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2019年 04月 26日

突然気が変わってカンペーンペッに行くぞ

人間というのは気が変わりやすい生物である。

ホテルで朝飯を食い、再びスコータイ歴史公園まで来たイ課長は、そこに
スコータイ新市街行きと思われるソンテウが停車してるのを見た。すると発作的に
カンペーンペッに行っちゃおうか!」という衝動が湧いてきた。

前にも書いたように、カンペーンペッは行きたいと思ってたのだ。スコータイと一緒に
世界遺産に登録されてて、遺跡はいっぱいある。たしかスコータイから車で1時間くらい
だったような気が・・まだ朝だし、このソンテウで新市街に行き、バスか何かに乗り換えて、
カンペーンペッに行って、見学して、そんなに遅くならずに戻って来られるんじゃない?

まさに発作的衝動。これも観光気分が高揚したせいなのだろうか。往復の交通手段なんて
ロクに調べてない。大丈夫か?しかしイ課長はこの危険なギャンブルに賭ける気になった。
一度は行こうと検討し、結局あきらめたカンペーンペッ。大急ぎで行ってこよう!

そのためにはまずこのソンテウに乗って新市街まで移動しなければならない。
うおおおおお、何というボロさ。廃車にしか見えぬ。う、動くの?
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幸いソンテウは動いた(笑)。その代わり速度はおっそろしくノロい。
新市街のバスターミナルまで30分以上かかってしまい、着いたのが9時ちょい過ぎ。
ここで運よくカンペーンペッ行きソンテウをすぐ発見。よし乗り換えだ。9時半出発。
料金65バーツ(約200円)。ここまではまぁまぁ順調ではないか。
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乗ろうとすると、地元のジイさんが「なんだコイツ?」って感じのウロンな目つきで
イ課長を見る。ガイジンなんてめったに乗らないんだろうなぁ。
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家族連れも乗ってきた。この女の子がまた巨大ガイジン(イ課長)に興味シンシン。
お母さんにことわって写真を撮ろうとすると、本人大テレ。きゃはは。かわいい。
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さらに、何だかわからない穴の開いたダンボール箱がいくつも積まれる。
何これ?・・と思ったが途中でわかった。箱の中身が鳴いたからだ(笑)。
この中には生きたニワトリが入ってるんですねー。スコータイからニワトリと共に
向かうカンペーンペッ。明日がこうなるなんて、昨夜は夢にも思わなかったぜ。
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最初のソンテウと違ってスピードはけっこう出る。それはいいんだが、エンジンは
走行音っていうより、拷問される囚人の絶叫のような音を発し続ける。さらに箱の中の
ニワトリがしょっちゅう鳴く。そのたびにコドモたちが喜ぶ。実ににぎやか。

トラックの荷台改造車だからもちろんエアコンなんてない。
しかし60〜70km/hくらいで走るとすごく風が入って、けっこう涼しい。これは助かる。
だが、やがてこの風が問題になる。
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途中でだんだん人が降りて乗客が少なくなっても、箱詰めニワトリは何箱も残ってる。
ここで風が問題になるんだよ。ニワトリなんて軽いから、風で箱ごと動いちゃうの。
放っとくとそのまま道路に落下するから、乗客があわてて押さえる。しょうがないから
イ課長もひと箱“担当”し、足で押さえてあげた。いろいろ忙しいぜ。
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カンペーンペッまで1時間半くらいかかった。意外と遠いんだなぁ。乗る時ドライバーに
「歴史公園に行きたいのだ」って言ってあったから、公園入口で停まってくれた。
サンキュウ、ドライバー。最高にワケわかんなくて楽しいソンテウの旅だった。

無慈悲な衝動が命じるまま来たが、こうしてカンペーンペッ歴史公園まではどうにか着いた。
時刻は11時すぎ。スコータイに3時頃には帰りたいとすると、超高速・2時間くらいで
カンペーンペッの遺跡を見学しちまいたい。
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ニワトリと共に拷問絶叫ソンテウに揺られて1時間半。身体は疲れてたけど、
休んでる時間はない。ゆっくりしてられんのだ。さっそく150バーツ(約500円)の
チケットを買い、大股早足でカンペーンペッ歴史公園に突入していくイ課長なのであった。

 


by tohoiwanya | 2019-04-26 00:06 | 2018.08 タイ旅行 | Comments(0)
2019年 04月 03日

しまなみ海道サイクリング④【生還する還暦夫婦】

「さて引き返すか」となった時点で、すでにイ課長の心は「フタタビあの橋を
渡らなければならない」という恐怖で黒く塗りこめられていた。因島大橋を再び渡る
コワさに比べれば、そこに至るクネクネ登り坂なんて試練でもナンでもない。

