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2019年 04月 03日

しまなみ海道サイクリング④【生還する還暦夫婦】

「さて引き返すか」となった時点で、すでにイ課長の心は「フタタビあの橋を
渡らなければならない」という恐怖で黒く塗りこめられていた。因島大橋を再び渡る
コワさに比べれば、そこに至るクネクネ登り坂なんて試練でもナンでもない。

コワいもんだから、イ課長が一目散に橋を渡ってしまうのは往路でわかっていた。
そこで、復路はカメラをトホ妻に渡し、イ課長だけ逃げるように先に渡ることにした。
トホ妻は写真を撮りつつ、ゆっくり来るんだって。下の写真は、橋を渡る直前、
恐怖で顔がこわばったイ課長をトホ妻が撮ったものである。
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二度目なら慣れただろうって?とんでもない。
あんな高くてコワい橋、どうしてみんな平気で渡れるのか、そっちの方が不思議だ。
足は疲れ切ってたはずだが、恐怖によるアドレナリンの緊急追加分泌があったようで、
脇目もふらずにコギ抜けた。

後からのんびり来たトホ妻が橋の途中で撮った写真もご覧にいれよう。
もっとも、実際には柵や金網があって、景色は撮りづらいんだが。
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うう・・うう、橋脚ンとこの水面なんか撮ってやがる。
よくこんなところで立ち止まって下を見られるなー。イ課長には絶対ムリ。
トホ妻には神経がねぇのか?
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ちなみに、トホ妻の話によると、大型車なんかが通るたびに橋は相当ゆれるらしい。
イ課長は全速力でコイでたから揺れを感じるどころじゃなかったが、確かに橋って
けっこう揺れるんだよね。ただでさえ高くてコワいのに、それが揺れるなんて・・
そんな場所でのんびり写真撮ってるトホ妻には、やはり神経がないに違いない。

とにかく、これで帰路最大の試練は通り抜けた。
因島大橋とお別れだ。二度と自転車で渡ることはあるまい・・つうか渡りたくない(笑)。
午前中にここを通った時とは太陽の向きもだいぶ変わったのう。
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あとは気楽に海沿いの道をコグだけだったんだけど、この頃から足より尻が限界。
会社に着ていく冬用のウールのズボンで、もちろん尻パッドなんて皆無。尻が痛いイタイ。
最後の方はケツの痛みに耐えながらコグのに必死で、写真を撮る余裕もあまりなかった。

はぁ~~・・ようやく戻ってきました。向島の渡船乗り場。
ここから尾道駅前まで船に乗り、朝借りた場所に自転車を戻し、保証料として払った
1,000円×2人分を返してもらって、還暦夫婦のしまなみ海道サイクリングはどうにか
無事終わったのでありました。
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しまなみ海道サイクリングは総じて素晴らしい経験だった。
前にも書いたように車少ない、信号ない、眺めは最高という海沿いの道を自転車だけで
本州から四国まで行けるんだからね。もちろん、途中の島で一泊して、のんびり
行くことだって可能なのである。

ロードレースの専門家が寄り道せず、時速20km平均で走ったと仮定したら、尾道~今治間
約80km強を4時間くらいで走破しちゃうはずだ。イ課長たちは同じ時間で因島までしか
行けなかったけどね。まぁ途中で灯台とかに寄り道もしたからなぁ・・。

しかし我々には・・つうか、イ課長には二度とできない。それは保証する。
年齢とか体力の問題より、あんな高くてコワい橋、もう渡れないって。勘弁しちくり。

 


