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2020年 01月 20日

ムアン・タム遺跡というところ

駐車場で待機してたじっちゃんライダーの後部座席に再びまたがって、ムアン・タムへ。

パノム・ルンとムアン・タム両遺跡の位置関係ってこの時はよくわかってなかったんだけど
あとで確認するとこういうことらしい。バーン・タコからだとムアン・タムの方が遠いわけだ。
パノム・ルンだけ見てムアン・タムは省略っていう観光客もいるみたいだけど、イ課長は
この二つは「セットで見るもんだ」と決めてかかってた。
  ムアン・タム遺跡というところ_f0189467_01471553.jpg
 
パノム・ルンからムアン・タムまではじっちゃんバイクで10分くらいだったかなぁ?
広ーい公園があるだけで、ここでも遺跡がどこかわからない。またじっちゃんに
「あっち?」って聞いてから歩き始めるワタス。

ああ、あった。地元の生徒がいっぱい見学に来てたパノム・ルンと違って誰もいないよ。
パノム・ルンみたいな巨大祠堂もなくて、タテモノ的には地味。パノム・ルンほどの
集客力がないことはすぐわかった。
  ムアン・タム遺跡というところ_f0189467_14544183.jpg
 
でもここは「水のある遺跡」という、これまでにないムードがある遺跡なんだよね。
堀に水をたたえた、誰もいない遺跡を歩き回ってると、見学者の多いパノム・ルンとは
別世界のように静かだ。イ課長と遺跡だけの静かな対話・・・。
  ムアン・タム遺跡というところ_f0189467_14544132.jpg
 
ここもやはり楣石(まぐさ石)の彫刻が見ごたえある。
パノム・ルンでもそうだったけど楣石のレリーフの中央下部には日本の鬼瓦みたいな顔が
配置されることが多いんだね。
  ムアン・タム遺跡というところ_f0189467_14555028.jpg
  ムアン・タム遺跡というところ_f0189467_14555052.jpg
 
しかしまぁ正直言うと、この時のイ課長は「レリーフもう散々見たよ」っていう気分で
それよりも水のある遺跡の静けさ、自分しかいないという気分良さ、「見たいと思ってた
二つの遺跡をついに見たぜ・・・」という達成感に浸っていたかった。
  ムアン・タム遺跡というところ_f0189467_14563688.jpg
  ムアン・タム遺跡というところ_f0189467_14563615.jpg
 
アナタに「すごいクメール遺跡を見る」という目的があるなら、パノム・ルン遺跡を見れば
目的の大半は達成できる。ムアン・タム遺跡には「パノム・ルンほどじゃない」という評価が
どうしてもついてくると思うんだよね。遺跡の規模や建物のスゴさという点じゃその評価は
確かにその通りだとイ課長も思う。  
  ムアン・タム遺跡というところ_f0189467_15005147.jpg
  
でもね、誰もいないムアン・タム遺跡で、「二つの遺跡、ついに見たなぁ・・」っていう
達成感に浸った、あの静かなひと時が忘れられないよイ課長は。先の旅程を心配するばかりじゃ
さすがに疲れる。ああいうポワーッとしてる時間も時には必要なのだ。
  ムアン・タム遺跡というところ_f0189467_14570531.jpg
 
いつまでも一人で静けさに浸ってんじゃねぇと言わんばかりに、他の観光客が来た。
さて、じゃそろそろ切り上げて帰るか・・・。

スリンまで戻らなきゃ。目的を達成するまでは夢中だけど、イザそれを達成すると
帰路が心配になる。旅の全日程を終えてホッとすると帰りの飛行機がちゃんと飛ぶか
気になりだすのと同じやな。

まずはバーン・タコまでじっちゃんバイクに乗って帰るわけだ。転倒しないでくれよ。
そのあとはいつ来るかわからないバスを待ってスリンまで2時間・・ふう~。

長い帰路に向け、再びじっちゃんの待つ駐車場に向かうイ課長なのであった。

 


by tohoiwanya | 2020-01-20 00:49 | 2019.08 ラオス・タイ旅行 | Comments(2)
2020年 01月 18日

パノム・ルン遺跡というところ

実物を見るのは到底ムリと思っていたパノム・ルン遺跡。
あー・・今来てるんだワシは・・。

ワット・プーが自然に溶け込んだ遺跡って感じだったのに対し、パノム・ルンは中空に
高くそびえる祠堂がいかにもクメール遺跡らしい建築美を感じさせる。こりゃーもう
すごく立派な遺跡建造物だよ。発見当時は崩れてたけど17年かけて復旧したらしい。
パノム・ルン遺跡というところ_f0189467_16443478.jpg
 
カンボジア以外の国に残るクメール遺跡は多い。ラオス、タイ、ベトナムにもある。
タイでは以前にロッブリーで見たし、ラオスじゃワット・プーを見たばかり。しかし
神殿建築の壮大さに関して言えばココと、2日後に行く予定にしてるピマーイ遺跡が
「カンボジア以外」じゃやっぱ抜きんでてるような気がする。
パノム・ルン遺跡というところ_f0189467_16440660.jpg
 
ワット・プーもそうだったけど、パノム・ルンも入口上の楣石(まぐさいし)の
レリーフが見事なことで知られる。腕がたくさんあるコレは・・・シヴァ神?お腹の部分が
破損してるけど、逆にいうとこのレリーフは建設当時のオリジナルなのかもしれない。
パノム・ルン遺跡というところ_f0189467_16453340.jpg
 