コワいもんだから、イ課長が一目散に橋を渡ってしまうのは往路でわかっていた。
そこで、復路はカメラをトホ妻に渡し、イ課長だけ逃げるように先に渡ることにした。
トホ妻は写真を撮りつつ、ゆっくり来るんだって。下の写真は、橋を渡る直前、
恐怖で顔がこわばったイ課長をトホ妻が撮ったものである。
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二度目なら慣れただろうって?とんでもない。
あんな高くてコワい橋、どうしてみんな平気で渡れるのか、そっちの方が不思議だ。
足は疲れ切ってたはずだが、恐怖によるアドレナリンの緊急追加分泌があったようで、
脇目もふらずにコギ抜けた。

後からのんびり来たトホ妻が橋の途中で撮った写真もご覧にいれよう。
もっとも、実際には柵や金網があって、景色は撮りづらいんだが。
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うう・・うう、橋脚ンとこの水面なんか撮ってやがる。
よくこんなところで立ち止まって下を見られるなー。イ課長には絶対ムリ。
トホ妻には神経がねぇのか?
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ちなみに、トホ妻の話によると、大型車なんかが通るたびに橋は相当ゆれるらしい。
イ課長は全速力でコイでたから揺れを感じるどころじゃなかったが、確かに橋って
けっこう揺れるんだよね。ただでさえ高くてコワいのに、それが揺れるなんて・・
そんな場所でのんびり写真撮ってるトホ妻には、やはり神経がないに違いない。

とにかく、これで帰路最大の試練は通り抜けた。
因島大橋とお別れだ。二度と自転車で渡ることはあるまい・・つうか渡りたくない(笑)。
午前中にここを通った時とは太陽の向きもだいぶ変わったのう。
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あとは気楽に海沿いの道をコグだけだったんだけど、この頃から足より尻が限界。
会社に着ていく冬用のウールのズボンで、もちろん尻パッドなんて皆無。尻が痛いイタイ。
最後の方はケツの痛みに耐えながらコグのに必死で、写真を撮る余裕もあまりなかった。

はぁ~~・・ようやく戻ってきました。向島の渡船乗り場。
ここから尾道駅前まで船に乗り、朝借りた場所に自転車を戻し、保証料として払った
1,000円×2人分を返してもらって、還暦夫婦のしまなみ海道サイクリングはどうにか
無事終わったのでありました。
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しまなみ海道サイクリングは総じて素晴らしい経験だった。
前にも書いたように車少ない、信号ない、眺めは最高という海沿いの道を自転車だけで
本州から四国まで行けるんだからね。もちろん、途中の島で一泊して、のんびり
行くことだって可能なのである。

ロードレースの専門家が寄り道せず、時速20km平均で走ったと仮定したら、尾道~今治間
約80km強を4時間くらいで走破しちゃうはずだ。イ課長たちは同じ時間で因島までしか
行けなかったけどね。まぁ途中で灯台とかに寄り道もしたからなぁ・・。

しかし我々には・・つうか、イ課長には二度とできない。それは保証する。
年齢とか体力の問題より、あんな高くてコワい橋、もう渡れないって。勘弁しちくり。

 


by tohoiwanya | 2019-04-03 00:12 | 国内出張・旅行 | Comments(2)
2019年 03月 29日

しまなみ海道サイクリング②【恐怖の橋渡り】

まず下の画像を見てほしい(しまなみ海道観光マップサイトの掲載画像)。

高~いところにある長大橋を自転車で渡るには、まず橋の高さまで登らねばならない。
もちろんエレベーターなんてない。向島では下右の地図のように、橋の下を通過し、
さらに海沿いを延々走り、やっと着いた出入口からクネクネ坂道を登ることになる。
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このクネクネ坂を登らないと橋に辿り着けない。橋を渡らないと因島には行けない。
ここまで来たらヤルしかない。おお、あれが出入口か。低速ギアなら何とか登れるよな。
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うはー。平均3%の勾配が1.1km・・勾配はそれほどでもないが、距離は長い。
だがヤルしかない。覚悟を決めて走り出したわけだが、このあと待ってる恐怖に比べれば、
長い登り坂などイ課長にとって小さな問題だったのだ。
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登坂中の写真はほとんどないけど、これは坂をのぼるトホ妻の勇姿。近所のスーパーに
買い物に行く主婦のような恰好で登ってる。橋はまだだいぶ先だ。
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橋をくぐるトコまで来た。本格派サイクリストにとっちゃ「ちょっとした登り」だろうけど
還暦夫婦はもう必死ですよ。
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はぁー・・はぁー・・やっと橋の高さまで来た。
この接続橋みたいなのを渡れば、因島大橋の自転車・歩行者専用路に入れる。
だが、ここでイ課長はしまなみ海道最大の試練に直面することになる。
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ご存知の方もいるだろうけど、イ課長は高い所が基本的に苦手。
特に「橋」とか「手すりの低いテラス」とかが怖い。ブダペストのくさり橋ですら
コワかったお兄いさんなのだ。だが因島大橋の高さはくさり橋の比ではない。

