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2014年 07月 03日

ネクタイと税金

珍しくお土産ネタ。

ご存知のようにイ課長は海外の服飾ブランドに関する知識なんて野良イヌほども持ち合わせていない。
これは昔からそうで、1996年に初めてタイに出張した時もブランドものを買ってこようなんて意欲は
サラサラなかった・・という以前にタイのブランドなんて知ってるわけがない。

ただ、出張の最後の頃にパッポン通りの近くを歩いてたらジム・トンプソンという立派な店があった。
この店は「地球の歩き方」で目にしたから有名な店なんだろう。で、ちょっと入ってタイ出張記念に
ネクタイを1本買った。ゾウさん柄のやつ。値段はよく覚えてないけど、とにかくすごく安くて、
日本円で2,500円程度だったような記憶があるんだよなぁ。

自分じゃ「タイでシルクのネクタイ1本買った」程度の認識だったけど、それを見たトホ妻は敏感に反応した。
ふだん安物専門の亭主が本場のタイシルク、しかもあろうことかトップブランドであるジム・トンプソンの
ネクタイ買ってくるとは!というわけだ。さらに(ここが重要だが)買ってきたのが自分用ネクタイだけで
アタシには何も買ってこなかったということにも何か強く感じるところがあったようだ(笑)。

その後17年の間に、そのゾウさん柄ネクタイもすっかりクタビれ、磨耗した。
だから去年バンコクに行ったらまたジム・トンプソンのネクタイを買いたいな、と思ってたんだよ。
イ課長が海外でブランド品を買いたいと思うこと自体、破天荒なことといっていい。

ジム・トンプソンの店は17年前と同じくスリウォン通りに面して建っていた。実はここ、ジム・トンプソンの本店。
17年前はあんまり考えてなかったけど、イ課長はあのネクタイを由緒正しいバンコク本店で買ったわけだ。
でも昔にくらべるとネクタイ高くなったねー。2本買ったけど、1本が1600バーツ(4800円)、
1本は2100バーツ(6300円)だもん。2本で1万円超。安物専門のイ課長にしてはこれまた破天荒なことだ。
せっかくだから自慢しよう(笑)。今回もゾウさん柄でそろえたのである。ゾウさんゾウさん♪
ネクタイと税金_f0189467_22160191.jpg

今回は自分用ネクタイのほかに抜かりなくトホ妻用の小さいポーチ(ちなみに、それもゾウ柄)も買って、しめて
4420バーツ、日本円で約13000円強のお買物。イ課長がこんな高額の買物するのは珍しい。

え?やけに値段を正確に覚えてるじゃないかって?実はある理由でレシートの写真が残ってたのだ。

ネクタイを買って支払いをすると店員が何やら紙をくれて、タックスがどうたら空港でどうたら言ってきた。
おおお、これがウワサに聞く付加価値税(VAT)払い戻しってヤツか。このトシで初めての体験だ。
さすがは世界のジム・トンプソン。サクサクと還付申請書にレシートをホチキス留めして手際よく
準備してくれる。空港での申請手順も日本語の説明がついてるっていうんだから至れり尽くせりだ。
これならイ課長でもできそうだぞ。
ネクタイと税金_f0189467_22160092.jpg
 
必要なものは還付申請書と、店のレシートと、買ったものの現物の三つらしい。
この還付申請書に名前とかパスポートNo.とか住所とかフライトNo.とか、いろいろ書かないといけない。
けっこう面倒臭い。ホテルでじっくりやる必要がある。
ネクタイと税金_f0189467_22222995.jpg
 
書類が揃えばあとは空港での勝負ということになる。勝負は二回。
まず第一ラウンドは出国審査前。スワンナプーム空港のチェックインカウンターと同じフロアにある
タックスオフィスで書類チェックをうけてハンコをバンと押してもらう。これが済めばほぼ大丈夫だ。

出国審査を済ませて搭乗フロアに入ると第二ラウンド、実際の払い戻し窓口にさっきの書類を持ってって
払い戻してもらう。手続き自体は簡単だけど問題は行列だ。幸いイ課長が行ったときは空いてた。
ネクタイと税金_f0189467_22160093.jpg
 
ところが、その30分後になるとイッキにこの長蛇の列だからね。すごく時間がかかったと思うよ。
せっかく書類作って第一ラウンドの手続きもして、最後に時間がなくて払い戻してもらえないのは
口惜しいから、少し時間に余裕を持たせましょう。
ネクタイと税金_f0189467_22160002.jpg
 
