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2015年 02月 02日

ベトナムのバイク文化考察

こないだシゴトでちょっと調べたんだけど、アジアの主な国の人口1000人あたりのバイク保有数を見ると、
台湾って何と600台を越えてて、ほぼ「国民1.5人に1台」という信じ難いバイク保有率なのだ。

一人当たりのGDPじゃ台湾よりグッと下がるベトナムだけど、バイク保有率はやはりスゴい。
1000人あたり保有台数が400台をはるかに超えてる。もちろん台湾やベトナムのバイク保有率は
日本なんかより遥かに遥かに多いのだ(日本は1000人あたり100台いかない)。

こういうバイクだらけの国って、独特のライディングスタイルやライディンググッズがある。
台湾ライダーズスタイルもなかなか面白かったけど、ベトナムもまた面白かった。加えて、たぶん
その国独特のバイク規制もあるはずで、結果とし日本じゃ見られないバイク文化が生まれる。
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たとえばマスク。この独特のライディンググッズは台湾で見て「こんなのするんだ」と思ったけど
ベトナムでも多い。おそらく排気ガス防止ってことなんだろうけど効果あるのかなぁ?
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ベトナムじゃヘルメットもちょっと変わってる。
日本みたいにフルフェイス型をかぶってる人は皆無で、みーーんなハーフタイプ(帽子型とでもいうか)
なんだけど、これは乗ってるバイクの多くが125ccクラスの小型自動二輪であることを考えれば
まぁある意味妥当とも言える(日本ではハーフタイプは小型のみかぶっていいことになってる)。
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ただ、イ課長はベトナム人がかぶるヘルメットを見て時々「ん?」と思うことがあった。
後頭部がグリッと上にエグれた、ヘンな形のヘルメットをかぶってる人が散見されたからだ。
 
なんであんな形してるんだろう?・・・しばらくわからなかった。
しかし下の写真を見ればイ課長の疑問(真ん中の人)と、その答え(右の人)がイッキにわかるはずだ。
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これ、後ろに結んだ髪を出すためのエグれなんだ!つまりこれは女性専用ヘルメットってことだ。
これは驚いたねぇ。こういうのは初めて見た。

しかし女性が髪を結ぶ位置はマチマチだ。首の後ろで結んで背中にたらす人もいれば、後頭部の
高い位置でポニーテールにする人もいる。もっと驚いたのはそういう「ポニーテール用」のヘルメットも
あるんだよ。ほら、ヘルメットの後頭部の上の方に穴が開いてるでしょ?これには感心した。
女性のヘアスタイルに応じてヘルメットの形状がいろいろあるなんて、日本じゃありえないよ。
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ことほどさようにライディンググッズに関してもいろいろ面白い発見があるけど、「乗り方」という点じゃ
日本人がまず驚くのはやっぱり3人乗りだ。これは台湾にもなかった。聞いた話だとベトナムではバイクに
「3人まで乗っていい」みたいで、別に法律違反というわけではないんだと思う。

だから3人乗りは当たり前のように見かけるし、当事者たちにも罪の意識は感じられない(笑)。
ただ3人乗りの場合の「3人め」はほとんどの場合コドモで、ひょっとすると「3人乗りの場合
最低一人は○歳未満でなければならない」なんていう規定があるのかもしれない。
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しかも社会主義国的厳格さというべきか、4人乗りっていうのは全く見かけなかった。
え?そんなの当たり前だろうって?なんのなんの、いずれご紹介するけど、去年プノンペンでは
5人乗りを見かけたからね(笑)。その点、ベトナムでは「3人まで」っていう規定がそれなりに
ちゃんと遵守されてることが伺える。

ただ、二人・三人乗りの乗り方を見てるとイ課長としてはちょっと不安になる。
後ろの人が前の人にあんまりシッカリつかまってないんだもん。下の写真なんて、後ろの人は
両手で看板持ってるはずだから運転手に全然つかまってない。大丈夫かぁ?
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これもそう。後ろの子供は二人とも運転してるお母さんにつかまってる様子があまりない。
基本的に後部座席に乗ってる人は「座ってるだけ」っていうことが多くて、バイクの姿勢が不安定に
なった時は危ないような気がするんだけどなぁ・・後ろが子供だと余計にそう思う。
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「危ないなぁ」と思うことも多々あったけど、さっきも言ったように走ってるバイクは圧倒的多数が
125cc前後の小型バイクだから、50~60kmなんてスピード出すことは車格からも考えても道路事情から考えても
不可能。仮に3人乗り状態で転倒したとしても、死亡事故は意外に少ないのかもしれないんだけどね。

まぁそうは言ってもケガだってしないにこしたことはない。
ベトナムライダーズのみなさん、くれぐれも安全運転してね。

 

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by tohoiwanya | 2015-02-02 00:22 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(6)
2014年 11月 14日

ハノイ・ノイバイ空港から市内へ

語学ネタだの、政治的安定性ネタだの、ちょっと毛色が変わった記事が連続したが
今日はごく普通の旅行記っぽく、ハノイ到着の話。

サイゴンのタンソニャット空港から市内までは車で15分くらいの距離なのに対し、
ハノイのノイバイ空港から市内までは車で50分~1時間くらいはかかる。遠いのだ。
もちろん鉄道なんてないからほとんどの旅行者はタクシーということになる。