by tohoiwanya | 2019-04-03 00:12 | 国内出張・旅行 | Comments(2)
2019年 03月 29日

しまなみ海道サイクリング②【恐怖の橋渡り】

まず下の画像を見てほしい(しまなみ海道観光マップサイトの掲載画像)。

高~いところにある長大橋を自転車で渡るには、まず橋の高さまで登らねばならない。
もちろんエレベーターなんてない。向島では下右の地図のように、橋の下を通過し、
さらに海沿いを延々走り、やっと着いた出入口からクネクネ坂道を登ることになる。
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このクネクネ坂を登らないと橋に辿り着けない。橋を渡らないと因島には行けない。
ここまで来たらヤルしかない。おお、あれが出入口か。低速ギアなら何とか登れるよな。
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うはー。平均3%の勾配が1.1km・・勾配はそれほどでもないが、距離は長い。
だがヤルしかない。覚悟を決めて走り出したわけだが、このあと待ってる恐怖に比べれば、
長い登り坂などイ課長にとって小さな問題だったのだ。
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登坂中の写真はほとんどないけど、これは坂をのぼるトホ妻の勇姿。近所のスーパーに
買い物に行く主婦のような恰好で登ってる。橋はまだだいぶ先だ。
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橋をくぐるトコまで来た。本格派サイクリストにとっちゃ「ちょっとした登り」だろうけど
還暦夫婦はもう必死ですよ。
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はぁー・・はぁー・・やっと橋の高さまで来た。
この接続橋みたいなのを渡れば、因島大橋の自転車・歩行者専用路に入れる。
だが、ここでイ課長はしまなみ海道最大の試練に直面することになる。
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ご存知の方もいるだろうけど、イ課長は高い所が基本的に苦手。
特に「橋」とか「手すりの低いテラス」とかが怖い。ブダペストのくさり橋ですら
コワかったお兄いさんなのだ。だが因島大橋の高さはくさり橋の比ではない。

ただ今回は徒歩じゃない。自転車だ。それなら問題ないだろうと思っていた。
(実際、どんなに高所の橋でも、車やバスで通る分には全然怖くない)
しかしいざ走り始めようとして橋の端っこに来て「あ、これはダメかも」と感じた。
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ガイドブック等には「巨大橋を自転車でわたるのは格別の爽快感である」みたいなことが
書かれてる。実際、多くのサイクリストは「格別の爽快感」を味わうんだろうけど、
イ課長には「格別の恐怖感」以外のナニモノでもない。だが渡るしかない・・。

渡っている間の写真は一枚もない。
とにかく左右も下も見ず、出口だけを見ながら、一秒でも早く橋を渡り終えたくて必死。
イ課長同様に高所恐怖(あるいは落下恐怖・崩落恐怖と言った方がいいか)傾向の強い方は、
しまなみ海道サイクリングには慎重になった方がいいかも。そういう人ってなぜか女性より
男性に多いみたいなんだよね。

2~3分程度で渡り終えたんだと思うけど、時間なんてよくわからない。
イ課長には永遠とも思えるようなオソロしい体験だったんだから。ようやく向こう側に
到着して振り返ったら、後からのんびり来るトホ妻が点のように見えた。
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「コワかったんでしょー」「せっかくなのに1枚も写真撮らないなんて・・」と
トホ妻からはバカにされたけど、そんなことはドウでも良かった。この時、イ課長の
頭の中をグルグル回っていたのは「帰りにまたこの橋を渡るのかよ・・」という
恐怖だけだったのである(笑)。

 


by tohoiwanya | 2019-03-29 00:15 | 国内出張・旅行 | Comments(2)
2013年 04月 21日

ドゥオモの屋根にのぼってみよう

さて、ドゥオモ様の屋根だ。登ってくれようじゃねぇか。

まぁね、イ課長だってバカではない(バカだけど)。自分に高所恐怖症のケがあることはよーく知ってるし、
それがどういう条件で発症しやすいかも経験上わかっている。一番コワいのは、手すりが低くて通路も狭い
塔の上とかなんだよね。身を乗り出しただけで落ちそうな恐怖がある。イ課長は背が大きいから
他の人より手すりが相対的に低くなるわけで、よけい落ちそうな気がしてコワい。

しかしドゥオモの場合、登る先は塔じゃない。屋根だ。屋根っつうからには、かなり広いんだろ?
広々した屋根の上なら、キワじゃなく真ん中辺を歩いてりゃ大丈夫じゃん・・・・・と思ってたわけヨ。

ドゥオモ様、内部の見学は無料だが、屋根に登るにはカネをとられる。
いま調べたらエレベーターが10ユーロ、階段が5ユーロっていう記事を見た。イ課長の時もそのくらいだったはず。
もちろん、イ課長は階段を選ぶ。エレベーター代に1000円も払えっかい!今のレートなら1300円だぜ?
「バカ」「高所恐怖症」等々、様々な欠陥を持つイ課長だが、幸い足腰は丈夫なのだ。階段に決まってんだろ。
階段用チケットを買い、テクテクと上り始めた。
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このブログに書いただけでも、プラハの聖ヴィータ大聖堂の塔や、パリ郊外シャルトル大聖堂の塔、もっと昔は
コルドバのメスキータの塔とか、あちこちの塔をこの2本足だけで征服してきたお兄ぃさんだ。
屋根なら、塔より低いことになるわけだし、どれほどのことがあろうか。