ただ今回は徒歩じゃない。自転車だ。それなら問題ないだろうと思っていた。
(実際、どんなに高所の橋でも、車やバスで通る分には全然怖くない)
しかしいざ走り始めようとして橋の端っこに来て「あ、これはダメかも」と感じた。
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ガイドブック等には「巨大橋を自転車でわたるのは格別の爽快感である」みたいなことが
書かれてる。実際、多くのサイクリストは「格別の爽快感」を味わうんだろうけど、
イ課長には「格別の恐怖感」以外のナニモノでもない。だが渡るしかない・・。

渡っている間の写真は一枚もない。
とにかく左右も下も見ず、出口だけを見ながら、一秒でも早く橋を渡り終えたくて必死。
イ課長同様に高所恐怖(あるいは落下恐怖・崩落恐怖と言った方がいいか)傾向の強い方は、
しまなみ海道サイクリングには慎重になった方がいいかも。そういう人ってなぜか女性より
男性に多いみたいなんだよね。

2~3分程度で渡り終えたんだと思うけど、時間なんてよくわからない。
イ課長には永遠とも思えるようなオソロしい体験だったんだから。ようやく向こう側に
到着して振り返ったら、後からのんびり来るトホ妻が点のように見えた。
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「コワかったんでしょー」「せっかくなのに1枚も写真撮らないなんて・・」と
トホ妻からはバカにされたけど、そんなことはドウでも良かった。この時、イ課長の
頭の中をグルグル回っていたのは「帰りにまたこの橋を渡るのかよ・・」という
恐怖だけだったのである(笑)。

 


by tohoiwanya | 2019-03-29 00:15 | 国内出張・旅行 | Comments(2)
2019年 03月 27日

しまなみ海道サイクリング①【しょっぱなから不幸】

尾道駅前桟橋から乗った船は、10分くらいで向島に着く。
ここからはいよいよ本州じゃないのだ。シマなのだ。
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標準的なコースは海沿いの道を通って因島大橋まで行くんだと思われる。
しかし無謀な還暦夫婦であるトホ妻&イ課長はいきなりオーソドックスな
海沿いコースをはずれ、島の中央を突っ切る道を走り始めたのである。

それは「ミンカの女」トホ妻が民家を見たがったからだ(笑)。
向島のほぼ中央部に「旧吉原家住宅」っていうのがあって、国の重要文化財。
当然ヤツは見たがる。というわけで、まずそこを見学しつつ、島を突っ切って
向う側の海に出ようとしたわけだ。

幸いなことに、しばらく走ったら旧吉原家住宅はあまり迷わずに着いた。
案内に従って路地に入っていくと、駐車&駐輪スペースもある。よしよし。
迷うかと思ってたけど、順調に着いたじゃないか。ふぅう~~・・。
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・・・はー・・・はー・・・(←ボーゼンとしすぎて自分の呼吸音しか聞こえない)

はぁ・・ここを見たいがために、起伏のある内陸の道を来てみたら、この不幸。
こうと知ってりゃ、もっと平坦な海沿いの道を行ったのに・・はぁ・・・。

仕方ない。重文だろうが国宝だろうが閉まってる施設は見学できん。
ムリヤリ気を奮い立たせ、再び自転車をコギ始める還暦夫婦。
この後、なおも起伏のある島の中央部を突っ切って向こう側の海に出るまでは
キツかったよ。コグのに一生懸命であまり写真も撮ってない。

はーー・・やっと島を突っ切って海に出ました。ここからはひたすら海沿いの
道を行って因島大橋を目指せばいいわけだ。ちょっと一休みしよう。
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一休み中の一枚。左がイ課長号、右がトホ妻号で、奥に続く道がさっきまで走ってきた
島の中央部を突っ切る道なのである。とりあえず海沿いの道に出ることができたから、
あとは橋まで迷うリスクはない。
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再びコギだす。しばらく走ると・・うわーー見えてきました因島大橋。すげーー。
あれを自転車で渡るのか。つまり、あの橋の左側の端まで行かなきゃいかんわけだが、
まだまだ遠いじゃん・・はぁ・・。
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ちなみに、しまなみ海道の主要ルートにはこういう青いラインがペイントされてる。
これはすごくわかりやすい。とりあえず青いラインがひかれてる道を走っている限り、
道に迷うリスクはほとんどない。
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前カゴのついた“準ママチャリ”に乗る我々を、ヘルメットかぶってバッチリ決めた
本物のサイクリストの方々が次々と抜いていく。すごい速度差だったねぇ。本物の方々が
時速20kmとしたら、我々はたぶんその半分くらいで走ってたんだろうなぁ。
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ようやく橋の真下まで来た。しかし、まだ先は長い。この橋を渡らないと因島までは
行けない。あの橋の高さまでどうやって登るのか?次回はいよいよ、しまなみ海道の
一大ハイライト、「橋渡り」なのである。