で、結局イ課長はいくら税金を払い戻してもらったのか?実はこっちの方は正確な金額を記録してない。
大体400バーツ強、日本円で1200~1500円ってとこじゃなかったかって気がするんだけど
あんまりよく覚えてないのだ。スマヌ。

バンコク行ったらジム・トンプソンでタイシルク買いたいと思ってる人は多いはず。
まぁジム・トンプソンじゃなくても、たぶん高級なお店とかデバートとかなら税金還付用の書類は
店が揃えてくれるから、あとはそれにキチンと記入して、空港で二箇所の窓口に行けばいい。

最大の問題はやっぱ行列だと思うよ。早めに行った方がいい。イ課長の推測では日本行きや中国行きの
便が出る前はこの窓口がグワッと混むんじゃないかって気がするんだよなー。いずれにしてもこの手続きを
やる場合は時間に余裕を持たせておくに限ると思いまする。

昔と違って今は年間1/3くらいはクールビズでノーネクタイだからね。
今回買ったジム・トンプソンの2本のゾウさん柄ネクタイがイ課長の定年までもつのは間違いないよ。



 

by tohoiwanya | 2014-07-03 00:02 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(6)
2014年 05月 09日

ホイアン・人情夜話

現在手持ちの「ブログネタ在庫状況」をざっと考えてみると・・・

①昨年2月欧州出張ネタ。これはまだけっこう残ってる。
②昨年6月のベトナム・タイ旅行ネタ。これはたーーーっぷりある。
③昨年12月のバンコク旅行ネタ。これもかなりあるけど滞在自体が短かったから数としては②よりずっと少ない。

「行った順」で消化するなら①②③と書いていけばいいんだが、そうすると途中から東南アジアネタばかりになる。
変化をつけるために順序を変え、東南アジアネタ書きつつ、途中時々欧州ネタをはさむって形でいこうと思う。
え?どうでもいい?さいざんすか。

というわけで、ベトナムの話を書こう。とにかくベトナムは楽しかったからさぁ。

以前、ベトナムじゃモノを買う(食う)たびに「この店は正直か、ボッタクリか?」と考えなきゃならない、と書いた。
それは実際その通りで、同じものを買うにしても店によって言い値がぜんぜん違う。
そんな国で買い物したりメシを食ったりするのは本来であれば疲れる。ストレスになる。ところがベトナムだと
店や食堂で現地の人と接するのが楽しくてしょうがないんだよ。ぼったくり確率がけっこう高いのに、だ。

ボッタクリ店と正直店が混在した状況での買い物や食事が楽しい理由の一つは、その貨幣価値の差だろう。
たとえば1万ドンぼったくられたとしても、日本円にすりゃ50円。50円ならまぁいいかという気になる。

理由の二つ目はベトナム人店員の「客の顔を覚える能力が高い」ということだ。
これに関してはこれまで行ったどの国と比べても高いと言わざるを得ない。理由は不明だが(客が少ないから・・・か?)。
昨日行った店に翌日行くと確実に覚えてる。そんな店で「あらアンタまた来たね」「昨日と同じのにする?」なんて
ニコニコ接してもらえりゃ、こっちだって嬉しくなるってもんだ。生まれて初めて来た街なのに、
買い物したりメシ食ったりしてるだけで街に顔見知りが増えていくんだよ。
ホイアン・人情夜話_f0189467_15215871.jpg
ボッタクリ確率の低くない国で、しかも「貨幣価値の差が大きい」と「顔を覚えられる」という条件下で買い物すると、
どういう具合に楽しいか?イ課長がベトナムでもっとも頻繁に買った商品である缶ビールを例に説明しよう。

ベトナムで最初に買った缶ビールはサイゴンの路上だった。
以前に「美女図鑑」にも載せた、このかわいいお嬢さんから買ったのだ。
ホイアン・人情夜話_f0189467_22472432.jpg
このお嬢さんも一度ビールを買ったイ課長のことを覚えててくれたって前に書いたよね。ちなみに値段は1本1.5万ドン。
日本円で約75円だ。3本買って5万ドン札を渡すとお釣りはない。本来なら5000ドンのお釣りなんだけど、
5000ドンって日本円にすれば25円。1本あたりなら8円の違いだ。こんな具合だから1000ドン単位の取引に関しちゃ
売る方も買う方もお互いルーズになる(笑)。

ただ、多少なりとも余分にお金を払ってると、写真を撮らせてくれない?なんてことが頼みやすくなるんだよね。
撮影料25円で撮らせてもらうと考えると、異常に安い撮影料だ(笑)。