はい着きましたー。ドゥオモ様の屋根でーーす。ふっ、楽勝だね。
いやしかしスゴいね。ツンツンと尖ったピナクルが林立するこの光景こそ、ミラノ大聖堂ならではだ。
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ご覧になるとわかるように、全てのピナクルのテッペンには聖人が立っている。
あんな高い、しかもあんな細い柱の上にジッと立つなんてことはイ課長には到底不可能だが、
イタリアの聖人たるもの、高所恐怖なんて感じないとみえる(笑)。
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イ課長としては、ピナクルももちろんだけど、この華麗な装飾を施されたフライング・バットレスが
どこまでも続いているあたりにちょいと興奮する。うーむ、真横から見るとこんな風なのか。
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屋根の上にはこんな感じで“歩行者用通路”みたいなものが作られている。
この聖堂を建築した時、当時の石工たちもここを通ったのかと思うと、感慨深いものがあるねぇ。
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なかなか気分爽快だ。高所恐怖症も感じないし、たっぷりミラノの眺望を楽しもうではないか。
あの辺の高層ビルがあるあたりが、ミラノの新市街なのかな?
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通路をずっと歩いて行くと、本当に教会の屋根の上に出る。予想通り、けっこう広い。
ふーむ、さっき下から見上げたあの高いアーチ型の天井が、今や足の下にあるわけか・・・・・
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・・・・このあたりから急激にイ課長は怖くなりだした(笑)。高所恐怖症が発症したのだ。
なぜここで急になったかって?だってさ、この石造りの屋根、揺れるんだよ。

あ、キミはいま笑ったね?人が歩いたくらいで天井が揺れるわけがない、そんなのは
高所恐怖にとりつかれたイ課長の幻想だと思ったね?違うんだって!ホントに(たぶん)揺れるの!!

すごく高い建築物の上にいて、それが揺れるという恐怖。
ちょっとブダペストのくさり橋の時のような感じになってきたぞ。

あ・・・ダメ。もうダメ、怖い。たちまちイ課長の手の平は恐怖による発汗作用でジトーッと湿り気を帯びる。
なんでみんな平気なのだ?屋根が(たぶん)揺れてんだぜ?昨日までは大丈夫だったかもしれないけど、
今日がまさにミラノ大聖堂の屋根が崩落して、観光客が何十人も死ぬ、その日かもしれないのだぞ?

一応、必死にヤセ我慢して大聖堂前の広場の写真を撮る。
しかしもうダメ。すでにイ課長の恐怖心は「早く地上に降りろ」と命じている。も、も、戻ろうか・・・。
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帰り際に、なおも頑張って写真を撮る。
とにかく、フライング・バットレスの華麗な装飾と、林立する尖塔がもたらす視覚上の効果は大したもんだ。
大したもんだけど、と、とにかく降りよう、もう降りよう、早く降りよう。
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長い階段を降りる足の疲れなんて、まったく感じない。つうか、コッチはそれどころじゃないの。
とにかく、いつ崩れるかわからない、この揺れる屋根から早く地上に降りたいという、その一心。
みなさん、高所恐怖症を抱える者の切実な恐怖というものが少しはおわかりになりましたか?(笑)

ようやく地上に降りてきた。はぁはぁはぁ。
いやいや。ドゥオモの屋根の上、非常に良かったです。ミラノの眺望も、屋根から見るゴシック建築の意匠も
十分堪能させていただきました。でも、イ課長はもうあんな揺れる屋根に登りたくはありません。
ホントに揺れてたんだってば!ウソじゃないの!誰かイ課長を信じろ!