 


by tohoiwanya | 2019-03-27 16:46 | 国内出張・旅行 | Comments(2)
2018年 12月 14日

サムペーン・レーンに迷い込む

花市場を見学したあとのイ課長に明確なプランはなかった。
また船に乗って戻るのは面倒だし、とりあえずアッチの方向に歩いていけば、いずれ
チャイナタウンがあるはず。とりあえずそこまで行ってみっか・・程度のイイカゲンさ。

この辺はバンコクでも古い市街地だから、高いビルがなくて、こんな感じの古い
低層の家が連なってる。チャオプラヤ川に近いゾーンって、こういう所が多い。
でも、下の写真の家は明らかに外壁をリニューアルしてるね。
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ふーむ・・こっちにはお寺がある。ま、タイはどこ行ってもお寺があるが。
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・・なんて感じでキョロキョロし、時々立ち止まって写真を撮りながら歩いてた。
道ばたの警備員みたいなおっさんが大声で何か叫んでるな・・と思ってたら、
そばにいたオバさんにいきなり腕をひっぱられた。気がつかなかったけど、イ課長は
路地に入ろうとする車に危うくひかれそうになってたのだ(笑)。

おっさんはイ課長に「危ないよ!」って教えてくれてたんだな。しかしタイ語だから
こっちは気がつかない。そこで近くにいたオバさんが引っぱってくれたわけだ。
あー・・あぶねぇ。おっさんもオバさんも「バカねーアンタ!」って笑ってたし
イ課長もその時は笑ってお礼を言ったけど、あの二人には感謝せんといかん。

しばらく行くとちょっとした通りがあった。方向でいうと通りを渡る必要があるが
横信号も断歩道もない。しかし歩道橋があるから登った。

イ課長は日本では歩道橋なんて面倒だから車の切れ目をみて道路を強引に渡ることが
多いけど、海外ではけっこう歩道橋に上りたがるオッサンなのだ。なぜかっつうと、
高い所から道路を見たいから。
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中央分離帯のある両面通行のスクンビット通り見慣れてると、こういう狭い道幅の
一方通行の通りはいかにも猥雑なアジアの町って風情で、イイ感じだ。
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・・と、歩道橋の上から左右の道路を見て、さて自分がこれから進む方向に階段を
降りようとして、イ課長はちょっと立ち止まった。むむ・・これは・・。
「テントだけで何にも見えない」というのは、おそらく非常に狭い商店街、というより
“路地市場”的なモノではないかと推測される。昔行ったメークロンの線路市場も
上から見るとこんな感じに見えたはずだ。
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ガゼン興味がわいてきた。この狭いテント路地を突き進もうではないか。
この時は全然知らなかったんだけど、この路地こそがサムペーン・レーンってところで、
とにかくいろんなモノを売ってる店がグチャーーーッと延々連なった、有名な所らしい。
バンコクのアメ横というのは適切なたとえだと思う。

中に入ると・・うわ、何だかすげぇ活気、すげぇ人混み。
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実はこのサムペーン・レーンって、ものっすごく長大な路地市場で、最終的にイ課長は
クタクタになるんだけど、この時点でそんなこと予想できるはずもなく、何の心構えもなく
サムペーン・レーンに入っていくのであった(つづく)。

 


by tohoiwanya | 2018-12-14 00:01 | 2018.08 タイ旅行 | Comments(0)
2018年 11月 19日

バンコク踏切ものがたり

バンコク市内にはタイ国鉄の線路が何本か通ってる。
線路と道路が交差する箇所もあちこちにあるわけだが、それらはことごとく踏切。
タイ国鉄と道路の立体交差って、高速道路以外じゃ見たことないと思う。

自分が列車に乗った状態で、踏切を通過した経験は何度かある。
だが自分が車に乗った、もしくは道路に立った状態で、列車が踏切を通過するのを
見たことはあまりない。スカイトレインや地下鉄をよく使うから踏切を渡ること自体
少ないし、通過する列車の数も日本とは段違いに少ないからね。