こんな調子でベトナムではお店の人の写真をいっぱい撮らせてもらった。楽しかったなぁ。

たとえばこの人。これはハノイでビールを買った店のおっちゃんだが、1本あたり1.2万ドンしかとらない。
おそらくこれは標準小売価格そのもののはずで、コンビニで買うよりも安い。なんと正直な店主であろうか。
(サングラスかけた外見からだと、とてもそう見えないってところがオカシい(笑))
ホイアン・人情夜話_f0189467_15215844.jpg
そこでイ課長はこの店を「正直堂」と命名した。ハノイ滞在中は何度も正直堂でビールを買ったもんだ。
おっちゃんの方もイ課長のことをすぐ覚えて「今日もサイゴンビール3本かい?」なんて聞いてくる。
街に顔見知りができると街歩きも楽しくなるよねぇ。

もちろん、正直堂の店主みたいな人ばっかりじゃない。ベトナムにはブラック店主だって多い。
正直堂が閉まっちゃった後にビールを買いたくなって、暗い路上のオバサンから買ったら2本で4万ドンときた。
1本2万ドン?高いなー。正直堂なら1.2万ドン/本だぜ?これはもう明らかなぼったくり価格だ。
もっとも、ぼったくられた差額は1本あたり8000ドン、40円・・・まぁ、いいか・・・。

こういう「ぼったくってる時」のベトナム人の顔を観察するのがまた面白いんだワ。
やっぱりやましい気持があるのか、イ課長と目を合わせず、不機嫌そうに言うケースが多い。
サッと金だけ払って、サッと消えてもらいたいと思ってる様子が強く伝わってくる(笑)。

ベトナムで一番高い缶ビールを買わされたのはホイアンだった。
昼間歩き回って汗ダクになったから夕方まで少しホテルで休もうと思い、路上のビール売りのお姉さんから
3本買った。すると値段は8万ドンというではないか。

はちまんどん?!こりゃすごいボッタクリだ。大体3本で8万ドンって、割り切れねぇじゃねぇか(笑)。
思わず「えいてぃさうざんど??」って聞き直し、「じゃいらないよ、他の店で買う」って言おうかな、と一瞬思った。
しかし暑いなか、他の店を探すのもメンドウだし、まぁ例によって上乗せ価格分は撮影料と思うことにして
写真を撮らせてもらった。
ホイアン・人情夜話_f0189467_15215843.jpg
「ノットビューティフル・・(美人じゃない・・)」なんて照れながらも写真を撮らせてくれた。
ノンラー(例のベトコン帽子ね)をかぶった、ごく素朴な田舎育ちのお姉ちゃんっていう感じで、悪い人には
ぜんぜん見えないんだけどなぁ・・。まぁこれがベトナムということか。

夜になった。ホイアンの街はちょうど満月のお祭り。イ課長もカメラを持って夜の街をあちこち歩き回る。
この夜のホイアンの美しさは本当に忘れられない。地元の人と観光客とですごい賑わいだったよ。
ホイアン・人情夜話_f0189467_15215939.jpg
「さっきビール買ったの、この辺だったよな・・」と思って歩いてたら、あのぼったくり姉ちゃんがいた。
一瞬目があった。しかし次の瞬間ハッと思ってイ課長は目をそらして気づかなかったフリをした。


ぼったくり姉ちゃん、赤ん坊を抱いてたんだよね。
若く見えたからまったく考えてなかったけど、じつはもうお母さんだったんだ。

おそらく彼女も「あ、昼間のお客さんだ」と思ったに違いないけど、この時ばかりは知らない人でいたかった。
きっと暮らしは裕福ではないんだろう。昼間は乳飲み子を誰かに預け、炎天下の路上で冷えた飲物を売って
一生懸命稼いでいるお母さん。そんな彼女と「さっきぼったくられた客」として気まずく再会したくなかった。

彼女にはビール代をぼったくられた。それは間違いない。3本で、日本円にして約180円くらい多くとられた。
でも、ぼったくられたその180円が彼女とその赤ん坊のためになるならむしろ良かったじゃん、と思えてきた。

気づかないフリをしたまま、雑踏に混じって赤ん坊を抱いた彼女の前を通り過ぎた。
川沿いの道。フと空を見上げると、ホイアンの満月祭りの夜を飾る月がこの上なく美しい。
ホイアン・人情夜話_f0189467_15215990.jpg