しかし初めて行く地理不案内の町で長距離タクシー移動っていうのもいささか不安。
そこでイ課長はハノイの宿泊予定ホテルに空港ピックアップを頼んだ。料金17ドル。
こんどはトシヴドゥキと書かれることもなく迎えの人とすんなり合流できて、すんなり車へ。
雨上がりのノイバイ空港前ロータリー、大きな荷物を持った人と車でごった返してた。
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タクシー乗り場の看板が見える。ホテル送迎を頼んでない人はあそこから乗るわけか。
これ、「5人乗りタクシーは市内まで一律35万ドン、8人乗り38万ドン」って書いてあるっぽいよね。
35万ドンっつうたら17.5ドルだ。ははぁ~・・ってことは、イ課長が泊まるホテルは空港送迎料金を
タクシーの一律料金に合わせてるんだ。実際には50セントほど安い。これは非常に良心的というべきで、
ホテルの空港送迎っつうたら普通はタクシーより高いんじゃないの?
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ホテル送迎でもタクシーでも料金が同じなら、ホテルの送迎を頼んだ方がラクだよね。
イ課長が予約してるのはどうせ小さな安ホテル。タクシー運転手が知らない可能性は高いけど
初めてのガイジンが「どこそこの近くのホテルで・・あ、そこ左に曲がって」なんて指示できっこない。
ホテル送迎ならその点安心だ。

ノイバイ空港はハノイ市街から遠いだけあって、空港からしばらくの間、道の両側は何もない田園地帯。
しかし退屈はしない。ベトナム人たちのバイクの乗りザマを見てると面白い・・というか、けっこう驚く。
でもこれ、自動車専用道路じゃないのかなぁ?雨だからカッパを着たライダーが多かった。
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日本でバイクに乗るときはなるべく肌を露出を少なくすべしと言われる。寒いとか濡れるとかって理由ではなく
万一転倒した際の身体的ダメージを少なくするためで、だから革のツナギが有効なのだ。
しかし暑いベトナムでは誰もそんなことは考えない。半ズボン・スネ丸出しで乗るのは当たり前。
あんな足ムキダシでもし転倒したら・・う・う・・(←痛い想像が苦手のオトコ)

こちらもカッパ・・・って、こいつ足を車体の前に乗っけて、いわばしゃがんで運転してるでわないか!
よくそんな姿勢でスロットル握っていられるな。普通にまたいで乗るよりよっぽど難しい、っていうか危ない。
トッサの時に片足つけないから、もし転倒したら・・う、うああ・・(←苦手)
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東南アジアの交通常識、日本人的には「ひーッ!」と言いたくなるような光景も少なくない
一番恐ろしかったのは、左手に赤ん坊を抱え、右手だけでバイクを片手運転していたお母さんを見たときだ。
お母さんはヘルメットしてたけど赤ん坊は当然ノーヘル。もし転倒したら・・う・・ううう・・(←苦手)

雨が上がって時間がたつにつれ、路面は乾いてきて、カッパ姿のライダーは少なくなってきた。
道の両側には建物が増え始め、だんだんハノイ市街に入ってきたことがわかる。ハノイだハノイ・・
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初めて見るハノイの街。まず何に驚いたって、その緑の多さ・濃さだ。
大通りの両側には異様に立派な街路樹が連なる。しかも道路はサイゴンに比べると全体的に幅が狭い。
だから結果的に道が緑のトンネルみたいになってて、ハノイ独特の景観を作る。これ、美しかったよ。
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ノイバイ空港に着いた頃は雨だったし、朝までいたのが良すぎる町・ホイアンだったから、
なんとなくホイアンに「気が残る」って感じだったけど、いざ来てみると、ハノイ、なんだか良さそうじゃん。

結果的にハノイはイ課長にとって「すげぇ気に入った町」になるわけだけど、
気に入るプロセスはこれからオイオイ書いていこうと思うのである。

 
 
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by tohoiwanya | 2014-11-14 00:01 | 2013.06 ベトナム・タイ旅行 | Comments(2)
2014年 07月 28日

スワンナプーム空港からバンコク市内へ

ゲントネタも終わり、本日は空港→市内移動情報という、これから行く人向けの定番お役立ち記事。
夏休みにバンコクに行く人も多いだろうからね。

1996年に初めてバンコクに行った時、当時のドンムアン空港から市内までの交通手段って
ほぼタクシーのみで、イ課長もタクシーを使った。夜遅く、空いた道路をブッ飛ばしたのを覚えてる。

しかし現在、新しいスワンナプーム空港から市内までは鉄道=エアポートレイルリンク(ARL)がある。
多くの旅行者は鉄道をとるかタクシーをとるかのチョイスを迫られる。イ課長も考えた。
(下の写真はARL紹介サイトからの借り物)
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しかし結論からいえば、たぶんタクシーがいいと思うんだよ。

ARLは安いし(特急で150Bらしい)断然早い(特急ならマッカサン駅まで15分くらいらしい)。
しかし本数が少なく(特急は45分に1本らしい)、ホテル行くには終点からさらに地下鉄乗り換えが
必要になる。荷物を持ってまた乗り換えってのは面倒だ。

タクシーは料金高いうえに(といっても350~400B=1050円〜1200円ほどだが)、バンコク市内に
入ってからの渋滞というリスクがある。下の写真見てみ?こういう状態がしょっちゅうだからね。
要するに「高くて時間がかかる」交通手段ってわけだ。しかしARLの本数の少なさ(待ち時間の多さ)を
差し引いて考えれば所要時間は同じようなモンかなぁ・・?と、迷うわけだ。
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で、結局イ課長は6月の時も12月の時もタクシーを選んだ。
タクシーを使う場合、当然のことながら空港到着ロビーの「TAXI→」と書かれた表示に従って進む。
するとアナタはそこにタクシーの配車場とでもいうべき場所を発見するはずだ。

6月に行ったときは夜だったせいか、配車受付は威張ったオバさんたった一人だけだった。
タクシーに乗りたい客は、この威張ったオバさんに「ドコソコに行きたいんですが・・」と伝え、
彼女に配車してもらうというシステムであろうと推測される。

