くなったねー。2本買ったけど、1本が1600バーツ(4800円)、
1本は2100バーツ(6300円)だもん。2本で1万円超。安物専門のイ課長にしてはこれまた破天荒なことだ。
せっかくだから自慢しよう(笑)。今回もゾウさん柄でそろえたのである。ゾウさんゾウさん♪
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今回は自分用ネクタイのほかに抜かりなくトホ妻用の小さいポーチ(ちなみに、それもゾウ柄)も買って、しめて
4420バーツ、日本円で約13000円強のお買物。イ課長がこんな高額の買物するのは珍しい。

え?やけに値段を正確に覚えてるじゃないかって?実はある理由でレシートの写真が残ってたのだ。

ネクタイを買って支払いをすると店員が何やら紙をくれて、タックスがどうたら空港でどうたら言ってきた。
おおお、これがウワサに聞く付加価値税(VAT)払い戻しってヤツか。このトシで初めての体験だ。
さすがは世界のジム・トンプソン。サクサクと還付申請書にレシートをホチキス留めして手際よく
準備してくれる。空港での申請手順も日本語の説明がついてるっていうんだから至れり尽くせりだ。
これならイ課長でもできそうだぞ。
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必要なものは還付申請書と、店のレシートと、買ったものの現物の三つらしい。
この還付申請書に名前とかパスポートNo.とか住所とかフライトNo.とか、いろいろ書かないといけない。
けっこう面倒臭い。ホテルでじっくりやる必要がある。
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書類が揃えばあとは空港での勝負ということになる。勝負は二回。
まず第一ラウンドは出国審査前。スワンナプーム空港のチェックインカウンターと同じフロアにある
タックスオフィスで書類チェックをうけてハンコをバンと押してもらう。これが済めばほぼ大丈夫だ。

出国審査を済ませて搭乗フロアに入ると第二ラウンド、実際の払い戻し窓口にさっきの書類を持ってって
払い戻してもらう。手続き自体は簡単だけど問題は行列だ。幸いイ課長が行ったときは空いてた。
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ところが、その30分後になるとイッキにこの長蛇の列だからね。すごく時間がかかったと思うよ。
せっかく書類作って第一ラウンドの手続きもして、最後に時間がなくて払い戻してもらえないのは
口惜しいから、少し時間に余裕を持たせましょう。
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で、結局イ課長はいくら税金を払い戻してもらったのか?実はこっちの方は正確な金額を記録してない。
大体400バーツ強、日本円で1200~1500円ってとこじゃなかったかって気がするんだけど
あんまりよく覚えてないのだ。スマヌ。

バンコク行ったらジム・トンプソンでタイシルク買いたいと思ってる人は多いはず。
まぁジム・トンプソンじゃなくても、たぶん高級なお店とかデバートとかなら税金還付用の書類は
店が揃えてくれるから、あとはそれにキチンと記入して、空港で二箇所の窓口に行けばいい。

最大の問題はやっぱ行列だと思うよ。早めに行った方がいい。イ課長の推測では日本行きや中国行きの
便が出る前はこの窓口がグワッと混むんじゃないかって気がするんだよなー。いずれにしてもこの手続きを
やる場合は時間に余裕を持たせておくに限ると思いまする。

昔と違って今は年間1/3くらいはクールビズでノーネクタイだからね。
今回買ったジム・トンプソンの2本のゾウさん柄ネクタイがイ課長の定年までもつのは間違いないよ。



 
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by tohoiwanya | 2014-07-03 00:02 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(6)
2014年 05月 09日

ホイアン・人情夜話

現在手持ちの「ブログネタ在庫状況」をざっと考えてみると・・・

①昨年2月欧州出張ネタ。これはまだけっこう残ってる。
②昨年6月のベトナム・タイ旅行ネタ。これはたーーーっぷりある。
③昨年12月のバンコク旅行ネタ。これもかなりあるけど滞在自体が短かったから数としては②よりずっと少ない。

「行った順」で消化するなら①②③と書いていけばいいんだが、そうすると途中から東南アジアネタばかりになる。
変化をつけるために順序を変え、東南アジアネタ書きつつ、途中時々欧州ネタをはさむって形でいこうと思う。
え?どうでもいい?さいざんすか。