あ、これ有名。「水上で眠るナーラーイ神」っていうらしいんだけど、盗難に遭い、
なぜかシカゴ博物館で発見された。タイが返還を求めたけどなかなか返してくれず、
しまいにはタイの人気バンドの「返還ソング」がヒットするなんていう国民運動にまで
発展し、ようやく返還されたんだと。よかったねぇ。
パノム・ルン遺跡というところ_f0189467_16453395.jpg
 
これは誰だ?かなり精巧で保存状態もいいから近年修復されたものかもしれない。
パノム・ルン遺跡というところ_f0189467_16454137.jpg
 
こっちは大きく破損してるけど、サルらしき動物と、盾を持った兵隊が彫られてる。
ってことはアンコール・ワットにもあったラーマーヤナの「ランカー島の戦い」かも。
パノム・ルン遺跡というところ_f0189467_16453381.jpg
 
苦労の末に来られたこともあって、興奮して写真撮りまくっちゃったぜ。
パノム・ルンは建造物としてはワット・プーより数段スゴい。それなのにアッチは
世界遺産でコッチはそうじゃないっていうのはなぜなのか?単にタイ政府が申請
してないだけ?それともやっぱ修復のしかたの問題かなぁ?

中にも入ってみよう。おお、暗い遺跡内部に差し込む光・・イ課長の好きなアングル。
あちこちの遺跡や廃墟で同じような写真撮ってる気がする。中にはたいへんご立派な
リンガが1本置かれてたはずだ。
パノム・ルン遺跡というところ_f0189467_16495002.jpg
  
     うーむ・・・
パノム・ルン遺跡というところ_f0189467_00115460.jpg
 
うーむ・・・いやぁ堪能させていただきました。パノム・ルン遺跡。
ご本家アンコール・ワットと比較しちゃうとさすがに小規模感は否めないけど、
それは比べる方が悪い。これはもうたいへんな遺跡だと思うよ。
パノム・ルン遺跡というところ_f0189467_16511977.jpg
パノム・ルン遺跡というところ_f0189467_16514931.jpg
  
しかしいつまでも感心しておれぬ。そろそろバイクタクシーに乗って次なる遺跡に
向かわねば。何しろここはスリンから約3時間の深部ド田舎なんだから。
じっちゃんライダーが待ってる駐車場に戻るとするか・・・。

 


by tohoiwanya | 2020-01-18 00:10 | 2019.08 ラオス・タイ旅行 | Comments(0)
2020年 01月 16日

パノム・ルン遺跡に来たのだ

パノム・ルンはタイに残るクメール遺跡の中でも大規模なものとして知られる。
この2日後に行くピマーイ遺跡と双璧と言っていいんじゃないかと思う。
(ただしどちらも世界遺産には登録されてない。修復方法に問題があったのか?)

行ってみたいなぁ・・と前から思ってたけど、何せ場所がド不便。
とても無理だよなぁと思ってただけに、今ここを歩いていることが何となく
信じられないような気分だ。ド不便とはいえ、地元の中学生か高校生くらいの
集団が見学に来てたからそれなりに観光地っぽい。

まずはチケット購入。この後行くムアン・タム遺跡とのセット券ってのがあるから
それ買っちまおう。150バーツ。500円ちょい。
パノム・ルン遺跡に来たのだ_f0189467_16185012.jpg
 
土産物屋には見向きもせず足早に階段を登っていく。ご存知のようにイ課長は
こういう時すごくセッカチなのである。早く見たい・・パノム・ルン・・早くハヤク。
こんな階段、ガツガツのぼっちゃうもんね。
パノム・ルン遺跡に来たのだ_f0189467_16185002.jpg
 
う・・また別の階段か。片っ端から登ってやる。江戸っ子は気が短ぇんだ。
お揃いの赤いシャツ着た若者たちは地元タイの学校の遠足かな?
パノム・ルン遺跡に来たのだ_f0189467_16185015.jpg
 
おーーー!!見えたぞパノム・ルン遺跡の祠堂。形状はアンコールワットなんかに
似てるよね。もちろんアレほどの巨大遺跡じゃないけど風格ある祠堂だ。だがしかし、
あそこに近づくにはこの階段を降り、さらにまた登らなければならぬのか。
パノム・ルン遺跡に来たのだ_f0189467_16200317.jpg
 
いったん下に降りると階段まではワット・プーで見たのと同じ、長~いリンガ参道。
パノム・ルン遺跡に来たのだ_f0189467_16200362.jpg
 
アンコールワットの西参道にはリンガはなかったけど、ラオスのワット・プーや
タイのパノム・ルンにはあるんだねぇ。この寺院が出来た当時はラオスもタイもなく、
この辺は全部クメール帝国の支配下地域だったわけだけど、建設時期としては
アンコールワットよりパノム・ルンの方が古いらしい。

おっと、こっちにもワット・プーと同じ「ナーガのテラス(イ課長命名)」があるやん。
ワット・プーとパノム・ルン、建築レイアウトやその構成要素は部分的に非常に似てる。
パノム・ルン遺跡に来たのだ_f0189467_16200395.jpg
 
そして最後の長い階段だくぬやろう。この階段があるから祠堂は全く見えない。
登りきったところでどーんと視界にはいってくる効果を計算してやがるな?
だがな、こっちは階段勝負じゃヒケをとったことのねぇお兄ぃさんだ。
パノム・ルン遺跡に来たのだ_f0189467_16232275.jpg
 