そこでこのオバさんに「スクンビット、ソイフィフティーン、マンハッタンホテル」と告げる。彼女が
近くにいた運転手に大声で何やら言うと、ドライバーは「オウ、マンハッタンホテル オケ オケ」と応じる。
オバさんは何やら紙に殴り書きし、バン!とハンコ押して渡してくれた。それが下の写真。
書いてあることはサッパリわからんが、TAXI TICKETっつう英単語が見えるからタクシーのチケットなんだろう。
でもここでお金を払うわけではなく、「オケオケおじさん」の車で市内に連れてってもらって降車時に普通に精算した。
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ちなみに、この時はバンコク市内に入ってちょっと渋滞はあったけど、夜だったし、比較的スムーズに
ホテルに着いて、料金はチップ入れて350バーツとか、そんなもんだったはず。タクシー料金以外に
高速道路代が何十バーツだか加わってた。でも不当請求とかボッタクリといったことはなかったよ。

で、12月に行ったときも同じように市内への移動はタクシーを使った。
ただし今回は配車場がやけに混んでる。やっぱ12月のバンコクは観光ハイシーズンなんだなぁ。
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これだけ混んでるから受付台はいくつもあり、何人もの配車係が配置されている。
しょうがないから、どれかの列のケツにくっついて自分の番が来るまで待つしかない。
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タクシーはけっこう頻繁に来るけど、列も長いからしばらく待つ。10分は待ったかな。
配車係が前回のような威張ったオバさんではなく可憐なお姉さんであることだけが救いだった(笑)。
ただ、この時は彼女に行き先を申告したり、殴り書きのチケットをもらった記憶はないんだよなぁ。
自分の番が来たら運転手に直接行き先を言って、走り始めたと思う。
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たぶんこの配車場を通じて乗るタクシーは「公認タクシー」ってことなんだろう。
要するに怪しい白タクとかじゃない、正規のタクシーですよってことだと思うんだよね。
空港に到着して「タクシーあっち」っていう表示に従っていけば問題なくこの配車場に着くはずだから
スワンナプーム空港で白タクをつかむ心配は基本的にないと思っていいと思う。
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タクシーに乗っちゃえばあとは市内まで高速道路一直線。運転手はとばすよ~。でも年末に行った時は
到着が金曜日の夕方だったから、市内の一般道に入ってからはかなり渋滞してて、スクンビットまで
1時間弱かかったかなぁ。それでもタクシー代はチップ込みで400バーツ(約1,200円)。
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ホントは上に書いたARL、時速160kmの高速鉄道っていうのも乗ってみたかった。
ただ45分に1本じゃねぇ。荷物ひきづって駅に行ってみたら「前のが出た直後」なんてのはイヤだよ。
45分ありゃ、渋滞さえなきゃタクシーで市内に着いちゃうもん。それなら渋滞リスクを犯しても
千数百円でホテルの前まで行ってくれるタクシーの方を推奨したいと思うわけ、イ課長は。


 
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by tohoiwanya | 2014-07-28 00:18 | 2013.12 バンコク旅行 | Comments(2)
2014年 02月 14日

インド コントン トラフィック

さて、長かったポーランド・フィンランド旅行ネタもおおむね書いたし、そろそろ次のネタ在庫、
すなわちインド出張ネタの消化に本格的に注力しよう。もう1年4ヶ月前の話になってるが・・。

今日はインドの道路交通について書く。
どこをとっても混沌としているインド、当然道路交通もまたコントンとしているのである。
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インドの道路交通に混沌をもたらす要因、現地で感じたのは主に下記の3点だ。
この3点はそれぞれにからみあってインドの道路交通を混沌へ、そしてさらなるカオスへと導く。

①道路を通行しているモノの種類がやたら多く、その速度がバラバラ
②一応車線区分はあるけど、ほとんど守られていない
③とにっかくまぁみんなよくクラクションを鳴らす

まず①だ。これはスゴかったよ。十分事前に予想してたとはいえ、やっぱりスゴかった。
大型トラック、乗用車、オートリクシャー、バイク、自転車、荷車、馬車、歩行者、ウシ等々のモノモノが
混在してるからね。しかもそれが都市部の狭い道じゃない。本来は自動車専用道路じゃねぇのか?と
思うような片道3者線くらいある幹線道路で、だ。

①の結果として②が生じる。
車のドライバーは自分の前を走る様々な「遅いもの」を次々と追い抜いていくという作業が常に求められる。
渋滞じゃムリだけど、道路が空いてりゃ必然的にそうなる。インドのすいた道路を快調に走るということは
前方にある「遅いもの」を追い抜き・追い越し続けることとほぼイコールと言っていい。

次々と前の物体を右に左にと避けながら追い抜くとなれば、車線の持つ意味はあまりない。
むしろ最初から車線区分をまたいで走ってる方が「左右に動きやすい」状態ともいえるわけで、実際そうやって
走るドライバーも少なくなかった。みんがそんな調子で走ってりゃ、混沌とするのも当然だよな。

さて、問題は③だ。これは②の問題と深くつながっている。
要するに②の追い抜きのときに「オラ、今からお前のこと抜くから、抜き終わるまでフラフラすんな」って
前を走る「遅いもの」に注意してるんだよね。上でもいったように、そういう追い抜きの場面はしょっちゅう
あるわけだから、結果的にクラクションもしょっちゅう鳴らすことになる。