  

by tohoiwanya | 2013-04-21 00:10 | 2012.03 欧州出張 | Comments(8)
2012年 04月 11日

くさり橋を渡ってみたら…

過去に何度か触れたことがあるけど、イ課長にはマイルドな高所恐怖傾向がある。

高いところは例外なくオッカナいっていうならわかりやすいんだけど、
高所恐怖が発症するのは(細かくは省略するが)多少条件があって、同じような高さでも
平気な場合もあれば、怖くて手のひら汗ジットリになる場合もある。ケースバイケースなのだ。

このブログの記事でいえば、プラハの聖ヴィータ大聖堂の塔は「わりと平気だった」例で、
シャルトル大聖堂の塔は「オッカナかった」例だ。条件つき「まだら高所恐怖症」とでもいうか…。

まぁ高所恐怖っつうても、上に書いたように「手のひら汗ジットリ」にはなっても
足がすくんで動けなくなるようなことはない。だから、「高いところが得意ではない」と
自覚があるくせに、高いところに嬉々として登りたがる。これが最大の問題なのだが(笑)。

国内外の観光地で行く「高いところ」といえば、教会や市庁舎の塔なんかが代表的だけど、
意外なところでは橋っていうのもなかなかコワい建築物なんだよ。
大きい川にかかる橋って、下を船が通行できるようにかなり高い位置に架橋されてて
橋の上から下の川の水面を見ると相当高かったりする。これがけっこうコワい。

N.Y.のブルックリン橋を歩いて渡ったときはけっこう怖かったよなぁ…。
日本の明石海峡大橋の展望施設も高くて、下の水面見るとオッカナかった。
しかも橋って、けっこう揺れるのがわかるからなお怖い。

さて、ここまで説明すれば、今日のくさり橋に関する記事がどんな内容なのか、
大体おわかりいただけると思うが…(笑)。

ブダペストのブダ地区でマーチャーシュ聖堂なんかを見学したイ課長とトホ妻、
帰りのバスを乗り間違えたために、徒歩でうーーーーんと遠回りして
やっとドナウ川をのぞむところまで戻ってきた。
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まぁせっかくだ。
ブダペストといえば必ず挙がる有名観光&撮影スポット・セーチェーニ鎖橋。
行きはバスの中から見ただけだけど、帰路はじっくり徒歩で渡ってみようではないか。

最初は何てことなくスタスタと歩いて渡り始めた。
昔の橋だし、ドナウ川の水面からの高さったって明石海峡大橋なんかとは段違いに低い。
渡り始めた当初はここでオッカナい思いをするなんてこれっぱかしも思わなかった。
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このくさり橋、かなり古い。開通は1849年なんだと。軽く160年以上前だ。
近くから見ると、橋の鉄骨部分が錆びてる箇所もけっこうあるし、スゴいところでは
サビて穴があいたりしてるところもある。その穴から下の水面がチラッと見えたりして…

ここでイッキにコワくなった。恐怖心が湧いてきた。
う…しかしまだ橋のせいぜい1/4くらいしか渡っておらん。引き返すわけにもいなかいし、
とにかく渡りきってしまうしかない。

景色もロクに眺めず、写真も撮らずにスタスタと早足で歩くイ課長にトホ妻が声をかける。
「どしたのよ?、写真撮ろうよ」
「いや…この橋、けっこうオッカナいから、早く渡っちゃおう…」
「オッカナい?コワい?この橋が?!あっはははは!おもしれーー!オッカナイの?!」

亭主をアザ笑うとき、世界中の妻が例外なくそうなるように、この時のトホ妻もまた
極めて残忍な女になった(笑)。

「ほら、ねぇ、キレイだよ、あっちの景色見てみなよ、見なってばホラ!」
「い、いいから早く…」
「おもしれーー!はははは!ほらほら、ここに立ちなよ、写真撮ってあげるからさ」
「うるせぇ、早くオレを渡らせろテメー」
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今になってみると、あの時なんであんなにコワかったのか自分でもよくわからんのだが
要するにまぁ「もし今この橋が崩壊したら…」という妄想に襲われたんだよね。
鉄骨がサビて穴があいてるところから下が見えたのがマズかったんだよ、たぶん。
くさり橋をご存知の人にすれば「アソコで高所恐怖?うそ~」とチャンチャラ大笑いなのは
間違いないだろう。イ課長だってまさかあそこで高所恐怖を感じるとは思わなかったさ。
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…というわけで、くさり橋の上から撮った写真の数は非常に少ない。
上の写真が唯一、橋の上からの景色を撮った写真で、下の写真は3/4くらい渡り終わって
少しホッとしてブダ王宮を振り返って撮ったもの。あとは地面の上から撮った写真ばっか。
上記のような事情があったことをお汲みとりいただきたいのである。
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しかしまぁ、くさり橋を渡るというだけのコトで、こうやってブログの記事が一つ
書けちゃったわけだから、高所恐怖も悪いことばかりではないのかも(笑)。