実際、この時のイ課長は「階段なんて屁でもねぇ」って感じでウキウキしてた。
昨日クレオパトラから「車は手配でけん」と言われた時はどうやって計画を修正するか
すぐ決められなかったけど、早起きしてバスとバイクタクシーを乗り継いで、とうとう
来たのだ。嬉しい。きゃっきゃっ。こんな階段屁でもねぇぜ。

さぁ登った。わしゃ今パノム・ルン遺跡の祠堂と同じ地平に立ったのだ。ざまぁみろ。
赤いTシャツのタイ・ステューデンツがここにも。地元にこんなクメール遺跡があるなんて
羨ましい。頑張って見学しろ。ジャパニーズオールドガイのイ課長も頑張って見学するぞ。
パノム・ルン遺跡に来たのだ_f0189467_16232344.jpg
 
とりあえずここまでたどり着いて達成感あったから、おなじみ「黄金の左腕」でセルフィー。
パノム・ルン遺跡に来たのだ_f0189467_16324156.jpg
 
さて、ではパノム・ルン遺跡の細部を見てみよう。もちろん、次回に続くのである。

 


by tohoiwanya | 2020-01-16 00:15 | 2019.08 ラオス・タイ旅行 | Comments(0)
2020年 01月 14日

スリンからパノム・ルンまでの長い道

さーて、それじゃいよいよ本腰入れて遺跡観光のテンマツに着手するか。

スリンから二つのクメール遺跡を見に行って、戻ってくる旅。
当初の計画とは違う「バス+バイクタクシー方式」で、だ。これから同じ方法で
行こうという人のために、少し詳しく書いていこう。

イ課長が本日やるべきことは以下の通り。
①スリンのバスターミナルからバスに乗り、バーン・タコという停留所で降りる。
②バーン・タコのバス停にはカモネギ客を狙うぼったくりバイクタクシー運転手が
 トグロ巻いてるらしいから、値段交渉し、乗せてもらって遺跡を2カ所まわる。
③そのバイクタクシーでバーン・タコのバス停まで戻ってくる。
④バスに乗ってスリンまで戻る。


・・・なんだ、簡単じゃん?と思った者は豚に食われるがよい。何しろこっちは
バーン・タコを通るバスが何時に出るのか、どのくらいの頻度で出るのかも知らない。
バスの所要時間が1.5hくらいってことを前夜に急遽ネットで調べたくらいで、あとは
何もわかってない状態。こういう時はとりあえず早めに行動を起こすしかない。

「朝食は6時半から」とクレオパトラから聞いてたから、6時半きっかりに朝食を
食い始め、「7時にトゥクトゥクを手配すれ」とフロント係に頼んだ(ちなみに、
この時のフロント係はクレオパトラではなかった)ホテルからバスターミナルまで
トゥクトゥクで5~6分くらいだったかな。60バーツ(約200円)。
スリンからパノム・ルンまでの長い道_f0189467_13241941.jpg
 
さて、最初の難関はバスがわんさかいるこのバスターミナルでバーン・タコまで行く
バスを見つけることだ。路線番号が274番だってことはやはり前夜に急遽調べた。
それを信じて274番のバスを探す。

発見。⑤番の窓口のようだ。この水色シャツのおっさんがドライバーらしくて
「バーン・タコ?」と聞いたらうなずく。7時40分発車なんだと。しかし切符は
ここでは売ってなくて、あとで車内で買えと言われた。
スリンからパノム・ルンまでの長い道_f0189467_13224569.jpg
 
バスの発車頻度はよくわからないんだけど、どうも「1時間に1本」っぽい。
つまり次のバスは8時40分。すげー少ない。ちなみに、このとき時刻はまだ
7時10分くらい。少し時間が余ったが、この際そんなことはいい。
スリンからパノム・ルンまでの長い道_f0189467_13280709.jpg
 
席は一番前に座った。バーン・タコが何番目の停留所か知らないわけだから
「次はバーン・タコ?」ってドライバーや他の乗客に確認するには前がいい。
ついでに「バーン・タコ着いたら教えて」とドライバーに依頼した。念には念を。
スリンからパノム・ルンまでの長い道_f0189467_13224530.jpg
 
相当使いこまれた、古いバスだったねぇ。ドライバーシートには巨大引っかき傷。
まぁいい。バーン・タコまでイ課長を連れてってくれて、間違いなく降ろして
くれるならどんなボロバスでもこの際かまわんよ。
スリンからパノム・ルンまでの長い道_f0189467_13204583.jpg
 
7時41分にバスは出発。地図を確認すると、おそらく214号線というのをひたすら南下し、
24号線で右折してひたすら西に向かったんだと思う。切符は車中で車掌から買ったけど、
70バーツだった。240円くらいか。走ってる最中の写真は少ないから省略するけど、
スリンからバーン・タコまでは思った以上に遠かった。
スリンからパノム・ルンまでの長い道_f0189467_13204589.jpg
 
大した渋滞もないのに2時間。イ課長は前夜に調べた1時間半って情報しかないから
1時間半過ぎると乗り過ごしが心配で気が気じゃない。バス停着くたびに降りる乗客に
「バーン・タコ?」と聞くんだけど、みんなぷるぷると首を横に振る。
まだ着かないのかい?もう2時間走ったぜ・・。

そしてよう~やく着いたバーン・タコ停留所。しかし写真はない。
広い24号線とロードサイド店があるだけの、味もソッケもない場所だ。
さて、次の難関はバイクタクシー確保だが、どこでつかまえりゃいいんだか・・?