なにせインドの道路を走る「遅い人たち」の「後方確認してなさかげん」ってスゴいからね。
自転車や荷車はしょうがないとして、バイクですらバックミラーがない場合が多いからあぶなっかしい。
たとえば下の写真、おっちゃんの乗ってるバイクにバックミラーないでしょ?こんなのザラ。
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こんな風にバックミラーをわざわざ内側に折り曲げてるバイクもよく見かけた。
これ、おそらく渋滞時にすり抜けしやすいようにってことのはずで、何のためのバックミラーなんだか・・。
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総じて、インドのバイクでまともにバックミラーを左右に広げて走ってるのは半分くらいじゃないかなぁ?
むかし250ccバイクに乗ってたイ課長の感覚としては信じられん・・っつうか、おっかないよ。
道はデコボコもある。道路のヘコんだところをよけようとして、ひょいと左右にハンドル切ることだってあるだろ。
それを後方確認なしでやるなんて、あっぶねーよなー。

こういう「後ろを見てない(かもしれない)連中」が前をチンタラ走ってるわけだから、車のガワにすれば
「おらおら、今からオマエのこと抜くぞ」ってクラクション鳴らして注意する必要があるわけだ。

クラクションに関してはもう一つ奇怪なものを見かけた。それはトラックの荷台のケツの部分だ。
ここに「ホーンを鳴らせ」って書いてあるトラックがもンのすごく多いんだよ。

ほら、BLOW HORN って書いてあるでしょ?
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こっちも。
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こっちは「ホーンお願い」ときたもんだ。
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こっちもお願いプリーズ型。これ、アグラ往復の間の車中から撮った写真なんだけど、とにかくもう
ほとんどのトラックにはケツの部分にコレが書いてあるんだよ。ここまであちこちで懇願されりゃ、
後続車がトラックを追い抜くときは。そりゃ絶対クラクション鳴らすよな。
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デリーからアグラまで、タージ・マハルを見にいくとしたら、車か鉄道か、そのどちらかになる。
イ課長としては当初、鉄道にかなり心ひかれたんだけど、デリーに早く戻ってくることを優先して車にした。
車だと片道4時間くらいかかる(鉄道でも同じくらいかかるけどね)。

最初は片道4時間も乗るのかよ~と思ったけど、混沌の道路事情・運転事情を眺めたり、
トラックの尻の写真撮ったりして、意外と退屈しなかった。
もっとも、デリーに戻ってきた時は「面白かったなぁ」ではなく、あの混沌とした道路を往復8時間走って
「事故に遭遇しなくて良かったなぁ」だったけどね。


 

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by tohoiwanya | 2014-02-14 00:56 | 2012.10 インド出張 | Comments(2)
2013年 08月 29日

デリーのリクシャーに乗ってみる

ポーランドネタを消化する中、本日は軽いインドネタをはさもう。

小型オート三輪のタクシーってアジアではよく見かける交通機関で、有名なのはタイのトゥクトゥク。
これがインドネシアではバジャイ、インドではオートリクシャーって呼び名になるけど、モノはほぼ同じ。
トゥクトゥクの語源がエンジン音なのに対し、リクシャーの語源はマジで日本語の「力車」らしい。
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こういう“個人営業交通機関”って、タクシーみたいにメーターがないから、乗車前にドライバーと
「ドコソコまでいくらで頼むよ」みたいな価格交渉せにゃならん。これが面倒。しかもガイジン相手だと
向こうは5倍くらいフッカケてくるのは珍しくないようで、それを英語で値切らにゃならん。
まぁ昔はバンコクやマニラの四輪タクシーだって、こんな感じなのが多かったけどね。

インドで一度だけ、そのオートリクシャーに乗ることができた。
例のチャンドニー・チョーク小冒険から地下鉄で帰ってきて、駅からホテルまで乗ったのだ。
行きは歩いたけど、帰りもまた20分歩くのダルいし、一度オートリクシャーに乗ってみたかった。

インドの街中ならそこらじゅうで見かけるオートリクシャー、競争相手が多いだけあって、
過当競争も激しいようだ。イ課長もこの時、それを体験することになる。

地下鉄のMarviya Nagarの駅を降りて、エスカレーターをのぼって地上出口。
地下鉄駅周辺にリクシャーが何台か停まってるのは行きに確認してたから、つかまえるのは
難しくないだろうと思ってたけど、価格交渉は自信がないなー。まぁそんなに長い距離じゃないし、
多少ボラれるのはしょうがないか・・・

・・・なんてノンビリ考えてはいられないのだ。
出口を出ると、たちまち6~7人くらいのリクシャワーラー(要するに運転手)にワッと取り囲まれる。

 フォーティ!   フォーティ!   フォーティ!フォーティ!
    フィフティ!     フォーティ!!
  フォーティフォーティ!!  サーティ!  フォーティ!!

ちょ、ちょっと待っちくり。すごいことになった。
リクシャワーラーたち、この駅を降りるガイジンなら、どうせ行き先はホテルやショッピングセンターのある
アソコだろうと決めてかかって(それは実際その通りだったのだが)運賃連呼。まさにイ課長の奪い合い。
価格交渉もヘチマもない。魚河岸でセリにかけられたマグロのような気分だ(笑)。

一人、「サーティ(30)」って言ったような気がしたから、声の方に向かって「サーティ?」って確認したら
「サーティ、サーティ!イェイ!」って、元気よくイ課長の腕をつかみ、他の競合同業者たちの間を縫うように
自分のリクシャーに連れていく。「ほーらオレ様は客を見つけたぜ、ざまぁみろ、どんなもんでぃ!」って感じで
鼻高々、喜色満面で連れていくんだよ。彼が良いリクシャワーラーか、悪徳業者か考える時間なんてないけど
一番安い料金を提示したのは確かだ。こうなった以上、彼のリクシャーに乗ってみようではないか。

オートリクシャーに乗って眺めるデリーの街。いやーインドに来ちまったなぁという気分が盛り上がる。
車体はえらくボロく、しかもよく揺れる。このクサリは何のためにあるのか?さっぱりわからない。
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これはひょっとするとメーターの“残骸”か?
しかしインド広しといえども、メーター制のオートリクシャーなんてないはず。何のための装置なのか
これまたよくわからない。しかしどうせ作動してないようだから、考えてもしょうがない(笑)。
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行きは歩いて20分の距離。乗車時間はせいぜい5〜6分ってとこだったかな?
「ヒルトン」って言ったら、ちゃんとホテルの近くまで乗せてくれた。