というわけで、ベトナムの話を書こう。とにかくベトナムは楽しかったからさぁ。

以前、ベトナムじゃモノを買う(食う)たびに「この店は正直か、ボッタクリか?」と考えなきゃならない、と書いた。
それは実際その通りで、同じものを買うにしても店によって言い値がぜんぜん違う。
そんな国で買い物したりメシを食ったりするのは本来であれば疲れる。ストレスになる。ところがベトナムだと
店や食堂で現地の人と接するのが楽しくてしょうがないんだよ。ぼったくり確率がけっこう高いのに、だ。

ボッタクリ店と正直店が混在した状況での買い物や食事が楽しい理由の一つは、その貨幣価値の差だろう。
たとえば1万ドンぼったくられたとしても、日本円にすりゃ50円。50円ならまぁいいかという気になる。

理由の二つ目はベトナム人店員の「客の顔を覚える能力が高い」ということだ。
これに関してはこれまで行ったどの国と比べても高いと言わざるを得ない。理由は不明だが(客が少ないから・・・か?)。
昨日行った店に翌日行くと確実に覚えてる。そんな店で「あらアンタまた来たね」「昨日と同じのにする?」なんて
ニコニコ接してもらえりゃ、こっちだって嬉しくなるってもんだ。生まれて初めて来た街なのに、
買い物したりメシ食ったりしてるだけで街に顔見知りが増えていくんだよ。
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ボッタクリ確率の低くない国で、しかも「貨幣価値の差が大きい」と「顔を覚えられる」という条件下で買い物すると、
どういう具合に楽しいか?イ課長がベトナムでもっとも頻繁に買った商品である缶ビールを例に説明しよう。

ベトナムで最初に買った缶ビールはサイゴンの路上だった。
以前に「美女図鑑」にも載せた、このかわいいお嬢さんから買ったのだ。
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このお嬢さんも一度ビールを買ったイ課長のことを覚えててくれたって前に書いたよね。ちなみに値段は1本1.5万ドン。
日本円で約75円だ。3本買って5万ドン札を渡すとお釣りはない。本来なら5000ドンのお釣りなんだけど、
5000ドンって日本円にすれば25円。1本あたりなら8円の違いだ。こんな具合だから1000ドン単位の取引に関しちゃ
売る方も買う方もお互いルーズになる(笑)。

ただ、多少なりとも余分にお金を払ってると、写真を撮らせてくれない?なんてことが頼みやすくなるんだよね。
撮影料25円で撮らせてもらうと考えると、異常に安い撮影料だ(笑)。

こんな調子でベトナムではお店の人の写真をいっぱい撮らせてもらった。楽しかったなぁ。

たとえばこの人。これはハノイでビールを買った店のおっちゃんだが、1本あたり1.2万ドンしかとらない。
おそらくこれは標準小売価格そのもののはずで、コンビニで買うよりも安い。なんと正直な店主であろうか。
(サングラスかけた外見からだと、とてもそう見えないってところがオカシい(笑))
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そこでイ課長はこの店を「正直堂」と命名した。ハノイ滞在中は何度も正直堂でビールを買ったもんだ。
おっちゃんの方もイ課長のことをすぐ覚えて「今日もサイゴンビール3本かい?」なんて聞いてくる。
街に顔見知りができると街歩きも楽しくなるよねぇ。

もちろん、正直堂の店主みたいな人ばっかりじゃない。ベトナムにはブラック店主だって多い。
正直堂が閉まっちゃった後にビールを買いたくなって、暗い路上のオバサンから買ったら2本で4万ドンときた。
1本2万ドン?高いなー。正直堂なら1.2万ドン/本だぜ?これはもう明らかなぼったくり価格だ。
もっとも、ぼったくられた差額は1本あたり8000ドン、40円・・・まぁ、いいか・・・。

こういう「ぼったくってる時」のベトナム人の顔を観察するのがまた面白いんだワ。
やっぱりやましい気持があるのか、イ課長と目を合わせず、不機嫌そうに言うケースが多い。
サッと金だけ払って、サッと消えてもらいたいと思ってる様子が強く伝わってくる(笑)。