ワケもわからずとぼとぼ歩いてたら、向こうからダイダイ色のベストを着たジイさんが
歩いてきて、イ課長と目が合うとすぐに「パノム・ルン?」と声をかけてきた。
このじっちゃんがタクシーライダーか。さっそく路上で値段交渉が始まった。

「パノム・ルンとムアン・タムに行きたい。いくら?」と英語で聞く。
「二か所?二か所だと・・えーと・・」どの程度ぼったくるか考え始めるジイさん。
両手の平を下に向けて「抑えて、抑えてポーズ」をとるイ課長。早くも神経戦開始(笑)。

ジイさんの初回提示価格は「600バーツ」。
お?これはやや意外。イ課長としては「500は取られるだろう」と思ってたが、
スタートが600なら、それに近いレベルで妥結しそうじゃん。

とりあえず「ハーローイバーツ(ごひゃくばーつ)」とタイ語で哀願してみた。
「だめだめ!」って首をふるから、「ハーローイハーシップ(ごひゃくごじゅう)」と
再びタイ語で言って手を差し出したら「うむ」って感じでじっちゃんも握手を返してきた。
意外にスンナリ交渉成立。高いんだろうけど、この際仕方ない。そもそもこの辺りに
タクシーライダーなんてほかに見当たらないから、このじっちゃんに賭けるしかない。

じっちゃんの後ろに座ってパノム・ルン遺跡まで・・・20分くらい乗ったかなぁ?
途中から山登りのワインディングになって車体をバンク(内側に傾ける)させる。
バイクタクシーに乗るといつも転倒恐怖にさいなまれるイ課長としてはコワい。
当然、バイクタクシーに乗ってる間の写真なんて1枚もない。

やがて舗装されてない駐車場にバイクは停車。向こうに土産物屋があるから、
どうやら着いたみたいだ。バイクを降り、さてどっちに行きゃいいのかと思ってたら、
じっちゃんが「こっち」って指差す。あ、ほんとだ。階段があって人が歩いてる。
スリンからパノム・ルンまでの長い道_f0189467_23484193.jpg
 
このとき時刻は10時ちょい過ぎくらいだったはず。
7時のトゥクトゥクでホテルを出発してからすでに3時間経ったわけだが、何とか
パノム・ルンまでは無事着いた・・ぜいぜい。というわけで次回はパノム・ルン遺跡を
ゆっくりご紹介しようではないか。ぜいぜい・・。

  


by tohoiwanya | 2020-01-14 00:01 | 2019.08 ラオス・タイ旅行 | Comments(0)
2019年 10月 03日

ワット・プーというところ 2

前回記事でもおわかりのように、同じクメール遺跡とはいえ、遺跡建造物として見た場合、
ワット・プーは小規模だし、そもそも残っている建物自体も少ない。壮大にして荘厳な
アンコール・ワットなんかとは比較するのも可哀想なくらいだ。

ただ、細部の彫刻は見るべきものがあるんだよ。
神殿の開口部にあるリンテル(まぐさ石:入口両脇の柱の上に、ヨコに渡した石)の彫刻は
たいへん見応えがある。これは三頭の象に乗った・・シヴァか、ヴィシュヌか、クリシュナか、
その3人の誰かだろうと思われる。
ワット・プーというところ 2_f0189467_14015898.jpg
 
こちらも・・まぁ上に書いた3人のうちの誰かだよ、たぶん(笑)。
ワット・プーというところ 2_f0189467_14023608.jpg
 
こういうのが開口部の上にドンと置かれてるわけ。これは見上げちゃうよな。
ワット・プーというところ 2_f0189467_14034420.jpg
 
アンコール・ワットは何しろ建造物自体がスゴすぎるし、あちこちにデバターがいるから
まぐさ石なんてあんまりじっくり見なかったけど、どんな感じだったんだろう。ワット・プーは
建物だけならすぐ見終わっちゃうから、こういう細部に注目する余裕ができる。

おお、ここにもいるじゃないかデバター。これなんて見事だけど右のおっぱいが
黄色く汚れてしまっているのが可哀想。
ワット・プーというところ 2_f0189467_14020694.jpg
 
これも見事・・・ではあるけど、この上半身と下半身はホントに元同じ彫像だったのか?
腰から下は別人がくっついてるようにもちょっと見えるんだが・・。
ワット・プーというところ 2_f0189467_14020623.jpg
 
神殿のところにご婦人グループがいた。全員シン着てるからラオスの人たちだな。
このご婦人グループとは帰りに階段のところとか、神殿のところとかで何度か遭遇した。
遺跡を見学し終わってぶらぶら戻るスピードなんてみんな似たり寄ったりだからね。

帰りにもう一度神殿の入口のところに行ったら、彼女たちの一人から声をかけられた。
シャッター押すの?あーお安い御用ですよ。

カメラを返そうとすると、アナタも一緒に入ってもう一枚撮ろうという。
それが下の写真。これを撮ったのはこのカメラの持ち主。その写真がなぜ、
このブログに載ってるのか?
ワット・プーというところ 2_f0189467_14052169.jpg
 
イ課長もナンパ返ししたからです(笑)。「もう一枚、私のカメラのために」と言って
5人揃ったところを撮らせてもらった。前列中央、白ブラウスにサングラスかけたご婦人が
上の写真を撮った人なのである。
ワット・プーというところ 2_f0189467_14050737.jpg
  