しかし今回の旅行では踏切で列車通過を見る機会が3回あった。
最初はバンコク到着早々、地下鉄ペッチャブリー駅近くの踏切で列車通過に遭遇。
到着直後は時間つぶしの必要があったので、列車の通過をゆっくり見学することにした。
ははぁ~・・旗を持った係員がいある・・。つまり「有人踏切」ってことだ。
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道路はアソーク通りで、交通量はメチャ多い。危なくてとても無人にはできないのかも。
やがて列車が来るんだけど、これがまたタイ国鉄だけあって、異様にノロい(笑)。
ようやく列車が通過し終わると、待ち構えてた車やバイクが一斉にスタートダッシュ。
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スコータイに行く日、空港に向かう途中でも同じ踏切で列車通過を見た。この薄茶色の制服の
オッサンが出てくると、踏切が閉まるってのをタイのドライバーはみんな知ってるから、
心なしか車たちがアセッてたような気がする(笑)。
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やがてあえなく遮断器は降り、交通遮断。
とーころが列車はまだあんなトコ。はる~か遠くだ。タイ国鉄の列車速度は市電並みに遅い。
みんな待ちきれない。
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そこで、気の短いバイク野郎たちは踏切ワキの隙間を通り抜けることになる(笑)。ひでぇ。
だがイ課長もセッカチな性分なので、キミたちの気持ちはわかる。もし同じ状況だったら
イ課長も同じことをするかもしれん。遅いんだもん、列車。
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一番面白かったのは水上マーケットからの帰りのバスで踏切に引っかかった時だ。
バスの窓越しに通過する列車が見える。ところで、あの帽子のオッサンは何?
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タイ国鉄の車両は例によってゴットンゴットン、ゆっくり通り過ぎていく。
おおッ!!な、何と!!あの帽子のオッサンは「遮断器のペンキ塗り」だったのか!!
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いや驚いたねこれには。ある種のカンドウがあった。
“遮断器がおりてる時だけ”仕事をするペンキ職人。列車が通過し終われば
遮断器はあがり、彼の手は届かなくなる(笑)。一日の大半は仕事にならない。
おそるべき労働効率の低さ。

遮断器があがってる時、一体彼は何をしているのであろうか?
一日の拘束時間8hとしても、正味の労働時間はその何分の一にしかならないはずだ。

東南アジアはのんびりしてるってよく言うけど、こういう仕事があるとは思わなかったぜ。
遮断機ペンキ職人。しかしこれだって立派な屋外労働者。ラクな仕事ではあるまい。
お仕事ご苦労さまです。

定年で引退したら、タイでこういう仕事するのもいいなぁという気に、
ちょっとだけなったイ課長なのでした(笑)。

 


by tohoiwanya | 2018-11-19 00:08 | 2018.08 タイ旅行 | Comments(0)
2018年 03月 30日

ミャンマーの「はたらくくるま」図鑑

話をミャンマーに戻す。今日はちょっと変な企画。

ミャンマーではいろんなくるまが働いていた。
バスもいればトラックもいた。消防署には真っ赤な消防車だってあった(日本製かな?)。
見かけなかったけど、たぶん救急車やパトカーだってあるんだろう。
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しかしバスやトラックや消防車くらいは日本でも見かけるし、ミャンマーの消防車と
日本の消防車で大きな違いはない(んだと思う、写真を見る限り)。しかしミャンマーじゃ
「げっ」と驚くような車も働いてる。そういうの見ると楽しくなる。

変わった車が集まってたのはマンダレーの船着き場だ。
ここは一応機能上「港」ってことになるから、町中じゃあまり見ない運搬用車両が
あちこちにいる。どんなのかっていうと・・・

【荷役用トゥクトゥク】
ミングォンの船着き場でこういうのがいっぱいいた。客待ちのトゥクトゥクだろう。
義兄弟・ルイが乗るカンボジアのトゥクトゥクと違って、バイクの後輪をとっぱずしてる。
ラオスで見たトゥクトゥクがこんな感じだったなぁ。後ろは屋根付きの客席。
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まぁ多少形状は違えど、旅客用のトゥクトゥクなら東南アジアのほかの国にもある。
しかしマンダレーの船着き場じゃ同じこのトゥクトゥクが“荷役用”としてがんばってる。
これはなかなか勇壮だったね。
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荷役用だから、後ろにはイスもないし屋根もない。トラックと同じような荷台だ。
バイクのエンジンもデカい。400ccくらいかなぁ?前輪のサスペンション2本だから頑丈そうだ。
荷役用のトゥクトゥクって、他の東南アジアの国じゃあんまり見たことなかったよ。
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これにまたがって船着き場をブイブイ走るのは気持ちいいだろうなー。中型自動二輪の免許は
一応持ってるイ課長としても、これはちょっと乗ってみたかった(笑)。無骨な見た目の中に
パワーを秘めた感じっていうところがかっこいいぜ。

