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2011年 04月 22日

台湾鉄道ダイヤ“査詢”ガイド

日本の旧国鉄、いまのJRに相当する台湾の鉄道運行機関は台湾鉄路管理局という。
略すと「台鉄」。正式な字だと「臺鐵」。日本だと「台湾国鉄」なんて言い方もあるみたい。
ロンドン駅シリーズからやけに鉄道ネタが続くけど、イ課長は別に鉄道ヲタクではありませんよ。

さてだ。
イ課長は去年の台湾旅行で台鉄に乗って台北~十分を往復した。運賃や運行ダイヤ等々は
事前に台鉄のサイトで確認しておいたから、切符購入も非常にスムーズだった。
ちなみに、台湾語では検索サーチのことを「査詢」っていうみたいだ。

今回はその台鉄サイトでの鉄道ダイヤ確認や、現地での切符購入のノウハウをお教えしよう。
もっとも、実際にはノウハウというより「こうやったら何とかウマくいきました」っていう
だけのことだから、まぁ言うなれば「日本人、しかも初心者限定の台鉄切符購入ガイド」。
もしこの記事を台湾の人が読んでたら、あまりのデタラメぶりに笑われるに違いないが、
まぁ細かいことは言わずに、レッツ査詢!
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台鉄サイトってココ。今回はドイツやフランスと違って、めくるめく繁体字ワールドが広がる。
火車時刻査詢系統。サイト名からして実に格調高いではないか。

たとえばアナタが台北から瑞芳までの午前中の列車を知りたいとしよう。
左上にある「時刻査詢」をクリックするのである。するとこういう画面になる。
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これ見ると、漢字じゃなく英語の方がイイんじゃない?と思う人がいるかもしれない。
右上の「ENGLISH」をクリックすれば確かに英語版になるし、イ課長も英語版を見てみた。
しかしね、これはやめた方がいいよ。イ課長はひと目であきらめた(笑)。だってほら…
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英語バージョンだと地名も全部英語表記だ。
Jhongli、Douliou、Banqiao、Changhua…わ、わがらん!わかるのはTaipeiくらいか。
台湾の地名は英語表記されるとかえってわからなくなること請け合い。
日本人は繁体字ワールドを突き進むしかないのである。

臺北から高雄とか、板橋から宜蘭とか、大きな駅だったら、駅名ワキのポッチをクリックすればいい。
しかしポッチ欄に表示されない駅に行きたい場合は「其它」をクリックし、駅名を探す。
例とした瑞芳はポッチ付き主要駅にはないから、さぁ捜しましょう。

ここでアナタの行きたい駅がどの「地区」に属すかが問題で、たぶん日本人にはここが一番難しい。
瑞芳なら台北からそうバカ遠くないから、高雄地区とか台南地区ってことはたぶんないよな…と、
その辺までは推測できても、台湾の地名や場所にウトい日本人としては、瑞芳がナニ地区にあるかは、
結局ひたすら捜しまくるしかない。試行錯誤の末、瑞芳は台北(臺北)地区にあると判明するわけだ。
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ここまでたどり着いたら、あとは右下に希望日時を入れてだな…。
え?左下の對號列車か非對號列車を選ぶようになってたアレは何か?

これねぇ、おそらく對號列車っていうのが特急とか急行、非對號列車が各駅停車…
…だと思う。たぶんそう(笑)。ここは早く着く對號列車で査詢してみましょう。
さぁお待ちかね。レッツ査詢!ポチッとな。
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出た出た。ちなみに、日本風に言うと自強号が「特急」、莒光号が「急行」ね。
ドコ発でドコ行きの列車、台北や瑞芳を何時に到着か、漢字見れば感覚的にすぐわかる。
検索画面にBackしたい場合は「返回」をクリックだ。わかりやすいぞ漢字ワールド。

ところが、ここから先がわからない。
運賃確認は別のページに飛べばできるようだけど(イ課長は特にしなかったが)、
問題はネットでチケット予約ができるかどうかだ。これは結局わからずじまい。
だから列車ダイヤ確認だけして、チケット予約ナシでイ課長は台湾に行ったわけだ。

では現地ではどうやって切符を買ったのか?
実は上の時刻表をプリントアウトして持参し、乗りたい列車ンとこに印をつけて
「これ」って窓口に差し出すという、極めてプリミティヴな方法を採用した(笑)。
問題なくわかってもらえたから、結果オーライなのである。
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ちなみに、もしアナタが瑞芳から平渓線に乗ってイ課長と同じように十分に行きたいなら、
同じことをやればいい。到達站のところで「平渓線」を選択、さらに平渓線はすべて
各駅停車ばっかりだから非對號列車を選択するのをお忘れなく。さぁ査詢。
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ほら出た。簡単。さっきの台北→瑞芳の到着時間との乗り継ぎの良し悪しもこれでわかる。
各駅停車のことは区間車っていうらしいってことも何となくわかるよね。

さぁこれでもう台湾旅行に怖いものナシだ。
このサイトで列車ダイヤは全部わかる。プリントアウトすれば切符もラクに買える。
ネットでチケット予約できるかどうかは…結局わからない(笑)。