 
「あー・・・彼女からビール買ってよかったなぁ・・・」


しみじみそう思った。
あの時「ほかの店で買う」なんて言わなくてほんとに良かった。
ぼったくられたけど、満ち足りた気分だった。こういうのもあまり経験がない。

「ベトナムって、いいよなぁ・・・」 

こうしてますますベトナムが好きになっていくイ課長なのでありました。


 

by tohoiwanya | 2014-05-09 00:20 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(8)
2014年 04月 12日

東南アジアお土産Tシャツ品質評価

いやーすみません、すみません。
4月になったと思ったら急に更新ペースガタ落ち。10日間で2記事とはどういうコトだ。

普通だったら年度末が終わるとヒマになるイ課長なんだけど、今年はたまたま4月になってからが
バカ忙しいっていうんだから困ったもんだぜ。今週はほとんど外出ばっかりで、明日の土曜は
京都日帰り出張っていうんだからさらに困ったもんだ。

こういう時は腰を据えてジックリ書く、といったタイプのネタは扱いづらい。


うーーーーむ・・・・ナニを書くか・・・


写真があるからTシャツの話を書こう。

去年のベトナム・タイ旅行でイ課長は両国で1枚ずつ、Tシャツを買った。
持って行く荷物は少なくしたがるタチだし、わざとボロい服を着てって現地で捨てたりもするから、
そのままだったら現地で衣類は不足する。実は最初から現地でTシャツ買うつもりだったんだよね。
自分用の土産にもなるし。

本人の嗜好を反映してか、買ったのはビールの銘柄のデザインのものだった。
ハノイでは有名な「333(これをバーバーバーと読むらしい)ビール」のプリント。
値段は6万ドンだったから約300円。こりゃ安い。
東南アジアお土産Tシャツ品質評価_f0189467_01262888.jpg
「これのXLサイズ、ある?」と店の女のコに聞いたら、奥に探しに行った。
ところがそれっきりなかなか帰ってこない。まぁ確かにベトナムの人の体格は日本人と同程度だから
大きいサイズは少ないのかもしれないが・・・

やっとXLを持ってきてくれたから買った。そして翌日着た。
着た瞬間に「あ、失敗だった」ということを悟った(笑)。

とにかく「これでXLなのかい?!」と思うくらい小さい。ヘタしたら日本のLより小さいんじゃないかな?
しかも糸の始末が不十分で、あちこちにミシンで縫ったあとの糸が飛び出してる。
さらに言えば使ってる生地も化繊混じりで、肌触りはあまりよくない。

ベトナムのお土産Tシャツ産業の技術レベルはまだ向上余地がかなりあると言わざるを得ん。
結局、イ課長には小さい、そのXLサイズのTシャツはトホ妻にあげた。

その数日後、こんどはバンコクの露店で同じくXLサイズのTシャツを買った。
同じくビール銘柄のプリントで、シンハーと並ぶ有名な銘柄、Changビールのロゴだ。
値段が確か180バーツ(約540円)くらいだった。ベトナムよりはちょっと高い。

ただ、品質的にはこっちの方が断然いい。
コットン100%で着心地いいし、ちゃんとXLにふさわしいサイズでイ課長でもゆったり着られる。
こちらの方はイ課長込みの写真しかなくて恐縮だが、こんなTシャツね。袖が緑でなかなかよろしい。
東南アジアお土産Tシャツ品質評価_f0189467_01262840.jpg
ところがこれにも問題があった(笑)。
プリント柄の定着処理みたいなのが十分じゃなかったんだな。日本に戻って、これを着て夏を迎え、
大汗かいたりすると、胸の部分のプリントのインクが汗で滲みはじめた。
せっかくキレイな緑色だった胸のロゴも今や茶色じみた情けない色になってしまったのである。

ちなみに、イ課長はこの半年後、年末のバンコク旅行に行ったときもやはりビール柄Tシャツを買った。
こんどはおなじみのシンハービールで、やはりXLサイズで値段は180バーツ。
これは今のところプリントの滲みもなく(あまり濃い色も使ってないが)、快適に着用している。
東南アジアお土産Tシャツ品質評価_f0189467_01262880.jpg
結論;
お土産Tシャツを買うなら、ベトナムよりバンコクの方が品質はいい。
値段はベトナムの方がちょっと安いけど、綿100%じゃないから着心地がよくないし、何より
XLがあの小ささじゃ困る。身体の大きい欧米人なんか、買っても着られないんじゃないか?