【むき出しトラック】
うっわーーーなんだい?これ。
前部のエンジン部分むき出し。ボンネットカバーなし。は・・廃車?
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ところが廃車じゃないんだこれが。
このエンジンむき出しトラック、船着き場じゃけっこうそこらじゅうで働いてんの。
なぜ動力部分がむき出しなのか理由は不明だが、見た目のインパクトはなかなかスゴい。
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ちょっと近くで見てみよう。うーむ・・・かなり年季が入っておる。
この状態だとエンジンは雨に濡れちゃうわけだし、ベルトなんかも劣化が早いんじゃないか?
なのに、なぜむき出しなのか?単にこの形に合う出来合いのカバーがないってこと?
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このむき出しトラック、驚くべきことに水陸両用機能まで有しているようで(笑)、
水ン中にもジャブジャブ入って行く。うおおっ、すげー。
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【牛タクシー】
ミャンマーのはたらくくるま図鑑、最後を飾るのはミングォン名物・牛タクシー。
ミングォンに行った観光客は巨大鐘や巨大パゴダ土台なんかと並んで、必ずこの牛タクシーに
深くカンドウすることになる。これぞミャンマーならでは。これを撮らずにおれようか。
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外国人観光客専用船が到着すると、この牛タクシーが客待ちしてる。
おそらく速度は人間の徒歩より遅いはずで(笑)、実用的な交通機関っつうよりは
「記念に乗る」もんだろうな。もちろんイ課長は乗ってないからタクシー代は不明。
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この牛タクシーはある意味、最も純粋な意味で「働く車」という言葉を体現してる。
帰りの船上から草食ってるウシさんが見えたけど、このウシさん、たぶんあの牛タクシーの
“動力牛”じゃないかと思うのだ。働いたあとの燃料補給。ウシさんお疲れ様。
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というわけで、本日はミャンマーで目についた「おお何だこれは」という“業務用車”の
写真ばかり並べた異色の企画。最後はのどかな光景でシメでございました。

 


by tohoiwanya | 2018-03-30 00:07 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(4)
2018年 03月 16日

ミングォンへの道 その1

マンダレーってヤンゴンに次ぐミャンマー第2の都市なんだけど、英国植民地になるまでは
ミャンマーの首都でもあった。植民地になる前の最後の王朝・コンバウン王朝の都が
マンダレーにあったのだ。

だもんで、「日本でいうならヤンゴンが東京、マンダレーは京都」なんて言われ方をする。
ってことはポーランドに当てはめりゃ、ヤンゴンがワルシャワ、マンダレーはクラクフか。
タイ風にいうならヤンゴンがバンコク、マンダレーはさしずめチェンマイあたりかな。
ラオスだったらヤンゴンがヴィエンチャン、マンダレーが・・・・ルアンパバーン?
念のためにいうが、ルアンパバーンより圧倒的に都会です、マンダレーの方が。
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このマンダレーを観光しようとすると、市内観光に加えて郊外観光という楽しみがある。
ミングォンとかインワとかザガインとか、近郊観光スポットがいろいろあるんだよ。
イ課長が前日、ピックアップに乗って行ったアマラプラもそんな近郊観光スポットの一つ。
なんでマンダレー郊外には、いくつも見どころがあるのか?

要するに、マンダレーを都にしたコンバウン王朝の王様ってのが、あっちこっちに
王都を移動したり「ここにも超巨大パゴダを作ろう」とか言ったりした結果らしい。
アマラプラは旧王都。そして、これから行こうとしているミングォンは超巨大パゴダの
建設地だった。もっとも、その建設計画は頓挫するわけだが。

シャー・ジャハーンもそうだけど、王様ってイキモノは基本的に建築道楽なんだね。
我が治世のアカシを巨大なナニカを作ることで後世に残したいと思うんだろうな。

イ課長はマンダレー滞在中、アマラプラとミングォンに行ってみたかった。
アマラプラはすでに昨日行った(まだ書いてないが)。今日はミングォン観光だぜ。
マンダレーからミングォンまで行こうとすると、その道程はラクではない。

まずエヤワディ川の船着き場まで行き、そこから外国人専用船で川をのぼり、
現地を観光し、同じ船で戻って来る。専用船ってのは一日1往復だけしかない。
何としてもその外国人専用船というのに乗船しないといかんわけだが、その前にまず
船着き場まで辿り着かないといかん。

地図を見ると、ホテルから船着き場までは推定約1.5kmの距離。歩いても行ける・・が、
暑いからなぁ・・ミングォン行くまでは体力を温存したい。この際バイクタクシーか。
できれば乗りたくないが、この際仕方あんめぇ。

バイタク、どこで捕まえようか・・と思ってホテルを出ると、さっそくオッチャンが
「モーターバイク?」と聞いてきた。後で知ったけどこのオッチャン、このホテルの
準専属?のようで、最後に撮った記念写真を前に載せたよね。
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ここでもまず料金に関する事前交渉がある。1,500チャット(=140円くらい)で妥結。
イ課長にはちと小さいヘルメットを渡され、5〜6分で船着き場に到着。船着き場といっても
桟橋すらない、船がぎっしり停船した川岸っつうだけの場所だが。

さて、ここまでは何とかなった。次は外国人専用船のチケット確保だ。
事前調査では、この船着き場のどこかにオンボロ受付があるはずなんだが・・。
おお、これがソレっぽい。この看板からも想像つくように、ほんとにオンボロ小屋。
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外国人専用っつうくらいだから、おっさんがパスポートを見ながら受付してる。
イ課長もパスポートを見せ、9時出発だぞと言われ、お金を払い(往復で5,000チャット)
すごい達筆の英語で記入されたチケット確保。よしよし、これで船に乗れそうだ。
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ここから先はいよいよエヤワディ川をのぼる船の旅になる。
バイクに乗ったり船に乗ったり、いろんな現地交通機関を使うのって楽しいねぇ。
ということで、船の様子は次回。