彼が主張した料金は30ルピー。ぴったりのお金がなかったから50ルピー札を出したら、
ちゃんと20ルピーのお釣りをくれた。「お釣りがないよ」とか言われるかと思ったけど料金トラブルなし。
インドの悪徳リクシャーの話はヤマほどあるみたいだけど、意外に正直かつ良心的だ。

というわけで、インド出張で唯一のオートリクシャー体験は過当競争のおかげもあってか、
実に安く済んだのでありました。30ルピーつうたら(当時の相場で)45円くらい。こりゃ安いよ。

翌日、通訳さんにこの話をしたら、「イカチョさん、それ、ボラレてないよ」と請け合ってくれた。
悪い評判も多いインドのオートリクシャーだけど、かくのごとく過当競争の激しい業界みたいだから、
インドに不慣れなガイジンでも、意外に“地元料金”で乗れちゃうこともあるかもよ?


 
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by tohoiwanya | 2013-08-29 01:11 | 2012.10 インド出張 | Comments(0)
2011年 08月 20日

自転車に気をつけましょう

ウィーンの話が続きます。
つい先日、イ課長はネットのニュースでこんな記事を読んだ。
(この記事がいつまで閲覧できるかわからんが、一応URLを載せておく)
http://mainichi.jp/select/world/news/20110816dde041030059000c.html

この記事を読んだとたんにウィーンの自転車について書く気になった。
これについては、これから行く人のためにも書いておく必要がある。

記事にもあるように、ウィーンでは自転車専用レーンみたいなのが
市内のあちこち、特にリンク大通り周辺の道には整備されている。
元々の道路や歩道の構造がどうであったかによって専用レーンのスタイルも
場所によって違うみたいなんだけど、基本的には

①車道の端の部分(つまり歩道寄り)を自転車専用レーンにする
②歩道の一部を自転車専用レーンにする

…のどちらかであることが多い(んだと思う)。

①のパターンの専用レーンはこうなる。これはホテルから美術史美術館に行く途中の道で、
この専用レーンがある以上、この場所では車は路肩に寄せて駐車することは
出来ないんだと思うんだよね。車にとっては不便な話だろうけど、歩行者にとっては
別に問題はない。自分たちが歩くところと自転車レーンが混じることはないからね。
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歩行者、特にガイジン観光客にとって問題なのは②のパターンなんだよ。
②のパターンの自転車専用レーンはこういう風になる。
車が走ってるところが車道で、手前が歩道。で、その歩道の真ん中がでーんと
自転車専用レーンになってるわけだ。
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なぜガイジン観光客にとって②のパターンが問題になるのか?
理由は単純で、ガイジンは歩道に自転車専用レーンがあるってことに慣れてないから
知らないで歩いちゃうんだよ、自転車専用レーンを。
歩道が上の写真みたいになってれば、つい自転車レーンの方を歩いちゃうじゃん?

道路と歩道の違いは段差もあって明確だし、うっかり車道を歩いちゃう観光客はいない。
しかし、歩道に自転車マークのある帯状部分が実は自転車専用レーンで、自転車優先で
あることにガイジンが気付くまでには時間がかかる。イ課長も最初は全然気付かなかった。

だからフツーに歩道を歩いてるつもりで歩いてると、実はそこが自転車専用レーンってことが
何度もあった。我々だけじゃなく、ガイジン観光客には事情を知らずにこの自転車専用レーンを
歩いたり、立ち止まって写真撮ったりしてる人が多い。ところがこの自転車専用レーン、
自転車の通行量は意外に多いんだ。しかも専用レーンだからけっこうスピードも出てる。

Achtung!(直訳すると「注意!」だけど、まぁ「危ないよ!」って感じか)なんて
後ろからドイツ語で言われて、ハッと気付いてよけるなんてことが何度かあったなぁ。

まぁそれでも数日するうちに「ウィーンの歩道には自転車専用レーンがあちこちに
あるから、そこは歩かないようにせねば」と注意するようにはなった。なったけど、
横断歩道なんかだとまた忘れちゃうんだコレが。
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ウィーンでは横断歩道もこうやって歩行者レーンと自転車レーンが分かれてる。
当然、人は歩行者レーンの方で信号を待たなければならない(んだと思う)。
しかしこういう時、人のいない自転車レーンの方に立っちゃったりするんだよ、つい。

ウィーンの自転車ライダーのガワからすれば「ルールを知らねぇガイジン観光客どもが
しょっちゅう自転車専用レーンを歩いたり、立ったりするから危ないよ」と思ってるのは
絶対に間違いない。あーごめんなさい、そんなガイジン観光客の一人でした。
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イ課長たちはウィーンに行くまでは、自転車専用レーンがこんなにアチコチにあることを
全然知らなかった。行って初めて気付き、ここを歩いちゃマズいみたいだという考えに
到達するまでに1~2日かかった。

しかし、アナタはこのブログをお読みになった以上、もう大丈夫ですね?
ウィーンに行ったら自転車専用レーンを歩かないよう気をつける。ちゃんとできますね?
うっかり忘れて自転車レーンを歩いてると、アナタもAchtung!って言われますよ?(笑)
 
 

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by tohoiwanya | 2011-08-20 00:21 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(0)
2011年 01月 24日

台湾スクーターライダーズ Go Go!