というわけで、お土産Tシャツというどうでもいい小ネタ更新でした。
来週はもう少し腰を据えて更新できると思うんだけど・・・。





by tohoiwanya | 2014-04-12 01:30 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(8)
2014年 01月 20日

アラビアの食器を買う

ポーランドではついぞ見かけなかったけど、ヘルシンキでは日本人観光客の姿をときどき見かけた。
ただし、見かけた日本人はみんな女性だった。ヘルシンキは(ポーランドよりは)日本人女性に
人気があるみたいだけど、その人気の一端を「北欧雑貨」が担っているのは間違いあるまい。

海外に行っても現地での買い物に関してはトンと関心がないイ課長。
当然、北欧雑貨についてちーーとも知らなかったんだけど、アラビアとかイッタラとかマリメッコとか
フィンランドには有名な陶磁器(およびガラス?)のブランドがあるということは何かで読んだ。
たまたま市電を乗り間違えた偶然でアラビアの工場に遭遇したので、行ってみることにしたのである。
アラビアの食器を買う_f0189467_23441369.jpg
 
アラビアの皿やカップのことは何も知らないけど、このアングルの、工場の写真はあちこちで見た。
レンガ造りの古臭い工場と煙突、そこにARABIAという昔風のロゴ。すごく特徴的な風景だ。
それが市電の窓から見えれば見学していこうって気にもなる。
アラビアの食器を買う_f0189467_23443528.jpg
 
ここの最大の集客施設は工場そのものじゃなく(申し込めば工場見学もできるらしんだが)、併設されてる
アラビアのショップだ。北欧雑貨好きのご婦人ならたちまちハァハァ言って物欲の奴隷になりそうなものが
どかーんと並んでる。
アラビアの食器を買う_f0189467_23440659.jpg
 
だが、イ課長はそういう方面にはウトい。ズラリと並んだカップや皿を見ても「おお素晴らしい!欲しい!」
なんて物欲がトンと湧いてこないわけで、なんて張り合いのない客であろうか(笑)。

ただ、考えてもいなかった「ヘルシンキのアラビアの工場」に、なぜか来ているという偶然が面白くて、
訪問記念に何か一つは買っていこうと思った。しかし、さて、何を買おうか・・・。
あまり大きなものは重そうだしなぁ・・・
アラビアの食器を買う_f0189467_23440654.jpg
 
おっ、ムーミンカップがいっぱいあるじゃん。
同じようなカップをバンター空港のムーミンショップでも見かけたけど、あれってアラビアが作ってたんだ。
よし、それじゃせっかくだからトホ妻用土産にムーミンカップでも買っていくか。
アラビアの食器を買う_f0189467_23440632.jpg
 
デザインにはムーミンだけじゃなく、ミーとかスナフキンとか、いろいろあった。
その中でイ課長が最終的にチョイスしたのはコレなのである。値段は例によって忘れたけど、
日本円で1,500円~2,000円ってとこじゃなかったかなぁ?バカ高くはなかったけど、安くもない。
(いま気がついた。写真に値段が出てるじゃん。17.6€だから、当時のレートだと1800円ってとこか)
アラビアの食器を買う_f0189467_23431710.jpg
 
ショップの外に出ると、こんな風にきれいなカフェもある。
オジサンがぼんやり立ってるけど、彼が「奥さんの買い物につきあって、待ってるダンナ」であるのは
絶対に間違いないだろう。自分の妻が服や雑貨を買うのに付きったことのある亭主であればね、
直感的にわかりあえるんだよ(笑)。
アラビアの食器を買う_f0189467_23443020.jpg
 
実際、このアラビアのショップで買い物してるのはほとんど女性客で、ヤロウなんてイ課長くらい。
まぁ北欧雑貨に関心が高いのが主に女性なのは当然だろうし、ショップに女性客が多いのも
これまた当然だ。日本人のおばさんたちも何人かいて、張り切って買ってたね。
ヘルシンキに行ったら何はさておき、ここで買い物したいという女性は少なくないと思う。

しかし何度も言うようにイ課長は「たまたま市電を乗り間違えて」ここに来てしまったっていうだけのオッサン。
工場の外観を見て「あっアラビアだ!」と思う程度の知識はあっても、食器自体に関する知識なんてゼロ。
とにかくアラビアとかイッタラって、優れたデザインで知られる・・んだよね?(必死に同意を求める)

ただ、この映画は知ってる。
日本女性のフィンランド志向に火をつけた「かもめ食堂」。実はアラビアはこの映画に協力してたんだと。
たぶん食事シーンで使われた食器の多くはアラビアのものだったはずだ。
アラビアの食器を買う_f0189467_23431758.png
 