 


by tohoiwanya | 2018-03-16 00:22 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)
2018年 02月 14日

バガンからマンダレーまでOKバスに乗る

インフルエンザも治り、仕事に復帰したところで、ブログもミャンマーネタに復帰だ。

バガンからマンダレーに移動したバスの話。
この時はOKバスというのを予約した。ドライバーにマンダレーの宿泊ホテルを告げれば、
そこまで無料で送ってもらえるというサービスに惹かれたのだ。これはすごく助かる。

例のネット予約サイトからOKバスを予約し、予約確認のメールも印刷して持参した。
出発8:30、到着13:30とそのメールに書いてある。何の問題もない。が・・・

バガンでシュエジーゴン・パゴダを一人で見に行こうとして、ガイドブックを見てたら、
道すがらにOKバスと書かれてる。へぇ~OKバスのバガン営業所ってこと?それなら寄ってみて、
明日のバスを確認しておくか。どうせ途中なんだし。OKバスのバガン営業所なんて、
どうせショボいオフィスだろうが・・・。
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    ・・・こっ・・・これ? これがOKバスのバガン営業所?
いやこれは・・イ課長の「ショボ予想」をはるかに超越したショボさ。営業所っつうより
屋台と言った方がいい。こんな“営業所”を地図に記してくれた「地球の歩き方」はエラい。

お姉さんに予約確認書を見せて「明朝8:30出発ですね?」と聞いた。
そのお姉さん、しばらく紙を見て「オアシスホテルに迎えに行くのはもっと早い。
8:15にはホテルで待ってて」と言って、ペンで8:15と書き込んでくれた。

おおおこれは危なかった。やっぱリコンファームはするもんやのう。
何も知らず直前に行きゃいいやなんて思ってたら、サイアク置いてけぼりを食ったかもしれん。
OKバスでホテル迎車を頼んだ方は、少し早めに待機しましょうね。これ重要。

翌朝、バスは8時20分頃に迎えに来た。その時点で乗客はイ課長ひとり。
そのあと、昨日の屋台営業所に行くと乗客がワラワラといる。ははぁ〜。
もしかすると、現地のホテルでバス予約すると「この営業所で待て」と指示されるのかな。
この屋台営業所をバスが出発したのがちょうど8:30頃だった。

車内にこんな座席表が置いてあった。これを見ると単独旅行者はイ課長だけで、
あとは3人とか4人とかのグループが多い。とりあえず最前列の一人席をもらえたのは
ラッキーだぜ。おかげで写真も撮りやすい(③の席がイ課長)。
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ヤンゴンから乗ったEliteバスと違って、OKバスは大型バン程度の大きさ。
だから乗れるのは十数人なのである。一応、水とおしぼりのサービスあり。
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途中、休憩もある。休憩中ブラブラしてると、近くの民家で屋外カマドで料理してる。
煮てるものを見ると、これはどうも色といいツヤといい、確実にヒンっぽい。こうやって
水分トバして油だけのヒンにするんだろう。興味深いねーこういうのは。
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こうしてヒンを煮てる現場とか、道中の風景も見られて、昼間のバスは楽しいね。
このOKバスの道中はことのほかローカル気分たっぷりで楽しかった。途中でけっこう
地元の人の乗り降りがある。赤ん坊連れたこの若いお母さんも途中から乗ってきた人で、
子供が泣くとオッパイ飲ませたりして、ホントのどかなもんだった。
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しまいにはOKバスの車掌がママの代わりに赤ん坊あやしてる。乗客はみんな家族(笑)。
実にアットホームで、のどかなバスの旅を楽しませていただきました。
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ちなみに、所要時間は約5時間で、バス料金は9$。約1,000円。安い。
バガン~マンダレー間の移動だったらOKバスがお勧めだよ。Eliteのバスみたいに
オニの冷房で冷やされることもなく、快適に移動できた。それに、生まれて初めて行く町で
宿泊ホテルまで送ってくれるっていうのは素晴らしいサービスだ。

出発の時、ホテル迎えを頼んだ場合は、書かれた発車時刻より早めに待機。
それだけはお忘れなく。
 
 


by tohoiwanya | 2018-02-14 00:10 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(0)
2018年 02月 07日

ピックアップ稼業の光と影

前回に続き、マンダレー・ピックアップ関連ネタ。
滞在3日目にマンダレー・ヒル方面まで行った時の話だ。
 
行きはイ課長の予想と全然違うルートを走ったもんだから大いに不安になったけど、
まぁ何とかなった。周囲の乗客もガイジンに親切に教えてくれたしね。ちなみに、
往路のピックアップ乗車賃は500チャット。
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で、周辺観光、マンダレーヒル登頂・下山を済ませ、ヘトヘトになっていよいよ帰路だ。
そこらへんに停まってるピックアップの車掌に「ゼージョーマーケット?」と聞くと
これに乗れという。ところが料金は往路の倍、1,000チャットというではないか。距離は
行きと変わんないのに?