これでアナタも台湾鉄道の旅は(イ課長程度には)何とかなります。大丈夫です。




by tohoiwanya | 2011-04-22 06:12 | 2010.08 台湾旅行 | Comments(0)
2011年 03月 03日

烏來に行く-その3-  烏來瀑布周辺

トロッコ列車を降りると、台湾最大・落差80m(らしい)の烏來瀑布はすぐ目の前だ。
滝好きジジイ」「観瀑ジジイ」といわれるイ課長としては、これは見たかった。
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華厳の滝が落差97mつうから、ちょっと低いけど、見た感じはむしろ華厳の滝より高く見える。
だがしかし…
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この水量の少なさは何なのだ(笑)。
強い風が吹くと途中で水が吹き飛ばされてなくなっちゃいそうな感じ。
まぁこれに関してはどうも行った時期が悪かったっぽい。
十分瀑布もやけに水量が少なかったし、夏の終わりで水の少ない時期だったんだろうな。

ちなみに、もうちょっと調子のいい時はこのくらいの滝になるらしい。
(もちろん、これはヨソで拾ってきた写真である)
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さてと、トロッコ駅の地図を見ると、この奥に「瀑布商店街」というのがあるらしい。
どんな所なのか、ブラリと行ってみた。
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商店街ってこんな感じ。
これはまた、いかにも田舎の観光地って感じのひなびた雰囲気が大変よろしい。
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この商店街の一角にタイヤル族のお土産物屋さんがある。
タイヤル族って台湾の少数民族のひとつで、日本では高砂族という名で知られてる。
そもそもこの烏來周辺は昔からタイヤル族の住むエリアだったらしい。

店の前にいる民族衣装のお姉さんが「もうすぐショーがあります」って勧めてくれたけど
まぁショーを見るかどうかは別として、衣装がキレイだから写真を撮らせてもらった。
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すごく日本語の上手な女性店員が「中にいろいろありますよ」と営業してくる。
民族衣装の写真を撮らせてもらった引け目?もあって、一応中に入ってみた。

「私たちはみんな高砂族です」
「いやしかし…日本語お上手ですねぇー(これは本心からそう思った。年齢的に言って
 彼女が日本語教育を受けた戦前世代ってことはあり得ない)」
「私たちの一族の親や、おじいさんおばあさんなどは日本語をみんな話すのです」
あーなるほど、年配の近親者に日本語教育世代が多いということか。

「彼女は高砂族の長の娘です」
見ると、キレイな民族衣装を着た女性が黙々と織物をしてる。へぇ〜。
織物の知識なんて全然ないイ課長だけど、柄にハデさはないけど、けっこう太めの糸で
しっかり織ってあるから、耐久性がありそうな織物という印象だ。

「あの…写真を撮らせていただいてよろしいですか?」
「ええ、どうぞどうぞ」
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織りの技術としてはおそらく最もシンプルかつ普遍的なものなんだろうけど、
とにかく出来上がりの布がけっこうドッシリしてて、何度もいうように耐久性がありそうだ。
奥にいっぱいブラ下がってるけど、確かに女性向け手提げバッグなんかに向いてるね。

織物製造現場を見学?させていただいたことでもあるし、この布で出来たバッグを
トホ妻の土産に一つ購入することにした。例によって値段は忘れたけど(笑)、
そんなに高くはなかったよ。
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さて、トロッコ鉄道の駅に戻るとするか。
駅の看板の上にいる猫に見送られて下界(ってほどでもないが)に降りよう。
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短い滞在だったけど、この日はそんなに暑くなかったし、渓谷をわたる風も涼しくて
すごく気持ちがよかった。烏來瀑布、ひなびた小規模観光地だけどなかなかイイよ。
またまた、けっこう揺れるトロッコ列車の最後尾車両に乗り、
ガラス越しに烏來瀑布の最後の写真を撮ったのである。





by tohoiwanya | 2011-03-03 00:17 | 2010.08 台湾旅行 | Comments(0)
2011年 02月 28日

烏來に行く-その2- トロッコ列車に乗る

さて、トロッコ列車だ。

ドロ縄で調べたところによると、烏來にこんなかわいいトロッコ列車が作られたのは
そもそも材木運搬という目的だったらしい。
この線路で材木を運んでいた当時、トロッコは人力で押してたっつうから驚く。
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確かに、烏來から滝までのトロッコ列車延長は1.6kmと短い。カラ身で歩くならカルい。
しかし重い材木を押しながらあの線路を行ったり来たりはキツそうだよなー。

運行ダイヤなんてものはなさそうだった。
乗客が多少集まったら適当に発車。乗客がいなけりゃ発車しない(んだと思う)。
まぁこの規模の鉄道事業だったら当然の運行形態といえるよね。

さて、キップを買って乗り込む。
実はキップがいくらだったか覚えてない。ひどい。確か往復乗車券で、新店から烏來までの
バス代より少し高かったような気もするけど、バス代がいくらだったかも覚えてない(笑)。
何の役にも立たんではないか。反省しろイ課長!(すんません)
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とにかく、キップを買って乗り込んだんだよ。
車両(と言っていいのか…)はかなり狭くて、大人二人座ればミチミチ。
大柄な人だと二人乗車は難しいけど、幸いイ課長は一人旅だったこともあって
隣に誰も乗らず、わりとゆったり乗れた。
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車両には特に扉なんてモノもなく、こんな感じで横にクサリがわたっているだけ。
途中で飛び降りようと思えば簡単に飛び降りられる。まぁそんなことするバカもいないだろうが。
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そしてこの注意書き。これは何となく読めちゃうね。
要するに「走行中に頭や手を列車の外に出すな」ってことだよな。
よくありがちな注意だけど、実はこれは非常に重要な意味がある。烏來トロッコ列車に乗る時は
このことだけはよーーーく注意しておいた方がいい。後でわかるけど。