せっかくだからこの5人勢ぞろいの写真は送ってあげたい。白ブラウスのご婦人が
Facebookやってるっていうからさっそく友達になり、写真を送りあったというわけ。

世界遺産ワット・プー観光はこうして無事終わったのでありました。
遺跡見学中は雨に降られずに済んだし、ラオス美女軍団ともオトモダチになったし、
まぁ上々の首尾かな。さてまた電気自動車に乗って戻るとするか。
ワット・プーというところ 2_f0189467_01272792.jpg
  
駐車場でチャーター車に乗ろうとしたらまた雨が降り出した。
「アンタが遺跡見てる間だけ晴れた。ラッキーだね!」とドライバーから
晴れ男ぶりをホメられて、まんざらでもないイ課長なのでありました。
 
 


by tohoiwanya | 2019-10-03 00:10 | 2019.08 ラオス・タイ旅行 | Comments(2)
2019年 09月 29日

ワット・プーというところ 1

リンガ参道を一番奥までいくと左右両側に、左右対称な位置で宮殿跡がある。
この宮殿の写真はワット・プーの紹介でよく見た。ココだったんだぁ。
参道側から見ると北宮殿の後ろが山になる。そこに雲がかかってたりすると、ますます
神秘の遺跡ムードが高まるねぇ。
ワット・プーというところ 1_f0189467_16521717.jpg
 
北の宮殿の方に入ってみる。おおー・・廃墟感が満ちあふれて大変よろしい。
ワット・プーというところ 1_f0189467_16532795.jpg
 
左右の宮殿を通り抜けるといよいよ“平野部”が終わって“山岳地帯”に入る。
まぁこのくらいの階段や登り坂ならどうってことはない。
ワット・プーというところ 1_f0189467_16540403.jpg
 
おお、さらに急な階段。まぁ短いからどうってことはない。
ワット・プーというところ 1_f0189467_16540562.jpg
 
最後にトドメの階段。なーに。金毘羅様に比べりゃ朝飯前の超楽勝。
ワット・プーというところ 1_f0189467_16540503.jpg
 
・・でもないんだよ。この階段、すごく危ない。
踏み込み部分が異様に浅いから足をタテにして登ることができない。しょうがないから
横向きで昇ったさ。しかもところどころ段がなくなってる(笑)。あぶねぇ階段だこと。
ワット・プーというところ 1_f0189467_16543955.jpg
 
ふーやれやれ。ここがワット・プーのてっぺんか。神殿があるからそうだよな。
濃厚な緑に覆われた廃墟・・なかなかムードあるじゃん。
 
ワット・プーというところ 1_f0189467_16552200.jpg
 
ここから下界を見るショットもワット・プー紹介記事には必ず使われる。眺めいいんだよ。
さっき通ってきたリンガ参道や二つの宮殿、二つの人工池。その向こうに延々と続く緑。
わかりづらいけど、細~くメコン川も見えるね。
ワット・プーというところ 1_f0189467_16563594.jpg
 
アンコールワットなんかに比べちゃうと、ワット・プーの建造物としてのスケールなんて
全然大したことない。さっき見た宮殿も完全に廃墟だったし、テッペンにある神殿だって
ごく小さい。おまけに建物がたわんでる。大丈夫か?そのうち崩れるんじゃないか?
ワット・プーというところ 1_f0189467_16573116.jpg
 
神殿の中には入れるようになっている。
ヒンズー教寺院として建てら、その後仏教寺院に改修されたそうだから、中にはたぶん
仏像があるんだろ・・・え?・・こっ・・これ?コレですか?!
汗ダクになって危ない階段登って、最後の神殿にある仏像の顔がコレかいッ!
ワット・プーというところ 1_f0189467_16580670.jpg
 
帰国後に読んだある本で、ワット・プーのことをけっこうケナしていた。
世界遺産なのに大したことないし、仏像は人をおちょくったような顔だし・・とかね。
まぁ仏像の顔に関してはその気持ちもわかる(笑)。これにはイ課長ものけぞったぜ。

ま、まぁいい。気を取り直してもうちょっとワット・プー探検を続けようではないか。
というわけで続きは次回だ。

 


by tohoiwanya | 2019-09-29 22:54 | 2019.08 ラオス・タイ旅行 | Comments(2)
2019年 09月 27日

ワット・プーへ行くぞ

ワット・プー日帰り観光のチャーター車が来た。
6〜7人乗れそうなワゴン車だ。それでイ課長一人運ぶんだからもったいない。
2〜3人のグループならシェアできるのに、こういうところは一人旅だからこその
コスト効率の悪さ。ま、しょうがない。

車窓風景はのどかなラオス農村風景そのもの。ウシ集団はそこらじゅうにいる。
ワット・プーへ行くぞ_f0189467_13194101.jpg
 
チャンパーサックの町に入るとワンコ集団もいる。車を気にするそぶりを
全くみせないのがすごい。逆に車の方がイヌ見て減速してるよ(笑)。
ワット・プーへ行くぞ_f0189467_13194188.jpg
 
ワット・プーって山の斜面にあるらしいけど、だんだん風景もソレらしくなってきた。
と同時に雨も降ってきやがった。今日も雨かよ・・・でもパクセーから1時間乗って
駐車場に到着した頃には幸い小やみになってきた。
ワット・プーへ行くぞ_f0189467_13243425.jpg
 
車を降りて、さぁ行くぞ・・って、ところでドッチに行きゃいいの?(笑)
ドライバーが「あっち」って教えてくれたから、土産物屋やらカフェやら並ぶ
通路を歩く。この奥に切符売り場があるんだろう。
ワット・プーへ行くぞ_f0189467_13223133.jpg
 