台北の道路…いや、おそらく台北以外の都市の道路でも事情は同じなんだと思うけど、
とにかくそのスクーターの多さはすごいんだよ。

道路は車よりスクーターの方が圧倒的に多くて、そこらじゅう元気に走り回っている。
日本だとスクーターといえば50ccを思い浮かべるけど、台湾の場合は125ccクラスが中心らしい。

ちょっと調べてみたら、実は台湾って世界一のスクーター普及率を誇る国なんだってね。
人口約2,270万人に対して二輪車総保有台数1,280万台。「1.8人に1台」っつうから驚く。
(「ゲットバイク」っていうサイトから引用、統計数字は少し前のものっぽい)

おそらく、台湾の大学生なんかだとスクーターは文字通りのマストアイテムなんだろうな。
若年層は男女関係なくスクーターを使うのが当然って感じでそこらじゅう走り回ってる。
大きな交差点なんかだと、赤信号待ちの間に10台・15台…とスクーターが増えてって
いざ青信号になると「WGP台北グランプリ・スクータークラス」って感じの
勇壮なスタート風景が毎回見られて楽しい(笑)。

これは午後のスコールで雨がジャバジャバ降ってたときの台北の大通りだ。
こんな雨でも、カッパを着たスクーターライダーズがワンサカ道路を走り回っている。
以前は日本でも雨ガッパ着たライダーっていた。イ課長自身、若い頃は雨の日でも
バイク乗ったもんだったけど、日本じゃ最近はあまり見なくなったよねぇ…。
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これだけスクーターが多いから、歩道に停めてあるスクーターの数もまた、ものすごく多い。
そこらじゅうの歩道全部にスクーターがズラ〜っと並べられてると言っても過言ではない。
下の写真はスクーター屋の店頭ではない。普通の歩道なのだ。
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さて、これだけスクーターが多い台北の街。
しかしそこは台北。やっぱり「おお?なんだこれは?」と外国人旅行者に思わせるような
ネタをちゃんと提供してくれるのである。

台湾を旅行した人の間ではもはや有名とも言っていい話だけど、台湾では独特の
ライダーズファッションが二つある。特に女性ライダーの間で多い。それは何かっていうと、

①カラフルマスク着用
②上着・シャツ類の反対着用


これ、実は2006年の台北旅行の時はあまり気づかなかったんだよ。
今回行って「やけに多いなぁ…」と思って、日本に戻ってきて調べてみたら
やっぱりあれは台湾スクーターライダーズファッションの王道らしい。
(台北では昔より減ったという説もあるが)

台湾のスクーターライダーはマスクをしてる人が多い。これは男にも女にも多い。
日本の風邪マスクみたいな白くてヤワなやつじゃなく、色や柄が非常にカラフルで、
たぶん作りももっとしっかりしてるんだと思う。スクーター用マスク専門店まであるらしい。

このマスク、当然「排気ガス吸入防止」という目的があるんだろうけど、そこはホレ、
やっぱヘルメットなんかと同じで、見た目も重要ってわけだろうな。
バンダナとおなじような感覚でカラフルなデザインのマスクを使ってるという感じ。
イ課長も土産に1個買ってきて、家から駅まで自転車乗るときに着用したかった(笑)。

そしてもう一つが「上着・シャツの逆着用」。これ、知らない人にはわかりづらいだろうけど、
要するに前ボタン式のシャツを“前から着る”わけ。

そうするとボタンは背中側に回るわけだけど、そこまでキチッと着るわけじゃなく、
前から「はおる」ようにして、腕の部分のあたりを覆うようにしてる。

これは女性ライダーだけのスタイルみたいで、たぶん「腕の日焼け防止」目的なんだと思う。
暑くて軽装が当たり前の台湾。スクーター乗るたびに長袖の上着なんて着てられないから
乗ってる間、腕のあたりだけ日焼けを防ぐ…ってことなんじゃないかなぁ?

この台湾風ライダーファッション。
滞在最後の日に写真を撮ろうと思ってたんだけど、上に見たように最後の日が雨で
残念ながらあまりイイ写真がない。台北到着の日、迪化街に行った時に1枚だけ、
台湾風女性ライダーの典型的スタイルを撮ったのがあるから、それをお目にかけよう。
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マスクしてシャツを前からはおって、あとはTシャツに短パンというすごい軽装。
大体みんなこんな感じなんだよね。ミニスカ姿で乗ってる女性も珍しくない。

さっきも言うように、暑い国なんだから軽装でバイクに乗るのは当然ちゃ、当然だ。
でも、かつて250ccバイクに乗ってたイ課長から見ると、こんな軽装だと
とにかくコケた時のケガが心配になっちゃうんだよなーー。

台湾スクーターライダーのみなさーん。事故にはくれぐれも気をつけて下さいねー。




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by tohoiwanya | 2011-01-24 00:12 | 2010.08 台湾旅行 | Comments(0)
2011年 01月 09日

ロンドン・タクシー

ロンドンでダメダメと思ったものを3つ挙げろといわれたら、イ課長はこう言うだろう。
「地下鉄の運行」「ホテル代の高さ」「メシ」

一方、ロンドンで「おおさすが」といえるもの3つだったら、コレかな。
「タクシー」「地下鉄のキップ自販機」……あと一つは…思いつかない(笑)。

出張先ではメッタにタクシーに乗らないことで有名なイ課長。
特に地下鉄の発達した大都市であればタクシーに乗る必要性が低いから、ホントに乗らない。
ワシントンDC&ニューヨーク出張じゃ1週間動き回って結局一度も乗らなかった。
ロンドンも地下鉄が縦横に通ってるから、やはり乗る機会は極めて少ないわけだけど…