てなこと言ってるうちにトロッコ列車は動き始めた。
けっこうガタガタ揺れて、それなりに“迫力”のある走行感を味わえる。
しかも面白いことに、一応「複線」なんだよね。
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途中の風景はこんな感じ。左側が渓谷になってる。
もちろん、この写真は少し外に身を乗り出して撮ったわけだけど、
さっきも言ったように、そういうコトをしていいのは途中まで。
瀑布駅が近づいたな、と思ったら、絶対に手や頭を外に出してはいけない。なぜかというと…
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最後にこういうトンネルがあるからだ。ここに結構なスピードで突入していく。
イ課長は外を眺めていて、トツゼン目の前にトンネルの壁面が現れたんで思わず首を引っ込めたよ。
何しろトロッコ列車と同じでこのトンネルも小さいからねー、ほら。
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途中までは多少身を乗り出して写真を撮ってもいいけど、駅が近づいたら絶対ダメ。
うんと外に乗り出してたりしようモンなら、確実にトンネル入口で手や頭がモゲる。
頭がモゲるのがイヤな人はちゃんと上の注意書きを守りましょう。
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トロッコ列車はこんな風にトンネルの中でグルッとまわって、下り路線の方に
そのまま入ることになる。そこまで来て、停車して乗客を降ろすわけだ。
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これが停車して乗客を降ろしたあとのトロッコ列車の勇姿。ほんと小さい。
このまま下りの客を乗せて発車するわけだけど、この時はまだ午前中で滝の周辺も空いてたし、
下りの客なんて一人もいなさそうだったな。

いやー、アッという間だったけど、なかなか楽しいトロッコ列車体験だったよ。

1.6kmだから歩いたって問題ないんだけど、せっかく烏來まで来たら、
このトロッコ列車に乗って滝を観にいくことをお勧めするよ。
ただし、手や足は外に出さないようにね。




by tohoiwanya | 2011-02-28 00:03 | 2010.08 台湾旅行 | Comments(2)
2011年 02月 21日

烏來に行く -その1- 台北から烏來へ

ロンドン関連記事が続いたから、今日は台湾関連記事。
しかし、これは「十分に行く」と同じく、何回かにまたがる大ネタなんだよね。
ちゃんと続くんだろうか?(笑)

烏來とい書いて「うーらい」と読む。
うーろんちゃ(烏龍茶)の「烏」だから、これは日本人でも読みやすい地名だ。

昨年の台北旅行は3泊4日だったから「マルマル使える日」は真ん中の二日しかない。
その二日のうちの1日は十分に行ったわけだけど、もう1日は烏來に行ったのである。

烏來ってどんなところなのか?
温泉保養地として有名なトコらしいんだけど、詳しくは知らない(笑)。
烏來に行ったのは温泉に入るためではなく、あるモノに乗って滝を見たかったからだ。

しかしまぁ、順序立てて書こう。
烏來にはMRT(地下鉄という訳が適当だろうな)の淡水線に乗り(路線図だと赤)、
そのまま乗り換えずに新店線に入り(路線図だとミドリ)終点の新店っていう駅で降りる。
新店でバスに乗り換えて、30分くらい乗ったかな。そうすると着くのだ。
台北からはせいぜい1時間。これは近い。

近いとはいえ、何せここはガイコク。決して簡単ではない。
新店の駅までは問題なくいけるけど、そこからどのバスに乗ればいいのかが問題だ。

地下鉄の駅から地上に出ると、小さなバスターミナルがあって何台かバスが停まってる。
たぶんこのうちのドレかなんだろうけど、ドレなんだろうなぁ…?表示を見てもわからない。

こういう時は聞くに限る。
バスの運転手らしいオッサンをつかまえて「うーらい?ばす?」って聞いてみたら、
実はイ課長はマッタク見当違いしてたようで、バスターミナルから出るバスじゃなく、
すぐ近くのバス停にとまるバスを待つらしい。やっぱわからないことは聞くに限るね。
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これが烏來行きのバスが停まる停留所。新店客運というバス会社なのである。
台北から烏來まで行くバス路線で、途中この新店のバス停を通るということらしい。