確かにゲートと入場券モギリ場はある。しかしチケット売り場は?
係員から「あそこのカフェでチケット買うんだ」と教えられて、逆戻りして買う。
こんな奥まったところにチケット売場があるなんて思わねぇじゃん。
ワット・プーへ行くぞ_f0189467_13214157.jpg
 
こんどこそ入場すると、次は電気自動車に乗る。
入口から遺跡まではちょっと離れてて、歩いて行けないことはないけど暑い。
チケット代に含まれてるんだから乗せてもらいましょう。
ワット・プーへ行くぞ_f0189467_13214198.jpg
 
ワット・プーっていうのはカンボジアを中心にラオスやタイにたくさん残ってる
クメール時代のヒンズー教寺院の遺跡。もちろんご本家のアンコール・ワットとか
バイヨンほどの規模はないし、知名度も低いけど、一応世界遺産なのである。

電気自動車が止まる。こっから先は徒歩なわけね?
うわーーー参道の両側にずらりとリンガが並んでる。これはすごい。こんな
だだっ広くて長大なリンガの参道はカンボジアでは見なかったぞ。
ワット・プーへ行くぞ_f0189467_13225845.jpg
 
ところでリンガって何か?えーとね・・まぁその・・要するに・・・男根です。
ヒンズー教寺院として作られたワット・プーだから、インド的なシャクティズム
(性力信仰)の影響があるんだろう。日本にだって男根をご神体にした神社が
あるくらいで、五穀豊穣・子孫繁栄のシンボルとして男根が用いられる例は
けっこうアチコチにある。
ワット・プーへ行くぞ_f0189467_13225884.jpg
 
ワット・プーって事前に写真を見た感じではイマイチ遺跡の構造がよく
わかんなかったんだけど、こんな広大なエリアに広がるものだったんだ。
参道の先の方は山の斜面で木に覆われてよくわからないが・・。
ワット・プーへ行くぞ_f0189467_13233061.jpg
 
うまい具合に雨もやんだ。暑いが、そんなことでヘコタレちゃおれん。旅はまだ
始まったばかり。ガンガンいくぜワット・プー。というわけで続きは次回だ。

 


by tohoiwanya | 2019-09-27 00:01 | 2019.08 ラオス・タイ旅行 | Comments(2)
2019年 07月 01日

スクンビット・ソイ33の廃墟タワー

以前にこういう記事を書いたことがある。

サパーン・タクシン駅近くの、サトーン・ユニークタワー、別名幽霊タワーは
たぶん今でもあって、相変わらずバンコクの都市型廃墟としては一番有名で、
相変わらず立ち入り禁止のはずだ。

だがしかし。
イ課長は発見してしまったんですねー、別の廃墟タワーを。
こっちの方はまだ全然知られてないはずだけど、場所はバンコクの中心地にある。
何せイ課長が泊ったホテルの隣なんだから。

昨年の旅行では、最初4泊したホイクワンのホテルは別として、それ以外の
バンコク宿泊は一昨年と同じホテルにした。場所はスクンビットのソイ33。
以前にホテル評価にも書いたことがあるここ

ここは客室内はおそらく全室禁煙。でも外の非常階段の各階踊り場に
灰皿があって、ここが喫煙スポットになってるようだ。イ課長も時々ここで吸った。
屋外非常階段だから、吸ってる間は隣のビルがよく見える。
スクンビット・ソイ33の廃墟タワー_f0189467_17402417.jpg
 
・・待てよ?この隣のビル、明らかに使われてないよな。どう見ても廃墟だよな。
すげー荒れ果ててるもんなぁ。
スクンビット・ソイ33の廃墟タワー_f0189467_17402427.jpg
 
何階建てだ?上を見て勘定しようとしたけど途中であきらめた。いずれにしても
相当な高層建築。ソイ33にこんな高層廃墟タワーがあったのかよ。
スクンビット・ソイ33の廃墟タワー_f0189467_17403193.jpg
 
だって場所はココだよ?向こうにはプロンポンの駅があり、高級百貨店エンポリアムや
エムクォーティエがある。バンコクで最も繁華な場所の一つだ。そこから徒歩5~6分の、
こんなイイ場所に廃墟タワーを放置プレイとは。なんてもったいない。
スクンビット・ソイ33の廃墟タワー_f0189467_17413341.jpg
 
これだけの土地だ。巨大ホテルでもオフィスビルでもコンドミニアムでも好きなように
建てられるだろうに・・しかし取り壊しの費用もバクダイにかかりそうだ。もしかすると
それがネックになって放置プレイされてるのか、あるいは複雑な権利関係のせいか・・・
その辺の事情は幽霊タワーと一緒で、よくわからん。

幽霊タワーと大きく違うのは、立ち入り禁止になってなさそうってことだ。
入口はソイ33に向かって大きく開いている。そこに路上ラーメン屋台が出てるけど、
そのワキを通れば簡単に行けちゃうよ。中に入れば、ぜったい階段があるはずで、
上の方に行くのも自由自在・・・これだけユルいのもどうかと思うが。
スクンビット・ソイ33の廃墟タワー_f0189467_17413309.jpg
 
もちろんイ課長は行かなかったけどね。
しかしこれだけ巨大な廃墟が、これだけ繁華街に近い所にあるとは驚きだ。

冒頭書いたように、バンコクの廃墟っていうのサトーン・ユニークタワーが
世界的に有名だけど、こういう「隠れた廃墟」はけっこうそこらじゅうにあるのかも。
スクンビット・ソイ33の廃墟タワー_f0189467_17462034.jpg
 