それでもたった1回、到着した日にセント・パンクラス駅からホテルまでは乗った。
何せ重いスーツケースを持ってたから、この時だけは地下鉄は避けたかったのだ。
しかも到着した夜は雨。こりゃもう、タクシー使うしかねぇべ。
ロンドン・タクシー。新婚旅行でロンドン来たとき以来だから約20年ぶりに乗るわけだ。
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ロンドン・タクシーと言えば、車種は必ずコレ(夜だから写真暗くてゴメンよ)。
これはとにかく車内空間が広いことで有名で、20年ぶりに乗ってふたたび感動した。

「花嫁がウェディングドレスを着たまま乗れる車を目指した」という話があるくらいで
他の国のタクシーだったら絶対うしろのトランクに積むしかないゴロゴロスーツケースも
ヨユウで車内に持ち込み、さらにイ課長本人は足組んでいられる。何て快適なんだ。

さらに今回気づいて感心したのは、後部座席の床がフラットってことだ。
日本のタクシーに付き物の(というか、タクシー以外でも?)、後部の床の真ん中の
あのヘンなコブ…というのか山というのか…とにかくアレがない。
だからゴロゴロスーツケースもラクに運び込める。うーむ…実に配慮の行き届いた設計だ。

しかし、ここまでは主にタクシーの「車を賞賛している」に過ぎない。
ロンドン・タクシーが素晴らしいのはやっぱ運転手のクオリティだよね。

ロンドンでタクシーの運転手になるにはすごい難関の試験を通過する必要があって、
合格するためには、それこそ「ロンドン中の路地の名前まで知ってる」くらいに
なる必要があるらしいのだ。

イ課長はホテルの予約確認の紙をプリントアウトして持参してたから、
その紙を運転手氏に渡した。ホテル名と住所はこうだ。

The Darlington Hyde Park(←ホテル名)
111 - 117 Sussex Gardens, Paddington, Paddington, W2 2RU London(←住所)

地図も持ってたけど、とりあえず住所だけ渡した。
運転手さんの「ロンドン地理習熟度」がどのくらいか、ちょっと興味があったのだ。
運転手氏、その紙をチラリと見て「オウケーイ」と言って返してくれた。もう覚えたの?

雨の降るロンドン、大通りは渋滞してる。運転手氏が話しかけてきた。
「お前はどこから来たのだ?」
「あー…日本からである」
「…じゃなくて、お前はたぶんパンクラス駅で降りたんだろ?どこからパンクラス駅に来たのだ?」
「(ああ、そういう意味か)あー…ブリュッセルからユーロスターで来たのである」
「おう、ブリュッセルね、なるほど」
よくわかんないけど、英語的にはあまり上品な言葉遣いの人ではなかったかも(笑)。

タクシーは大通りから左折して、だんだん細い道に入って行く。
この辺で「ちょっともう一度その住所みせてくれる?」って言うかな?と思ってた。
ところが運転手氏は何も言わずにどんどん車を進める。大丈夫か?

急に車が停まった。「ここだよ」と言うではないか。え?も、もう着いたの??
見ると確かにDarlington Hyde Parkという文字が…ちゃんとホテルの真ん前に停車してるよ。
(下の写真はもちろん、昼間に撮ってる)
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こりゃ大したもんだと思ったよ。
言っとくけど、Darlington Hyde Parkなんて全然有名じゃない、小さ〜いホテルだよ?
パディントン駅近くのB&B街(B&B=BED & BREAKFAST:要するに比較的安価なホテル)に
ズラリと並んだある安価ホテル群(それでも他国より高いと思う)の中の1軒っていうだけのこと。
「この並びのはずだけど…」て感じで徐行しながら発見する、というのを予想してたんだが
彼のロンドン地理知識ならそんな必要はなかったのか。さすがはロンドン・タクシー。
 
東京じゃ地理不案内でカーナビ見ながら運転するタクシーもけっこう多い。
海外だとそれ以前のモラルの問題で、慣れない外国人客と見ればボッタクろうとしたり
チップもっとよこせと要求する運転手もいる。アジアだけじゃなく欧州にだっている。
海外でタクシー乗る時って多少の警戒感ってのがあるんだけど、ロンドンに関しては
“タクシー警戒レベル”をかなり下げても大丈夫じゃないかな。
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ロンドンのタクシーは上の写真のように、運転手の上に赤く料金が表示される。
よく覚えてないけど、この時の料金は確か13ポンド弱(約1500〜1600円)だったはず。
ロンドン・タクシーの運転手の実力に感心したイ課長。もちろん、チップを加えて
「15ポンドで領収書ちょうだい」と頼んだのでありました。



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by tohoiwanya | 2011-01-09 00:51 | 2010.11 欧州出張 | Comments(0)
2010年 01月 06日

パリのレンタル・ママチャリ

パリネタはランス大聖堂が最後だと思っていたら、それは甘い(笑)。
イ課長にとってチョー久しぶりの「海外出張じゃない海外旅行」だった昨年5月のパリ旅行は
感動と発見に満ちていたのである。書きたいことはまだ尽きる様子がない。

パリで「へぇ、こんなのあるんだ」と思って、何気なく写真を撮ったものがある。
正直言って、その時はソレがそれほど大したものだとは思ってなかった。

ところがだよ。

昨年12月にイ課長が仕事関係で出席した…まぁ一種のビジネスセミナーみたいなもので
講師が「ヨーロッパの新しい環境ビジネスの事例」として紹介してた写真を見てイ課長は驚いた。
5月にパリで「へぇ、こんなのあるんだ」と思って写真に撮った、まさにアレやん!
そのアレとは何か?それは…




ヴェリブ だ。



ヴェリブってナニよ?と思うのも当然、イ課長もそのセミナーで初めて名称を知った。
これって要するに、パリのレンタル自転車システムなんだよ。
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パリ市内を歩いてて、同じような灰色の自転車に乗った人が多いなぁと思った。
しかも、その灰色の自転車がずらりと並ぶ専用置場みたいなのもソコカシコにある。
自転車自体もちょっとシャレたデザインだけど、前カゴつきで、基本的にはママチャリだよね。