念のために言っておくけど、初めに書いた「あるモノに乗って滝を見たかったから」の
「あるモノ」はこの新店客運のバスのことじゃないよ(笑)。

バスに揺られて約30分、烏來についた。
烏來ってこんな感じで二つの山の間に川が流れてるんだけど、その川の間にすごい数の
ヒモというかケーブルというか…とにかくそういうモノがわたってる。電線なのかな?
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平日の10時頃だから土産物街もまだ人通りも少なくて、開いてない店も多い。
とりあえずここはサッサと通過して、「あるモノ」に乗るところを確認しないと…
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おお、近づいてきた。この辺だ。
「台車」とある。台車。さぁ果たしてナンでしょう?
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駅はコッチだ。ワクワク…。
「駅」というからには、鉄道系の乗り物だ。そして台車。ふふふ…
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木でできた階段を登る。この上に駅があるに違いない。はぁはぁ…疲れてきた(笑)。
あんまりジラすな。早く乗らせろ。
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やったーーーー。ここだ。ついに見つけた。
さよう。台車とはトロッコ列車のことだったのだ。
烏來のトロッコ列車。コレに乗りたかったんだよーーーーー。
十分の平渓線と並んで、今回の旅におけるもう一つのローカル線ターゲット。
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ここまで来るとローカル線つうより、おもちゃの電車みたいだ。
このおもちゃみたいなトロッコ列車に乗るためには、まずこの、おもちゃみたいな
踏切を渡らねばならないのだ。遊園地並みの規模の小ささ。そこがいいんだよ。
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さぁトロッコ列車に乗って、いざ行かん烏來瀑布への旅。
というわけで、トロッコ列車の旅の詳細は次回。
(烏來に行く -その2-に続く)





by tohoiwanya | 2011-02-21 00:01 | 2010.08 台湾旅行 | Comments(0)
2011年 02月 18日

ロンドンのヘボ地下鉄 -その2-

欧州出張で土曜日といえば仕事が終わった翌日で、最終滞在地で半日観光できる日。
去年の出張ではロンドンがその最終滞在地にあたったわけだ。
当然いそいそとハンプトン・コートなんぞを観光したのである(寒かったけどね〜)。

しかし本日の主題は前回に続きヘボ地下鉄だ。イ課長は執念深いのだ。
ハンプトン・コートからウォータール駅に戻り、さらにウォータールー橋を歩いたあの日
ロンドン地下鉄はあの日もヘボヘボだったのだ(笑)。

とりあえずウオータールー橋をわたってテムズ川の対岸に着いたはいいけど、
さて、この後どうしようか。イ課長はガイドブックを開いて検討してみた。

まだ時間があるから金融街シティでもぶらつくか…その先にあるロンドン塔を
見物する時間はないだろうけど、タワーブリッジくらいなら見物できるよな。
タワーブリッジってまだ生で見たことないんだよ、イ課長は。

地下鉄路線図を見ると、黄色で表示された路線のTempleっていう駅がわりと近くにある。
そこからシティ中心部に近いMonument駅まで乗ってももいいし、タワーブリッジそばの
Tower Hill駅まで乗ってもいい。どうせイ課長は一日フリー切符持ってるんだから、
ナンだったら両方行ったってイイわけだ。よし。とりあえずTemple駅を目指そう。

ウォータールー橋のたもとからTemple駅まで歩き始めた。ほどなく赤いマルの中に
UNDERGROUNDと書かれた、おなじみの地下鉄マークが見えてきた。近いじゃん。
えーと…地下への入口は…こっちかな?

f0189467_064983.jpg

・・・・・ナンだこれわ。

見た瞬間に「この駅は(少なくとも今日は)閉鎖なんだ」とすぐに悟った。
悟ると同時に、イ課長の体内は怒りではなく、すぐにあきらめムードで満たされた。
閉鎖かよ〜…まぁ何しろロンドンの地下鉄だもんなぁ…(タメ息)。
自分がロンドン地下鉄のヘボさ加減にかなり順応したと思えた瞬間であった。

土日だから閉鎖なのか、あるいは一定期間ずっと閉鎖なのか、その辺はわからん。
何かの工事か、他の理由で閉鎖なのかもわからん。でも工事中には見えないけどなぁ〜?

まいったなーーしかし。
このTemple駅がダメとなると、次に近い地下鉄駅は同じ黄色表示路線の隣の駅だ。
隣の駅まで歩くか…しかしこの「イエロー線」、今日はこの駅だけじゃなく、このあたりの区間
ぜんぶダメと考えた方がイイんじゃないか?Temple駅だけ閉鎖ってのは考えづらいもんな。
数日間でロンドン地下鉄に対する推理力と猜疑心が大きく成長したことに感心した瞬間であった。

イエロー線のこのあたりの駅が軒並みダメと仮定すると…
他路線につながるのはMonument駅だ。そこまで歩くの?参ったなーーー。

Monumentって、今いるTempleから数えて4つ目の駅だ。
地下鉄駅4つ分ってけっこうな距離だ。東京の銀座線だったら銀座から赤坂見附まで。
このクソ寒いのによゥ…ったく。全部オマエが悪いんだぞ!ロンドンヘボ地下鉄!
なーーにがアンダーグラウンドでい!閉鎖じゃねぇか!プンスカ!!
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おそらく、土日っていうのは平日以上に区間閉鎖だの駅の閉鎖だのが多いんだろうな。
日本でも電車の運行を停めなきゃいけないような工事は土日を狙ってやるもんね。

この時は半日観光だったから、たいして時間を気にしてたわけじゃないけど、
寒さにふるえながら地下鉄駅4つ分歩くのはけっこうしんどかった。

ひたすらテムズ河畔を歩き通してようやくMonument駅の近くまで来た。
テムズ川のこの地点にはミレニアム橋っていう変わったデザインの橋がかかってる。
この橋はその名のとおり、西暦2000年記念事業の一環として架けられた橋だそうで、
車の通らない歩行者専用橋なんだよね。せっかくだから歩いてみよう。
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お?タワーブリッジが遠くに見えるじゃん。
やったーー。イ課長はついにタワーブリッジを見られたーー。ばんざーーい。
こんな遠くから見るハメになったのは全部ロンドン地下鉄が悪いんだーー。ばかー。
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とにかくこの日はよく歩き、かなりくたびれてパディントン駅に戻ってきた。
幸い、赤い路線と茶色い路線はチャンと動いてたから戻って来られたとも言えるが。