ほーら、雑貨好きのアナタ、ヘルシンキに行きたくなったでしょう~?
食器には詳しくないが、どうやったらここに行けるかという点に関してなら、いまやイ課長は詳しいぜ?(笑)
6番か8番の市電で北の方に向かい、終点の一つ手前で降りればいい。終点まで行っちゃっても大丈夫。
ちょっと歩いて戻るだけだから。

それにしても、このときの市電乗り間違い→位置情報大誤認→アラビア訪問という一連の偶然。
よくある「旅のハプニング」ってやつだけど、ヘルシンキで具体的観光プランがなかったイ課長にとっては
実はちょっと面白かったというブブンもあるんだよね。こういう経験をすると、前にも書いたように
旅というのは計画ではなく偶然で形成されるんだなぁとつくづく思うよ。

さぁアナタもヘルシンキに行ってみよう。そして市電に乗ってアラビアのショップで買い物しよう。
もし市電を乗り間違えてどこかヘンなとこに行ってしまっても何とかなるし、そこには予想もしなかった
新たな偶然の発見があるかもしれない(・・・し、ないかもしれない)。


 


by tohoiwanya | 2014-01-20 00:00 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(10)
2013年 07月 18日

意外なポーランド土産

ご存知のように、イ課長は海外に行って「ドコソコを観る」とか、「アレをやってみる」ということには
けっこう情熱を傾けるし、「アレを食おう」「コレを飲みたい」といったことに関してもそれなりに頑張る。
特に「コレを飲む」の「コレ」がビールである場合は、どんな労も惜しまずに努力する(笑)。

ただ、「アレをぜひ買いたい」という情熱、要するに「買い物欲」は限りなく低い。
自分のためであれ、ほかの誰のためであれ、「あのお土産だけは絶対買わなくちゃ」なんてケースは
極めて少ない。土産なんて、大体最後に空港でヤッツケ仕事で買うのがほとんどだ。

・・・と、ここまでが前フリ。
この後に「ところがポーランドでは・・」という書き出しで、ポーランドでヘンな物を買うのにウツツを
ぬかしたという記述が続くと思うでしょ?その予想は完全に正しい(笑)。


ところがポーランドでは、行く前から「これはぜひ現地で買いたい」と思ってたモノがあったんだよ。
モノ自体は日本人にとってはちっとも珍しいモノではない。しかし、それがポーランドで一般的に売られてると知ると
その意外性にちょっとびっくりするモノ。それは何かというと・・・









袋入りのインスタントラーメンなのだ。




サッポロ一番とか出前一丁みたいな感じで、ポーランドではポーランド人向けの袋入りラーメンが売られてるらしい。
ほら、アナタはいま「ホントなの?」と思ったでしょ?イ課長だって最初は同じように驚いた。
ポーランド人が乾いたラーメンを茹で、粉スープを溶かし、ハシで(あるいはフォークで?)
フゥフゥ言いながらラーメンをすすってる姿・・・想像できましぇん。

これもポーランドに行く前の「必死の情報収集作業」の中で知った話なんだけど、とにかくあまりにも意外なので
ポーランドに行ったらぜひ袋入りインスタントラーメンを買って、食ってみたかった。どうせ安いんだろうし。

クラクフでも、ワルシャワでもイ課長は毎日のように食料品店で缶ビールを買った。
そういう店でほかの売場を探してみると・・・おおおお、確かにあるよラーメンが。造作もなく発見できた。
本当にごくありふれた、どこでも売ってるモノなんだ、ポーランドのインスタントラーメンって。

まずクラクフの食料品屋で二つ買ってみた。
値段は忘れたけど、とにかくごくごく安い値段であったことは間違いない。
意外なポーランド土産_f0189467_041951.jpg

この、右のヤツはなぜか袋にデカデカと漢字が印刷されてる。ポーランド人には読めんだろうに。
どんな漢字かっていうと・・・
意外なポーランド土産_f0189467_043443.jpg

即食麺。インスタントラーメンを中国語で漢字表記すると即食麺になるらしい。
ポーランドのインスタントラーメンって、昔、ポーランドと中国が同じ社会主義国同士ってことで仲良かった頃に
ポーランドに多くいた中国人が持ち込んだものから始まったというのをどこかでチラリと読んだ。