最後に一応、念のために書いておかねばならない。
この記事で、この廃墟を初めて知った人もいるでしょう。行ってみたい、あるいは
登ってみたいと思った人もいるかもしれない。行くのも登るのももちろん自由です。
と同時に、自己責任であることもお忘れなく。
(勝手に入ろうとすると、あのラーメン屋に制止されるという気もするが・・)
 
 


by tohoiwanya | 2019-07-01 00:07 | 2018.08 タイ旅行 | Comments(2)
2019年 06月 17日

スコータイ中央遺跡群を再びまわる

さて、いっぱい書いたスコータイ遺跡観光ネタもこれが最後。

南遺跡群を見終わったイ課長はふたたび青い稲妻号をコギコギして、堀に囲まれた
中央遺跡群に戻ってきた。ここは一昨日の夜、昨日の早朝と歩いて散歩してはいるけど、
広大だから見てない遺跡はいっぱいあるのだ。
スコータイ中央遺跡群を再びまわる_f0189467_01030313.jpg
 
このワット・シー・サワイもその一つ。離れてるから散歩じゃここまで足を伸ばせなかった。
とうもろこし型のクメール風の塔があるってことは、時代としてはかなり古いのかも。
もっとも、コレは後世に修復されたっぽい。青シャツの観光客がジャマだ。
スコータイ中央遺跡群を再びまわる_f0189467_01012505.jpg
 
不思議だったのはこの塔の装飾。
ほら、下の方はすごく精密なガルーダとかの彫り物がされてるのに、上に行くに従って
急速に手抜きになっている(笑)。これは元からこうだったのか?たぶんそうなんだろうな。
まさか「全部キチンと修復するのが面倒だったから」ってことはないよな?
スコータイ中央遺跡群を再びまわる_f0189467_01012536.jpg
 
中央遺跡群は歴史公園として整備されてるから、「打ち捨てられた廃墟」的雰囲気は
ないけど、自転車で回ってるとホントに気持ちいい。ふらふらコイでると遺跡があり、
見学し、また次の遺跡を求めてフラフラとコぐって感じ。車は全然走ってない。
スコータイ中央遺跡群を再びまわる_f0189467_00573480.jpg
 
再びワット・マハータートに行ってみる。夜とか明け方、誰もいない時に来たけど、
昼間のこの時間は観光客がワンサカいる。なるべく観光客を入れないようなアングルで
遺跡の写真を撮ろうとするけど、なかなか難しい。
スコータイ中央遺跡群を再びまわる_f0189467_01065048.jpg
 
南遺跡群の「透明人間化した遊行仏」んところで会ったドイツ人家族と、ここでばったり再会。
例のテレ屋の男の子がイ課長を発見するや「お母さん、さっきのオジサンがいるよ!」って
走って知らせに行ったのがかわいかった。

このあたりはホントに、どこを向いても遺跡だらけって感じだ。これが遺跡ではなく
ちゃんと壁や屋根がある仏教寺院だったスコータイ王朝の頃(日本でいうと鎌倉時代頃)は
さぞかしすごい寺院密度の、壮大な都だったんだろうなぁ。
スコータイ中央遺跡群を再びまわる_f0189467_01065044.jpg
 
あ、ラムカムヘーン王だ。
タイの歴史観によれば、このスコータイ王朝が「最初のタイ人の国」とされているようで、
それ以前はタイのタイ半は当時隆盛を誇ったクメール王国に支配される土地だった。
スコータイ中央遺跡群を再びまわる_f0189467_00572811.jpg
 
ラムカムヘーン王はそのクメール人を駆逐して最初のタイの王朝を作った人というわけで、
大変尊敬されてて、チュラロンコン王など共に「タイ三大王」の一人とされる。
大学や通りの名前にもなってるし、タイの紙幣にも同じ銅像が印刷されてる。ほら。
スコータイ中央遺跡群を再びまわる_f0189467_00572857.jpg
 
スコータイから発掘された「ラムカムヘーン大王碑文」っていう遺物があって、
そこにはスコータイ王国の楽園ぶりが「水に魚あり、田に稲あり」と記されている。
この碑文はラーマ4世による捏造説もあって、歴史的にはちょっとハテナマークが
つくんだけど、タイでは国語の教科書にも載るくらい有名。

イ課長にとってスコータイは「歴史公園に遺跡あり、食堂の天井にヤモリあり」かな(笑)。
ツアーで半日サッと回っただけのアユタヤ遺跡と違って、自分で自転車コイであちこち行き、
カンペーンペッ弾丸往復までやった。「スコータイ遺跡をたっぷり見た」という充実感は
極めて高い。青い稲妻号もご苦労だったな(笑)。
スコータイ中央遺跡群を再びまわる_f0189467_00573422.jpg
 
いやー・・満喫させていただきました、スコータイ。
タイに行って、バンコクだけじゃつまんないから1~2泊どこかに遠出しようかな、と
お考えの方にはもう大お勧めですよ、スコータイ。
 
 


by tohoiwanya | 2019-06-17 00:23 | 2018.08 タイ旅行 | Comments(0)
2019年 06月 10日

スコータイ南遺跡群をまわる

さて、南遺跡群だ。
四角い堀に囲まれた中央部を突っ切り、南の堀を越え、青い稲妻号をコイでひたすら南下。
あーもうホントにのどかなタイの田舎って感じ。
スコータイ南遺跡群をまわる_f0189467_01455704.jpg
 