乗りたい人はシステム端末みたいな機械でナニカをドウニカ操作すると借りられる。
とはいえ、イ課長がパリ滞在中にヴェリブを利用することはなかった。
そもそも料金その他がどういうシステムになってるのかはマターークわからなかったしね。
システム端末の写真も撮ってみたけど、依然としてマターークわからない(笑)。
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調べてみると、1日登録の場合、1ユーロかかるんだって。約135円。
これだけ払うと、30分以内だったら日に何度借りてもタダなんだって。
30分を超えると1時間なら1ユーロ、1.5時間なら3ユーロって具合に、長時間借りるほど
高くなって、もし20時間借りると151ユーロ(約2万円)なんだとさ。自転車が買える(笑)。
ただ、この登録制っていうのが一日登録だの一週間登録だの、さらに年間登録だのといろいろあって
複雑でよくわからない。

最寄の駐輪場で借りて、乗って、目的地に最寄の置き場に返せばいいっていうシステムは
シンプルでわかりやすい。ところがここにまた複雑な要素が盛り込まれてて、たとえば
モンマルトルの丘みたいに坂の上の置き場だと借りる人ばっかりで返却する人がいないから、
そういう高い場所の駐輪場に返却すると次回15分間無料利用のボーナスがつくらしいよ(笑)。

下はパリ東駅前のヴェリブ駐輪スポット。
ここの場合はほとんど出払っちゃってて、1台しか残ってない。
返却する人が多い少ないは場所によってかなり差が大きいみたいだ。
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パリ市内の自動車交通量を減らし、省エネと低炭素化にも貢献っつうことだから、
確かにビジネスセミナーで「新しい環境ビジネス」として紹介したくなるトピックではある。
しかしヴェリブの運営形態に関する説明を聞いて、イ課長はさらに驚いた。

これ、パリ市が公共事業としてやってるわけじゃない。当然、税金も使ってない。
じゃ、誰がやってるのかっていうと、実はパリの大手広告代理店なんだよね。
その広告代理店は駐輪場ワキの広告スペースをもらうのと引き換えにヴェリブの運営コストを
負担してるんだよ。広告会社は駐輪場ワキの(つまり必ず道路に面した)優良広告スペースを
広告主に売ることで十分ビジネスになってるらしい。ほぉ〜考えやがったな。

パリ市内を歩いて観光してると、このヴェリブはホントによく見かけた。
調べてみたら、2008年4月現在でパリ市内にヴェリブが約2万台、駐輪スポットが約1500箇所、
しかも駐輪場は300m間隔を目安に設置っつうんだから、やたら頻繁に見かけるのも当然だ。
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パリ市内を自転車でスイスイって、気分よさそうに思える。
パリジェンヌが風に髪をなびかせてサン・マルタン運河ぞいあたりを走ってるのを見ると、
自分でもちょっと乗りたくなる。お金を払って登録すればもちろん観光客でも使える。

でもねぇ、慣れない右側通行、複雑なパリの道をコレで車と一緒に走るのはけっこう危ないよ?
2008年10月現在で4例の死亡事故が実際に起きてるらしいからね。
土地カンがなく、フランスの交通規則も知らない外国人観光客には難しそうだよなぁ…

(ヴェリブに関するデータ等はすべてWikipediaから引用しました)



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by tohoiwanya | 2010-01-06 00:39 | 2009.05 パリ旅行 | Comments(0)
2008年 09月 29日

アンペルメンヒェン

バリバリ更新するイ課長ブログ。
9月の出張ネタを早めに“消化”しておかないと、すでに10月には次の海外出張が
待ち構えてるから、また書きたいネタが増えてしまうのである(笑)。

今日はベルリンの「信号クン」について書く。
歩行者用の信号でイ課長が知る限り最もユニークなのは台北の信号で(笑)、
それ以外は大体「赤は静止している人物像」「緑は歩いている人物像」だった。

日本の場合、地域によって違いもあるだろうけど最も普及したスタンダードタイプは
たぶんコレだよな。これを見たことがないという人はたぶんいない。
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さてだ。話はベルリンに移る。

この街では旧東側と西側とで歩行者用信号も違っていた。
東西統合後、基本的には「西側に侵略」されたわけだけど、なぜか歩行者用信号だけは
「旧東側の方がカワイイ!あれを残すべきだ!!」っていう声がわき上がった。

旧東側の歩行者用信号はコドモをモチーフにしてるみたいなんだけど、
その愛らしい姿から「アンペルメンヒェン(直訳すれば信号の男の子だけど、ここは
“信号クン”という名称を与えたいところだ」というあだ名までついてしまった。

で、今でもベルリンにはこの信号クンが残ってる。
それどころじゃない。いまや信号クンの愛らしい姿は旧西独地域を逆侵略してるのだ。
旧西独地域だったハンブルグだかリューベックだかでこの信号クンを見かけたときは
イ課長もたまげたよ。逆侵略はここまで及んでるのか。
いやいや、いっそのこと歩行者用信号だけは旧西独地域をすべて侵略してしまえ!
がんばれ!信号クン!と応援したくなる、

しかしまぁ実際カワイイよ、信号クンは。これが青信号のときの、歩いてる姿。
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これが止まれの時だ。手を広げ通せんぼしてる姿が特にカワイイと思わんか(笑)。
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この信号クン・アンペルメンヒェンは今やベルリンの土産物としても大変な人気で
専門ショップが三つもできるに至っている。
 http://ampelmannshop.com/

このTシャツとか、けっこうオシャレじゃんか。うわー買ってくれば良かったクソ!!
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by tohoiwanya | 2008-09-29 01:55 | 2008.09 ドイツ出張 | Comments(0)