ベトナムで一番高い缶ビールを買わされたのはホイアンだった。
昼間歩き回って汗ダクになったから夕方まで少しホテルで休もうと思い、路上のビール売りのお姉さんから
3本買った。すると値段は8万ドンというではないか。

はちまんどん?!こりゃすごいボッタクリだ。大体3本で8万ドンって、割り切れねぇじゃねぇか(笑)。
思わず「えいてぃさうざんど??」って聞き直し、「じゃいらないよ、他の店で買う」って言おうかな、と一瞬思った。
しかし暑いなか、他の店を探すのもメンドウだし、まぁ例によって上乗せ価格分は撮影料と思うことにして
写真を撮らせてもらった。
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「ノットビューティフル・・(美人じゃない・・)」なんて照れながらも写真を撮らせてくれた。
ノンラー(例のベトコン帽子ね)をかぶった、ごく素朴な田舎育ちのお姉ちゃんっていう感じで、悪い人には
ぜんぜん見えないんだけどなぁ・・。まぁこれがベトナムということか。

夜になった。ホイアンの街はちょうど満月のお祭り。イ課長もカメラを持って夜の街をあちこち歩き回る。
この夜のホイアンの美しさは本当に忘れられない。地元の人と観光客とですごい賑わいだったよ。
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「さっきビール買ったの、この辺だったよな・・」と思って歩いてたら、あのぼったくり姉ちゃんがいた。
一瞬目があった。しかし次の瞬間ハッと思ってイ課長は目をそらして気づかなかったフリをした。


ぼったくり姉ちゃん、赤ん坊を抱いてたんだよね。
若く見えたからまったく考えてなかったけど、じつはもうお母さんだったんだ。

おそらく彼女も「あ、昼間のお客さんだ」と思ったに違いないけど、この時ばかりは知らない人でいたかった。
きっと暮らしは裕福ではないんだろう。昼間は乳飲み子を誰かに預け、炎天下の路上で冷えた飲物を売って
一生懸命稼いでいるお母さん。そんな彼女と「さっきぼったくられた客」として気まずく再会したくなかった。

彼女にはビール代をぼったくられた。それは間違いない。3本で、日本円にして約180円くらい多くとられた。
でも、ぼったくられたその180円が彼女とその赤ん坊のためになるならむしろ良かったじゃん、と思えてきた。

気づかないフリをしたまま、雑踏に混じって赤ん坊を抱いた彼女の前を通り過ぎた。
川沿いの道。フと空を見上げると、ホイアンの満月祭りの夜を飾る月がこの上なく美しい。
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「あー・・・彼女からビール買ってよかったなぁ・・・」


しみじみそう思った。
あの時「ほかの店で買う」なんて言わなくてほんとに良かった。
ぼったくられたけど、満ち足りた気分だった。こういうのもあまり経験がない。

「ベトナムって、いいよなぁ・・・」 

こうしてますますベトナムが好きになっていくイ課長なのでありました。


 
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by tohoiwanya | 2014-05-09 00:20 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(8)
2014年 04月 12日

東南アジアお土産Tシャツ品質評価

いやーすみません、すみません。
4月になったと思ったら急に更新ペースガタ落ち。10日間で2記事とはどういうコトだ。

普通だったら年度末が終わるとヒマになるイ課長なんだけど、今年はたまたま4月になってからが
バカ忙しいっていうんだから困ったもんだぜ。今週はほとんど外出ばっかりで、明日の土曜は
京都日帰り出張っていうんだからさらに困ったもんだ。

こういう時は腰を据えてジックリ書く、といったタイプのネタは扱いづらい。


うーーーーむ・・・・ナニを書くか・・・


写真があるからTシャツの話を書こう。

去年のベトナム・タイ旅行でイ課長は両国で1枚ずつ、Tシャツを買った。
持って行く荷物は少なくしたがるタチだし、わざとボロい服を着てって現地で捨てたりもするから、
そのままだったら現地で衣類は不足する。実は最初から現地でTシャツ買うつもりだったんだよね。
自分用の土産にもなるし。