面白いから、ワルシャワでも異なる種類のラーメンを買ってみた。何しろいっぱいあるんだよ。
左の方は「ピリ辛トマト味」ではないかと想像される。
意外なポーランド土産_f0189467_065191.jpg

買うだけではあかん。もちろん日本に戻ってから食ってみた(写真がなくてスマヌ)。
最初に食ったのはクラクフで買った方の、左側のヤツ。これ、実は「マッシュルーム味」なんだよ。

マッシュルーム味のラーメン。実に不思議だけど、食ってみると全然問題なくイケる。
思ったより粉スープの味が濃厚で、なかなか美味しかったよ。
もう一つ、確かワルシャワで買った方の右側のヤツも食ったんじゃなかったかなぁ?
これは野菜スープ風のラーメンで、これまたなかなか美味しかった記憶がある。

それでもまだ二つ。残り二つはどうしたのか、とアナタは聞きたいかい?

答えよう。
実はトホ妻が「これは珍しい」っていうんでイ課長の知らないうちに食っちまったのである(笑)。


 
 

  

by tohoiwanya | 2013-07-18 00:10 | 2012.06 東欧・北欧旅行 | Comments(4)
2011年 12月 10日

オーストリアにアレがいるわけないだろ!

時差ボケからようやく回復しつつあるイ課長。
本日は久しぶりのウィーンネタ。

6月の旅行の時、どこに行くのかと聞かれると必ずこう答えた。

ウィーンに行くんです

これはウソでもないし、間違いでもない。
でもこう答えるときのイ課長の中に、ほんのちょびっとだけ
「都市の名前を言う方が、国の名前を言うより相手の間違いが少ないだろう」という
気持ちがあったことは否定できない。どういうことかというと、つまり…

オーストリアに行くんです

って答えると、相手がオーストラリアと聞き違い(勘違い)して、
イ課長がコアラやカンガルーと戯れに行くと誤解される可能性がないとはいえない。
「ウィーンに行く」って言えばそういう誤解をされることはないからね。

亡くなった指揮者の岩城宏之が以前にエッセイの中で
「こんど仕事でウィーンに行く」って言うと、少なからぬ相手が
「ああ、ドイツは音楽の国だから、いいですね」って反応するってことを書いてた。
ウィーンがオーストリアの首都だってことをつい忘れてる人も多いみたいだ。

こう考えるとオーストリアって国が気の毒にも思える。
時にはオーストラリアと間違えられたり(まぁ名前が似てるからしょうがないんだけどさ)
時にはドイツの一部と思い込まれたりして、オーストリアという自分の国の存在感が
低いなぁと思ってるオーストリア人は少なくないんじゃないかと思う。

逆にオーストリアの人は海外で「どこからいらしたんですか?」って聞かれたとき
何て答えるんだろう?

「オーストリアから来ました」っていうんだろうか?
いや、けっこう「ウィーンから来ました」とか「ザルツブルグから来ました」とか
国じゃなく、街の名前で答える人がいるんじゃないかって気がする。
それは上述のように、オーストラリアと混同されるのを避けるためで、
なぜそんなことを考えたかっていうと、イ課長が6月のウィーン旅行中に
街の土産物屋でこんなTシャツを見つけたからだ。


オーストリアにアレがいるわけないだろ!_f0189467_16533625.jpg

オーストリアにカンガルーはいません


あっはははははは!これをウィーンの土産物屋で最初に見たときはホントに笑った。
誰が考えたのかなぁ?これはサイコウにおかしい。


「どこからいらしたんですか?」
「オーストリアから来ました」
「あらオースト(ラ)リアですか、いいですねーカンガルーがいるんですよねー」
「いえ、あの…オーストリアから来たんです、オーストラリアじゃなく…」

たぶん、オーストリアの人は海外でのこういう会話にウンザリしてるんだろうなぁ。
その怨念?がついにこういうTシャツを作らせたに違いない。

オーストラリアなんかよりオーストリアの方が国としての歴史は断然古い。
オーストリアの人からすればオーストラリアは「自分と似た名前の新参者」だ。

しかも、オーストラリアがまだ未開の大地だった頃、オーストリアは欧州屈指の大帝国
だったわけで、オーストリアの人にしてみりゃ「オーストラリアに間違われる」ってのは
面白くないはずだ。

しかし不幸にして名前が似てて、混同されやすいのはいかんともし難い。
こうして二つの国を連続して何度も書いてるイ課長だって打ち間違えるくらいだ(笑)
オーストリアにアレがいるわけないだろ!_f0189467_1654623.jpg