パディントン駅の改札を出た。ロンドンのヘボ地下鉄に乗るのもこれが最後だろうな。
あとはホテルに預けた荷物をピックアップして空港行って…ところでこの表示は何だい??
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ひぃーーーーーッ!これって「本日の路線別運行状況」に違いない!
白いところが「Good Service」つうから、いうなれば「平常運転」。
青くなってるトコは「Part Closure」って書いてある。「部分的閉鎖」か。
便宜上イエロー線って書いたのは「サークルライン」、これもやっぱり青くなってる。しかも
ここだけは「Planned Closure」なんて書いてある。「計画的閉鎖」とでも訳すべきか。

…なんて英語のオベンキョウはどうでもいいんだよッ!!
11路線のうち5路線、ほぼ半分が何らかの閉鎖っつうんだから呆れけぇるじゃねぇか。
いくら土日に集中工事するっつうてもだな、もう少しヤリようってもんがねぇのか?

大体なぁ、計画的閉鎖だなんて言ってもなぁ、イ課長はそんな計画知らねぇよ!
3日前にロンドン来たばっかのガイジンが知るわけねぇじゃん!計画的もヘチマもあるかい!!

「ヘボさに順応した」と思ったが、ロンドン地下鉄のあまりと言えばあまりのダメさ加減に
結局ブチ切れたくなった瞬間であった。

まったくもう〜…ホンッッットどうしようもねぇ野郎だよ、ロンドンの地下鉄は。
オリンピックまでにマトモな了見に改心するとはとても思えないんだけどなぁ〜?





by tohoiwanya | 2011-02-18 00:09 | 2010.11 欧州出張 | Comments(2)
2011年 02月 16日

ロンドンのヘボ地下鉄 -その1-

以前に「ロンドンでダメダメなもの3つなら、その一つは地下鉄の運行」って書いた。

ロンドンの地下鉄運行に関しては、20年前に訪れたときは全然問題だと思わなかった。
他の都市と同様、地下鉄は当たり前に動き、イ課長たちは当たり前にそれを利用した。

ところがだよ…

去年行った時はヒドかったねー、ロンドンの地下鉄。
「ロンドンの地下鉄は運行中断だの、駅の臨時閉鎖だの、いろいろあるぞ」と
事前に聞かされてはいたが、実際利用してみてつくづくヒドいと実感した(笑)。

一つにはオリンピックを控えてるっていうことが影響してるんだろう。
とにかくロンドン地下鉄網いたるところが工事中で、工事による駅の一時閉鎖だの
路線の部分運休なんていう変更が多いみたいだ。

しかしオリンピックがあろうがなかろうが、だ。
とにかくロンドンの地下鉄は施設の老朽化や不十分な保守管理といった根本的問題を
抱えてるって気がするんだよなー。まるでモグラたたきのように次々見つかるダメ部分を
次々と補修工事してると、そんな印象をうける。

まぁいい。とりあえず本日は皆様をロンドン地下鉄体験ツアーにご案内とまいりましょうか。
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地下に行くのにはこんな感じの長〜いエスカレーターに乗っていくことが多い。
エスカレーター横には大体映画とか舞台の広告なんかが並んでたね。
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ホームはこんな感じ。トンネルはすべて円筒形にクリ抜かれてて、車両もぜんぶ上部が
ラウンドシェイプ。だから通称「チューブ」。パリはメトロ、ロンドンはチューブと。

トンネルと地下鉄車体のサイズの差ってのがまた驚くほど少なくて、下の写真をみると
トンネルのサイズが、電車がギリギリ通れる直径だっていうのがわかるよね。
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問題はこの「上部が内側に曲がったドア」だ。これがイカン、実にイカン。
普通の人には問題なくても、イ課長のように身長の不自由なヒトには大変な苦労を強いる
とんでもないドアなんだコレが。

ロンドンの地下鉄ってけっこう混んでるから、最後に必死に乗り込んで、自分の背中で
プシュッとドアが閉まるなんてこともママある。まぁそんなことは日本でもママあるが。

しかし、ドアぎわに背のデカい人間が立つと、とんでもないことになる。
この曲がったドアが閉まるんだよ?当然、頭はそのドアより低い位置にする必要がある。
必然的に、長身者はドアの湾曲に合わせてずーーっと首をかしげてなきゃイカン。
次の駅に着くまでずーーーーーっとだ。何せ車内はすし詰めなんだから。

混んだ車両だから目の前にも乗客はいる。その乗客に、まるでキスを求めるように(笑)
首をかしげ、顔を寄せ続けていなければならないというこの運命。
背高ノッポだけが味わう、ロンドン地下鉄の隠された地獄と言っていい。

ドアぎわに乗ったノッポに不自然なヨガのごときポーズを強いるロンドン地下鉄。
長身者たちがロンドン市交通局に集団訴訟が起こさないのが不思議だ。
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ちなみに車内はこんな感じで、これはもちろん写真を撮れる程度に空いてた時に撮った。
混んでる時は押し合いヘシ合い、その上首ネジ曲げたりして、写真どころじゃないのだ。

ん?ある駅に停車したと思ったら地下鉄がいつまでたっても発車しないぞ。
5分…10分…発車しない。一体どうしたんだ?何かあったのか?