本人の嗜好を反映してか、買ったのはビールの銘柄のデザインのものだった。
ハノイでは有名な「333(これをバーバーバーと読むらしい)ビール」のプリント。
値段は6万ドンだったから約300円。こりゃ安い。
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「これのXLサイズ、ある?」と店の女のコに聞いたら、奥に探しに行った。
ところがそれっきりなかなか帰ってこない。まぁ確かにベトナムの人の体格は日本人と同程度だから
大きいサイズは少ないのかもしれないが・・・

やっとXLを持ってきてくれたから買った。そして翌日着た。
着た瞬間に「あ、失敗だった」ということを悟った(笑)。

とにかく「これでXLなのかい?!」と思うくらい小さい。ヘタしたら日本のLより小さいんじゃないかな?
しかも糸の始末が不十分で、あちこちにミシンで縫ったあとの糸が飛び出してる。
さらに言えば使ってる生地も化繊混じりで、肌触りはあまりよくない。

ベトナムのお土産Tシャツ産業の技術レベルはまだ向上余地がかなりあると言わざるを得ん。
結局、イ課長には小さい、そのXLサイズのTシャツはトホ妻にあげた。

その数日後、こんどはバンコクの露店で同じくXLサイズのTシャツを買った。
同じくビール銘柄のプリントで、シンハーと並ぶ有名な銘柄、Changビールのロゴだ。
値段が確か180バーツ(約540円)くらいだった。ベトナムよりはちょっと高い。

ただ、品質的にはこっちの方が断然いい。
コットン100%で着心地いいし、ちゃんとXLにふさわしいサイズでイ課長でもゆったり着られる。
こちらの方はイ課長込みの写真しかなくて恐縮だが、こんなTシャツね。袖が緑でなかなかよろしい。
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ところがこれにも問題があった(笑)。
プリント柄の定着処理みたいなのが十分じゃなかったんだな。日本に戻って、これを着て夏を迎え、
大汗かいたりすると、胸の部分のプリントのインクが汗で滲みはじめた。
せっかくキレイな緑色だった胸のロゴも今や茶色じみた情けない色になってしまったのである。

ちなみに、イ課長はこの半年後、年末のバンコク旅行に行ったときもやはりビール柄Tシャツを買った。
こんどはおなじみのシンハービールで、やはりXLサイズで値段は180バーツ。
これは今のところプリントの滲みもなく(あまり濃い色も使ってないが)、快適に着用している。
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結論;
お土産Tシャツを買うなら、ベトナムよりバンコクの方が品質はいい。
値段はベトナムの方がちょっと安いけど、綿100%じゃないから着心地がよくないし、何より
XLがあの小ささじゃ困る。身体の大きい欧米人なんか、買っても着られないんじゃないか?

というわけで、お土産Tシャツというどうでもいい小ネタ更新でした。
来週はもう少し腰を据えて更新できると思うんだけど・・・。




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by tohoiwanya | 2014-04-12 01:30 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(8)
2014年 01月 20日

アラビアの食器を買う

ポーランドではついぞ見かけなかったけど、ヘルシンキでは日本人観光客の姿をときどき見かけた。
ただし、見かけた日本人はみんな女性だった。ヘルシンキは(ポーランドよりは)日本人女性に
人気があるみたいだけど、その人気の一端を「北欧雑貨」が担っているのは間違いあるまい。

海外に行っても現地での買い物に関してはトンと関心がないイ課長。
当然、北欧雑貨についてちーーとも知らなかったんだけど、アラビアとかイッタラとかマリメッコとか
フィンランドには有名な陶磁器(およびガラス?)のブランドがあるということは何かで読んだ。
たまたま市電を乗り間違えた偶然でアラビアの工場に遭遇したので、行ってみることにしたのである。
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アラビアの皿やカップのことは何も知らないけど、このアングルの、工場の写真はあちこちで見た。
レンガ造りの古臭い工場と煙突、そこにARABIAという昔風のロゴ。すごく特徴的な風景だ。
それが市電の窓から見えれば見学していこうって気にもなる。
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ここの最大の集客施設は工場そのものじゃなく(申し込めば工場見学もできるらしんだが)、併設されてる
アラビアのショップだ。北欧雑貨好きのご婦人ならたちまちハァハァ言って物欲の奴隷になりそうなものが
どかーんと並んでる。
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だが、イ課長はそういう方面にはウトい。ズラリと並んだカップや皿を見ても「おお素晴らしい!欲しい!」
なんて物欲がトンと湧いてこないわけで、なんて張り合いのない客であろうか(笑)。