by tohoiwanya | 2012-04-11 00:18 | 2011.06 ウィーン旅行 | Comments(6)
2009年 08月 28日

シャルトル大聖堂 -その3-

さて。
シャルトル大聖堂見学“午後の部”のメインは「塔のぼり」なのである。

ゴシック教会というと高い塔が付き物だけど、その塔を観光客に解放している例も多い。
パリもアミアンもそうだったし、このシャルトルもそう。
シャルトルの場合、不ぞろいな2本の塔のうち、向かって左、高い方に登れる。これね。
アミアンでも登りたかったんだけど、塔のオープン時間に合わなかったのだ。
シャルトルでは登ってやろうじゃないのよ。
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ただし、登るためには金を取られる(笑)。5ユーロくらいだったか…安くない金額だった。
せっかく教会は入場料ナシなのに塔だけ有料って、どういう了見だ?
プラハの聖ヴィータ聖堂なんて教会も塔もタダだったのに。セコいぞ!フランス人!

…まぁいい。金を払って登ってみる。
教会の塔っつうと、おなじみの永遠に続くラセン階段登りだ。プラハでも登ったっけなぁ…。
これ登ると、足腰が疲れることよりも、とにかく目がまわりそうになっちゃうんだよね。
フと上を見る。これから自分が登る階段の裏が続いてるよ。ちぇっ。
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途中の小窓から外を見る。おお、もうフライング・バットレスより高いぞ。
しかし、これでもまだ半分くらいしか来てなくて、最終的にはこのロクショウ色の
屋根を上から見下ろすくらいまで登らなきゃいけないのだ。けっこう大変なのだ。
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なおも登り続けること数分。やった。ついに登頂に成功したぜ。ぜいぜいぜい…。
いやー…さすがにいい眺めだ…と言いたいところなのだ…が。

実はこの時、イ課長はけっこうコワかった(笑)。
だってあんまり手すり…というのか柵というのか、とにかくそれが高くないんだもん。
柵から身を乗り出すとそのまま落ちそうでとにかくオッカナイのだ。
自分の頭の上までフェンスがあるような、たとえばエンパイア・ステートビルの屋上なら
全然コワくないんだけど、シャルトル大聖堂はコワかった。

昔、ローテンブルクの市庁舎の塔に登ったときも柵がすごく低くて、ちょっとでも
身を乗り出すと落ちそうでおっかなくてしょうがなかったことを思い出すよ。
小柄な人にはムネくらいまである柵もイ課長にとってはコシくらいの高さ。
オジギしたらそのまま落ちそうだ…というオッカナサがあるんだよね。
え?イ課長は高所恐怖症だ?うるせえな!

写真を撮ろうとすると「うっかりカメラを落っことす恐怖」で手が汗ばむ(笑)。
ううう…こええ。こええけど、せっかく登ったんだからがんばって写真を撮ろう。
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この高さからだと、おなじみガーゴイルどもの背中がよく見える。
こうやって背筋?にそって水を通すミゾが掘って口につながってるんだな。
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おお、あっちにはシャルトルの駅が見える。シャルトルってこうして見ると
ほんとに田舎町なんだなぁ。
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このアングルから屋根を撮ると「真上から見たら十字架」っていう建物の構造が
非常によくわかる。いまイ課長がいるところがちょうど十字架の足の部分ってことだ。
さっきは目の高さだったロクショウ色の屋根を今や見下ろしてるわけだ。
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さて、そろそろパリに帰る電車の時間を意識しなきゃいけなくなってきたし、
地上に戻って、シャルトル大聖堂に別れを告げるとするか。


…え?イ課長は高所恐怖症だから、とにかく下に降りたかったんだろうって?
ちちちち違わいッ!!


 


by tohoiwanya | 2009-08-28 05:07 | 2009.05 パリ旅行 | Comments(0)