車内アナウンスがある…もちろんナニを言ってるのかイ課長にはよくわからない。
するとドウよ。乗客たちは何やら口々に唸りながら、続々と降りていくではないか。
イ課長、思わず隣にいたオバサンに「ホ、What?!」って聞いちゃったぜ。
しかしこのオバサン、苦笑いして力なく首をヨコに振ってみせるだけ…

「この電車ココで運行ヤメ。死んだ。みんな降りて」というわけだ(たぶん)。
ついさっきまで元気に走っていた地下鉄の“突然死”。実に悲惨な話ではある。
しかしもっと悲惨なのは乗客だよクヌヤロウ。
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列車から降ろされた乗客で狭いホームはあふれんばかり。この次に来た電車に乗るしか
ないわけだが、それがどんなに混んでいるか、考えただけでもウンザリだ。

乗客たちは口々にロンドン市交通局に対する呪いの言葉を叫び…と言いたいとこだが、
実はロンドンの紳士淑女、地下鉄のこんなヘボっぷりには慣れっこなんですねー。
辺りには従順なあきらめムードだけが漂っているのである。

…と、こんな調子で、まったくどうしようもねぇヘボなんだよ、ロンドン地下鉄はよゥ。
もうちょいと身を入れてマジメにキチンと走ったらドウなんだ?ばっきゃろう。
特にあのヒン曲がったドアだ。アレが長身者をいかに苦しめてるか、少しは考えろ。
東京の大江戸線だってもう少し長身者にやさしいぞ。ロンドン地下鉄のバカ!!

最初に書いたように、ロンドンの地下鉄はヘボであるって話は行く前から聞いてはいた。
現地の通訳さんも、翌日の地下鉄運行が大丈夫か調べてくれたりしたもんだ。
しかし東京の地下鉄に慣れたイ課長としては、実際に体験するまでは実感としては
わからなかったね、このダメさ加減。

上に書いた「地下鉄の突然死」に遭遇したのは金曜の夜のことで、前に書いた
バークレー・スクエアを見に行く途中のことだ。仕事が終わった夜だったからまだイイけど
こんな状況が朝だの昼だのにアチコチの路線で頻発してたらたまったもんじゃないぜ。
…でもまぁ、たぶん頻発してるんだろうなぁ、あの調子じゃ。

ロンドン地下鉄体験ツアー、いかがでしたか?
世界を代表する大都市の、地下鉄のダメさ加減をご堪能いただけましたでしょうか?
それではまた長〜いエスカレーターに乗って地上に戻りましょう。やれやれ。
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だがしかし、ロンドン地下鉄のダメっぷりはこれだけじゃ済まないのだ。
翌日、土曜日の半日観光のときもイ課長はロンドン地下鉄のおかげで迷惑を蒙った。
ロンドン地下鉄告発記事にはちゃんと「その2」があるのである(笑)。





by tohoiwanya | 2011-02-16 00:15 | 2010.11 欧州出張 | Comments(0)
2010年 12月 24日

十分に行く-その6- 「さらば十分」

十分って小さい街だし、見物であれば数時間もあれば十分(シャレではないぞ)。
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ただ、イ課長としては個人的にこの街がやけに気に入っちゃったから、暗くなるまで
滞在したかった(夜にあげる天燈というのはきっとキレイなはずなんだよ〜)。
しかしそうもいかない短期滞在観光客。午後には帰らないとな。

まぁ帰る前に何か食おうぜ、というわけで安食堂風の店に入る。
メニューは…ふーむ…いろんな麺がある。ワンタンメン(左から7コめ)は判読できるが、
せっかくならわからないものを食おう。一番安い陽春麺というのにしてみた。
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すぐに来た。ほほ〜…日本でいえば「かけそば」に近い感覚の、シンプルなラーメンと
言ったところか。器もレンゲもプラスチックというところが安っぽくて好きだ(笑)。
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汗をかいたせいで、しょっぱい陽春麺が美味しかった。
ずるずる食ってると食堂の外をまた平渓線がゴワーーッと通っていく。
何度も言うけど、ほんっと、のどかでイイ街だなぁ…ここは。
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何となくもうちょっとこの街にいたいから、線路の上をブラブラしたり、
駅のそばの吊り橋をわたったりして十分をウロつきまわる。
橋詰んトコにはこんな銅像があるよ。この辺は昔、炭鉱町として栄えたっていうからね
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さて、ノドが乾いたから何か飲もうかな。それともカキ氷でも食うか。
というわけで、このカキ氷屋さんでまた一休み。20元だから60円くらいか。
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「Milk?」って聞くからウンって答えたら、コンデンスミルクをかけてくれて、
プラス5元くらい値段がアップした。まぁそれでも安いもんだけどね。