南遺跡群は北のアチャナ仏みたいな派手な見どころはないので省略する人も多い。
しかし、イ課長は観光リビドーが高まってるんだし、時間もあるんだし、ガンガン見るぜ。
まずワット・トンチャンというのに行ってみよう。

あ、ここか。看板がある。危うく見落とすとこだったぜ。
ってことは、ここを曲がればいいわけだな?
スコータイ南遺跡群をまわる_f0189467_01455762.jpg
 
細い田舎道をコイでいくと、お、ありました。うわー・・これは荒れた遺跡だねぇ。
スコータイ南遺跡群をまわる_f0189467_01475301.jpg
 
誰もいない荒廃した遺跡・・静かで、ムードたっぷりだ。
おお、これは仏像か。今やレンガしか残ってないが、それでもちゃんとアグラかいて
座った姿になってる。透明人間化した遊行仏もそうだけど、「もはやソレの原型は
全くとどめてないけど、でもソレとわかる遺跡」って、実にキブンだ。
スコータイ南遺跡群をまわる_f0189467_01475367.jpg
 
スコータイ遺跡はアユタヤよりさらに古いから、こういうブッ壊れた遺跡も多い。
しかしイ課長としては、カンボジアで見たベンメリア遺跡みたいで、こういう
廃墟ムードたっぷりの遺跡を見るとつい興奮する。あたりに誰もいないというのが
一層廃墟ムードを高めてくれる。

ここでも青い稲妻号の写真を撮ってやった。
観光客なんて誰一人見に来ない、静謐なワット・トンチャン遺跡を見たのは
オレと、オマエだけだもんな(笑)。
スコータイ南遺跡群をまわる_f0189467_01475369.jpg
 
さて次は・・ワット・チェトゥーポンか。地図だとワット・トンチャンのすぐ隣に
あるように描かれてる。

ってことは、あの道を行くんだな・・というわけでワキ道を入ってみたわけだが、
全然ソレらしきものがない。あるのはタイのひなびた農村風景ばっかり。
「ヘンなヤツが来たぞ」って感じでウシたちがイ課長をガン見(笑)。
スコータイ南遺跡群をまわる_f0189467_01501108.jpg
 
要するに道を間違えたわけ。でも、この時間違えて入っていったタイの田舎の静けさ、
のどかさ、風景の美しさはかなり印象深いものがある。途中、ジイさんと挨拶を交わした。
タイ北部の農村に生きる老人と東京に生きるサラリーマンの、たった一度だけの邂逅。
スコータイ南遺跡群をまわる_f0189467_01501100.jpg
 
相当奥まで入り込んで、どうやら道を間違えたらしいと悟って元の道に戻った。実際には
ワット・チェトゥーポンはもっとずーっと先。あの地図にだまされてはいけない。
しばらくコイでいくと、ほら、あるじゃん。
スコータイ南遺跡群をまわる_f0189467_01523937.jpg
 
ッ!!今やイ課長がすっかり惚れ込んでしまった、透明人間化した遊行仏が
ここにもあるではないか!!いやー・・これまた素敵。北遺跡群で見たやつに比べると
足とか腹部とか、それでもまだ残ってる部分が多い。
スコータイ南遺跡群をまわる_f0189467_01523914.jpg
 
イ課長はルーブル美術館の「サモトラケのニケ」がすごく好きなんだけど、こういう
「失われた遊行仏」にも通じるものがあるのかもしれん。あっちの場合は首と腕が
なくなり、こっちは首はもちろん身体全体が透明化している。そうやってニンゲンとしての
人格性が希薄化し、純粋な造形美(の片鱗)だけが残ってるってのが好きみたいだ。

遺跡に見とれてたら、男の子を連れた欧米人のファミリーから道を聞かれた。
中央部の遺跡はどっち?っていうからアッチですよ、って教えてあげたついでに
「どちらから?」って聞いたら「ドイツから」だって。男の子がイ課長のことジッと
見てるから「グーテンターク」ってドイツ語で挨拶したら、照れてた(笑)。

スコータイの南遺跡群といったら、上にご紹介した二つと、あと一つくらいしかない。
暑い中、わざわざ自転車コイで見にいくほどのことは・・という人もいるだろうけど、
観光バスで見物客がぞろぞろ集まる北遺跡群のアチャナ仏とは違う、静かでのどか~な
農村的雰囲気がすごくイイ感じだったよ。
スコータイ南遺跡群をまわる_f0189467_01590989.jpg
 
日帰りで、一日で急いで見て回らなきゃいけない場合はしょうがないだろうけど、
多少お時間に余裕のある方はぜひスコータイの南遺跡群まで足を伸ばしてみることを
お勧めしたいのである。ステキだよ?

ついでにエリアごとの入場チケット料金のことも触れておこう。
スコータイ遺跡はそのエリアごとにチケットと自転車乗り入れ代を払う必要がある。
①中央遺跡群はチケット100バーツ+自転車乗り入れ代10バーツ=110バーツ(380円くらい)
②北遺跡群も上に同じ。徒歩なら100バーツだけでいいわけだが、フツーの人は自転車使う。
③西遺跡は100バーツ。あそこはチケット売り場から先は徒歩だから自転車代なし。

④そして栄光の南遺跡群は・・・・・無料

ね?スコータイ南遺跡群はとってもステキなところなのですよ(笑)。

  


by tohoiwanya | 2019-06-10 00:07 | 2018.08 タイ旅行 | Comments(0)