ただ、考えてもいなかった「ヘルシンキのアラビアの工場」に、なぜか来ているという偶然が面白くて、
訪問記念に何か一つは買っていこうと思った。しかし、さて、何を買おうか・・・。
あまり大きなものは重そうだしなぁ・・・
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おっ、ムーミンカップがいっぱいあるじゃん。
同じようなカップをバンター空港のムーミンショップでも見かけたけど、あれってアラビアが作ってたんだ。
よし、それじゃせっかくだからトホ妻用土産にムーミンカップでも買っていくか。
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デザインにはムーミンだけじゃなく、ミーとかスナフキンとか、いろいろあった。
その中でイ課長が最終的にチョイスしたのはコレなのである。値段は例によって忘れたけど、
日本円で1,500円~2,000円ってとこじゃなかったかなぁ?バカ高くはなかったけど、安くもない。
(いま気がついた。写真に値段が出てるじゃん。17.6€だから、当時のレートだと1800円ってとこか)
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ショップの外に出ると、こんな風にきれいなカフェもある。
オジサンがぼんやり立ってるけど、彼が「奥さんの買い物につきあって、待ってるダンナ」であるのは
絶対に間違いないだろう。自分の妻が服や雑貨を買うのに付きったことのある亭主であればね、
直感的にわかりあえるんだよ(笑)。
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実際、このアラビアのショップで買い物してるのはほとんど女性客で、ヤロウなんてイ課長くらい。
まぁ北欧雑貨に関心が高いのが主に女性なのは当然だろうし、ショップに女性客が多いのも
これまた当然だ。日本人のおばさんたちも何人かいて、張り切って買ってたね。
ヘルシンキに行ったら何はさておき、ここで買い物したいという女性は少なくないと思う。

しかし何度も言うようにイ課長は「たまたま市電を乗り間違えて」ここに来てしまったっていうだけのオッサン。
工場の外観を見て「あっアラビアだ!」と思う程度の知識はあっても、食器自体に関する知識なんてゼロ。
とにかくアラビアとかイッタラって、優れたデザインで知られる・・んだよね?(必死に同意を求める)

ただ、この映画は知ってる。
日本女性のフィンランド志向に火をつけた「かもめ食堂」。実はアラビアはこの映画に協力してたんだと。
たぶん食事シーンで使われた食器の多くはアラビアのものだったはずだ。
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ほーら、雑貨好きのアナタ、ヘルシンキに行きたくなったでしょう~?
食器には詳しくないが、どうやったらここに行けるかという点に関してなら、いまやイ課長は詳しいぜ?(笑)
6番か8番の市電で北の方に向かい、終点の一つ手前で降りればいい。終点まで行っちゃっても大丈夫。
ちょっと歩いて戻るだけだから。

それにしても、このときの市電乗り間違い→位置情報大誤認→アラビア訪問という一連の偶然。
よくある「旅のハプニング」ってやつだけど、ヘルシンキで具体的観光プランがなかったイ課長にとっては
実はちょっと面白かったというブブンもあるんだよね。こういう経験をすると、前にも書いたように
旅というのは計画ではなく偶然で形成されるんだなぁとつくづく思うよ。

さぁアナタもヘルシンキに行ってみよう。そして市電に乗ってアラビアのショップで買い物しよう。
もし市電を乗り間違えてどこかヘンなとこに行ってしまっても何とかなるし、そこには予想もしなかった
新たな偶然の発見があるかもしれない(・・・し、ないかもしれない)。


 

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by tohoiwanya | 2014-01-20 00:00 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(10)