全体的に感じるんだけど、この街はとにかく「台湾地元観光客向け」という性格が強くて
「ガイコク人観光客向け」の英語看板とか日本語表示みたいなものが少ない。
ひょっとするとそれが居心地いい理由なのかな?
カキ氷屋のオッサンもイ課長のことを「お、こいつ日本人観光客だな?」って
思った様子で、氷あずき食ってる間も何となくこっちを気にしてるのがおかしい。
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カキ氷食い終わって、言葉の通じない氷屋のオッサンとイ課長は無言のまま、
手をあげて別れの挨拶を交わした。さて、名残り惜しいがそろそろ帰るとするか。
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帰りは十分車站(車站って、駅のことね)から平渓線に乗って帰ろう。
行きに降りた大華駅にくらべると立派な駅で、ちゃんと有人駅なのである。

帰りの平渓線も地元台湾人観光客が多い。ここにも外国人らしいのはいないなー。
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瑞芳の駅に戻り、ここで台北までのキップを買う。
ところが指定席はもう満席でダメ。日曜ってこの路線は観光客で混むんだねー。
無慈悲に「無座」という文字が印刷されたキップを渡される(笑)。
しょうがない。乗ってる時間は1時間くらいないんだから、立ってくか。
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あー…だいぶレトロ、ちょっとスリルな気分を満喫させていただきました十分観光。
台北に戻るのが3時半、ホテルに着くのは4時頃かな。
ホテルに帰ったら缶ビールでも飲んで、たっぷり歩いた今日の疲れを
台湾足つぼマッサージに行って、癒してもらうとするかな。
(『十分に行く』シリーズ:おわり)




by tohoiwanya | 2010-12-24 00:12 | 2010.08 台湾旅行 | Comments(0)
2010年 12月 22日

十分に行く-その5-「十分老街」

街のメインストリートが線路というフシギなトコロ、十分老街。
この街に来ると誰もが線路の上で写真を撮らずにいられないようだ(笑)。
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商店街の真ん中が線路という構造がとにかく珍しいから、ちょっと非現実的で、
映画のセットん中にいるような気分になる。はしゃぎたくもなるだろうな。

ここまで来た以上、十分老街を実際に列車が走るところも見ておきたいよね。
土産物屋を眺めたり、写真を撮ったりしてウロウロしてると、やがて列車が来た。
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別に「列車が通るよーーー!」とサイレンとかベルで警告してくれるわけではない。
列車が近づくと何とな〜くいつの間にかみんなが線路からいなくなるというナチュラルさ(笑)。
「列車来たる」ってんでイ課長と同じようにカメラを構えてるヒトも多かった。
それでもみなさんお行儀よく線路内からは待避してる…当たり前だが(笑)。
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ディーゼル列車が商店街の軒先を通過していく。
瀑布までの線路歩きといい、十分老街といい、平渓線ってテツドウとニンゲンとの間の
垣根が極めて低い…つうか、事実上垣根はない。そこが素晴らしい。
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まぁ列車の方もそんなに猛スピードで接近するわけじゃないし、観光客ガワも運転手ガワも
お互いによくわかってるから、ちょっとスリルはあるけど、危険という感じは全然ない。
十分老街の線路で過去に人身事故があったとは思えない。そのくらいのどかな光景。
何事もなく列車は商店街を通過し、何事もなく人々はまた線路内に入る。
台湾の田舎町の、ユルくてのどかな感じ。イ課長は大好きだぜ。


十分老街でもう一つ有名なのは天燈だ。
願い事を書いて、熱気球の原理で空に飛ばすっていうヤツで、一種の「空中灯篭」か。
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願い事の種類によって天燈には色の違いがあるらしい。
上の写真を見ると100元みたいだから、約300円。ただ、台湾の物価感覚でいうと
700〜800円くらいの感じじゃないかなぁ。
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こうやって、天燈を注文してまず自分の願い事を書くわけだ。
けっこう大きいし、4面あるし、これ全部にギッシリ願い事を書くのはヒト仕事だろう。
一人じゃ大変なはずで、何人かで一つの天燈を飛ばすヒトたちが多かったね。

願い事を書き終わると、線路に出ていよいよ飛ばす。
燃料は油紙らしくて、店のおばさんがそれに火をつけるとすぐふくらんでくる。
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大体ふくらんだところで、必ず記念写真タイムがあるようだ(笑)。
はいこっち向いてーーーー。
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そしていよいよ手を離すと天燈は空に昇っていく。けっこうな上昇速度だよ。
天燈は十分老街の“主要産業”だから、天燈屋サンは線路に面していくらでもある。
中には爆竹を鳴らしながらハデに昇天していくなんていうのもあって、
そういうハイグレード天燈は当然のことながら、お値段も張るんだろうきっと。

あーーー…ホントのどかで、のんびりして、イイとこだぁ十分老街。
なんだか日本に帰りたくなくなってきたんですけど…(笑)
(その6につづく)

 


by tohoiwanya | 2010-12-22 00:39 | 2010.08 台湾旅行 | Comments(0)
2010年 12月 20日

十分に行く-その4-「十分瀑布から十分老街へ」

十分瀑布から十分の駅までは、これも歩いて25分程度だったかな。大した距離じゃない。
相変わらず観光客たちが我が物顔に線路の上をソゾロ歩く。
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確かに、線路に出入り口がある十分瀑布から歩こうとすれば、これが一番自然な姿なのだが(笑)。
ただ、この辺はさっきと違って、一応は歩道らしきモノが線路わきに敷かれているから
線路を歩くという罪悪感?はやや希薄になるね。
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途中にはこんな具合に、鉄道用の鉄橋と人間用の吊り橋が併設されてる場所もある。
こういう場合、「せっかくニンゲン用の吊り橋があるならそっち渡ろうか」と思うのが
ニンゲンみたいで、観光客は例外なく吊り橋の方を渡る。もちろんイ課長も(笑)。
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お!空を見ると天燈が浮かんでるじゃん!
天燈の街としても有名な十分で上げられた天燈がこっちの方にも漂ってくるってことは、
十分の街はもうすぐみたいだ。わくわく。