想像するに、そのピックアップ、本来ゼージョーマーケットに行く予定はなかったんじゃ
ないかと思うんだよね。でも路線バスほどキッチリ“担当”が決まってなくて、ある程度は
自分の裁量でルートを決められる・・んじゃないかなぁ?

ゼージョーに行きたいガイジン客から倍の料金もらったし、ここは予定になかったルートで
ヒト稼ぎすっか・・と欲を出したような気がするんだよ。ゼージョーマーケットは繁華街だから、
そこに行く乗客はいくらでもいるはずだ。

こっちは別にそれで問題はない。行きより高いっつうても差は45円くらい。イ課長は
登頂+下山でヘトヘトだったし、1000チャット(約90円)でホテル近くのマーケットまで
行ってくれりゃ御の字だ。がんばって稼いでくれ。

やがてピックアップは動き出した。当初の乗客はイ課長一人。しかしどうせ途中から
混むだろうなぁと思ったし、車掌も当然その心積もりだったに違いない。

・・と思ってたら、いきなり若い尼僧の集団が乗車。たちまち車はギュムギュムだ。
一人当り500チャットとしても悪くない稼ぎのはず。出だし順調じゃん。しかも彼女たち、
乗ったと思ったら、すぐ近くでザワザワと降りていった。効率のいい稼ぎだな。
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ところがギッチョン。ここから、このピックアップの大スランプが始まったのだ(笑)。
車掌が道端の乗客を見つけて「ゼージョー、ゼージョー!」って勧誘するんだけど、
なぜかゼージョー方面行きの乗客が一人もいない。市の中心部行きなのに、意外だ。
しかし車掌にとってはもっと深刻な意味で意外だったに違いない。
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車掌の顔に、徐々にアセリが見え始める(笑)。
さかんに「ゼージョー!」って声を出すけど、不思議なくらいソッチ方面の客がいない。
一方イ課長は逆に、だんだん面白くなってきたよ。このままゼージョーマーケットまで
乗客がイ課長一人だと、走行距離の95%はイ課長のチャーター車状態だ。せっかく
倍の料金とったのに、割が合わない運行になっちまうだろ。
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途中、大きな病院で長く停車。車掌がゼージョ行きの“営業”のために病院に入って行く。
とーころがここでも乗客は一人もつかまらず。この頃になると車掌も苦悩の色が濃い(笑)。
ギッシリ客を乗せた他のピックアップの車掌と大声で何か話してるよ。

「こっちは疫病神のガイジンさん乗せちまったよー、ったくよー」とか言ってんのかな。
尼僧集団を乗せた時は出だし順調と思ったのになぁ・・。しかしいつまでも営業で停車
してられないのか、ガッカリした顔で再び走り始める。
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するとまた停車。再度営業か?と思ってフと横を見ると・・・ドライバーが座ってる・・。
おおおおお!!こ、これが有名な「腰巻き文化圏における男の屋外放尿=座り小便」か?!
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ミャンマー、バングラデシュ、インドあたりの「腰巻き文化圏」じゃ男はあまり“立ち”小便って
しないらしいんだよね。座ってやる。椎名誠の本で読んだことがある。江戸時代は日本だって
「非ズボン圏」だったけど、屋外排尿は立ってやった。しかしロンジー着用率が高い
ミャンマーだと座り小便なのかも。「前が開く和服」と「開かないロンジー」の差かな。

そんなこんなで、とうとう終点・ゼージョーマーケットまで一人も乗客はつかまらず。あーあ。
ちょいと予定外のひと稼ぎのつもりが完全な空振り。こっちはおかげでゆったり乗れたし、
車掌の「苦悩の営業」や、ドライバーの「座り小便」が見られて面白かったけど、彼らにすりゃ
「アテがはずれたぜ・・チクショウ」って感じだろうなぁ。

しかし、そこは誇り高きマンダレーのピックアップ野郎。
ガッカリ顔をぐっとこらえて、最初の約束通りイ課長からは1,000チャットだけを受け取り、
次の稼ぎを求めてどこかへ走り去っていった。

ピックアップ稼業は山あり谷あり。どんな商売も飽きずに続けることが肝心だぜ。
「あきねぇ」ってくらいだからなぁ・・飽きずにやるこった・と、ミャンマー第二の都市
マンダレーで落語「時そば」を思い出すイ課長なのでありました。

 


by tohoiwanya | 2018-02-07 00:25 | 2017.08 ミャンマー・タイ旅行 | Comments(2)