これまで海外でいろんなTシャツを買ったけど、まぁ大体はその街(国)の名前や
シンボル的な建物なんかがプリントされてるもので、デザインとしてはごく“安全”な
ものといえる。たとえばこのベルリンで買ったTシャツみたいにね。

その中でこの「オーストリアにカンガルーはいません」Tシャツは出色の発想だと思うよ。
オーストリア人のウンザリをそのままジョークにしちゃったようなこのTシャツ。
イ課長はいっぺんで気に入って、自分用に黒いのを1着購入したのである。
オーストリアにアレがいるわけないだろ!_f0189467_16543430.jpg





by tohoiwanya | 2011-12-10 16:57 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(8)
2009年 04月 01日

出張みやげ

出張に行くと現地で何かお土産…まぁ大抵はお菓子を買ってくるっていうのは
日本の会社のお約束。イ課長も出張行けばお菓子を買い、社内で配る。

実は先日、ある女性社員から言われた。
「去年、イ課長サンが買ってきてくれたアノお菓子がもうとにかく美味しくて、
もし今年また行くんだったらお金渡すから買ってきてくださいよ~」
へぇ~そんなに気に入ってくれたんだ、それはどうも。
さて、その女性社員が衝撃的に美味しいと思ったイ課長出張みやげとは、
次の3つのうちのドレでしょう?

①2008.9ドイツ出張みやげ:ニーダーエッガーのマジパン(マルツィパン)
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出張最後の日に日帰り観光でリューベックに行くって言ったら、トホ妻から
コレを買って来いという厳しい指令が出た。
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リューベックにはマジパンで世界的に有名なニーダーエッガーの本店がある。
おとぎ話チックな店で会社用とウチ(トホ妻)用と2箱買ったのである。
大昔、この地方が飢饉に襲われたとき、たまたまアーモンドの在庫があったから
これを使って何か食い物作ってくれってパン職人に頼んだのが起源なんだとか。
特殊な香料を使ってるのか、独特な風味があって好みが分かれるらしいけど、
トホ妻がこれを強烈に好きなのは確かなようだ(笑)。

リューベックの本店はもちろんだけど、フランクフルト空港の土産物屋にも
いっぱい置いてあったね。ドイツ出張土産の定番ってとこか。


②2008.10ドイツ・ベルギー出張みやげ:ギリアンのシーシェル(貝)チョコ
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実はこれもトホ妻から「買って来い」と指令を受けた(笑)。
原則として土産は「最後の空港」で買うから、この出張のときもフランクフルト空港で
買うはずだけど、ベルギーチョコとなると、ブリュッセル空港で買わざるを得ん。
従ってイ課長はこの貝型チョコ3箱(ウチ用×2、会社用)持ってミュンヘンに
移動したわけだ。けっこう重かった。何のためにこんな苦労を…。

ウチ用に買ってきたやつをイ課長も少し食ったけど、確かに美味しかったね。
濃厚でまろやかなチョコレートって感じ。貝の形をしたチョコは他にもあったけど、
ギリアンが一番有名みたいで、後で見たらフランクフルト空港でも売ってた(笑)。
何のためにあんな苦労を…。


③2008.11ワシントンDC出張みやげ:ジェリービーンズ40種類詰め合わせ
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アメリカ出張なんだからアメリカらしいお菓子をお土産にしよう…とはいえ、
アメリカらしいお菓子って何だろう?帰国時のダレス空港でイ課長はハタと考えた。
最初はm&mのチョコレートかなぁとも思った。空港でもm&m、売ってたし。
ただ、やけに箱が大きくて運びづらそうだったからジェリービーンズに変更。
これならカバンに入っちゃうし、給湯室に「ご自由にどうぞ」って置いときゃ、
みんな適当に食うだろと思って買った。

これはとにかくフレーバーの数の多さが反響を呼んだ。中には「うえー」って
いうような味のヤツもまじってたりするんだけど「コレとコレを一緒に食うと
コノ味になる」なんてものまであって、社内の一部はやけに盛り上がってた(笑)。


さて冒頭に書いた、「今年行ったらまた買ってきて」と女子社員に言われたものは
この3つのうちのドレか?その答えは

①  でした。


果たして今年また海外出張があるのか?
彼女はイ課長が買ってきたマジパンを食うチャンスはあるのか?

やっと昨年度の仕事が終わって燃え尽き状態のイ課長としては、いまその質問には
答えたくないのである(笑)。

 


by tohoiwanya | 2009-04-01 15:06 | 出張・旅行あれこれ | Comments(0)