いよいよ十分の街に入ってきた。ほら、建物がある…ある…が…。
建物というより、廃墟と表現したくなるようなたたずまいだがね(笑)。
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さすが田舎町。街はずれの方はさびれとるのゥ。
廃墟と表現するどころか、下の写真のように完全な廃墟もけっこうある。
ちなみに、下の写真の左端に写ってる青シャツ白スカートの女は別に心霊写真ではなく、
単なる観光客である(笑)。
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だがもうすぐ十分の“メインストリート”が見えるはずだ。
そこがいかに変わってて、かつ魅力的なトコであるか、イ課長は大体わかってる。
うう…それを早くこの目で見たい。自然と足が早まる。
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見えたーーーー!十分の町!
こういう古い街並のことを台湾では「老街」と言うようで、つまり十分老街だ。
ココに来たかったんだよイ課長はーーーー!!

十分老街は天燈でも有名だし、近くには石炭鉱山博物館みたなものもあるらしいし、
食い物屋、土産物屋もいっぱいある。
しかし十分老街の決定的な魅力の源泉はこの「街のメインストリートが線路である」という
あり得べからざるスバラしい構造にある。
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こういう構造がどういう風に生まれたのか、実に興味がある。
イ課長の推測では、まず先に石炭運搬用に線路や駅が作られ、その後にだんだんと
商店が増えてこうなった…んじゃないかという気がするんだけど、線路以外にも
道路がないわけじゃないのに、なぜ敢えて線路に面して店を作ったのかはナゾだ。
十分瀑布の入口もそうだけど、台湾の人は線路に向けて建物を作るのが好きなのか?
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この街は以前テレビでちょっと見た時から、一度ぜひ行ってみたいと思ってた。
タイにある、ナントカっていう線路上市場ほどのスサマジさではないにしても
この「線路に出来た商店街」は絶対見たかったんだよ。いや嬉しいなーー。
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イ課長、けっこうカンゲキしてしまった。
次回、この十分老街の魅力をタップリとご紹介しようではないか。
(その5につづく)

 


by tohoiwanya | 2010-12-20 00:07 | 2010.08 台湾旅行 | Comments(0)
2010年 12月 17日

十分に行く-その3- 「十分瀑布」

十分瀑布は十分観光における重要な見どころの一つだ。
別名「台湾のナイアガラ」とも言われてるらしいが…
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……あのこれは…ちょいとその…水量がショボくないデスか?
これでナイアガラはちょっと…キップの写真と比べてもやけにショボい。
夏で、水位の低い時期だったんだろうな、きっと。
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水量的にはいささか迫力に欠けるが、滝としての規模はなかなかのものだし、
水も澄んでてキレイ。水量の多い時期であれば大瀑布として威容を見せてくれるんだろう。

この時まだ午前中だったけど、線路歩きの後でもあり、イ課長はもう汗びっしょり。
日陰に入って冷たいものでも飲みたいけど、あんまり日陰がないんだ、ココは。
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その代わり、何だかよくわからない人形が置いてある。
これは一体何なのか?だが、暑くて深く考える気にもなれない(笑)。
ここは滝以外には特に見るべきものもなさそうだなーー。

しばらく休んで、十分駅に向けて歩くことにした。
滝だけ見て帰るわけにはいかん。つうか、滝は言うなれば行きがけの駄賃であって、
ここに来た目的は十分の街を見ることなんだから。
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十分瀑布の入口はこんな風に、完全に「線路からお入り下さい」状態で建てられてて、
その前は踏み切りにすらなっていない。うーむ…このキチンとしてなさが好きだ。
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おお、さっきのビビりトンネルの前じゃワカモノたちが記念写真なんか撮っとるよ。
いいのかー?そろそろ列車が来る時間じゃないのかーー?
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なんて言ってたら、ホントに来た(笑)。
見てなかったけど、さっきのワカモノたちはキャアキャア言いながら逃げたんだろう。
平渓線が十分瀑布入口の真ん前を、轟音と共に走っていく。
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「うわーみんな線路ギワを歩いてるよ~」てなこと言ってそうな乗客の顔まで
はっきりわかるこの近さ。のどかでええのう。
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轟音を残し、どうってことなく列車は通過していった。
観光客の群れの中を走るなんていうのは運転手も慣れっこになってるんだろう。
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そして、列車が通過するとたちまち、今度は観光客が線路上にワラワラ…(笑)。
人間の方も“観光遊歩道”を列車が通過するなんてのは慣れっこのようだ。

さて、イ課長もこの観光客に混じって、また汗ダクになって十分駅に向かうとするか。
(その4につづく)




by tohoiwanya | 2010-12-17 15:46 | 2010.08 台湾旅行 | Comments(0)